お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第24話 ちょっとした感想

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ジェラミーが気づいた意外なあやまち

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

5王国を巻き込む、チキュー祭りだ!今回は、ギラたち5人がシュゴッダムで夏祭りを楽しむと同時に、ジェラミーが、人類とバグナラクの共存を願っていたにも関わらず逆に分断を生んでいたことに気づき、ショックを受けるお話。相反する2つの要素ですが、細かくシーンチェンジを使うことで視聴者の目をどちらにも惹かせて、違和感があまりない形で2つのドラマを進めていました。

 

そうした2つのドラマに隠れてスルーしがちですが、今回ギラが初めて「邪悪の王を自称しなくてもいいのでは?」と気づいたことは、個人的にはかなり注目したいなという感じ。今後彼は、あの仰々しい演技はやめて、自分らしい王様としてのあり方を模索していく…のかな?

 

なお、前回(第23話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

チキューを襲う、異常なまでの暑さ。ヤンマら4王国の王たちは、冗談まじりにギラにあれこれ注文をつけますが、それらを前にギラは戸惑うばかり。そんな中、ギラがブーンを追い返したさまを見たヤンマは、唐突に、5王国を巻き込んだ夏祭りの開催を提案します。同じ頃、デズナラク8世の次なる企みに、いち早く気づいていたジェラミーは、ゲロウジームと乗り込みそれを止めさせようとしますが…。今回は序盤から、ギラ側のドラマとジェラミー側のドラマを交互に描き、同時並行で2つのドラマを進めていく形式に。ジェラミー側のドラマは安定していましたが、ギラ側のドラマは、ちょっと強引かなぁと感じました。まだ王様になりたてのギラを、冗談交じりにおちょくるのはわかるけど、ブーンを追い返したことがキッカケで「シュゴッダムで夏祭りを開くぜ!」となるのは、ちょっと急過ぎないか?いや、ヤンマたちのそうした考え方の根底には、ギラを思う気持ちがあるのはよく分かるんだけど…ほら、こう、もっと踏むべき過程ってあるじゃん?

 

急な企画だったものの、各国の王や側近たちの協力もあり、無事開催にこぎつけたチキュー祭り。人々がそれを楽しむ中、ギラは1人依然として邪悪の王ムーブのままでした。しかし、それを見かねたヤンマたちの発言をキッカケに、彼はついに自分なりの王としてのあり方があるはずだということに気づきます。一方、デズナラク8世を止めようとするジェラミーは、そのデズナラク8世のある発言をキッカケに、重大なことに気づかされるのでした。ギラたちが夏祭りを楽しんでいる頃、1人デズナラク8世の言葉から自分の過去の行動にショックを受けていたのがジェラミー。この辺りのドラマの切り口は確かに鋭く、「なるほど、そういう視点があったか!」と膝を打ちました。ジェラミーとしては、客観的事実としてずっと「人間がバグナラクを打ち倒した」と語ってきましたが、この語り口は人間側の視点。そもそもこの戦いの正義が人間側にあったのか、それともバグナラク側にあったのかが不明であるほか、これを聞かされる人間たちは無意識的に人間側の視点に立って物事を考えてしまい、疑問も持たず「バグナラクは悪である」と思い込んでしまいます。ジェラミーの思い(人間とバグナラクの共存)と、人間の思い込みを両立させた、実に巧みな落としどころ。これは本当に素晴らしい視点ですね。おまけに、ジェラミーはあくまでも語り部であり、自身もデズナラク8世もその戦いのあとに生まれている存在であるから、「戦いの正義がどちらにあったのか、お互い分からない」という構図を生み出しているのも非常に興味深いです。どこまで意図してドラマ展開を作っているのかはわかりませんでしたが、久々にニチアサのドラマ展開で、深く唸らされましたね。

 

シュゴッダムを突然襲う地響き。その正体は、ザリガジームの掘削でした。すぐさまキングオージャーに変身し、エクストリームキングオージャーを召喚したキングクワガタオージャー/ギラたちは、そこまで苦戦することなくザリガジームを倒すことに成功。しかし、事件はまだ解決しておらず、何としてもチキューを破壊しようとするデズナラク8世は、自らチキューの核へと飛び込んで―!終盤では、申し訳程度にザリガジームが登場するも、エクストリームキングオージャーの敵ではなくあっという間に退場。しかしそのあともドラマは続き、悩むスパイダークモノス/ジェラミーのスキを突き、デズナラク8世はザリガジームの代わりに自らチキューの核へと飛び込みます。ここでのスパイダークモノスの感情が手に取るように分かるほか、だからといって単純にキングクワガタオージャーたちを妨害せず、「自分がケリをつける」と行動を起こすのがいい塩梅。やはりジェラミーは、飄々としてるけど、悪いヤツではないですよね。さて、そんなジェラミーの行動は間に合わず、デズナラク8世はチキューの核に没することに。さあ、ここからどうなる―!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デズナラク8世の、チキュー破壊作戦がいよいよ始まった。これを食い止めるには、王様だけでなく、各王国の側近たちの強力も不可欠だ。全ての力が1つになるとき、3体のロボもまた1つとなる―!

 

次回は、驚異の20体合体:ゴッドキングオージャーの初登場回!キャスト陣も特撮描写もお金かかってそうだけど、それに対するデズナラク8世の攻勢が、そう言えば次回予告にあんまり出てこなかったような…?

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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