お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

2020年ロボットアニメの夜明け

2020年代も、ロボットアニメの制作は各所で進行中。最近で特に大々的に告知されたのは、「ガンダムシリーズ」における劇場版の公開と『ガンダムビルドダイバーズ』の新作配信などが挙げられます。

 

しかし、当然ガンダムだけがロボットアニメじゃない。『シンカリオン』のTVシリーズが放送終了して半年超の今日、タカラトミーがメインスポンサーとなる新たなロボットアニメの制作&放送情報が飛び込んできました。

 

その名も、トミカ絆合体 アースグランナー』!

 

 

 


トミカ新作アニメ「トミカ絆合体アースグランナー」PV

 

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今年、発売から50周年を迎えるトミカ。かつての『ドライブヘッド』を想起させる、トミカがベースとなったロボットアニメが再び誕生しました。

 

主人公はライガとクウガの兄弟で、相棒であるロボットは意思を持ちしゃべることが可能。「アースエナジー」を狙う謎の敵:ダークスピナーと戦うというコンセプトから、『ドライブヘッド』とは違い、「主人公たちとロボットとの掛け合い」や戦闘面について前面に推し出したロボットアニメになるであろうことが、容易に推測できます。

 

玩具についても、アニメ放送と完全連動する形で発売。現在出ている情報だけでも、かなり強気の価格設定になっていることが窺えます。『ドライブヘッド』の時に比べると割高な気がするけど、それだけ多様なギミックを仕込んであるということなのでしょうか?

 

具体的な放送日時は不明ですが、今年4月よりテレビ東京系列にて放送開始とのこと。ネット局数が少ないテレ東系での放送なのはちょっぴり残念ですが、おそらく『ゾイドワイルド』のように、放送直後に最新話につき無料公式配信などが各所で行われることになるのでしょう。制作局がテレビ東京ではなくテレビ大阪なのが、関西人としては地味に嬉しいですね。

 

 

 

2020年代になっても、こうしたわくわくさせてくれるロボットアニメが生まれつつあるということは、嬉しいこと。ここ数年タカラトミーが手掛けたロボットアニメはどれもある程度の成果を上げていることから、タカラトミー側としてもこの『アースグランナー』には期待を寄せていることでしょう。わざわざ『魔進戦隊キラメイジャー』の制作発表記者会見前日にこの情報解禁をぶち込んでくるあたり、気合が感じられます。

 

『アースグランナー』がどんなアニメになるのか?どれほどの人気を勝ち得るのか?現状まだ未知数ですが、私はこの作品を追いかけていきたいと思いますよ!

 

 

 

 

 

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BIKKU ビークルワールドシリーズ2 VW-012サムライロイド(レッドブレード)

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今回は、昨年6月に購入した、キアックジャパンより発売されているブロック玩具「BIKKU」シリーズの1つ:「VW-012サムライロイド(レッドブレード)」のご紹介です。

 

東京おもちゃショーのブースで購入した、この商品。せっかく作っていたのに、今の今までブログで取り上げていませんでした。いやあ、もう記事にしたと勘違いしてたよ…。

 

なお、その東京おもちゃショーでの記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 


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組みあがったサムライロイドは、上の画像の通り。巨大ロボットというよりもロボット型大型メカニックという感じであり、金の兜の角と赤いボディがいいカラーリングになっています。

 

パーツ数は全136ピースと、ちょっと多め。しかし細かいパーツはちゃんと余剰分が同梱されており、説明書もレゴブロックのような図面中心のものになっているため、そんなに苦労することなく組み上げることができます。


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BIKKUのブロック玩具には、必ずミニフィギュアが付属。このサムライロイドにはツルギというパイロットのフィギュアが付属しています。心眼を極めた侍戦士という設定で、このサムライロイドもその心眼で動かしているらしい。コクピットのシールなどがやたら心眼推しだったのは、そういうことだったのか…。


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コクピットに乗せると、こんな感じ。ちゃんと中の部分までシールやパーツで表現されているのが秀逸です。


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このサムライロイドの注目すべきは、その可動域。各関節部分にボールジョイントが仕込まれており、これにより両腕両足ともにガンガン動かすことが可能。腰部にもジョイントがあるため、回転させることができます。

 

そして、武器などのパーツも豊富。遊びがいの面では、本当にレゴよりも優秀なんじゃないかなぁ。まあ、レゴの方にあんまりロボット系の商品って無いけど…(あってもかなり高い)。

 

 

 

さて、このほかにも紹介できていないBIKKUの商品はいくつか存在。これらについては、次回以降どんどん取り上げていくこととしましょう。

 

 

 

 

 

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 ちょっとした感想

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バンバの黒スーツ似合いすぎ問題

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

今回は、リュウソウカリバーが消えたことをきっかけに、コウたちが撮影所で行われていた映画の撮影に巻き込まれていくお話。カナロの元婚約者であるミヤも登場した他、クレオンの「プリシャスを裏切るかもしれないフラグ」が立ちはじめることになりました。

 

クレオンを通して表現したかったことは、凄くよくわかる。よくわかるんだけど、今までの彼の動きを通して、そこまで感情移入できるキャラかって言われると、ちょっと疑問が残るなぁ。まあ、今回をキッカケに彼の行動や心情がどう変わるのかは、注目ですね。

 

