お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ちょっとした感想 Report-3(第7~9話)

今回は、機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の感想記事第3回目です。

 

アイナとの再び関わったことで、戦争に対する価値観が変化し始めるシロー。今回ご紹介の3話では、そうしたシローの考え方の変化と、それに反した動きをする一年戦争という時代のさまが描かれます。第5話頃までの雰囲気からは一変し、非常に重く、そしてハードな展開が連続。いきなりテイストが変わったのは、やはり諸事情により監督が変わった影響が大きいのでしょうか?

 

なお、前回(第4~6話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第7話「再会」

1997年10月25日発売

登場した敵他:アプサラスゴッグアッガイ、ザクⅠ

「ジオンと連邦が助け合える…。あなたといると不思議です。シロー・アマダ少尉。」

 

STORY:大破したシローの陸戦型ガンダムとアイナのアプサラスは、吹雪の中の山岳地帯をさまよっていた。お互いを認識した2人の中で、シローは進んで、自分もアイナも助かるべく、陸戦型ガンダムの力を使って何とか着陸に成功。しかし、今度は自分が山岳地帯に投げ出されてしまう。そんな彼を救ったのは、アイナだった。第1話と同じように、助け合いながら生き延びようとする2人だったが、翌朝、各々を助けに来た連邦軍ジオン公国軍の戦闘を目の当たりにする。戦争のむなしさを目の当たりにした彼らは―。

 

シローがアイナへの恋心を吐露すると同時に、2人が戦争の現実と虚しさを痛感するという、『08小隊』においてそのストーリーの流れが変わる節目となる一編。今までは、シローら08小隊の仲にスポットがあてられていて、どこか和気藹々とした雰囲気がありましたが、今回は登場人物が絞られているうえ、ドラマ展開も一気にハード調になっていきます。このまま、重たい感じの雰囲気で物語が進んでいくのかなぁ。となると、シローとアイナに待っているのは、悲恋か―?

 

ジオン公国軍オデッサ戦線での敗色が濃厚となり、ユーリ・ケラーネが撤退準備を進めていた頃。シローの陸戦型ガンダムとアイナのアプサラスは、雪が残る山岳地帯を航行中。しかし、陸戦型ガンダムは大破状態であり、アプサラスもコントロールを失い、このままでは墜落は必至の状況でした。シローを助けるために脱出を促すアイナでしたが、シローは2人とも助かるために奔走。陸戦型ガンダムに残された数少ない装備をフルに使い、奇跡の着陸を果たすのでした。前回消息を経ったシローとアイナでしたが、そのまま上空に上がったあと、コントロールを失って山岳地帯方面へと航行していることが判明。真っ先に目覚めたシローは、アプサラスパイロットがアイナであることを確信し、彼女を救うために奮闘します。今回全編にわたって目立つのが、シローの超人的とも言える頑張り。Aパート後半では、上空にも関わらず自らコクピット外に出てアイナの生存確認をする、墜落しかけのアプサラス陸戦型ガンダムバックパック噴射で支えきり、崖っぷちで食い止める等、命知らずの行動で奇跡を連発します。ムチャな行動をする「ガンダムシリーズ」の主人公は過去にもいましたが、今回のシローはトップレベルのムチャっぷり上空と言ってもただの上空ではなく、山岳地帯の山々よりも上の高度ですから、空気も薄く気温も低いはずです。それなのに、生身1つで外に出て、アプサラスに這いつくばるとは…。「どう考えてもムチャクチャだ!」と思いましたが、驚くほど細かな作画(アプサラスがじょじょに壊れていく、緩やかに高度が下がっていく、何度も振り落とされそうになるシロー等)やシローの表情、そして檜山さんの演技により、幾分か違和感は軽減されていました。いやはや、しかし本当によくやるよ…。

 

