お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-1(第1~4話)

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奇跡!神秘!!真実!!!夢!!!!今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第1回目です。

 

勇者シリーズ」最終作であると同時に、その主題歌のインパクトやスパロボ参戦回数の多さ等から、シリーズの中で最も知名度のある作品ともいえる『ガオガイガー』。そのお話は、従来の「勇者シリーズ」に比べてかなりひねったものになっており、異質な感じがしました。お話は面白いけど、「勇者シリーズ」っぽいかって言われるとちょっと違うよなぁ、この作品。

 

なお、『ガオガイガー』の話数の関係上、今回は第1話から第4話までの4つの紹介となります。

 

 

 

 

Number.01「勇者王誕生!

1997年2月1日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-02/ゴミ埋め立て地のゴミと遊覧船他
これが勝利の鍵だ!:なし

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「ついに、我々の待ち望んだ、真の勇者が誕生した。その名も、勇者王ガオガイガー!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!謎のライオンロボ=ギャレオンが、天海夫妻のもとに現れてから8年後。彼らの息子:護は、社会科見学でゴミ埋め立て地に来ていた。ところが、その地下でゾンダーが復活。大量の家電ゴミと護たちの乗る遊覧船を取り込み、ゾンダーロボEI-02が出現した!護の目の前にギャレオンが現れ氷漬けにされてしまうが、そこへまた別の青年が駆け付けた。凱と名乗る彼はメカニックを操り、復活したギャレオンを呼び寄せて巨大ロボに合体する。あれこそ、僕らの勇者王:ガオガイガーだ!!


勇者シリーズ最終作である『ガオガイガー』。その第1話は、OPテーマのアツさに負けないアツさ、そしてストーリーが目まぐるしく展開しまるで映画を観ているような濃厚な一編となりました。アツいロボットアニメであることは間違いないけど、確かに「勇者シリーズ」っぽくはないなぁ。


雪の北海道旅行を楽しんでいた天海夫妻は、そこで突然、謎のライオンメカ=ギャレオンと遭遇。当初はその出現に驚いていましたが、ギャレオンの中に赤ん坊が居ることを発見し引き取ります。その8年後、護と命名された少年は小学生となり、ゴミ埋め立て地の社会科見学へ。そこで彼は謎の敵の活動を察知し、その直後敵の巨大ロボに襲われてしまいます。まず視聴し始めて驚いたのが、アバンタイトルになっていること。「勇者シリーズ」は過去作品でも何回かアバンタイトルを導入していたことがありましたが、『ガオガイガー』では本格的に導入されているのですね。ギャレオンの登場と天海夫妻が護を引き取ってから8年後、彼は元気な小学生に成長。社会科見学にきていましたが、そこで彼はゾンダーの復活を察知し、同時にゾンダーロボに襲われることになります。『ガオガイガー』の設定年代は、2005年。あちらの世界でもゴミ問題は深刻なようです。この時『ガオガイガー』の世界観の説明として小林清志さんのナレーションが挿入。そういや、「勇者シリーズ」で明確に「ナレーター」という役割が置かれたのって、この『ガオガイガー』が初めてじゃ…。


東京湾での異常事態を知った宇宙開発公団の大河長官は、その地下にあるGGGの本部へと急行。そこで彼は、ゾンダーロボの出現とともに、地下格納庫にいるギャレオンが発進したがっていることを知ります。ギャレオンの暴れっぷりを見た大河長官は、ギャレオンを出動させゾンダーロボに向かわせますが、攻撃を受け氷漬けになり海底へ沈下。ゾンダーロボは、護たちを乗せたまま東京都心へ侵攻しようとします。大河長官含むGGGの関係者が本部に招集をかけられるシーンで、GGG側のメインキャラのほとんどが登場。名前や立ち位置の紹介はほぼ一切ありませんが、彼らの見た目・口ぶり・行動などから、各々がどういったキャラなのかがわかるようになっています。しかもこの時間わずか数分。キャラ紹介が濃い!そして大河長官の顔も濃い!ゾンダーロボは護たちの乗る遊覧船をも取り込んでさらに成長。これに発進許可が出たギャレオンが立ち向かいますが、2、3発攻撃を食らわせたものの氷漬けにされて沈んでしまいます。このシーンでゾンダーロボは、扇風機や電子レンジなど、自身に融合した物品の能力をモデルにした攻撃を披露。しかも、いちいち獅子王博士が何なのか解説してくれます。この細かさが、なんかいい。


