今回は、1月22日(月)に発売された書籍『ウルトラマンブレーザー全バトルクロニクル』のご紹介です。
ニュージェネレーションヒーローズ作品の中でも独自路線を貫徹し、人気を博した『ブレーザー』から、早くも全話をまとめたムック本が登場!放送終了直後の発売となりましたが、最終回までのスチールや、田口監督&小柳さんの振り返りインタビューを掲載していることを考えると、ほぼ最速と言えるタイミングでの発売だったと言えるでしょう。この調子で、超全集とかも発売してほしいなぁ。
なお、当ブログにおける『ブレーザー』の感想記事は、↓下記リンクより1話から順にお読みいただけます。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
本書の中身は、超全集のうちカラーグラビアページをかなり深化させたようなもの。特別総集編2・3を除く全てのお話のカラーグラビアと解説が掲載されており、読んでいて楽しい本になっています。ただ、付記されている解説は大人が普通に読むのを想定して記載されているので、ちょっと子供向けではないかな。
各話よりピックアップされている写真は、作品中の映像から切り出されたものではなく、撮影時に合わせて撮っていたのであろうものが主体。そのため、劇中では接写されていたためわかりにくかった、各話におけるミニチュアセットの全景や、ブレーザーと怪獣のアクションがのびのびと写ったカットも挿入されており、とても興味深いものに仕上がっていました。
使用カットが全て合成前のものであるため、スパイラルバレード使用シーンは、合成を乗せるための棒ライトをそのまま掲載。「Making」と付記して、アピールされていました。
また、巻末には田口監督と小柳さんの対談インタビューが収録。『ブレーザー』の話なのに、最初の見開き1ページはまるまるそれまでの思い出話に割かれていたり、一部過去に別のメディアでも取り上げられた話も触れられていましたが、お2人の仲の良さ、そして綿密な連携とこだわりを感じることができました。『ブレーザー』の最終回は、良いストーリーだった一方ある意味上手く行きすぎな印象を受けましたが、それは制作側も承知であり、そのうえでそれでも伝えたいメッセージがあったから、ああしたんだなということがよくわかりました。
そしてラストでは、2月23日(金)の劇場版の宣伝が挿入されたあと、エミを中心とした劇中に登場した様々な衣装の写真が掲載。「「趣味はコスプレ」という設定があったのに、あんまり劇中で生かされた印象が無かったなぁ」という感じの彼女でしたが、改めて振り返ってみると、9種+私服とメンバー内で最多と言える衣装の種類があったのには、ちょっとビックリしました。
でも、改めてこうしたバリエーション豊かな衣装を見ると、エミがその趣味を存分に生かしたお話も観てみたかったなぁと思っちゃいますね。それっぽいお話は、VSレヴィーラ回がありましたが、これとは別にちょっとコメディタッチな、いわゆる七変化回みたいなお話も観てみたかったなぁ。
現行作品の全話まとめムック本としては、「ウルトラシリーズ」史上最速ともいえるスピードで発売されたといっても過言ではない、『ウルトラマンブレーザー全バトルクロニクル』。カラーグラビアも豊富であり、かつ詳細なキーワードやアイテム解説もあったことから、読んでいて非常に楽しい、そしてファンであればぜひ手元に置いておきたい1冊になっていました。
これが出たとなると、次に期待したいのが、やっぱり『超全集』。一刻も早く発売してもらいたいですね。そういえば、『トリガー』も『デッカー』も『超全集』が発売されてないけど、こちらは発刊予定あるのかな?
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