今回は、今月上旬に発売された「アニメージュ2020年5月号(特別編集版)」のご紹介です。
『シンカリオン』の放送中以来、約1年ぶりに購入した本誌。その理由は、『ドゲンジャーズ』や『ファントミラージュ!』の特集が組まれていたからでした。
ちなみに、今回購入したのは特別編集版。通常版とは違って『ドゲンジャーズ』が表紙にあしらわれており、付録のピンナップのうち『ファントミラージュ!』のものが特別仕様になっています。これでお値段変わらず1,080円。そりゃあ、「どっち買う?」ってなったら、特別編集版の方買うよね。
まずは『ドゲンジャーズ』の方から。本特集は誌面の中に盛り込まれているのではなく、別冊子として綴じられる形で一番最初のページに掲載。こうした仕様になっているということは、企画を組んだのはギリギリで紙面を割く余裕がなかった…ということなのでしょうか。
そんな特集記事は、ドゲンジャーズの概要説明の他、監督である荒川史絵さんとスーツアクターの押川善文さんのインタビューが掲載。この企画がKBC九州朝日放送主体で進められたのではなく、ヒーローショー会社「悪の秘密結社」の、しかもかなり漠然とした企画からスタートしたのにはビックリしました。ちゃんと人員やアイディアがあれば、最初はふわふわした企画でも、ここまで持ってくることができるんだなぁ…。
特集内容はおおむね満足でしたが、KBCを「福岡朝日放送」と誤って紹介していたのはマイナスポイント。正しくは上述の通り、「九州朝日放送」ですよ!
続いて、『ファントミラージュ!』。こちらはメインキャスト4人(mirage²)と三池崇史監督のインタビューが掲載されていました。
この特集での初めて明かされた情報の1つが、「映画の企画が角川側から提案されたもの」であること。制作委員会やテレビ局ではなく、映画やDVDの配給・販売元から提案されるパターンって珍しいんじゃないでしょうか。それだけ、メディア系の売り上げがよかったということかなぁ。
また、映画の内容はおおむねTVシリーズとは変わらないつくりになっており、かなりコメディ寄り(予告映像の時点で容易に想像がつきますが)になっているとのこと。あえて「映画だから」という理由で作りを変えずに、とにかく「“映画”というものが楽しいものだ」というように感じてもらえる作品作りにする―ということが、制作側のモットーのようです。
ということは、TVシリーズと同じく、小難しいことは考えずに、とにかく明るく、そして楽しい作品になっているのでしょうね。『ファントミラージュ!』はあくまでも「特撮ヒロインもの」であって「バトルもの」ではないので、これくらいライトなスタンスでいいんですよ。制作側もそれを崩さないようにしているみたいで、安心しましたね。
さて、『ドゲンジャーズ』はKBCでの放送の他、ニコニコ動画などのインターネットメディアでも配信中。また『ファントミラージュ!』の映画は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、近日公開予定になっています。
『ファントミラージュ!』の映画は、できれば『ラブパトリーナ』が始まるまでには公開してほしいけど、この社会情勢じゃ…どうなんだろう?
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