なお、同日放送の『仮面ライダーゼロワン』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

リュウソウカリバーが無いと大騒ぎするコウ。最初は預けた龍井博士を疑う彼でしたが、付近にオトの髪留めが落ちていたことから、彼女がそれを持ちだしたのではないかと推測します。その推測は当たっており、とある撮影所内で彼女を見つけたコウたちは、カナロの元婚約者だというミヤと出会い、さらにはその撮影に参加させられることになってしまいます。冒頭から、いきなりアップのカットでコウが「リュウソウカリバーが無い!」と大騒ぎする描写が挿入。あまりにもインパクト強すぎて、最初何が起こったのか一瞬わかりませんでした。しかし、彼もメルトたちの協力があって落ち着き、残された証拠からオトに行きつくことに。彼女を見つけたコウたちが出会ったのは、カナロの元婚約者で、海のリュウソウ族の村を50年前に出ていった女性:ミヤでした。ミヤが同じリュウソウ族であり、彼女の夢を応援したいがためにリュウソウカリバーを持ち出したオト。いや、気持ちはわかる。わかるけど…、ダメでしょ!そんなムチャな頼みをしていたミヤは、カナロのことを「細かい男だから」という理由で婚約破棄していた海のリュウソウ族の女性。人間界に溶け込んでるリュウソウ族って、結構多いんですね。

 

コウたちが見守る中、撮影は順調に進行。それどころか、なぜかコウたち自身も撮影に協力することになってしまいます。張り切るミヤでしたが、それに対し監督は実は冷ややかな反応でした。同じ頃、ドルイドンの新たなる怪人:サデンとともにリュウソウカリバーの奪取に向かったクレオンでしたが、ふとしたきっかけから自分の存在意義について悩むようになります。黒スーツにサングラス姿と、完全に『逃走中』のハンターの格好で撮影に参加することになったコウたち。その役柄も『逃走中』まんまで、逃げ惑う人々を捕らえるというものでした。でもさぁ、リュウソウルを使っちゃいけないって、さすがに普通わかるでしょ~?コウたちの協力もあり、ミヤは撮影に全力を注ぎますが、当の監督の方は、ミヤの頑張りを評価するどころかこき使ってやろうと考える始末。これを知り怒ったオトは、大胆な行動に出ます。結構性根はクズだった監督。ドラマでも見かけることの多い長谷川朝晴さんが起用されていたので、「これはさらに何かあるのか!?」と思って見ていましたが、結局ただのクズキャラで終わっちゃったね…。一方のクレオンは、プリシャスの言葉を信じ、リュウソウカリバーの奪取にやる気満々。しかし、彼が実は自分をワイズルーともども処分しようとしていることを知り、愕然とします。今までの頑張りは何だったのか、そして自分の存在意義とは―?悩むクレオン。ここで彼を悩ませるのはいいのですが、そこまで魅力的で存在感のあるキャラだったかというと、うーん…。

 

どさくさに紛れて、リュウソウカリバーを盗み出すことに成功したクレオン。その直後、サデンがコウたちを襲撃。戦闘にもつれ込みます。サデンの強さに変身してもなお苦戦するリュウソウレッドたちでしたが、その姿に心打たれたクレオンは、リュウソウカリバーを投げてリュウソウレッドへ渡すという行動に出ます。これによりノブレスリュウソウレッドとなってサデンを撃破。カナロとミヤもお互いのことを認め合い一件落着する一方で、クレオンはリュウソウジャーの存在に希望を見出すのでした。サデンはウデンと酷似した姿をしており、立ち位置も同じ幹部級怪人。その強さもなかなかのもので、リュウソウジャーを苦しめます。サデンはウデンに比べてかなりおしゃべり。今回だけの登場にならず次回以降も出てくるのかなと思いましたが…、結局、ウデンと同じく1話限りの活躍になっちゃいましたね。このようなサデンに苦戦するリュウソウジャーでしたが、ここで逆転のきっかけになったのが、クレオンの行動。彼の手によりリュウソウカリバーを取り戻したリュウソウレッドは、一気に強化変身してサデンを倒します。何度でも立ち上がるリュウソウジャーの姿を見、そして彼らならプリシャスを倒してワイズルーの心臓を取り戻せるのではないかと考えたクレオン。後者の考えについてはまあわかるけど、前者についてはなんだかなぁ。今までそういったシーン何回もあって、クレオンも見てきたはずなんだけど…。まあ、今回の彼はかなり精神的に参っていたので、いっそうリュウソウジャーの姿が彼の心に響いたのでしょうね。

 

 

 

ついに発見、ドルイドンのアジト!突入したコウたちに待ち受けていたのは、ワイズルーの仕組んだ罠だった。罠にはまりショーから脱出できなくなった彼らに、逆転の方法はあるのか!?

 

次回はワイズルーが退場しそうな勢いの一編。というか、次回予告でシャウトしまくってたのに驚かされました。これこそ、“声優の本気”ってヤツなんだなぁ。

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーゼロワン』第18話 ちょっとした感想

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レイダーの突進をまともに受け止めるサウザーの強さ

 

 

 

ヒューマギアは学ぶだけじゃない。人に教えることもできるんだ、心を。前回から続くお仕事五番勝負の第1戦目完結編となる、今回の『仮面ライダーゼロワン』。レイドライザーによる人間の暴走態:レイダーの登場などの新要素が見られた他、何よりも前回登場したての仮面ライダーサウザーの強さがクローズアップされており、戦闘シーンも豊富でした。

 

前回チラッと出されていた蓮太郎の苦悩、そして恐怖もきちんと描写されていてGood。やや唐突な感じはありましたが、それを利用されてレイダー化する流れもなかなかでした。でも、中盤のバルカンVSバルキリーの戦闘は、あんまり必要性感じなかったなぁ。販促のためにムリヤリ挿入されたものでしょうか。

 

 

 