なんとか生きて着陸したシローたちでしたが、陸戦型ガンダムアプサラスの重み等に耐え切れず、崖下へ落下。シローはギリギリのところで脱出を果たしますが、身一つで雪山に投げ出され、さらに日が暮れてきたことから、生死の境をさまようようになってしまいます。意識が朦朧とし、眠ってしまった彼が見た夢は、かつてコロニー内での戦線で目の当たりにした、悲惨な戦争でした。アプサラスを食い止めた陸戦型ガンダムでしたが、さすがに機体に限界が来ており、崖下に落下。シローは脱出して生還しますが、またも生身1つで今度は、雪山野中に放り出されることになり、おまけに日が暮れてきたことから、身体が限界に達してしまいます。この雪山をさまようシローのシーンも、非常に細かく描写されており、ジェット噴射により融けた雪を追って陸戦型ガンダムの前にたどり着いたり、吹雪を避けようとアルミシートを取り出すもそれが吹き飛ばされてしまったりと、シローの行動1つ1つが丁寧に描写。雪山の中での彼の感情や身体の変化が、手に取るようにわかりました。ここでは、彼の生死がかかっていることから、今までとはまた違った緊張感があったなぁ。そんなシローは、やがて限界に達し、雪山の中で眠ってしまうことに。そこで見た夢は、かつて自分が経験したコロニー内での戦闘でした。シローは過去、コロニー内でザクⅠとの戦闘を経験。自身は生還するも、民間人を救えなかった苦い経験がありました。この描写は、シローの過去を知るという意味では絶対に必要な描写である一方、このあとの展開を考えると、逆に不要ではなかったかとも思えました。

 

シローが目覚めると、目の前にいたのはアイナ。アイナへの正直な思いを伝え、さらにギニアスの存在を知った彼は、彼女とともに、生還するために再び協力を行います。残された装備でシローの凍傷を回復させ、体調を復調させた2人は、このまま戦争がなくなって平和な時間が続けばいいと願いますが、同じ頃、ノリスたちジオン公国軍側は、アイナの捜索を続けていました。凍傷を負い、昏睡状態に陥っていたシローを助けたのはアイナ。最初こそ、寝ぼけてアイナに冷たく接するシローでしたが、正気を取り戻したあとは、2人で生還するために積極的に行動します。Bパート前半で描かれる、シローのジオン公国軍への恨みと、アイナへの恋心へのせめぎあい。それ自体はいいのですが、これ以降アイナへの恋心が主軸となり、「戦争なんてなくなればいいのに」という発想に転換していくさまは、いささか急すぎるのではないかと思いました。最終的にはそうなって良いのですが、この直前にあれだけ凄惨なコロニーでの戦闘を描写しておいて、そのあとアイナとのやりとりを経てアッサリ方針転換するなんて、シローちょっとアイナにゾッコンすぎやしないか?そもそも論として、シローとアイナの関わり合いも今までそれほど多く描かれていないから、シローが戦争というものを捨て、敵味方の垣根を超えてアイナに惹かれるのも、ちょっと急展開すぎる気がするんですよね(現状、第1話で行動をともにしたことだけでシローが惹かれている恰好になっている)。OVAなので話数が限られているのはわかりますが、このあたりはストーリーの根幹に関わるものだから、より丁寧に描写してほしかったなぁ。そんなシローとアイナは、やがて生還するために協力を開始。シローはアイナから部品をもらって陸戦型ガンダムを修理し、そのビームサーベルで雪を融かして沸騰させ湯を作り出す等、かなり積極的に行動します。ここでは、シローの積極性がいい方向に働いていてGood。でもさ、アイナにいきなり「一緒に風呂入らないか?」って訊くの、なかなか飛ばしてるよなぁ(シローのアイナを思いやる気持ちはよくわかりますが)。

 

翌朝、天候が回復し晴天となった山岳地帯。しかし、シローとアイナの目の前で、連邦軍ジオン公国軍の衝突が発生し、シローは戦争へのむなしさを覚えます。彼の外池kに対し、アイナはあえて何も答えず、機密保持のためアプサラスを爆破して撤退。シローは1人山岳地帯に残されますが、やってきた連邦軍によって救出されることになるのでした。ラストでは、シローやアイナの意思に反して、彼らの目の前で連邦軍ジオン公国軍ドッグファイトを始めるさまが描写。ドッグファイト連邦軍の勝利に終わりますが、ジオン公国軍はアイナの救出に成功、アイナもまた、機密保持のためにアプサラスを爆破し、近づいてきていたガンペリーを合わせて排除します。これらの状況を見て、最も戦争へのむなしさを覚えていくのがシロー。彼は雪山で1人、去っていくアイナに問いかけます。オデッサが陥落したことで、これから一年戦争連邦軍の優勢になっていきますが、そんな中で、1人反戦意識を持つようになったシロー。こりゃあ、今後はハードなドラマ展開が待ち受けているぞ…。

 

 

 

