お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』ちょっとした感想

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「特命刑事にだけに受け継がれた、大切な名前があるんだ。しばらく使われていなかったんだがね。それを君に差し上げよう。“麻宮サキ”だ。」今回は、2006年9月公開の映画『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』のレビューです。

 

前作から18年の時を経て制作された、2020年現在最後の「スケバン刑事シリーズ」作品。基本的な雰囲気や流れは第1作『スケバン刑事』を意識している一方、起こる事件は以前のものと比べてかなり現代的かつデジタルチックになっており、さらに映画であることからかハデなシーンも意識的に挿入されているように感じました。上映時間は99分と歴代最長ですが、やっぱりその中でスケバン刑事任命→事件発生→事件捜査→解決・大団円というのは、ちょっと時間が足りなかったかな…。

 

なお、前作の劇場版(『劇場版 スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲』)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

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STORY:「傷だらけの街:ニューヨークから、ワケもわからず強制送還。今じゃ、何の因果かマッポの手先!この身1人と覚悟のはずが、不意に出会ったダチのため、期間限定、スケバン刑事麻宮サキ!!」渋谷で爆死した1人の女子高生。彼女は、私立聖泉学園を舞台とした不可解な事件の捜査のために潜入していた、特命刑事だった。同じ頃、母親(斉藤由貴)がスパイ容疑をかけられ、自らも不法滞在のため強制送還されてきた、1人の少女がいた。K(松浦亜弥)と呼ばれるその少女は、暗闇警視(長門裕之)とその右腕吉良和俊(竹内力)から、母親の司法取引を条件に、「麻宮サキ」として、学園に捜査に乗り込む。タイムリミットは3日間。いじめられっ子の今野多英岡田唯)、お嬢様気質の秋山レイカ石川梨華)、そして謎の青年:騎村時郎(窪塚俊介)が現れる中、事件は思わぬ方向へと展開していく―!

 

上述の通り、作品の雰囲気は第1作に似て暗め。サキは不良高校生というよりも、腕っぷしの強い、NYPDもマークしているガチの問題児ということになっており、現代的なアレンジが加えられています。それはいいんだけど、ちょっと設定盛りすぎたかな。アメリカと日本をまたにかけていてワールドワイドなのは面白いのですが、デカすぎてかなり現実離れしている感じが否めなかったぞ…。

 

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主人公サキのキャラクターは、終始謎めいた女性として描写。しかし、かといって没個性化しておらず、凶暴性を持ちつつもその中に人間味として優しさや人を思う心、そして喜怒哀楽を秘めている様子がきちんと描写されているのはGoodです。サキの本名や正確な素性が全く明かされていない状態で、ここまでキャラクターを際立たせているとは驚異的といえるでしょう。

 

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そんな本作のストーリー内容は、私立聖泉学園と謎のアングラサイトエノラ・ゲイ」を舞台にした謎の爆弾事件に、サキが挑むというもの。事件の首謀者である時郎の巧妙な計画や、とある登場人物の裏切り、お話の中で幾重にも張り巡らされた伏線やミスリードなど、お話のスタイルとしては「スケバン刑事シリーズ」らしくない一方で、サスペンスドラマとしてはなかなか面白い映画に仕上がっています。その中にドハデなアクションシーンも盛り込んでおり、ここら辺は、脚本が巧みといえるところ。『探偵物語』等も執筆された、丸山昇一の技術が光っています。

 

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しかしその一方で、そういった完成度を誇っているからこそ「???」と感じる描写が存在するのが残念。一番のツッコミどころは、やはりサキが聖泉学園に潜入する際、この学園はブレザーが制服なのにもかかわらず、わざわざセーラー服で潜入している点です。いや、違和感バリバリじゃん!セーラー服は暗闇機関から支給されたものですが、サキの前の特命刑事はきちんと聖泉学園のブレザー着てるし、なんでわざわざ…。「スケバン刑事シリーズ」というコンテンツにおいてセーラー服は重要な衣装だということはわかりますが、この辺りは違和感をなくしてほしかったですね。どうせ終盤でサキが最終決戦のために着替えるんだから、その時「専用の戦闘服だ」としてセーラー服に着替えるか、あるいはそもそも聖泉学園の女子の制服がセーラー服だという設定にすれば、あっという間にこの問題は解決できたと思うんだけどなぁ。

 

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わずか3日間の間で、事件を何とか解決することできたサキ。本作のラストは、サキはアメリカの母のもとに戻らず引き続き日本に残るという選択をするものの、彼女が聖泉学園のいち女子高生として過ごすことにしたのか、それともさらに吉良とコンビを組んでスケバン刑事を続けていくのか、どちらともとれるようなエンディングになっています。こうした含みを持たせてくれているのは面白い。お話の完成度としては思ったより高いのに、だからこそ部分部分の粗が非常に残念な作品でもあったなぁ、本作は。

 

 

 

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テレビシリーズや映画において、注目すべきなのが「メイキング」。「スケバン刑事シリーズ」のDVDの中には、当時撮影・収録されたメイキング映像が、いくつか映像特典として盛り込まれていました。

 

…というわけで次週は、特別編ということで、各作品のDVDに収録されていたメイキング映像などを取り上げることにしましょう!

 

 

 

 

 

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