前回、暴走したことによりサウザーに倒されてしまったサクヨ。しかしそのバックアップデータは消失していなかったため、或人たちの手で復活を遂げます。その彼女のメモリーに残されていたデータをもとに、或人たちが蓮太郎を問いただしたことで、生け花勝負は仕切りなおされることに。それは蓮太郎にとって、かつてない危機感を覚えさせる勝負になるのでした。サウザーに木っ端微塵に破壊されたサクヨ。今までのマギア化だとせっかくラーニングしたデータも吹っ飛んでしまい、初期状態でしか復元ができませんでしたが、今回の暴走は今までとは少々異なったため、ほぼ完璧な状態での復元に成功します。本編開始後すぐに復活するサクヨ。こうしないと話が進まないのはよくわかるけどさ、「データが残ってたから復活させればいいや」って、それこそヒューマギアを道具としてみてるってことの証明じゃ…?そんな彼女のデータに残されていたのが、蓮太郎の不正の証拠。或人は彼にこれを問いただし、さらに事態を重く見た垓の手により、生け花勝負は仕切り直されることになります。再戦に向けて己の技術を高める蓮太郎でしたが、サクヨの持つ技術を思い出し、恐怖するのでした。サクヨのデータの中には、蓮太郎が不正をしたという証拠がガッツリ収録。なんかしれっと花を追加したのかと思いきや、教えるふりしてわざと作品を乱してたんですね。いやいや、これだけ露骨にやってたら、バレるのも時間の問題だったでしょうに!

 

滅から情報を聞きだしたことで、唯阿、そしてZAIAと滅亡迅雷.netのつながりを疑うようになった諌。彼女を問いただすために、彼は接触を図りますが、結果戦闘にもつれ込むことになります。両者ぶつかり合う中、垓が車でさっそうと乱入。サウザーに変身した彼は、アサルトウルフに変身したバルカンをもあっという間に追い詰めてしまうのでした。中盤では、バルカン(→アサルトウルフ)とバルキリーの戦闘が中心。諌が唯阿たちのことを疑うようになることはわかりますが、いきなり戦闘までおっぱじめるのは少々やりすぎなんじゃないかな。バルキリーなんか特にここ数話活躍してなかったし、販促のための措置として挿入したシーンなのかなぁ。バルカンとバルキリーはお互い一歩も引かずに戦い続けますが、そんな中で垓が乱入。彼はサウザーに変身してバルカンを追い詰め、彼を排除するのでした。「企業イメージを壊す行為は許せない」として、バルカンに戦いを挑む垓。いやいや、諌はA.I.M.S.の隊員なんだから、いくら彼のやり方が強引だからとはいえ、「返り討ちにしてボロボロにした」なんて情報が出まわったら、それこそ企業イメージ大幅ダウンな気がするけど…。

 

迎えた生け花勝負の再戦の日。蓮太郎は自分の中にある恐怖に打ち勝てずにいましたが、それを謎の敵に付け込まれることになってしまいます。レイダー化してしまった彼は、見境なく暴れ始めることに。これはサウザーの手によって鎮圧されます。こんなことがあったため、生け花勝負はまた仕切り直されることに。後日開かれたそれでサクヨは敗北を喫しますが、彼女そして或人の顔は、明るいのでした。レイドライザーを使ってザイアスペックを暴走させた怪人:レイダーが今回初登場。ヒューマギア暴走態:マギアの次の敵が、こうした人間とAIの複合暴走態であるのは、なかなか面白い設定です。或人はシャイニングアサルトホッパーに変身しますが、倒すと蓮太郎が死んでしまうと思ってしまい、なかなか手を出せずじまい。これに対しサウザーは容赦なくレイダーを攻め立て、圧倒的パワーで撃破して見せるのでした。レイダーを倒しても、中の人間自体に影響はなし。記憶を失うなどの弊害も、今のところなさそうです。今回の戦いでは結果的に或人が足引っ張りっぱなしの形になっちゃったけど、まあこれは仕方ないですよね。だって、倒したらどうなるかわからなかったんだしさ。このような戦闘があったため、生け花勝負は再度仕切り直しに。結果的にZAIAの勝利に終わりますが、負けた或人たちの顔は、なぜか明るいのでした。心を学んだヒューマギア(サクヨ)によって、蓮太郎が心を取り戻したことを喜ぶ或人。ここでの彼の気持ちはよくわかりますが、一応自分の会社の買収をかけた勝負をしてるんだから、ちょっとくらいそれにも触れてほしかったなぁ。

 

 

 

お仕事勝負2戦目は、住宅販売。ZAIAがカリスマ不動産販売営業マンをチョイスしたのに対し、或人がチョイスしたのは笑顔での接客が印象的なヒューマギアだった。この勝負に、或人の勝ち目はあるのか?

 

次回も引き続きお仕事五番勝負編。笑顔が取り柄のヒューマギアをチョイスするなんて、或人は本当に勝つ気があるのか?いや、何かしらの勝算があっての、チョイスだとは思うんだけど…。

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED』第1話 ちょっとした感想

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今回は、本日より放送開始となったウルトラマンクロニクル ZERO&GEED』第1話の感想記事です。

 

もはや恒例となった、「ウルトラシリーズ」夏までの半年間の総集編番組。一昨年が『オーブ』、昨年はニュージェネレーションヒーローズ全体でしたが、今年は『ジード』、そしてそれとかかわりの深いゼロがピックアップされる形になりました。

 

 

 


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1回目である今回は、ゼロの初期活躍作品である『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』と『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』がピックアップ。いままでこれらの映画は『列伝』等で分割放送がなされていましたが、今回は大幅に編集したうえでグレンファイヤーのナレーションを乗せ、かなりコンパクトに紹介していました。

 

ここまで大胆に編集してくるとは、ちょっと意外だったなぁ。まあ、今後ゼロの今までの活躍を紹介し、さらに『ジード』の活躍もピックアップしていかないといけないから、あんまり1つ1つをそのまんま放送しているほど余裕がないからでしょうね。でも、こうした事情が逆に独自の編集等を生むことになりますから、個人的にはGoodだと感じます。

 

上述の通り、今回のナレーションはグレンファイヤーが担当。番組タイトルに『ゼロ』を謳っていますが、意外にもゼロ自身の新規ナレーションは今回ありませんでした。グレンファイヤーは相変わらずノリノリ。どこまでが台本通りで、どこからがアドリブなんだろう…?