第8話「軍務と理想」

1997年12月25日発売

登場した敵他:陸戦型ザクⅡ

「いつもみたいに命令してくださいよ…。「全員、生きて帰れ」って!」

 

STORY:アイナと協力して生還したシローを待っていたのは、査問委員会だった。彼は生き延びるために彼女と協力したことを正直に吐露し、反戦の意思を訴えるが、一蹴され謹慎処分に処されてしまう。その直後、小破陸戦型ザクⅡ3機が、食料を求めて偶然キキの村に侵入。最初はやり過ごすつもりだった彼女らだったが、思わず先制攻撃を仕掛けてしまったことから、泥沼の戦場と化してしまう!キキたちのピンチに、シローは軍規を破って行動するが…。

 

第3話等に登場したキキの村が、ジオン公国軍の攻撃によってほぼ壊滅してしまうという悲惨なお話。状況だけでもかなり凄惨ですが、それにプラスして、シローの理想に反した行動をとっていく、キキらゲリラやジオン公国軍トップ隊のメンバーたちに、かなりのむなしさを感じます。シローの葛藤はよくわかるのですが、あまりにも理想論を語りすぎていて、物語から浮いちゃっているなぁという印象。第1~3話のお話の雰囲気からもガラリと変わってしまい、『08小隊』はじょじょに終盤へと向かっていきます。

 

山岳地帯から、奇跡の生還を果たしたシロー。しかし、彼を待っていたのは、連邦軍本部による査問委員会でした。シローは、ジオン公国軍の中にもよい人間がいること、また無益な戦争は中止するよう訴えますが、連邦軍本部側からは一蹴され、謹慎処分になってしまいます。同じ頃、アイナもギニアスから似たような追及を受けていましたが、そこへアプサラスⅢ開発の中止意見が出たことで、ギニアスはだんだんと錯乱していきます。序盤では、シローが連邦軍側へ帰還するシーンはあえて省略され、査問委員会で追及を受ける彼の姿を中心に描写。今までの経験を踏まえて、自分の考えを訴える彼ですが、連邦軍上層部にその思いが伝わることはありませんでした。いくらアイナがいい人であるからとはいえ、確かにシローの考え方は理想論。しかも、前回アイナに思いを寄せる一方でジオン公国軍への憎しみは捨てられないと言っていたのに、今回ではできるだけ無益な戦争はやりたくないというのは、ちょっと考え方が変わりすぎです。戦争のむなしさ、そしてシローの思いに反する方向へ進んでいく連邦軍ひいては一年戦争という時代の悲しさを描きたいのはわかりますが、なーんか急すぎるというか、もうひと押しほしいなぁという感じでした。そんなシローと同じように、ギニアスから追及を受けていたのがアイナ。最初こそ彼女を追及していたギニアスでしたが、ユーリからアプサラスⅢの開発中止を進言されたことで、関心がそちらに向いていきます。今回のこのシーンで、ギニアスが一気に錯乱状態に。「ガンダムシリーズ」において、登場人物が急に狂気を見せ始めるというのはよくあることですが、ギニアスもその1人となりました。一応、アイナがシローに恋しているかもしれないという不安と、アプサラスⅢ開発中止という承服できない提案が重なったであろうということは推測できますが、それでも…こちらもちょっと急すぎるよ。

 

小破した陸戦型ザクⅡ3機で構成されているトップ隊は、食料を求めてジャングルをさまよっていると、偶然村があるのを発見。それこそが、キキたちの暮らす村でした。自分たちがゲリラであることをバラさないように、慎重に行動するキキたち。しかし、トップ隊の中の1人であるアスの横暴により、内心では怒りが高まっていました。同じ頃、キキの村のそうした状況を知ったシローは、軍法会議にかけられるであろうことを承知で、08小隊に出撃を命令。カレンたちも、それを承知で進んで命令を受けるのでした。Aパート後半からは、一転してキキの村の描写へ。ジオン公国軍側であるトップ隊は、隊長のトップや部下のデルが確かに攻撃等の意思がない一方、アスだけが毛並みが違い、鬱憤もたまっていたのか、村人たちに対して雑な対応をします。今回は、このアスがもっと落ち着いて行動しておけば、後半における悲惨な戦いは起きなかったなという感じ。キキたち側もやましい要素(自分たちがゲリラであること)があったんだから、下手に刺激しなければよかったのにね…。そんなキキの村の状況を、別の小隊づてに耳にしたシローたち。コジマ大隊長に進言しても、キキの村への支援は行わないという決定がなされる中、シローは、軍規を破ることになるのを承知で、独断で08小隊に出撃命令を出します。その気になれば、コジマ大隊長のサインが入った白紙の命令書があったことから、それを用いて命令を偽装することも可能だったシロー。しかし、彼はあえてそうした手段を取りませんでした。このへんが、非常にシローらしいなと感じられてGoodでしたね。もっとも、命令偽装なんてバレたら、「謹慎中の隊長が勝手に命令を出して出撃した」こと以上の厳罰が待っているだろうしね…。

