お前そこに乗れるのかよ!
単純な先輩ヒーロー登場回ではなく、まさにサプライズの連続と言った感じのスピーディーな展開が印象的な回でしたね。
愛娘が謎の怪獣に襲われ、部屋の扉を開けた瞬間にストーンフリューゲルと遭遇する―。副隊長がそんな意味深なビジョンを見るところから、物語は始まります。
橘一家は副隊長を除きカナダに移住したらしい。あれっ、じゃあ第16話のドキュメンタリーはどこで観たんだろう?
愛娘とのチャットの後には、コーヒーサーバーでコーヒーを飲むシーンが。そういやナイトレイダーの基地にもコーヒーサーバーが常設されてたよなぁ…(最終回で破壊されてるから同一のモノじゃないだろうけど)。
あくる朝。大地が宇宙から謎の電波を受信したのと同時期に、謎の怪獣の出現情報が。副隊長を先頭にXioが出動すると、そこには奇妙な生物がウジャウジャいるのでした。
どうやらエックスもスペースビーストの存在は知っていたらしい。ガオディクションの結果からも、大地もさすがに共生は望めないという判断を下します(M1号が宇宙のかなたで嘆いてるかも)。
各隊員たちがバグバズンブルードを撃破する中、さらなるビーストの襲来により天井が崩落。副隊長と逃げ遅れた女性が大ピンチに陥り、さらにはカナダにはベムラーが出現して愛娘が意識不明状態になってしまいます。
地下駐車場内には逃げ遅れた女性が。『ネクサス』の世界観では間違いなく死亡or捕食されていたでしょうが、今回は間一髪助かります。
副隊長はこんな危機的状態でも、キチンと娘たちに回復体位を指導。元レスキュー隊員という設定が活きた瞬間でしたね。
もうダメかと思われたその時、副隊長の手元にエボルトラスターが出現!翳すと同時にネクサスに変身し、さらにカナダに飛んでベムラーを倒してしまうのでした。
まさかまさかの副隊長が第6のデュナミスト展開に。序盤のシーンで予測できたことでしたが、いざ実際に絵になるとやっぱり衝撃的です。
副隊長の夫:橘祥吾役には、『ネクサス』の孤門一輝役であった川久保拓司さんが友情出演。孤門とは全く違う役柄でしたが、ネクサスを見つめるあの独特の表情はまさに孤門って感じでしたね(何を言ってるんだワシは)。
Xioではやっぱりあの巨人(ネクサス)についての話題が出る中、副隊長が自分が変身者であることをカミングアウト。謹慎を申し出ます。
マックス・ギンガ・ビクトリーの客演回を踏まえたうえで副隊長に自分が変身者であることを言わせ、さらに「我々の世界にもエックスに変身している人間がいるのではないか?」という推測を出させる展開は秀逸。単なるお祭り客演回ではなく、しっかりと『X』の大筋のストーリーに絡ませるようにしています
さらにこれらの展開に対し、大地に副隊長を擁護するような立ち回りを与えたのも面白い。変身者同士の会話という感じがして非常に興味深いです(今回の時点ではまだ大地の正体はバレてませんが)。
そんな中、バグバズンブルードの生き残りの1体がダークサンダーエナジーを受けて巨大化。エックスも応戦しますが、その機敏さの前にあっという間に追い詰められてしまいます。
バグバズンブルードの動きはかなり俊敏。『X』に登場した怪獣の中でもトップクラスではないでしょうか。
新宿副都心を想定したミニチュアセットは、いつもよりも(気分的に)ビルのミニチュアが多め。やっぱりビル街で戦うウルトラマンはカッコいいですね。
エックスの劣勢にいてもたってもいられなくなった副隊長は、神木隊長の制止を振り切ってネクサスに変身。ジュネッスにチェンジして新宿副都心へと向かいます。
再びエボルトラスターを翳す副隊長。中の人が宝塚歌劇出身で舞台も多数経験されているからか、振り上げるときの腕の伸ばし具合が美しいですね。
マックスの時と同じく、ネクサスの変身バンクシーンは新規で撮影。どことなく、マンガ版の『ウルトラマンネクサス』を想起させるポーズになっているような気がします。
エックスに加勢したネクサスは、さっそくメタフィールドを展開。光線技や格闘をエックスと共に連発し、最終的にバグバズンブルードは、エクシードXのエクスラッガーショットとネクサスのオーバーレイ・シュトロームの前に爆散しました。
『ネクサス』本編以来久々のメタフィールド。思えば、街中でこれを展開したのは初めてじゃないかな?
ネクサス&エックスの戦闘シーンは、遠景を撮るように撮影。おかげでメタフィールドが『ネクサス』本編の時よりも広々とした感じに仕上がっています。
戦いが終わり、街中で出会う大地と副隊長。巨人は「あきらめるな」という言葉を副隊長の脳内に、大地には自身のサイバーカード残してエボルトラスターと共に消滅しました。
そしていつの間にか解析が完了した、今朝受信していた電波。それが意味していたことは―。
今回のEDでも本編未使用カットが満載!映像特典で後々収録されたりするのかな?
次回からいよいよ『X』も最終章。15年前のウルトラフレアの謎がとうとう解明か!?
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、2004年放送の『ウルトラマンネクサス』使用BGM「ネクサス-Heroic-」です。
『ネクサス』の中では特に頻繁に使用されたBGM。ジュネッスの戦闘シーンでの使用が最もポピュラーですかね。
今回の『X』でもアレンジカバー版が使用。できればオリジナルを使用してほしかったですが、権利関係がややこしかったりするのでしょうね。
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