今回は、3月8日発売のCDシングル「ギフト」内収録曲「uni-verse」のレビューです。
このブログを読んでいる人では、もはや知らない人はいないであろう、映画『グリッドマン ユニバース』の主題歌でもある本楽曲。『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』に続き、オーイシマサヨシさんが担当する楽曲となりましたが、前2曲とは少し異なる印象を受ける曲だなと感じました。
個人的には『SSSS.』系列の楽曲の中で一番ブッ刺さった曲であり、1回め映画を観た翌日に、ダウンロード配信を購入。すぐにウォークマンに入れました。YouTubeの公式配信もなされていて、お金かけずとも合法的に聴きまくれるだけど、やっぱり気に入ったものは手元に置いておきたいよね。
なお、『SSSS.GRIDMAN』の主題歌である「UNION」のレビューは↓コチラです(そういえば、『DYNAZENON』の「インパーフェクト」のレビューもやってないじゃん!)。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、本楽曲が使われている映画『グリッドマン ユニバース』のレビューは↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前2作の楽曲と似て、少しアップテンポ調オーイシマサヨシさんのやや高い歌声で構成されている本楽曲。しかし、それらと明確に違う点は、歌詞や曲調が終始明るめで希望を感じるものになっている点です。
「UNION」や「インパーフェクト」も、サビ部分や歌い終わりは明るめになりますが、作品のストーリーを踏まえて作られているからか、歌い出しや序盤の歌詞はやや暗め。「目を醒ませ 僕らの世界が何者かに 侵略されてるぞ」や「さあはじめよう 僕らの未来を 勝ち取るために」なんて歌詞は、前提として相手に攻められたり侵食されている状況下だからこそ生まれるフレーズです。
しかし、「uni-verse」は違います。最初こそ、「もう忘れてしまったかい? 覚えてないかい? 僕らが見た「宇宙」のことを」という、相手に向かって問いかけるような歌詞になっていますが、そこからは共に過去のことを思い出しながら相手を立ち上がらせて、そのうえで共に歩んで行こうという気概が感じられる、明るく希望を感じられるものになっているのです。
そうした歌詞と曲調が続き、最後に来るのが「独りじゃない いつの日もどこまでも 重なり合うよ ユニバース」という歌詞。映画を踏まえれば、裕太たちと蓬たちのことを表しているのであろうことは容易に想像できますが、それ以上の大きな意味と希望が込められているように感じます。ハッピーエンドを予感させる、テンションの上がるフレーズですね。
そうそう、楽曲全体が、映画のストーリーそのものを表すものになっているのもGoodなところ。完全一致ではありませんが、概ねストーリー構成とマッチしているのが秀逸です。
『グリッドマン ユニバース』により完結した、『SSSS.』系統の物語。「uni-verse」は、それを彩る主題歌にふさわしい楽曲でした。
さすがにもう、『SSSS.』系の物語は続かないかな。現状の映画の興行収入からすると、十分続編制作が検討されてもおかしくない感じだけど―。
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