お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第33話 ちょっとした感想

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退職届は、原則2週間前までに出しましょう

 

 

 

思いは、テクノロジーを超えるんだよ!今回の『仮面ライダーゼロワン』は、今まで垓からさんざんな目に遭わされてきた唯阿が、ついにZAIAと決別するお話に。それと同時に、諫の過去の真実や、不法投棄されていたヒューマギア:ラブチャンの話も織り交ぜられていました。

 

要となる展開は唯阿のZAIAとの決別であるため、色々と盛り込みすぎちゃったかなぁという印象。ラブチャンの話はハッキリ言って今回のお話ではほぼ蛇足でしたし、そのせいで他の展開のための時間も食っちゃっているような感じを受けました。諫の過去を明かすのもいいんだけど、ちょっと中途半端だったかなぁ~。

 

 

不法投棄されているヒューマギアを回収し、修理を続ける或人たち。今回拾ってきたのは、テニスコーチヒューマギア:ラブチャン。彼を修理し情報を読み取った或人たちは、持ち主だった梅ヶ丘少年のもとへ向かいます。そこへやってきたのが、例によってA.I.M.S.。唯阿もジャッカルレイダーとなってランペイジバルカンを相手にしますが、垓から諫の過去を聞かされていた彼女の戦い方には、迷いがありました。今回のゲストキャラクターであるヒューマギアのラブチャンは、或人たちの修理を受けた時点で「自分の夢」について語るなど、もう既に(或人たち基準で見て)シンギュラリティに到達しているといえるであろうヒューマギア。しかし、今回は上述の通り唯阿のZAIAとの決別がその中心であるため、この点に触れられることはありませんでした。これはこれでドラマを作れそうな気がするんだけどなぁ。仕方ないと思うと同時に、もったいないなと感じますね。そんなラブチャンを、持ち主である梅ヶ丘少年に引き渡す或人たち。そこへいつものごとくA.I.M.S.がそれをかぎつけ、襲撃してきます。唯阿も垓からの命令を受けてランペイジバルカンを攻撃しますが、本気になりきれませんでした。のちに明かされる諫の過去の真実を知ってしまったがために、迷いが生じる唯阿。彼女の人間味を感じるシーンですが、唯阿ってそこまで諫に思い入れあったっけ…?

 

ラブチャンの特訓に耐えきれず、或人たちに廃棄処分を求める梅ヶ丘少年。このことをきっかけに、彼らはラブチャンを不法投棄した真犯人を知ります。それを陰から聞いていたのは、引き寄せられるように飛電製作所を訪れていた唯阿。そんな彼女のもとに垓が現れ、或人たちをも巻き込み、諫の過去を堂々と明かしてみせるのでした。ラブチャンを不法投棄したのは、梅ヶ丘少年の母親ではなく、彼自身。ラブチャンの大きすぎる夢に耐えきれなくなったのが、その原因でした。このオチ自体はいいのですが、ラブチャン関連の話は全部梅ヶ丘少年の自白でケリがついているため、なんか出来の悪いミステリーを観ているような感じ。他の展開との兼ね合いのせいでしょうが、もうこうなるなら、ラブチャンの話は今回ではなく次回以降に回した方がよかったですね。でもまあ、唯阿の「夢 夢 夢 夢うるさい!」って気持ちは、よくわかるよ。そして、そんな中で現れるのが垓。彼は諫に本当の過去を語り、唯阿の引き留めもむなしく、諌自身はそれを聞いてしまいます。諌を序盤から突き動かしていたデイブレイクの際の記憶は、全てフェイク。全ては諌が仮面ライダーになるために植え付けられたものであることが、ここで明かされます。なーんか、『エグゼイド』の黎斗が永夢にバグスター感染者であることを明かした時のような構図。しかも、今回たちが悪いのは、諌のデイブレイクの記憶がフェイクだったとして、「じゃあ本来の記憶はどうだったのか?」ということが明かされていない点なんですよね。だから、イマイチ諫の受けた衝撃に感情移入しにくい。ここで「本当は逆にヒューマギアに命を救われていました」など、それこそ諌の信じていたものが打ち砕かれる展開を上乗せしていれば、もっと面白いシーンになったことでしょう。

 

垓の横暴、そして自分たちを道具扱いするその態度に怒った唯阿は、ZAIAとの決別を決意。バルキリーへと変身し、戦いを挑みます。また諫も立ち直り、ランペイジバルカンに変身。久々にバルカンとバルキリーの共同戦線が実現し、彼らはサウザー=垓を打ち破ります。そして唯阿は垓を殴り飛ばし、ZAIAの徽章を捨て去っていくのでした。ついにブチギレた唯阿。視聴者の待っていた展開ではありますが、諫の記憶が明かされたことをそのきっかけにしたのはなぁ。もちろんこれでも十分通じるのですが、唯阿が怒って反旗を翻すのであれば、それこそ彼女の信念を揺るがすようなことが発覚する展開などを挿入し、それをきっかけとする形の方が、さらにお話がスムーズだったような気もします。まあ、ここら辺はもう個人の好みかな。そんなわけで変身したバルキリー、そして衝撃から立ち直ったバルカンは、力を合わせてサウザーを撃破。唯阿はZAIAからの体色を宣言し、去っていきます。垓を殴り飛ばすのもびっくりしたけど、それ以上に垓がどんどん小悪党化していっているのが悲しい。最近、登場するたびにカリスマ性落ちてないか?

 

 

 

滅亡迅雷.netに誘われた唯阿。その一方、街ではザイアスペックの暴走事件が発生していた。暴走の原因はシステムの欠陥か、それともまた別の何かか?そして再び、ゼロワンと滅が対決する!

 

 

次回はザイアスペックの暴走、そして久々の仮面ライダー滅の登場を描くお話になりそう。一応ゲストキャラのヒューマギアも出る予定だけど…、これ、こなしてる余裕あるのかな?

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第8話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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