今回は、7月26日（金）より公開されている映画『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON！プロミス・ザ・サーキット』の感想記事です。
『仮面ライダーアギト』そして『ガオレンジャー』の頃から、毎年恒例となっている夏映画。普段は観に行く等はあまりしていなかったのですが、今回は『ガッチャード』も『ブンブンジャー』も両方ハマっているということで、久しぶりに7月29日（月）の夜に観に行きました。夏映画をリアルタイムで観に行くのなんて、『W』以来かな。となると、ほぼ15年ぶりか…。
※今回は、先に上映された『ブンブンジャー』のほうのみを取り上げます。
STORY：サーキットを購入し、あのHIKAKINともコラボして、大々的に取り上げられる大也たちブンブンジャー。そんな中、調より、ハシリヤンの襲撃から逃げ延びたニコーラ王女が地球にやって来ていること、そしてハシリヤンの捕物隊長デイモンサンダーより、ニコーラ姫を引き渡さなければ、惑星大破壊大ミサイルを地球に撃ち込む旨通達が来ている情報がもたらされる。ISAの非情な決定に反発する調の思いを汲んだ大也たちは、デイモンサンダーを倒し、ニコーラ王女を無事地球から脱出させることを誓う。しかし、デイモンサンダーはブンブンカーを駐車していたサーキットごと苦魔獣：サーキットグルマーに変えてしまい、ブンブンカーの力を使って襲い掛かって来た！かつてないピンチの前に、ブンブンジャーはどう立ち向かうのか！？
本編時間は、今までの劇場版と同じく30分程度。内容はシンプルかつとても『ブンブンジャー』らしい作風になっており、スッと世界観を受け入れられると同時に、ライトに楽しむことができました。
お話を通して強く訴えられているのが、ブンブンジャーの精神というべきものである「自分のハンドルは自分で握る」こと。本作において、それを教えられ自分なりに解釈するのは、ゲストキャラクターであるニコーラ王女であり、彼女の精神的成長も大きなテーマの1つになっていました。尺の足りなさは否めませんでしたが、その中でも出来る限り描こうとしていたと感じました。
戦闘シーンについては、変身前の姿を含めると、本編時間の8割くらいをほぼ皆ずっと戦いっぱなし。変身後の戦闘では、ワイヤーアクションや火薬による爆破を多用したドハデな構図を作ることが意識されており、そうした小道具や演出を使ったものはもちろん、カメラを寄せたり逆にかなり引いてみたりと、カメラワークにも変化をつけることで、TVでは見られないようなダイナミックでのびのびとした戦闘シーンになっていました。『ガッチャード』に比べると、出雲ロケの比率が少なく、終盤の戦闘シーンはいつもの岩舟山でしたが、普段のTVシリーズではまずやらないような爆破やアクションをやっており、「ここってここまでドハデなこともできるんだ」とビックリしました。
なお、事前に映画限定ロボの情報が無かったとおり、今回は映画限定アイテムの登場はなし。それどころか、巨大ロボ戦もありませんでした。そのぶん、サーキットグルマーがブンブンカーを使って暴れてたから、これでブンブンカーの販促は出来ているということになったのかな。
敵役であるデイモンサンダーも、本作のみの登場ですぐ倒されちゃった感は否めませんでしたが（上述のとおり本編時間が30分程度しかないので）、見た目も声もインパクト充分でGood。また、「スーパー戦隊シリーズ」らしいコメディー描写も多かったのが、面白かったですね。
ちなみに、本作の一番の大物ゲストはHIKAKINになりますが、ドラマ本編とはほとんど関係ない登場だったのが、かわいそうであり、同時にちょっとおもしろくもありました。まあ、こうした登場のさせ方もアリと言えるでしょう。
さて、『ブンブンジャー』の映画だけでも結構楽しめましたが、夏映画はみなさんご存じの通り2本立て。この後待っているのは、『ガッチャード』の映画です。
というワケで、次回以降では、映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』を取り上げることにしましょう！
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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