 

そして、最後の最後で恒例ともいえる「ナオとリクの中の人が同じ」ネタもきっちり挿入。でも、今までよりもサラッと流してた感じがありましたね。

 

 

 

さて、次回はダークロプスゼロなどが登場する『』がピックアップ予定。ナレーションはミラーナイトが務めるようです。これってもしかして、毎回その作品にかかわりの深いキャラ(キャスト)がちゃんと起用されて紹介してくれるパターンなのか!?

 

さらに、サブタイトルがちゃんとジードの変身時の掛け声っぽくなっているのが嬉しいですね。

 

 

 

 

 


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『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-11(第31~33話)

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今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第11回目です。

 

立ち上がる第2の勇者、その名はパワーダグオン!前回紹介分のお話で一時退場したファイヤーダグオンに代わり、今回でパワーダグオンが鮮烈のデビュー。ファイヤーダグオンとはまた違った戦い方で観る者を惹きつけてくれます。一方で、物語はいよいよ後半戦へと突入。終盤での強敵になるワルガイヤ3兄弟の影が見え始めるのにも、注目です。

 

 

 

 

第31話「剛力!パワーダグオン」

1996年9月7日放送
登場した敵他:宇宙女王蟻クイーンザゴス
       宇宙蟻シスターザゴス
       宇宙蟻ザゴス星人
       ワルガイア星人ヒドー

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「強ぇや…、体中に力がみなぎってるぜ!!」


STORY:ファイヤージャンボを失い、海を見つめる炎。そんな時、まるで狙ったかのようにザゴス星人の宇宙船団が出現。地球への宣戦布告をするが、なぜかすぐに消えてしまった。地球にやって来ていた惑星オーパースのダグオン:ルナと協力することになった炎たちは、行動を開始したザゴス星人のボス:クイーンザゴスを倒すべく、激しい戦いを繰り広げる!ダグファイヤーがピンチに陥る時、ルナは彼に新たな力を与えた!「剛力合体!パワーダグオン!!」


主人公機の2号ロボ、パワーダグオン登場!今回は、ファイヤージャンボの大破により一時退場することになったファイヤーダグオンに代わる、新たなロボ:パワーダグオンのデビュー回。さらに今まで何度か登場してきたザゴス星人との最終決戦も兼ねており、2号ロボデビュー回にふさわしい豪華さ、ハデさを誇っていました。新たな準レギュラーキャラ:ルナも登場し、物語は徐々に後半戦へと突入していきます。


前回の戦いを思い出し、ファイヤージャンボの沈んでいった海を見つめる炎。そこへ学も駆けつけ、炎は彼とともにファイヤージャンボのことを思い、その場を去ります。その直後、ザゴス星人の宇宙船団が来襲。圧倒的な戦力差に戦慄する海たちでしたが、その宇宙船団はなぜかより大きな宇宙船とともに消失。宇宙船団の不可解な消失に彼らが疑問を持つ中、炎たちはダグベースに立ち入っていたルナという女性から緊急招集をかけられるのでした。ファイヤージャンボにお別れを告げるべく、花束をもって炎のいる海へやってきた学。彼の行動に対し、炎はいつもより優しい口調で学のフォローをし、街中へと戻っていきます。やっぱり炎は嬉しかったんだろうなぁ、この時の学の行動が。しかし、そんな感傷に浸っている間もなく、今度はザゴス星人の宇宙船団が地球に襲来。堂々と宣戦布告し、圧倒的な戦力差をもって「今日がダグオン最期の日だ」とまで言ってみせますが、直後現れたより大きな宇宙船により、上空から突然姿を消してしまいます。あれだけノリノリだったザゴス星人が急に消えたのは、一般的なザゴス星人の上に立つ、上級兵士シスターザゴスのせい。度重なる地球植民地化に失敗していたザゴス星人の一般兵は、シスターザゴスやボスであるクイーンザゴスから愛想をつかされていたのでした。完全にアリの社会と同じ構成をしている、ザゴス星人の社会。ああ、オスはつらいよ…。そして、ザゴス星人の円盤が消えたのち、ルナという女性に緊急招集をかけられる炎たち。彼女は別の星のダグオンであり、クイーンザゴスの逮捕or撃破のため、この地球にやって来ていました。今回以降、準レギュラーのキャラとして登場することになるルナ。何気に「女性が変身する勇者」って、このルナがシリーズ初なんですよね。


クイーンザゴスがしびれを切らし、ついに自ら出陣することを決めた次の日。真理亜は学とともに、工事現場で幽霊探しを敢行。残念ながら幽霊は見つかりませんでしたが、工事現場のパワーショベルがザゴス星人の蟻塚のような塔を発見したことをきっかけに、クイーンザゴスたちが一斉に行動を開始。真理亜たちはパワーショベルごと塔のてっぺんに取り残されてしまいます。一方、ザゴス星人出現の報せを聞いた炎たちは、ルナとともに変身して出動。エンとルナはシスターザゴスと肉弾戦を繰り広げることになります。今まで、もう三度くらい地球の植民地化に失敗しているザゴス星人。さすがに我慢ができなくなったのか、クイーンザゴスは「軟弱なオスたちには任せておけない」とし、自ら出陣し、大量のシスターザゴスを戦闘に投入します。前半のシーンではクイーンザゴスの白い顔のようなものが映っていますが。これは実は口の一部。いやあ、クイーンザゴスのデカさには圧倒されたなぁ。そうして戦闘準備を進めていたクイーンザゴスは、自分たちの建設中の塔が発見されたことを機に侵攻を開始。塔を一気に作り上げ、中からロボ軍団とシスターザゴスたちを繰り出します。これに対抗するのがエンたちダグオン。ルナも変身してエンとともに叩きますが、シスターザゴスのパワーの前に以外にも少し苦戦。ルナの援護を受けながら、エンはダグファイヤーに融合合体して等の中に突入します。ルナがこのシーンで初変身。口紅をモチーフにした剣を使うなんて、いいセンスしてるなぁ。あの剣、名前付いてないのかな?


