今回は、1月9日に敢行した、東急池上線での撮影レポートです。
この日は別件で、朝っぱらから武蔵小杉を訪れていた私。その用事も午前中に終わり「どこかで撮り鉄したいなぁ」と思っていたら、「そういえばこの辺りは東急のお膝元じゃん」ということを思い出し、撮ることにしました。
あえて池上線をチョイスしたのは、どちらかと言えば超大編成よりこじんまりした編成を撮りたかったこと(池上線は3両編成)と、いかにも東急らしいステンレスカーを、フィルムカメラ風に捉えてみたかったから。また、池上線内の有名撮影地である石川台1号踏切(石川台-雪が谷大塚間)が比較的近かったというのも、理由の1つでしたね。
※なお、今回掲載の画像は、サイズ変更以外の加工を一切行っておりません。
石川台1号踏切が、撮影スポットとして有名なのは、そのロケーションの良さ。上の画像の通り、線路を遮る構造物がほとんどなく、石川台方面からのカーブが終わって直線区間に差し掛かるところであり、ほとんど苦労なく3両編成全体をバシッと捉えられます。
では、撮影してみましょう!
池上線は全列車各駅停車で表定速度も低く、上述の通り編成も3両と短いことから、ブレずに編成全体を捉えるのはたやすいもの。よって、いかにLED表示幕にノイズを生じさせずに撮るかがポイントになっていきます。
最初は、電車の通過速度も考慮して、シャッタースピードを速めていましたが、結果は上の画像の通り、途切れ途切れの状態。「シャッタースピードを速めれば、楽に一瞬を切り取れる」とはならないのが、このLED表示幕の厄介なところです。
そこで、『鉄道ファン』等にかつて掲載されていたシャッタースピードのおおよその数字を思い出し、わざとシャッタースピードを遅くしていくと…1/250のシャッタースピードで、バッチリLED表示幕を捉えることに成功!ホワイトバランス等を調整した方が、もっといい写真になったかなと思われますが、構図的にはなかなかいい線を行っている写真になったのではないでしょうか。
高速で動く被写体を捉えるには、やみくもにシャッタースピードを速めるばかりが良いのではない―。以前、小田急の千歳船橋駅での撮影でもちょろっと感じたことでしたが、今回の撮影を通して、それが確信に変わりましたね。
LED表示幕をブラさずに撮れるようになった次は、フィルムカメラ風の写真を撮る研究。今回は滞在時間の都合上、カメラに備わっているデフォルトのエフェクトしか試すことができませんでしたが、それを使うだけでも、そこそこ雰囲気の出ている写真が撮れるんだなと感じました。
でもやっぱり、実際のフィルムカメラによる写真に比べると、高精細すぎる感は否めないですね。よりそれっぽい写真を撮るために、今後も研究していかないとダメだなぁ…!
パッと撮るだけでも、なかなか奥が深いなぁと感じさせられるカメラの世界。本当は、もっと機材だの何だの揃えた方が、より面白い写真が撮れるのかもしれませんが、現時点では、今ある機材でどれだけのものが撮れるのか、引き続き挑戦していきたいなぁと思っています。
さて、LED表示幕をブラさずとれるようになったんだから、今度は、それを高速で通過する電車において、実践してみたいですね。いい感じの写真、撮れるかな?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!