なぜ、コスモスポーツからコレに買い替えようと思ったのか?(第27話より)
さて、『ジャンボーグA』の感想も第5回目。
今回はついに、ジャンボーグA2号:「ジャンボーグ9」が登場します。
「―ジャンボーグA2号、その名はジャンボーグ9!」(第27話ナレーション)
しかし、ジャンボーグ9の登場過程は、なかなか意表をつく展開で面白いですね。
そもそもこのジャンカーZ、エメラルド星人からもらうわけではなく、なんと借金までしてナオキが自腹で購入する(しかもご丁寧に「ナオキはついに新車を購入した」というナレーションまで入る)。
その後自暴自棄になったナオキが特攻しようとしたとき、エメラルド星人が3つの命を持って現れ(どこぞのゾフィーよりも太っ腹だな!)、その結果ジャンカーZがジャンボーグ9への変形機能を有するようになるのです。
エメラルド星人は「時計が輝いた時に車をダッシュさせろ」と言いましたが、撮影の都合からか、ナオキはいったん車を止めてから「ジャン・ファイト!」と叫びます。
ところで、たいていの特撮番組では、番組中盤から登場した兵器・フォームが序盤よりも強いという設定が多いですが、このジャンボーグ9はそうでもないんですよね(シャレじゃないですよ)。
まあ変形前が車ですし、空を飛べるAはセスナ機が変形したものですから、ある意味当然ともいえるかも…?
また9は登場してからも、しばらくは苦戦を強いられることが多いです。
さて、次は各回に目を向けていきましょう。
第27~32話のサブタイトル&登場怪獣は、次の通りです(マッドゴーネは全話登場)。
第27話「ジャンボーグA2号誕生!その名はJ-9」(強敵ロボットジャンキラー・エメラルド星人)
第28話「復活!ジャンボーグA -グロース第4号作戦-」(怪獣ロボットエアドルメン)
第30話「J-A J-9を処刑せよ!」(兄弟怪獣ダブルキラーα・β)
第31話「氷の地獄へ突っ走れ!」(アルマジロ怪獣アルマジゴン)
第32話「大爆発!マッドゴーネの最後」(サタンゴーネの声)
いや~、今回は本当に面白い話や注目した話が多かったんですよ。
ぶっちゃけ、第31話以外は本当に面白かったです。
では、まず第28話(第27話のことは上の方で散々書いたので感想は割愛)。
この回で良かったのは、ナオキのあるセリフ。
ジャンボーグ9が空を飛べないことを知り、ジャンセスナ応急修理をして怪獣エアドルメンに立ち向かうナオキ。
腕時計が再びエメラルド色に輝いたとき、ナオキはすべてを悟った!
「分かったぞ、第3の命! …ジャン・ファイト!」
実は前回でエメラルド星人が「第3の命、それはお前自身の手で生み出すのだ」ということを言っていたのですが、これはつまりジャンボーグAの復活を意味していたんですね。
ちなみにこのセリフ、先日購入した『円谷プロ画報 第1巻』にも掲載されています。
続いて第29話。
ジャンボーグAが登場するときにBGMとしてOPが流れ、大羽隊員が「来ましたぁー!」と絶叫。それに続いて熊井隊員も「負けるなー、本物!」とエールを送ります。
ベタな展開ですけど、やっぱりこれは燃えますね。
次に第30話。
キラーα・キラーβという2大怪獣が現れ、ジャンボーグAとジャンボーグ9を窮地に追い込みます。
お祭り的な回なので、火薬や光学合成は楽しめるのですが、ジャンボーグ9の復活シーンはちょっと「???」って感じでした。
なんとなく、『ミラーマン』のときと比べて厳しくなった2人。
約1年間の間に、何があったというのか…。
今日ご紹介するのは、1971年放送の『ミラーマン』挿入歌「SGMの歌」です。
やっぱりSGMの衣装は青のブレザーですよね。
路線変更のせいで途中から別の隊員服に切り替わるものの、やっぱり初期のような硬派な組織のままで、最後まで行ってほしかったです。
でも、仮にそうしたらジャンボフェニックスが出てこないことになっちゃうんですよね。
う~ん、難しい…。
SGM基地から発進せんとするジャンボフェニックス。
ジャンボフェニックス登場シーンのミニチュアは、非常によくできています。
…1号のコクピットってどこにあるんだろう?
明日はいよいよ、『ウィザード』が実質的な最終回を迎えます。
展開はどうなるのかな…?