塔の中に突入したダグファイヤーは、シスターザゴスを蹴散らしながらクイーンザゴスのもとへ。ところがクイーンザゴスは想像以上に大きく、さらにあらゆるビーム攻撃が弾いてしまうため、大苦戦を強いられてしまいます。一方、スーパーライナーダグオンとシャドーダグオンは、ライアンとガンキッドの援護を受けてもなお、シスターザゴスの操る合体巨大ロボの前に苦戦。しかし、カイの発案により無限砲を2体で一緒に発射したことにより、逆転勝利をつかみます。持ち前の猪突猛進っぷりで、塔の中をどんどん突き進んでいくダグファイヤー。前回に続きエンらしい行動だと感じさせてくれるシーンですが、クイーンザゴスはそう簡単に倒せる相手ではありませんでしたクイーンザゴスはシスターザゴスに常に守られていますが、自身の戦闘力も非常に高く、おまけにビーム系攻撃を弾き返すことが可能。これにより、ダグファイヤーのファイヤーブラスターどころかスーパーライナーダグオンのスーパーライナークラッシュまでをも無効化してしまいます。恐るべしクイーンザゴスの能力。もうクイーンザゴスだけで地球侵略できるんじゃないかって勢いでしたね。オスたちのだらしなさに呆れるのもよくわかります。ダグファイヤーがそうして苦戦している頃、スーパーライナーダグオンとシャドーダグオンは、初めて無限砲を使用。発射の反動で無限砲ごと吹っ飛ばされてしまいますが、宇宙船団が合体したロボを一撃で倒すことに成功します。やっぱり無限砲は、ファイヤーダグオンかパワーダグオンじゃないと満足に使えないのかぁ。スーパーライナーダグオンもシャドーダグオンも合体ロボなんだから、使えてもいいと思うんだけどねぇ。


とうとうザゴス星人はクイーンザゴスだけになったものの、クイーンザゴスは単独で暴れ始めることに。やがて、塔に取り残されていた真理亜たちはパワーショベルごと落下。これはルナが救出し、クイーンザゴスの攻撃から彼女たちをダグファイヤーが守ります。そんなダグファイヤーの姿を見たルナは、パワーショベルをもとに新たなメカ:ファイヤーショベルを開発。これとダグファイヤーは剛力合体を果たしてパワーダグオンとなり、クイーンザゴスを豪快に撃破するのでした。クイーンザゴスが暴れ始めたせいで、バランスを崩し崩落しそうになる塔。そこから真理亜たちも落下しますが、パワーショベルごと彼女たちを救ったのは、ルナでした。ダグテクターをまとうとパワーアップするのはわかっていましたが、まさか単独でパワーショベルを持ち上げちゃうとは思わなかったよ!そして、そのパワーショベルをもとに生み出されたのが、新たなメカであるファイヤーショベル。これとダグファイヤーが剛力合体することにより、2号ロボ:パワーダグオンが登場。自分の何倍も大きいクイーンザゴスを軽々と持ち上げ、最後は、ショベルを変形させたパワードリルにより、塔もろともクイーンザゴスを撃破するのでした。パワーダグオンは、その名の通り力が自慢の戦士。ファイヤーダグオンとは違う豪快な戦いっぷりが、カッコよかったですね~。

 

 

 

第32話「噂の刑事エン&ゲキ」

1996年9月14日放送
登場した敵他:凶悪宇宙警官デスコップ(デスコップパワード)
       ワルガイア星人ヒドー

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「やったろうぜ、ドリル刑事!」「おう!まかしとけ、ファイヤー刑事!」


STORY:深夜に警官を狙った襲撃事件が連続して発生。デスコップと名乗るその犯人が宇宙人であるとにらんだ炎たちは、ファイヤーストラトスを使って激とともに警官に扮し、敵を誘い出す作戦に出る。紆余曲折あって、とうとうデスコップと対峙するエンとゲキ。もと宇宙警察の刑事ということだけあって、かなりのパワーを誇るデスコップに、エンたちは苦戦を強いられてしまう。パワーダグオンはデスコップに勝てるのか?勝利の鍵は、無限砲だ!


サブタイトルからも分かる通り、炎と激のコンビにスポットを当てたお話。刑事ドラマへのオマージュが感じられるギャグあり、デスコップを通じて宇宙警察機構がどんな組織なのか知ることができたり、驚異的なパワーを誇るデスコップパワードと激しい戦闘を繰り広げたりなど、想像以上に見どころ盛り沢山なお話になっていましたね。ワルガイア三兄弟のヒドーも登場。彼の隣にいたのは…?


