今回は、本日発売された「てれびくんスーパーヒーローコミックス『ウルトラマンネクサス』」のご紹介です。
連載から10年を経て単行本化された本作。児童誌連載のマンガとしては異例の扱いとも言えるでしょう。
本の帯には「ジャパニーズホラー&アクション!」とか「放送短縮…2005年の日本には早すぎた」とか、褒めてるのか自虐的になってるのかわからないような宣伝文句がプリント。
本の内容は、『ウルトラマンネクサス』第1~10話と描きおろし特別ポスター、初公開の企画書や川久保さんと渋谷Pの対談等を収録。
『ネクサス』本編は連載当時は9話で終了(元の番組が急遽終了したため)。第10話は描き下ろしで、「真の最終回」ともいうべき内容になっています。
作者である椎名先生は青年マンガでのキャリアも長いためか、そのタッチはかなり大人向き。
特に孤門がリコの名前を叫ぶシーンや、凪副隊長が怒りをあらわにするシーンは、もはや「子供向けマンガ」の域を越えた迫力あるシーンに仕上がっています。
私はこのマンガ自体を読むのが初めてですが、第1~10話の中で最も気に入ったのは、先述したように今回書き下ろされた第10話(他の話がダメだというわけではないです)。
TV版『ネクサス』最終回をふまえ独自アレンジが加えられた展開、さらに椎名先生の『ネクサス』に対する思いが爆発したような力強いタッチが魅力的です。
このような描写を入れることで、「なぜネクサスがノアのような姿になるのか」と言うことや「光が受け継がれていくさま」に説得力を与え、よりノアへの変身が味わい深いものになっています。
本の最後にはオマケ4コママンガも収録。その内容はぜひ読んでご確認を!
TV本編を観たことがある無し関係なく、『ネクサス』に興味を持つ人になら絶対にオススメできる内容です。
「買って、この光をつなげ!」
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、2004年放送の『ウルトラマンネクサス』使用BGM「新たな始まり、ノアの誕生」です。
TV最終回において、人々の声援を受けジュネッスブルーがノアに変身し、ダークザギとの最終決戦に挑む際に使用されたBGM。
序盤の穏やかなメロディからの中盤の壮大な音楽への転調は、セク砂州の逆転とノアの神々しさを表現してるような気がします。
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