打つ手なしかと思われたGGGでしたが、ここで大河長官は獅子王凱に出動を命令。既に現地に到着していた凱は、イークイップモードとなり護たちと合流。しかしゾンダーロボの暴走は止まらず、凱を追い出して鉄道網を使って東京都心を目指そうとします。一度は海に落下した凱でしたが、ドリルガオーとライナーガオーを呼び出し、ゾンダーロボの追跡を開始。都庁前で復活したギャレオンと合体し、ガイガーとなります。もう1人の主役である凱が、ここで登場。しかし意外にも彼に関する説明はほとんどなく、登場すると同時に彼の人間離れした活躍が描かれます。せっかく護たちを助けに来たのに、護からおじさん呼ばわりされてしまう凱。まあ8歳と20歳でそこそこ歳も離れてるし…。この直後凱はゾンダーロボの攻撃を受けてしまいますが、すぐ体勢を立て直してドリルガオーとライナーガオーを召喚。鉄道に逃げたゾンダーロボを、ライナーガオーで追いかけます。ライナーガオーは500系新幹線がモチーフ。スピード勝負で地下鉄内でバトルを繰り広げてるシーンはカッコよかったなぁ。


ガイガーに合体した凱は護たちの救出に成功しますが、その直後ゾンダーロボの攻撃を受け拘束。これを受け凱はファイナルフュージョンの承認を要請。大河長官の決断によりそれは承認され、ガイガーを核に3つのメカが合体。巨大ロボ:ガオガイガーが現れます。ガオガイガーはあっという間にゾンダーロボを撃破。核を抜き取って破壊しようとしますが、その時護に不思議なことが怒って…?ついに登場、ガオガイガー!合体のバンクシーンは本当にアツく、大河長官がこれでもかというくらいの勢いでファイナルフュージョンを承認し、命が防護用のプラスチックカバーをたたき割ってボタンを押下。そして凱が叫びながらガオーマシンが次々に合体し、ガオガイガーが完成します。こんなアツい合体シーンが毎回見られることになるだろうだなんて、楽しみになってきたぞ!それにしても、合体成功確率が限りなく0に近いのに対し、「あとは勇気で補えばいい!」と言って合体を強行する大河長官もいい意味でムチャクチャだな…。ガオガイガーはプロテクトシェードで攻撃を跳ね返した後、ブロウクンマグナムでゾンダーロボのバリアを破壊。さらにヘル・アンド・ヘブンで核を引っこ抜くことに成功します。この戦闘時間、わずか1分ちょっと。しかも何かゾンダーロボを倒す作戦等があるわけではなく、力任せにムリヤリバリアを破壊して敵を倒すという豪快さがたまらないですね。戦いに勝利したガオガイガーは、引っこ抜いた核を破壊しようとしますが、そこに現れたのがあの護。彼は光に包まれ、羽を使って飛行していました。そう、彼はただの人間ではない―!

 

 

 

Number.02「緑の髪の少年」

1997年2月8日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-03/プロレスラー:ボンバー死神と重機
            ゾンダーロボEI-01/?
これが勝利の鍵だ!:ガイガードリルモード

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「30%の成功率を、ガッツで100%にする者。それが勇者だ!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ゾンダーロボEI-02を撃破したガオガイガー。しかしその戦いは、多くの課題と謎を残す結果となった。ゾンダーロボより抜き出された、その核から出てきた人間が語る秘密とは何か?ガオーマシンのメンテンナスにGGGが追われる一方で、ゾンダーは機界四天王を復活させ、新たな人間をゾンダーロボ化させた!完治していない状態で出撃する凱、追い込まれるガイガー。決死のファイナルフュージョン要請を、承認できるか大河長官。立ち上がれガオガイガー、ガッツで合体を成功させろ!