深夜の街で、警官を狙った凶悪な襲撃事件が連続発生。明らかに人間とは異なる容姿をした犯人は「デスコップ」と名乗り、人々を震撼させます。この事件を聞きつけ、犯人が宇宙人ではないかと推測した炎たちは、自分たちが警察官に変装し、敵をおびき出す作戦に。街の人から猫探しを頼まれるなどのハプニングがありましたが、その夜とうとうデスコップ出現の情報をキャッチし、現場に急行します。冒頭から、パトカーを真っ二つにし、警官たちを襲うデスコップ。なぜか登場するパトカーには「警視庁」のロゴが入っています。炎たちの住む山海市は静岡県の設定なのに、なんで東京の警視庁が…。そんなデスコップが異様な容姿をし、人間離れしたその犯罪行為から、宇宙人ではないかと推測した海。それを知った炎と激は、演劇部から警官の衣装と拳銃の小道具を拝借。ファイヤーストラトスで街に出て、パトロールに励みますが…。豪快なノリで時々コメディリリーフになる激ですが、今回はそれが顕著。真理亜に告白しようとしたところを炎たちに見られて、恥ずかしさのあまりバラの花束を食べたり、警官に扮して敵をおびき出すとなれば、往年の刑事ドラマのノリを思い出しながらカッコつけて見せたりしてます。今回の激は特にノリノリで元気。いいキャラしてたなぁ。さて、「ファイヤー刑事」と「ドリル刑事」のコンビでパトロールを始めた2人でしたが、その後やったことは、近所の女性から頼まれたネコ探し。ネコ探しは警官の仕事じゃないし、なんで引き受けちゃったんだ…。


デスコップ出現の報せを聞いた炎と激は、ファイヤーストラトスで現場に急行しますが、デスコップの攻撃によりファイヤーストラトスは横転。炎と激はそれぞれ変身しますが、デスコップはダグオンになった彼らよりも強く、ゲキは左肩が大破して負傷、エンはゲキを介抱しながら撤退するも、デスコップに追いつかれ首を絞められてしまいます。彼がその際聞かされたのは、デスコップの生い立ちでした。デスコップは、ダグファイヤーのファイヤーブラスターに酷似した武器を所持。これがなかなか威力高めで、一発でファイヤーストラトスを横転させたり、ゲキの左肩のドリルを完全に破壊したりなどしています。戦闘どころではなくなってしまったエンたちは、一時撤退を余儀なくされますが、デスコップはなんと彼らを追跡。エンはゲキを退避させますが、代わりにエンはデスコップに首を絞められてしまいます。デスコップは持っている武器も強いですが、自分自身のパワーもかなりのもの。片手でエンの首根っこを持ち上げ、彼を苦しめます。彼がこれ程のパワーを誇り、そしてエンたちを含むダグオンそして警察を憎んでいたのは、彼がかつて警察を追われた身だったから。もともとムチャクチャな捜査で宇宙警察機構トップクラスの検挙率を誇っていたデスコップ。しかし、とある事件の捜査で一般市民に多大な犠牲を出し、これが原因で裁判にかけられることに。宇宙監獄に収監されることになった彼は、自らに刻まれたダグオンのマークに傷をつけ、警察を恨み続けていたのでした。デスコップの警察に恨みを抱く理由はわかりましたが、完全に一方的な逆恨み。同情できる余地はほとんどないよなぁ。ちなみに、このシーンで宇宙警察機構の裁判等が出てきますが、宇宙警察機構がどんな組織体系になっているのか、そしてどういう制度になっているのかが触れられたのは、今回が初めて。地味に、宇宙警察機構のことがわかる興味深いシーンになっています。


デスコップに苦しめられていたエンでしたが、ゲキのムチャクチャな攻撃で何とか脱出。しかしデスコップは、自分のダグビークルを召喚し融合合体。デスコップパワードとなってさらに暴れ始めてしまいます。エンはダグファイヤーに融合合体ののち、パワーダグオンに剛力合体しようとするも、合体阻止されて大ピンチ。その後、ライナーダグオンとシャドーダグオンの援護を受けて、なんとか合体に成功します。エンを救うためゲキがやったことは、なんと突き付けられた銃口に真っ向から殴り掛かり、己の拳を犠牲にして銃撃を防ぐというもの。ゲキらしいムチャクチャな行動ですが、当然その代償は大きく、ゲキは今回戦線離脱を余儀なくされます。ゲキの右腕、よく吹っ飛ばなかったよなぁ。デスコップはその後、自分のダグビークルを召喚し、デスコップパワードへと融合合体。暴れ始めるデスコップパワードに対し、エンはダグファイヤーに融合合体。その後パワーダグオンに剛力合体しようとしますが、相手からの激しい攻撃により合体を阻止され、ダグファイヤーとしての戦力でしばらく持ちこたえることになってしまいます。『ダグオン』でもついに出た、ロボットアニメの定番:合体阻止。パワーダグオンへの剛力合体中にデスコップパワードの攻撃を受け、ダグファイヤーは吹っ飛ばされてしまいます。合体のバンクシーン中に攻撃を受けたダグファイヤー。攻撃中でも平然と合体シークエンスをやっていたので、「さすがパワーダグオン、少々攻撃を受けても合体できるのか!」と思ったら、そんなことはなかったね…。合体を阻止されてしまったため、ダグファイヤーはしばらく単独で持ちこたえて戦うことに。珍しファイヤーブラスター2丁持ちをし、遮蔽物に隠れながら戦うダグファイヤーの姿が、なんだか刑事ドラマチックになっています。


何とかパワーダグオンへの剛力合体に成功したエンでしたが、その間デスコップパワードと戦っていたライナーダグオンとシャドーダグオンは深く傷つき、さらにデスコップパワードの渾身の一撃で立ち上がれなくなってしまいます。追い詰められたパワーダグオンは、前回のルナの言葉を思い出し、ガンキッドを召喚して無限砲を装備。デスコップパワードとの一騎打ちに勝利しますが…。ゲキが上述の通り戦線離脱したため、今回はスーパーライナーダグオンではなくライナーダグオンが登場。シャドーダグオンとともにかなりデスコップパワードとの戦闘で粘ってくれましたが、ちょっと力及ばずでした。一方、ライナーダグオンたちの協力で合体できたパワーダグオンは、デスコップパワードの攻撃を受けても何とか持ちこたえますが、前回繰り出したパワードリルなどもほとんど通用しなかったため、繰り出せる必殺技がない状態に。迷ったパワーダグオンは、その時前回のルナの言葉を思い出し、無限砲を装備。その無限砲によりデスコップパワードを撃破しました。ルナが言っていた通り、パワーダグオンには無限砲のための新たな仕掛けが。ファイヤーダグオンと違ってパワーダグオンはジョイントなしでそのまま合体できるようになり、スコープが展開できるようになり精度も上昇。ショベルアームを支えとして発射できるようになったことで、発射の際の衝撃も軽減されるようになっていました。パワーダグオンはファイヤーダグオンよりも鈍重になっているので、こうした火力面での強化が行われているのでしょうね。こうして無限砲で吹っ飛ばされたデスコップパワードでしたが、中のデスコップはこの時点ではまだ生存。しかし、ある人物にとどめを刺されてしまいます。その人物の名は…、ワルガイア星人ヒドー―!

