ここ最近頻発する、ハイパーゼットンデスサイスの出現騒ぎ。それにはいつも、“青いリボンの少女”が関係しているという。その少女を突き止めたガイとSSPは彼女のもとへと向かうが、またもハイパーゼットンデスサイスが現れて…。
あっという間に岩木家の茶飲み友達になるガイ。すぐ人と仲良くなれるのは、やっぱり風来坊だからかな?
実はマーヤのことはすでにビートル隊もマークしていた。諸事情により岩木家で暮らすことになったマーヤ。彼女は本当に、単なるハイパーゼットンデスサイスを操る悪の宇宙人なのだろうか…?
マーヤの過去と存在が今回のお話になっているからか、ガイたちがあまり登場せず岩木家とマーヤのみのパートも多数存在。路上で途方に暮れていた少女をいきなり引き取るなんて、ちょっと岩木夫婦心広すぎやろ…(褒めてる)
岩木夫婦とマーヤの出会い、そしてそこから展開される過去の思い出。この描写が、ハイパーゼットンデスサイスを操るときのマーヤの変貌をより際立たせてくれます。
実は記憶喪失で名前以外ほとんど自分自身のことを覚えていないマーヤ。これが後々の展開につながります。
以前の戦闘データをもとに「ガイは少女に弱い」というデータを導き出していたマドック。ウルトラ戦士が少女に弱いのは『セブン』以来の伝統だからね、仕方ないね。
どうやらマドックのスペアはマーヤのブレスレットに憑依していたらしく、マーヤ自身はそれに操られていただけらしい。じゃあ、マーヤって本来は誰なんだ…?
ガイはいきなりオーブオリジンになるも、強化されたハイパーゼットンデスサイスの前に大苦戦。しかしマーヤの覚悟、そして彼女の決死のブレスレット破壊によりハイパーゼットンデスサイスは力を失い、最後はサンダーブレスターのゼットシウム光線の前に爆散するのでした。
ブレスレットを破壊すると、その影響により記憶を失うらしいマーヤ。この代償は、ブレスレットを取り付けられる前に記憶があるからこそ成立する代償ですが、マーヤにはやっぱり前述のようにほとんど記憶がないらしい。ますますマーヤの出自が気になるなぁ。
マドックへの怒りを体現するかのように、サンダーブレスターにフュージョンアップするオーブ。オーブオリジンから通常のフュージョンに、いわばフュージョンアップならぬフュージョンダウンしたのは今回が初ですが、これはこれでアリですね。
ほとんど記憶を失うも、再び岩木家に引き取られるマーヤ。旅に出ようとするマーヤに対して同じ“風来坊”として、ガイはあることを彼女に説いて送り出すのでした。
帰ってくる場所がある、それゆえに旅ができるの―。ガイの今の「帰ってくる場所」は、やはりSSPなのでしょうか。
次回の敵はノーバ。「カフェ・ブラックスター」といういかにも『レオ』を意識したカフェが舞台となる上に、ゲスト出演者はあの黒星ならぬ赤星昇一郎さんだ!!
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、1972年放送の『人造人間キカイダー』挿入歌「どこへ行くのか」です。
劇中ではほとんど使用されず、次作『キカイダー01』のレコードアルバムに収録された挿入歌。
やっぱり人外ヒーローは本質的に孤独な感情を持つものなのか―?
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