ガオガイガーの修復、そして未知なる敵:ゾンダーロボの解析…。第2話である今回は、敵味方の概要等の描写が中心になっていました。ゾンダーが機界四天王を復活させて着実に力を強める一方で、まだガオガイガーの整備でひいひい言っているGGGゾンダーとの戦いは、想像以上に厳しいものになりそうですね。


前回、ゾンダーロボEI-02を撃破したガオガイガー。凱は抜き出した核をそのまま握りつぶしそうになりますが、緑色に輝く少年が現れ、核を浄解。なんとその中から出てきたのは、1人の人間でした。その人間と共にガオガイガーが撤収するのと同じ頃、護は気が付くと自宅の前におり、その無事な姿を両親に見せるのでした。今回のアバンタイトルでは、凱がなぜサイボーグになったのかという理由が描写。2年前、スペースシャトルのテストパイロットをしていた凱は、宇宙空間で謎の巨大物体=ゾンダーロボEI-01と遭遇。シャトルを破壊され死を覚悟しますが、間一髪のところでギャレオンが飛来。ギャレオンに救われた彼は父親の手によりサイボーグ手術が施され、復活を遂げました。あえてストーリー中で回想等の描写でこういったことを描くのではなく、アバンタイトルを利用してその描写を挿入するのは、なかなか面白い構成だと感じました。そして、ゾンダーロボEI-02を撃破した際に現れた緑色に輝く少年=護。彼はゾンダーロボの核を浄解して人間に戻しますが、その直後消失。やがて護は、気がつくと自宅前にいたのでした。護は第1話冒頭のシーンからもわかる通りただの人間ではありませんが、本人はほとんど気づいていないようですね。


大河長官が街に被害を出してしまったことを悔やむ中、GGGの地下メンテナンス室では、ガオガイガーの分離作業およびガオーマシンの修復作業が急ピッチで進行。その想像以上の傷つき方に、獅子王博士たちは頭を抱えます。一方、その頃ゾンダーは、仲間である機界四天王を復活。その1人であるペンチノンは、次なるターゲットをすでに見つけていました。Aパート後半で描かれるのが、緻密なガオガイガーの分離作業及び修復作業。従来の勇者シリーズのロボのように自由に合体変形等ができるわけではなく、一度合体すると分離は自分では行えず、その作業にはそこそこの時間が必要。さらにまだ合体プログラムが不完全であるため、各ガオーマシンは様々なところが損傷しており、その修理もしなければならない状態でした。この一連の描写こそ、今までの勇者シリーズがあまり持ち合わせていなかった「リアルロボットアニメ路線」の描写。こういったメカニカルなシーンは、大変わくわくさせられます。でも、前回登場したゾンダーロボEI-02って、機界四天王たちの発言からすると、決して強いロボではないみたいなんですよね。このままGGGはちゃんと戦っていけるのだろうか…。


ガオガイガーのメンテナンスと同時に、ゾンダーロボの核から出てきた人間を解析していたGGG。そこで彼らは、敵がゾンダーロボを生み出す過程を知ることになります。そんな時、ペンチノンの手でプロレスラーと建設重機が融合し、新たなゾンダーロボを誕生。これに対し凱は無理してギャレオンに搭乗。ガイガーに変形して立ち向かいますが、パワー面でゾンダーロボに圧倒されてしまいます。ゾンダーの核から救出された男性の名は、小宝山金蔵。元建設業者であった彼は諸事情により転落人生を送ることになり、その中でゾンダーロボ化されてしまったようです。人間をベースにして無機物等を融合させ、尖兵化させる―。サラッと語られていますが、地味にゾンダーはかなりえげつないことをやっていますね。そんなゾンダーの1人:ペンチノンが次に選んだターゲットが、悪役レスラーのボンバー死神。彼と重機を融合させて誕生したゾンダーロボEI-03は、ビルのてっぺんで暴れ始めてしまいます。これに対し出撃したのが、凱とギャレオン。ガイガーとなって立ち向かいますが、劣勢を強いられます。サイボーグですが、人間と同じく治療を受けてから戦線復帰した凱。そうか、彼は完全にロボットになったわけではないので、こういったことが必要なんですね。