 

アスの横暴に耐え続けてきたキキたちでしたが、彼がキキに暴力を働こうとしたことで、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまい、村側から先制攻撃をかける形に。トップ隊は機体が小破していることから、撤退を優先しますが、その際にバレストの家を破壊するなどしてしまい、戦闘は泥沼化してしまいます。そうした中でシローたちが駆け付け、キキを救いますが、村を守るためにわざとトップ隊をそのまま撤退させようとするシローの考え方に対し、村人たちは猛烈に反対します。Bパートより、恐れていたキキたちとトップ隊の戦闘が勃発。アスがキキに乱暴しようとしたことがキッカケではありますが、トップ隊がその場をおさめようとした一方で、村人たちが怒りに任せて攻撃を続けたことで、戦闘は泥沼化していきます。一連のシーンにおける戦闘は悲惨であり、怒りと恨みに任せて乱射する村人たち、デルの呼びかけを無視して攻撃を続けたばかりに、バックパックの噴射で吹き飛ばされるバレストたちと、混乱するドロドロの戦局がまざまざと描写。原因はトップ隊にあること、また村人たちの怒りも十二分に理解できるものですが、それを加味してもいたたまれない気持ちになりました。今回は、『08小隊』の中でもトップクラスに悲惨な描写でしたね。そうした戦場に飛び込み、キキたちを救うために奔走していたのがシローたち。中でもシローは、自ら村内に入って直接キキたちの救出に携わりますが、村を救うことを優先しわざとトップ隊を逃がそうとするシローの考えに対し、怒り心頭の村人たちは、それを良しとしませんでした。相変わらず理想論を語り気味のシローですが、ここでの彼の考え方は、確かに一理あるもの。ですが、職業軍人でもない村人たちに、そうした冷静な判断をしてみろって言っても…まあムリだよね。

 

戦場はやがて畑作地帯へと移動。ここに、トップ隊を食い止める罠を仕掛けていたシローは、うまく彼らを行動不能に追い込み、さらにカレンとサンダース各機のビームライフル狙撃により、トップ隊の陸戦型ザクⅡをほぼ使い物にならなくします。これにより、彼らに投降を求めるシローでしたが、今度は復讐に燃える村人たちがトップ隊を襲撃。トップ隊も対人兵器で応戦し、さらなる犠牲者を生んでしまいます。結果として、トップ隊は全滅。キキたちは生き残るも、多くの村人たちが死傷するという、悲惨な結果に終わるのでした。終盤、戦闘は畑作地帯へと移動し、シローが仕掛けた罠でトップ隊はほぼ沈黙。このままことを穏便に済ませれば、丸く収まりそうでしたが、怒りがおさまらない村人たちがなおも攻撃を加えたことから、さらなる犠牲者が出てしまいます。沈黙したトップ隊に対し、攻撃しようとする村人たち。それに応戦すべく、トップは対人兵器を使用し、結果トップ隊は全滅、村人の大多数は死傷という、最悪の結果を生んでしまいます。結局、自分の理想や、それに対する行動での証明が出来なかったシロー。しかし、彼が来なければ間違いなく村は全滅していたでしょうから、彼の行動は決してムダではなかったと言えるでしょう。

 

シロー「何もできなかった…。自分の言葉を証明することも、村人を救うことさえも!」

キキ「そんなことねぇさ。あんたが来なかったら…村は全滅だった。」

 

 

 

第9話「最前線」

1998年2月25日発売

登場した敵他:アッガイ

「連邦のためじゃない!それでも…仲間のためなら戦う!」


STORY:シローら08小隊に次に下った命令は、空挺作戦だった。カレンとミケルそして復帰したエレドアと、シローとサンダースに分かれて、行動を開始する。しかし、地上に降り立った彼らを待っていたのは、過酷な戦いだった。着陸直後にカレン機はアッガイの襲撃を受けてピンチに陥り、シローはカレン機降下の際に情けを賭けたジオン公国軍アブスト部隊から、今度は待ち伏せ攻撃を受けてしまう。それでもシローは…まだ迷っていた。戦場の中でのシローのとる選択は、戦いか、それとも撤退か!?

