先日より放送が始まった『烈車戦隊トッキュウジャー』。
確かにEDの実在車両の紹介映像では鉄道ファン編集部が協力するなどしていますが、本当に『トッキュウジャー』は鉄ヲタ向け作品なのでしょうか?
鉄道ファンでもある私の独断と偏見で、少し考えてみましょう。
①多種多様なレッシャー
『トッキュウジャー』のメインアイテムでありロボの合体にも使用されるレッシャー。
実在車両もどきの様々なレッシャーが活躍するのを観て、鉄道ファンたちは喜ぶでしょうか?
私としては、そのことで喜ぶファンはほぼゼロに近いと思います。
よくTVなどでは、列車に対して鉄道ファンがあーだこーだ言ったり写真をパチパチ撮ったりしているさまが放送されたりしています。
しかし彼らは単に「列車がそこにいるから」という理由でそのようなことをしているわけではなく、その列車が「○○社の××系」だったり「本日で引退するなどの貴重な車両」だったりするから群がっているのです。
逆に言えば、彼らは「あっ、蒸気機関車だ!」とか「新幹線が走ってるぞ!」とかそういう次元で喜んでいるのではありません。
なので『トッキュウジャー』のような「単なる列車」に対しては、特に興味を抱くことはないでしょう。
②駅構内のアナウンス風の音声
「白線の内側にお下がりください」などといったこのセリフ。本当に鉄道ファン向けのものか?
私が思うに、この音声は単に「普通の人が想像する駅構内のアナウンス」を元に作られた音声であって、別に鉄道ファンホイホイとして盛り込まれたものではないと思います。
大抵の鉄道ファンなら傾聴まではしなくとも駅構内のアナウンスなんざさらっと聴いていたりしますし、なにより(これは以前にも書きましたが)最近では点字ブロックを利用しやすくするなどの理由で多くの鉄道の駅から白線が消えているのに、鉄道ファン向けを狙って「白線の内側にお下がりください」というアナウンスを使うはずがありません
③実在の鉄道紹介
もっとも鉄道要素が強いであろう、EDの車両紹介。
さてこの車両紹介、やっぱり鉄道ファン向けのものなのか?
私としては、やはりこのコーナーは鉄道好きの子供向けのものに用意されたものだろうと思います。
確かに先述したように映像や紹介文には鉄道ファンの編集部が協力していますが、あれくらいの文章では一般的な鉄道ファンを満足させることはできないでしょう。
映像だってオーソドックスな映像ばかりです(特にLSE紹介時の映像撮影場所はもはや定番ポイント)。
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、1996年放送の『激走戦隊カーレンジャー』挿入歌「青春サーキット」です。
このテーマソングとか関わりが深いラジエッタの初登場回で、戦隊史上最低視聴率をたたき出した『カーレンジャー』。
平均視聴率もそれほど良いものではありませんでしたが、この前放送終了した『キョウリュウジャー』のおかげで、平均視聴率ワースト3から脱出したようです。
ファンとして喜んでいいのかどうなのか…。
今日はYahoo!ブログの調子が悪く、部分的とはいえこの記事を3回も打ち直しました。
何で長文記事になるときに限ってこうなるかなぁ…。