 

 

 

第33話「嵐を呼ぶ学園祭」

1996年9月21日放送
登場した敵他:台風宇宙人フットバー星人
       ワルガイア星人ヒドー

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「ええい!それもこれも、みーんな台風のせいなんだから!!」


STORY:待ちに待った学園祭の開催日。炎たちも各々出し物の設営に精を出すが、同じ頃太平洋上には大型の台風が発生していた。幸い山海市を通過する予想ではなかったものの、にもかかわらず突然上空に台風が発生!リュウの調査により、その正体が宇宙人フットバー星人であることが判明した!猛烈な雷撃と風で攻撃してくる星人。エンの思いついた、星人を倒す秘策とは何か?高校皆の、そして伊集院教頭の学園祭を守るため、エンたちが奮闘する!


みんな大好き、秋のイベント文化祭(学園祭)。炎たちの通う山海高校にも当然学園祭があり、今回はそれにまつわるお話となりました。全体的にユルくて笑いながら楽しめるお話になっている一方で、第5話にも登場したお堅い伊集院教頭も再登場。彼の意外な一面、そして彼なりに学園祭にかけるアツい思いも感じ取ることができるお話でしたね。こうした笑いあり・アツさあり・爽やかさありのお話こそ、『ダグオン』らしいお話って気がするよなぁ。


ついにやってきた、学園祭の季節。海たちは自分のクラスのカフェの出し物の準備を進めていた一方で、炎と激は諸事情により真理亜の超常現象研究会の出し物に協力することに。お化け屋敷の設営とメイクに尽力た彼らは、真理亜の提案で実験台として朝日山校長と伊集院教頭を招き入れ、手応えを確かめます。その後、出店の設営風景を眺めていた炎は、教頭の意外な一面を知るのでした。山海高校の学園祭は、一般的な学校と同じく、各クラスと部活がそれぞれ出し物を企画して開催している様子。海たち2年生のクラスはカフェをやる一方で、真理亜が自分の部活として企画した出し物は、お化け屋敷でした。超常現象研究会は真理亜しか部員がいないため、人員確保のために炎・激・学の3人を招集。彼らにそれぞれドラキュラ・フランケンシュタイン・カッパの格好をさせ、準備を手伝わせます。相変わらず真理亜に借金を返済できていないようで、それにより彼女の手伝いをさせられる炎。10話くらい前で激がやっとの思いで返済してくれたのに、また借りたのかよ!こうして、何とか完成したお化け屋敷。その初の入場者として選ばれたのが、偶然通りかかった朝日山校長と伊集院教頭でした。お化け屋敷に入ってガチビビりする教頭の一方で、校長はドッキリしつつも、わずかな時間でのっぺらぼうのメイクをし、炎たちを拍子抜けさせるというオチャメっぷり。ゆるキャラみたいに見えてちょっとかわいいと感じましたが、土に顔をつけただけの短時間のうちに、一体どうやってあのメイクしたんだ!?


太平洋上に台風が発生していたものの、明日の学園祭の天気は晴れの予報。テレビニュースを観て安心する海たちでしたが、その直後雷雲が街を覆いつくし、ゲリラ豪雨のようなものが降ってきます。生徒たちが出店の設営を中止し撤収する中、1人出店を完全防御して中で店を守るといい始めた教頭。彼の行動を不思議に思った炎は、翼から教頭の学園祭にかける思いを聞くのでした。同じ頃、上空をパトロールしていたリュウは、雷雲の正体が宇宙人であることを突き止めますが…。実際の台風は山海市よりも100km南の海上を進んでいたため、少なくとも市には台風が接近しないはず。にもかかわらず突然雷雲が発生し大荒れの天気になったのは、地球の文明を破壊しようとするフットバー星人の仕業でした。実はこの直前、北半球の各地で奇妙な超大型台風が出現し、甚大な被害をもたらしていた様子。しかし、台風とは違い渦の巻き方が時計回りであること、そしてそもそも「台風」という現象を知らなかったことから、星人の身体や能力が台風と酷似しているのは、あくまでも偶然のようですね。さて、フットバー星人の仕業により天気が急変し、危ぶまれる学園祭の開催。生徒たちは最低限の対策をして教室に撤収したのに対し、教頭は出店を完全防御し、中にテレビなどを持ち込んで、台風が通過するまでその出店で待機しようとしていました。教頭がこんなにも出店にこだわるのは、彼が毎年出店している自身の焼きそば屋台に、自分のすべての情熱を注ぎこんでいるため。普段は厭味ったらしい堅物な教頭でしたが、彼にもいい面、そしてアツいハートがあったんですね~。戦いに赴く直前、教頭の焼きそばに期待する言葉を残して去っていく炎のシーンも、いい味出してました。