 

ジオン公国軍の勢力圏に、08小隊が上空から堂々と空挺作戦を仕掛けるという、危険な作戦の遂行を描いた一編。前半ではカレンたちが、後半ではシロー&サンダースがメインとなっていますが、より描写に重きが置かれていたのは、後者の方でした。シローは今回のお話を通して、自分なりに戦う理由を見出しますが、アブストの言う通り「結局それかよ」という印象。しかも、そうして意を決して戦った結果、あまり戦果を挙げられていないんだから、何とも言えないんだよな…。ちなみに、今回で新型機ガンダムEz-8も登場。スパイ容疑がかけられているシローに新型機が与えられるって、よく考えてみると変だよな…?

 

08小隊に下った次なる命令は、ジオン公国軍の勢力圏内での空挺作戦。それは、部隊全滅の可能性もある、危険な作戦でした。それでも、この作戦の遂行を決意したシローたちは出撃。第一段階として、上空から陸上への降下を試みますが、第一陣として降りたカレン機が、ガウ攻撃空母に偶然接触するという、いきなりのピンチを迎えます。降下しながらの戦闘に苦しむカレンでしたが、ここでシローのガンダムEz-8が駆け付け、ガウ攻撃空母を無力化。これにより、第一段階の降下作戦は何とか成功するのでした。今回は、危険な空挺作戦を実施するところからお話がスタート。エレドアが戦線復帰したことで、元の08小隊の雰囲気が復活します。カレンもサンダースも寡黙なほうだし、ミケルもどちらかと言えばマジメなキャラだから、こうした軽妙な感じのエレドアのキャラは、08小隊にとって貴重。彼が復帰したことで、一気に隊が人間味を取り戻したように感じられました。そんなやりとりを経て、いよいよ作戦決行のとき。第一陣としてカレンが降下しますが、雲をかき分けた先にいたのは、なんと敵のガウ攻撃空母でした。初っ端からピンチに陥るカレン。第二陣として降下した、シローのガンダムEz-8の支援がなければ、この時点で撃墜されていたところでした。よりによって、敵の真上から08小隊を降下させた連邦軍。別にそれ自体に意図は特になかったらしいことから、全くの偶然であることが推測されます。えぇ、真下に敵機がいることを捕捉出来なかったの…?そんなこのシーンにおいて、シロー機としてガンダムEz-8が初登場。軽快な動きにより陸戦型ガンダム以上の機動性を見せますが、未だ心に迷いがあるシローは、ガウ攻撃空母の艦長であるアブストを撃てず、そのまま逃がします。そしてこの行動が、Bパートでシローを苦しめるキッカケとなるのです。

 

湖畔に降り立ったカレンは、降下成功によりひと段落。しかし、そんな彼女を狙っていたかのごとく、水中からアッガイが現れ、彼女を襲撃します。不意を突かれ、機体を中破させられてしまったカレンは大ピンチ。ですが、ここでタンクに乗っていたエレドアとミケルが、それぞれ命がけのアシストをしたことにより、何とかアッガイを撃破。カレンは機体を損傷させながらも、無事生き延びるのでした。Aパート後半、なんとか地上に降下したカレンを待っていたのは、アッガイによる不意討ち。完全に油断していたカレンは、あっという間に頭部と左腕を破壊されたうえ、コクピット部分を叩き潰され、絶体絶命のピンチに陥ります。ガンダム』から登場し、その愛らしい姿が印象に残るアッガイですが、今回は本当に敵の強力なモビルスーツという形で登場。アッガイに対して、これほどまでに脅威を感じたのは初めてであり、同時に、こんな感覚を覚えるとは思ってもみませんでした。そんなカレンのピンチに気づいたのが、同じエリアに降下した、エレドアとミケル。エレドアは、ミケルにタンクの操縦を任せて地上に出、カレンのもとへ全力疾走。ミケルがタンクでアッガイの陽動をしている間に、カレンを叩き起こし、自らがカメラ代わりを務めて、アッガイビームライフルで撃破します。ここで一番の頑張りを見せてくれたのが、エレドア。普段の軽いノリの彼からは想像出来ないような、目覚ましい活躍を見せてくれました。そうそう、ここで彼、ついにカレンに惚れていることを告白しちゃいましたね(そうなんだろうなという描写は、第2話から挿入されている)。

