立ち上がる3号ロボ、その名はギガントドリラー！
番組は変わって、『魔進戦隊キラメイジャー』です。
俺も望みの物を手に入れるぜ。本当の仲間になった、キラメイシルバーをな！今回は、キラメイシルバー／宝路とイエロー／為朝のダブルメイン回であると同時に、魔進ドリジャンのロボ形態：ギガントドリラーのデビュー回。後半のギガントドリラーの活躍に時間を割くためか、ドラマパートは非常にシンプルなものにされていました。
ギガントドリラーの起動には銀のキラメイストーンが必要ですが、それを「シルバー自身がキラメイストーンになる」ことで解決するという発想は脱帽。なるほど！と、思わず膝を叩いてしまいましたね。
なお、同日放送の『仮面ライダーゼロワン』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
無鈴の口から、魔進ドリジャンにロボ形態があることを知る充瑠たち。そんな中、ボロボロの宝路が戻ってきます。彼の話と依頼を聞き入れた充瑠たちは、その中で為朝と充瑠がついていくことに。宝路の案内した先の洋館で、その主人の繰り出すゲームを合ったあっという間にクリアしてみせますが、為朝はさらに、その主人の正体まで見破っていました。充瑠たちが邪面獣ハンマーバスラに苦戦したり、魔進ドリジャンのことで驚いたりしている一方で、ずーっと宝探しをやっていたらしい宝路。彼はついに求めていた宝を発見しますが、それを手に入れるには、洋館の主人のゲームをクリアしないといけないという大きな関門がありました。主人の繰り出すゲームは、モグラたたき。サッパリクリアできなかった宝路は、特に為朝に助けを求めます。「eスポーツのチャンピオンだからって、モグラたたきができるのか？」ってちょっと思いましたが、まあ悪くない流れの展開。この後キッチリイエロー＝為朝がゲームをクリアしていましたから、宝路の読みは適切だったと言えるでしょう。こうして第一関門をクリアしたイエローでしたが、彼はさらに、主人の正体がモグラタタキ邪面であることに気づいていました。相手の作戦をお見通しだったイエロー。これに対し、主人も特に釈明することなく、アッサリ手の内を明かしてしまいます。今回は邪面師が特に作戦や技について引っ張ることはなく、Aパートの早い段階で白状する展開に。あまりにも早すぎて、ビックリしちゃいました。
洋館に突入し、モグラタタキ邪面のゲームを受けて立つイエローとシルバー＝宝路。彼らの前にはガルザやシビレベチャットが立ちはだかりますが、苦しみながらもそれを突破していきます。そして、とうとう最上階に到着。身体の不調に苦しみながらも、モグラタタキ邪面の行動を見切ったイエローは、単独でゲームも邪面師も撃破してみせるのでした。中盤の戦闘シーンでは、シビレベチャットやガルザの登場、身体の不調に苦しみながらも戦うイエロー&シルバーと、意外に様々な戦闘が次々に挿入。舞台が変わらない（洋館内とその庭）ことから、このように戦い方で変化をつけて、シーンを“魅せて”くれていたのはGoodでした。特に活躍が目覚ましかったのは、やはりイエロー。シビレベチャットの攻撃をものともしないだけでなく、シルバーが本当の意味での仲間になることを信じて戦い続ける姿が、カッコよかったですね。その一方で、それを傍からずっと聞き続けてるシルバーは、ちょっとかわいかったかな。そんなイエローの奮闘で、モグラタタキ邪面のゲームをクリアし、邪面師自体の撃破に成功。捕らわれていた人々も元に戻りますが、まだ事件は解決していませんでした。
レッドたちが再出現した邪面獣ハンマーバスラに苦戦していることを知り、駆け付けるイエロー。そこには、宝探しではなく仲間たちのことを優先した、生まれ変わったシルバーの姿もありました。キラメイジンと魔進ドリジャンですら苦戦する相手の前に、シルバーは自らをキラメイストーンに変化させることで、ギガントドリラーへの変形に成功。そのパワーで、邪面獣ハンマーバスラを打ち破ります。こうして今度こそ、事件は解決。宝路は求めていた宝の1つを手にしますが、それを求めている理由は、想像以上に悲痛なものでした。Cパートでは、ギガントドリラーの活躍がその中心。冒頭で述べた通りその誕生過程にも驚かされましたが、登場後の戦いっぷりにも驚き&圧倒されました。ドリル系ロボってパワー重視なヤツが多いイメージですが、ギガントドリラーはなかなかトリッキーでテクニカルな戦闘スタイルを披露。腰部の回転を存分に生かした攻撃は、観ていて楽しかったですね。こうしたギガントドリラーの大活躍により、邪面獣ハンマーバスラも撃破。宝路が探していたカナエマストーンの1つも見つかりますが、彼がそれを探している理由は、マブシーナのためでした。ああ、これは中盤あたりで、マブシーナが一時的に退場しちゃうお話とか出てきそうだなぁ…。
宝路に起こる異変。それは、今回の戦いでガルザに打ち込まれた攻撃に原因があった。ジャメンタルに支配された宝路は、キラメイシルバーへと変身し、なんと充瑠たちの前に立ちはだかる―！
次回のサブタイトルは、「闇落ち」とド直球。おそらく、映画『半落ち』をもじった結果こうなったのでしょう（『キラメイジャー』のサブタイトルは、過去の映画作品をモチーフにしているものが多い）。次回予告のシーンを観ている限りだと、『キュウレンジャー』の時と違って、闇落ちについてはそこまでストーリー上で引っ張るつもりはないみたいですね。
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