「この路線 or この種別と言えば、この車両やカラー!」というのは、鉄道ファンでない一般の人でも、誰しもがイメージを持っているもの。「総武線(総武線各駅停車)と言えばイエロー」、「東急と言えばシルバーにレッドのライン」、「名鉄ならスカーレット一色」「東海道線新快速と言えば223系」などがそれにあたると言えるでしょう。
そういったイメージの中で、私が東京メトロに抱いているイメージが“営団顔”。正面向かって右側(運転席側)の窓が極端に大きく、逆に左側の窓が極端に小さいアシンメトリーデザインは、千代田線などで使用されており、小田急と縁深かった私にとっては、この営団顔こそ東京の地下鉄の象徴でした。
そんな純粋な営団顔を持つ車両も、今では東京メトロ有楽町線・副都心線を走る7000系のみ(半蔵門線の8000系もその系譜なんだけど、少し違う気がする)。その7000系も、後継車17000系がデビューしたことで、急速にその数を減らしつつあります。
というわけで、この前の週末、営団顔の勇姿をこの手に収めようと、ちょっと足を伸ばして撮影してきました。
やって来たのは、東急東横線・大井町線の自由が丘駅から、渋谷方面へ10分ほど歩いたところにある「都立大学3号踏切道」。ここは通称「万年堂カーブ」と呼ばれており、撮り鉄には有名な撮影地となっています。
この日は天気も非常によく、また撮り鉄も私の他途中で1人来たくらいで、コンディションはバッチリ。思ったよりもゆったりしながら撮ることができました。
それでは、いよいよバシバシ撮っていきましょう!
12時30分頃から1時間ほど滞在しましたが、この日は7000系が多く運用に入っており(上下合わせて5回連続くらいで7000系が来た)、待っていればまあ来るわ来るわと、心の中で大盛り上がり。事前にメトロ車がいつ運用に入るかは調べて現地に行っていますが、メトロ車の中でどの車両が運用に入るかまではわからないので、これだけ7000系を撮影できたのは完全に運。この日の私はツイていましたね。
それにしても、7000系は美しいなぁ。有楽町線・副都心線用の7000系は、その車両デザインもさることながら、帯にまかれているブラウン×ゴールド×ホワイトのラインカラーが、気品を感じます。有楽町線のみの運用で帯がイエロー一色だった時代は、なんかはりがないというか、イマイチインパクトに欠ける印象があったんですよね。副都心線乗り入れ対応になって、そのラインカラーをまとうようになってからは、一気にカッコよく見えるようになりました。
この営団顔もあと1~2年ほどでお別れかぁ。少し触れた半蔵門線の8000系も、同じペースで置き換えが進んでいるし、営団地下鉄の面影が一気になくなっちゃいますね(7000系・8000系がすべて廃車になっても、営団地下鉄時代の車両が全廃になるわけではない)。1つの時代が終わったって感じだなぁ。
さて、この東京メトロ7000系は、上位種別はFライナーから下位種別は各駅停車まで、非常に幅広く運用。廃車が進んでいるとはいえまだ編成数はそこそこ残っているので、遭遇確率は割と高めだと思います。
今はスマホのカメラも非常に高性能になっていますし、天気のいい日はスマホでバシッと鉄道写真を撮るのも、いい気分転換になりますよ。あ、運転の妨げにならなように、フラッシュは絶対OFFにしてくださいね!
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