今回は、9月3日(水)に訪れた、現在開催中の大阪・関西万博のレポート後編です。
インド館を出て、マンゴーラッシーを飲みながら再びひと休みすると、時刻は大体13時30分頃。相変わらず当日予約の争奪戦には勝てないため、いったん会場内にあるショップであらかたお土産を購入し、終盤のパビリオンめぐりに臨みました。
なお、これまでに訪れたパビリオンのレポート(前編・中編)は↓コチラです。
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※今回掲載の画像も、サイズ変更のほか、一部画像では諸々の加工を行っています。また、立ち入りが許可された安全なエリアから撮影していることを申し添えます。
⑨セネガル館
当日予約の争奪戦があまりにも勝てないため、予約不要で入れるパビリオンを1つでも多く回ろうという方針に変更。会場内を歩いていると、目に入ったのがセネガル館とバングラデシュ館であり、前者のほうが入場列なく入れそうだったため、まずこちらに入館しました。
セネガル館の展示は、パネルによるものが中心。それ自体は決してハデなものではありませんでしたが、やはりコモンズB館でも感じた「国力のアピール」に力を入れているなと感じました。積極的に新しいことに取り組んでいるというのは、セネガルという国のイメージを変えてくれましたね。
ちなみに、この時は不在でしたが、入口付近のガイドの待機スペースには、折り紙で作ったミャクミャクが。ほっこりしたと同時に、色を変えるだけでこんなにもイメージが変わるのかと驚きました。
⑩バングラデシュ館
セネガル館を出ると、バングラデシュ館の列も無くなっており、すぐに入れそうだったので迷わず入場。パビリオン内の構成は、中央にメインの展示を、左右にサブの展示をそれぞれ配する独特な構造になっており、中央の展示を覆う造形物も目を引くものになっていました。
バングラデシュは、昨今の政情不安の他、日本と国旗が酷似している農業国というイメージがありますが、パビリオンでは、もちろん農業や伝統的習俗のほか、工業についても詳述。正直、この方面でのイメージはあまりなかったのですが、かなり頑張っているんだなということもひしひしと感じました。
さらに、展示終盤では、日本との交流の歴史も詳述。これは日本人として嬉しくなりましたね。
⑪カンボジア館
バングラデシュ館を出て、向かい側を見ると、EU館とカンボジア館を発見。EU館が少し並んでいたのに対し、カンボジア館は整列不要で入れそうな状況。ここでは、カンボジア館に入ることにしました。いや、列が少ないこともそうだけど、なんかEUのほうに行ったら普通過ぎて面白くないかなって思ったからさ…。
カンボジア館は、自国の文化のほか、農業の紹介が中心。米の種類の詳細等が語られており、イメージ通りの展示という印象を受けました。しかし、ただ単に農業を紹介しているワケではなく、今回の万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせて、どのような独自の取り組みをしているかも語られていたのがGoodでした。
文化の紹介では、アンコールワットの模型や出土品等、個性的な物品を展示。その中に、あのハヌマーンもいました。
⑫アメリカ合衆国館
3つのパビリオンを立て続けに回り、時刻は15時過ぎ。いよいよ予約不要かつすぐ入場できるパビリオンも無くなってきたほか、18時頃に夢洲を出る地下鉄に乗らなければならなかったため、「1~2時間並んで入れるパビリオンは無いか」と探していると、アメリカ合衆国館(アメリカ館)を発見。列には約2時間並ばなければならないと、時間的にはギリギリでしたが、並ぶことで休めるほか、ここに展示されている月の石を可能であれば見たいと思っていたので、腹をくくって並ぶことにしました。
思ったより列はスムーズに進み、入場したのは16時40分頃。FBIを想起させるようなスタイリッシュな入口から入ると、主に宇宙開発への取り組みや、アメリカがいかに世界に貢献しているかをアピールする展示が中心になっていました。
宇宙開発の展示にはかなり力が入れられており、スペースシャトル発射時の宇宙飛行士の様子を疑似体験できるほか、アメリカ各地の土地や文化の紹介では、積極的にマスコットキャラクターを使用。日本人が親しみやすいような展示づくりにしていたのは印象的でしたね。
一方で、パビリオンに入るや否やトランプ大統領夫妻の肖像画が飾られていたり、国際交流のパネル展示でも、ルビオ国務長官等現在のトランプ政権の閣僚が映る画像を積極的に使用していたりと、ややプロパガンダ臭のする展示構成になっていたのには、「アメリカもこういうことするんだ」とちょっと驚かされました。
そうした各種展示を経て、最後に待っていたのが月の石。1人当たりの滞在時間はかなり限られていましたが、上の画像の通り、ばっちり目の当たりにして写真に収めることが出来ました。
私の父は関西出身で、1970年の大阪万博には祖父母とともに行っているのですが、そのときのアメリカ館で見たというのが、この月の石。55年の時を経て、今度は息子が同じものを、(会場は違うけど)同じ大阪の地で開催された万博で、見ることが出来ました。
○今回の万博のまとめ
あれこれ言われていた万博ですが、やはりこうした世界的イベントは面白いですし、どれだけお金持ちになっても行くことが出来ないような国を含む、世界各国の文化等を知ることが出来たのは、本当に貴重な機会だったなと感じました。
さて、今回で万博のレポートはおしまい。できればもう1回くらい行きたいなと思いますが、以前の記事で触れた通り、もう最終日まで入場予約が満杯なので、行くことはまずかなわないでしょう。でも、1回行けただけでも十分記念になりましたね。
そして、私の帰省に合わせた大阪での活動はまだまだ終わらない!というワケで次回以降では、翌日9月4日に敢行した各種撮り鉄レポートを投稿していきます。あ、でもその前に、万博で購入したグッズ紹介のほうがいいかな?
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