ファイナルフュージョン承認を要請する凱。これに対し大河長官は、危険を承知でそれを承認します。ゾンダーロボの妨害を受けながらも、ガイガーは再びガオガイガーへの合体に成功。ゾンダーロボEI-03を撃破し、取り出されたゾンダーロボの核も、護によって浄解されるのでした。未完成の合体プログラムにより、ガオガイガーの合体成功確率は30%。一歩間違えれば凱もろともバラバラになるという状況の中、大河長官は凱を信じてファイナルフュージョンを承認します。「ガッツで100%にするのが勇者だ!」と叫び、承認する大河長官。成功したからよかったものの、失敗したらどうするつもりだったんだ…とも思っちゃいますが、この無駄なくらいアツいのがいいのです!ガイガーはガオガイガーへの合体シークエンスに入りますが、途中ゾンダーロボEI-03の妨害が。しかしこれをドリルガオーで跳ね除け、ガオガイガーへの合体に成功します。まさかまさかの、第2話目での合体妨害。でも、ちゃんとガオーマシンが対処してくれたので、何とかなりましたね。その後ヘル・アンド・ヘブンで撃破に成功したガオガイガーでしたが、凱のアドレナリンの分泌異常によりまたもやゾンダーロボの核を破壊しそうになる事態に。しかしここで護が現れ、核を浄解するとともに、凱を落ち着かせるのでした。このシーンで今回はおしまい。単発のお話ながら次回への引きも残す構成、引き込まれるなぁ。

 

 

 

Number.03「聖なる左腕」

1997年2月15日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-04/山野口少年と鉄道公園の機関車3台
これが勝利の鍵だ!:ディバイディングドライバー

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「今まで奇跡を起こし続けた凱ならできる!なぜなら凱は…、勇者だからだ!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!再び現れた、緑色に輝く少年=護。彼の放つエネルギーを追跡するGGGは、彼の居場所を突き止めた。政府軍がそこに向かい護を確保しようとするが、彼に呼応するかのようにギャレオンが出現。そのギャレオンに連れられて、護は初めてGGGの本部に降り立つ。護の検査が進められる中、新たなるゾンダーロボEI-04が出現。満身創痍の凱はガオガイガーで挑むが、ゾンダーロボの攻撃の影響で街に被害が拡大する。今こそ、GGGの新兵器を使う時が来た!地を割け、ディバイディングドライバー!!


空間湾曲・ディバイディングドライバー!!!!!!今回は、OPでもアツく歌われている新兵器:ディバイディングドライバーの初登場回。「堂々と歌われているが武装ではない」とは以前から聞いていましたが、本当に戦闘フィールドを作り出すためだけの武器だったとは、ちょっとびっくりさせられましたね。


ゾンダーロボEI-03を撃破し核を抜き出したものの、アドレナリンの異常分泌によりそれを破壊しそうになった凱。そこへ緑色に輝く少年=護が現れ、核を浄解し凱の心も落ち着けます。今度こそ護の居場所を突き止めようとするGGGは、護の放つエネルギーを追跡。彼が降り立った元へは政府軍が到着しますが、護が叫んだ時、それに呼応するかのようにギャレオンが現れます。ガオガイガーは前々回のEI-02との戦闘以上に傷つき、護の浄解を受けた後はそのまま突っ伏すように倒れてしまうことに。ただ、ペンチノン曰く今回のゾンダーロボはわりかし強い方だったみたいなので、これだけの消耗は仕方ないことでしょう。こんな風に毎回ギリギリの戦いを強いられるのかな、『ガオガイガー』は…。一方、浄解を終えた護は、小高い丘に降り立って元の姿に戻ることに。そこへ突然政府軍の一団が現れて彼を拘束しようとしますが、ギャレオンが現れて護を乗せてどこかに飛び去っていきます。ここで改めてギャレオンと遭遇する護。しかし彼はギャレオンのことを覚えていないようで、恐る恐るそれに乗り込んで、飛び去っていきます。まあ、いきなりライオン型のメカに口の中に乗るよう誘導するようなそぶり見せられたら、誰だってビビるよなぁ。


