「スパイナーR1」とかいうウルトラシリーズのヤバい兵器を凝縮した名称
とうとう最終回前後編に突入した『ウルトラマンオーブ』。今回はその前編。
地底怪獣3体の突然の出現とその死をきっかけに、さらに頻発する怪獣や宇宙人の異常行動。その一方で、ナオミは悪夢にうなされ、ジェッタとシンは「太平風土記」のことを詳しく知る岸根教授のもとを訪ねているのでした。
地底怪獣登場シーンでは、デマーガ・テレスドン・ゴメスがチョイス。デマーガ登場するのは次回予告からも予測できていましたが、こうして登場されると「『X』の登場怪獣も歴代怪獣の仲間入りをしたのか…」と感慨深くなります
ナオミが「この世の終わりみたいな寝ぐせ」をつけて起きるシーンでは、セミの鳴き声が。この後のシーンで12月というのに異常高温に見舞われているということが分かるのですが、初めて観たときは「スタッフのミスか何かかな?」と混乱してしまいました。
ビートル隊では、ジャグラーの言ったことをもとに菅沼長官らがこの異常事態に対する対応を審議。最初はジャグラーに対して半信半疑だった菅沼長官たちでしたが、ジャグラーの言う通りのことが相次いで発生したため、新型ミサイル「スパイナーR1」の発射を決定します。
佐野さん演じる菅沼長官が、このシーンで初登場。予告編段階では「あれっ、これ本当に佐野さんか?」と思いましたが、今回聞きなれた声と姿を観てやっぱり佐野さんだなぁと感じました。ちなみにここで登場する隊員らの名前は、前回登場した隊員1名を除きすべて『オーブ』に携わった監督たちの名字が当てられています。
ビートル隊の新型ミサイル:スパイナーR1。ネーミングの由来は、『帰ってきたウルトラマン』等で登場したミサイル兵器の名称:「スパイナー」と、『ウルトラセブン』に登場した「超兵器R1号」を合体させたものでしょう。つまり、これがのちのち悪いことを引き起こす危険な兵器だということを、ネーミングで暗示しているわけですね。
ジェッタとシンが「太平風土記」を託される中、避難が続く都内では異常現象が相次いで発生。ガイはジャグラーに面会するも最低限のことしか聞き出せず、結果スパイナーR1の影響でマガタノオロチの出現を許してしまいます。
生前SSPのサイトを見ており、「来るべき時」が来た際は太平風土記をSSPに託すよう言い遺していた岸根教授。なぜ一介の個人ブログのようなサイトが岸根教授にここまでの信頼を得たのかは疑問ですが、SSPが信頼されていることが分かるシーンは何となく感慨深くなります
一徹のコネかどうかはわかりませんが、なぜかジャグラーに面会を許され指令本部にまで当然のごとく入るガイとナオミ。ガイとジャグラーの面会シーンでの青柳さんのセリフの言い回しが、個人的にはとても好きですね。
スパイナーR1のエネルギーを吸収し、とうとう出現したマガタノオロチ。あれだけ「地球の地脈が~」と言われていたので、てっきり地中から出てくるのかと思ったら、空から降ってくるんかーい!
マガタノオロチのビル捕食シーンは、ミニチュア特撮としてはかなり緻密な出来に。きっと、田口監督がこだわりまくって作ったんやろなぁ…。
ガイはオーブになって戦うも、サンダーブレスターもオーブオリジンも全く歯が立たず。何とかギリギリまで踏ん張りますが、最後は光線の前に力尽きて消失してしまいます。
マガタノオロチの脅威の前に、地球は本当に滅びてしまうのか?ヤツを倒す突破口とは何か!?
次回はとうとう『ウルトラマンオーブ』テレビ本編最終回!公式曰く「感動のフィナーレ」を絶対に見逃すな!
◎今日の特ソン◎
オリジナルの子門正人版とは違い、こちらは高野二郎さんが歌うリブート版。
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