 

シローの情けにより、ユーリのもとへ生還したアブストは、他の兵士たちが宇宙へあがるための時間稼ぎの撤退作戦を志願。自らマゼラアタック隊を率いて、やってくるであろうシローたちを待ち伏せます。そのことを知らず、現地に降り立ったシローとサンダースは、慎重に行動していたものの、結果的にアブストの罠にはまってしまうことに。サンダース機が小破する中、それでもシローは、マゼラアタック隊を撃つことができないでいました。Bパートでは、シローたち側の描写が中心。彼らが降下した地点の付近には、オデッサより敗走してきたユーリの部隊がおり、宇宙へ上がる作戦の決行直前。それを完遂するために、アブストは自ら名乗りをあげて、シローたちの陽動作戦の役を買って出ます。ここでは、先にジオン公国軍側の動きが描写されているため、視聴者はジオン公国軍の意図や動きを知ったうえで、シローたちの作戦行動を観ることに。彼らは慎重に行動していたものの、結果的にはアブストの罠にはまり、攻撃を受けるハメに陥ってしまいます。アブスト側の戦力は、戦車であるマゼラアタックのみであったため、その気になればガンダムEz-8の力で全滅に追い込めたはず。しかし、シローの葛藤がそれをさせず、それによる時間経過が、ユーリたちの撤退作戦の成功に寄与してしまいます。敵地の最前線にいて、しかも冒頭助けた相手に戦闘を仕掛けられても、なお悩み続けるシロー。絶望して考え方がブレるよりかはまだマシですが、それでもここのシローは、ちょっとウジウジしすぎかなぁという印象でした。サンダース機が目の前でやられてる状況でもあるのにね…。

 

アブストから挑発されても、迷い続けるシロー。しかし、サンダースから無事の連絡を受けたことをきっかけに、仲間のために戦うことを決意。ビームサーベルを引き抜き、アブストのマゼラアタックを破壊します。しかし、この撤退作戦は既に終わりを迎えており、アブストはそこから脱出していてもぬけの殻。シローはその状況に対し、笑うことしかできませんでした。こうして逃げ延びることに成功したアブストは、ユーリと合流しますが、彼らを待っていたのは、ギニアスによる思いもよらぬ仕打ちでした。サンダースから無事の連絡を受け、安心すると同時に覚悟を決めたシロー。彼は、あくまでも「仲間のために戦うこと」を決意し、ビームサーベルを振るってアブストのマゼラアタックを破壊します。しかし、アブストはすんでのところで脱出しており、この戦闘でシローが成し遂げたことは、残念ながら何もありませんでした。ついに迷いを振り切ったシロー。その答えがこれなのは別にいいのですが…、「これだけ引っ張っておいて、答えがこれかい!」という感じは否めませんでした。ですが、そうしたシンプルな、しかし大事なことに気づくことがあまりにも遅すぎたことに、シロー自身も気づいているのでしょう。終盤、アブストを取り逃がしたことを知ったのちに大声で笑う彼の中には自嘲の意味合いも込められていたのではないでしょうか。そんなシローたちの攻撃をかいくぐり、生還しユーリと合流したアブスト。しかし、乗るはずだったシャトルを目の前にして、突然ハッチが閉まってしまい、爆発に巻き込まれてユーリ共々死んでしまいます。この事象の犯人は、ユーリを一方的に恨むようになったギニアスでした。アプサラスⅢの開発中止を最初に進言したのがユーリであったことから、以降彼に恨みを抱いていだギニアス。彼は秘書官のシンシアを尋問して情報を訊き出し、ユーリたちが閉所に来るタイミングを狙って爆殺することを計画、それを完遂してしまいます。豪放磊落な感じで、いいキャラをしていたユーリでしたが、結局劇中彼がシローたちと関わることはなかったなぁ。一戦くらい交えてほしかったなと思うくらい、興味深いキャラだと思っていたんですけどねぇ。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第10話から特別編(終)をご紹介予定です。『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』。俺たちの前に、突如現れた青いモビルスーツ。たった1機で、3機のガンダムを翻弄する奴は…エースだ!

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