一足先にリュウはシャドーダグオンに合体していましたが、フットバー星人の繰り出す雷撃と暴風の前に苦戦。スーパーライナーダグオンもダグファイヤーも駆けつけますが、そうした攻撃がある上に台風の中に星人の本体が隠れてしまっていたため、効果的な攻撃ができません。真理亜たちみんながダグオンのことを応援する中、ダグファイヤーある作戦を思いつきます。台風モチーフで名前もギャグみたいなものになっているフットバー星人ですが、これが意外に強敵。攻撃方法自体もシンプルですが、1つ1つの威力がかなり強く、さらに上述の通り自身が巻き起こした台風の中に本体を隠してしまっているため、なかなかこちらからの攻撃が当たりません。このままでは埒が明かない―。そんな中ダグファイヤーが思いついた作戦は、前半のシーンで一瞬触れられた、太平洋上にある台風にフットバー星人をぶつけることでした。星人は通常の台風とは違い、渦が反時計回りではなく時計回り。これに目を付けたダグファイヤーは、似たような規模の台風とぶつけることで両者の力を相殺し、台風の目の中に残った星人の本体を叩こうとしていました。エンらしからぬなかなかナイスアイディアとも言うべき作戦。様々な戦いを乗り越えていく中で、彼も以前より頭が回るようになった…ということか!?そして、そんなダグオンたちのことを応援していたのが、山海高校の生徒たち。「人々の応援を受けるヒーロー」という構図は印象に残りやすいものですが、それよりもこの直前に挿入された、真理亜と校長のやり取りの方が印象に残っちゃいましたね。一瞬にしてお化け衣装に着替える真理亜と、手品のように自分の頭を取り外してくるくる回す校長。2人とも、どう見てもただ者じゃないよ…。


ダグファイヤーの提案を受けたスーパーライナーダグオンとシャドーダグオンは、フットバー星人を台風まで誘導し、星人の本体を露出させることに成功。それを見たダグファイヤーは、パワーダグオンに剛力合体し、無限砲で星人を撃ち抜いて勝利をおさめます。こうして守られた、今年の山海高校学園祭。炎は教頭から焼きそばをごちそうになりますが、一方で森は不審な男女を見かけていたのでした。ダグファイヤー、そしてパワーダグオンには飛行能力がないため、星人の誘導はスーパーライナーダグオンとシャドーダグオンが担当。ちゃんと彼らの活躍シーンを作っているのが興味深いですね。そして、星人の本体が露出したのを確認した瞬間に、パワーダグオンが無限砲を発射!星人は爆発四散し、山海市にも晴れ間が戻ってくるのでした。100km先にいた星人をも、楽々撃破した無限砲。この武器自体の威力がいかにとてつもないかということがよくわかります。じゃあ、これを弾き返したマウザーロボやアーク城って…どんだけ強いんだ!?事件も解決し、無事学園祭は開かれることに。炎は教頭の計らいで大量の焼きそばを食べることになりましたが、森はクラスの出し物としてやっているカフェの中で、不審な男女を目撃します。彼らの正体は、ワルガイア星人ヒドーとルナ。ヒドーが海たちのもとにやって来ているということは、彼は既にダグオンの正体を知っているということなのか―!?

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第34話から第36話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』。7人目のダグオンの名は…、サンダーライ!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』挿入歌「真紅なヒーロー」です。

 

炎/ファイヤーエンが歌う、彼自身のテーマソング。音程のキーが少し高めなので、その歌唱は炎の声というよりも遠近さんの地声っぽい感じなのが特徴的です。けっこう歌うのに苦労したんだろうなぁ…。

 

今までご紹介してきたもの含めて、『ダグオン』では「勇者シリーズ」の中でもトップクラスでキャラソンが作られた作品(挿入歌数でいうと『ガオガイガー』の方が多いですが、純粋にキャラのテーマソングとしては、『ダグオン』の方が多いのではないでしょうか)。それだけ、キャラ人気があった作品と言えるんでしょうね。

 

 

 

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日本列島を大ヒット疾走中!劇場版シンカリオン乗り遅れにご注意ください!SP

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今回は、TBSにて1月8日の25:28~(1月9日の1:28~)放送された、『日本列島を大ヒット疾走中!劇場版シンカリオン乗り遅れにご注意ください!SP』のレビューです。

 

公式からもかなり直前でその放送が告知された、「劇場版『シンカリオン』」の2度目の特別番組。子供向けアニメなのにガッツリ深夜に特集番組を放送するなんて、アニメオタクを狙ったのでしょうか。それとも、単純に放送枠が確保できなかったからなのか…?

 

なお、1度目の特別番組のレビューは↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

大まかな放送内容は、上述した公開直前スペシャルと同じ。「改めて作った番組」というよりかは、「公開直前スペシャルに一部映像を追加し編集したもの」と言った感じになっています。

 

公開直前スペシャルと大きく違う点は、キトラルザス&『シンカリオン』のTVシリーズのストーリーの各紹介パートがすべて削除され、代わりに公開前試写会での映像や『エヴァンゲリオン』とのコラボCMが挿入されている点。コラボCMではきちんと「残酷な天使のテーゼ」が用いられており、貴重なものになっていました。

 

映画がすでに公開済みであることからか、「劇場版『シンカリオン』」の話題や映像の使用も、公開直前スペシャルに比べるとちょっと多め。でも、こっちもこっちでほとんど公開直前スペシャルとは変わりなかったかなぁ。

 

 

 

急遽の放送となった、『日本列島を大ヒット疾走中!劇場版シンカリオン乗り遅れにご注意ください!SP』。公式でもほとんど告知がなされてなかったことから、TBS以外での系列各局で放送される可能性は低いかもしれませんね。

 

公式Youtubeチャンネルで配信する可能性もあるけど、どうだろうな。今公開されてる公開直前スペシャルと、ほぼ内容被っちゃってるし…。


劇場版シンカリオン公開記念!冬休みは映画館で新幹線がチェンジ!シンカリオンSP

 

 

 

 

 

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