護がギャレオンに連れてこられたのは、GGGの本部。そこで彼は大河長官らGGGのメンバーたちと初めて出会います。一方の凱は、先の戦いで傷つき昏睡状態のようになって生死の境をさまよっているような状態に。そんな中でも、ゾンダーの新たなるたくらみが動き出そうとしていました。ギャレオンの口が再び開き、そこで護が見たのは、大河長官をはじめGGGのメンバーたち。大河長官は護を安心させるために優しい言葉をかけ、また護はギャレオンに促されるようにその基地に降り立ちます。「我々は怪しいものではない」と言って護に降りてくるよう説得する大河長官。いやぁ、その出で立ちじゃ信用するにはちょっと無理があるんじゃないかな?GGGが護やゾンダー化させられたボンバー死神の検査に当たる中、凱は昏睡状態のまま。獅子王博士の見立てでは、あと12時間は回復までに時間がかかるということでした。セリフ等からでは凱のことを心配していなさそうに感じる博士ですが、実は誰よりも彼のことを心配していました。2年前の事故で死んでいてもおかしくなかったのに、サイボーグとなってなんとか生きている。それだけでも嬉しいし、だからこそ息子が望むことをさせてやりたい―。凱が戦いに身を投じるようになったのも、彼自身の意思だったんですね。


機界四天王の1人:ポロネズは、機関車と人間を組み合わせて新たなるゾンダーロボEI-04を生成。東海道本線をつたい、ゾンダーロボは都心へと直行します。これを食い止めるために出動したのが、護の力により復活した凱。彼はライナーガオーでゾンダーロボを追跡し食い止めますが、ゾンダーロボはさらに進化して凱の前に立ちふさがります。ガオガイガーへの合体に成功する凱でしたが、プロテクトシェードの影響で街に被害が及ぶことに…。昏睡状態でまだ復活に時間がかかるはずだった凱。ですが、護がゾンダーの出現を察知して緑色に輝き、そして凱の腕のGストーンに触れた時、凱は奇跡の復活を遂げます。Gストーンと護に何か関係があることがわかる描写。今後これが同解明されていくかが楽しみです。復活した凱は、ライナーガオーで出動。ゾンダーロボを一度は食い止めますが、二足歩行型に変化し侵攻を開始したため、ガオガイガーへ合体。プロテクトシェードで攻撃を防ぎますが、その防いだ攻撃が住宅街等に飛び火し、街に被害をもたらします。実はこれこそポロネズの作戦。今までやむを得ず街に被害を出しながら戦っていたガオガイガーをより戦いにくくするため、わざとそういった場所を選んでいたのでした。今回もガオガイガーへの合体の際積極的にゾンダーロボは合体を妨害しようとしてくるし、敵であるゾンダーたちもなかなか頭がいいですね。


街の惨状を見た大河長官は、新装備:ディバイディングドライバーの使用を許可。命たち部下から反対意見も出ますが、凱を信じて射出します。ディバイディングドライバーを見事合体させたガオガイガーは、地表にぶっ刺して戦闘フィールドを形成。そこでヘル・アンド・ヘブンを決め、ゾンダーロボに勝利するのですが…。出たぞ、出たぞディバイディングドライバー!見た目はいかにも武器として使えそうですが、実際は地表を割いて空間をゆがませ、周囲に被害が及ばないような戦闘フィールドを作るための装備でした。地面を割って土地をゆがめてる時点で街に壊滅的な被害を与えているんじゃないかと心配になりますが、どうやら被害は0らしい。驚くべき技術だ…。OPテーマに乗せて、最後はヘル・アンド・ヘブンで勝利したガオガイガー。今回は凱も落ち着いており、そのままゾンダーロボの核を持ち帰ろうとしますが、なんと勝手にゾンダーが変化を始めて…。護はGGG本部にいて自由に行動ができなかったので、この場面では登場せず。ああ、GGGたちが護の進言通り、彼をガオガイガーのもとへ連れていってたらよかったのになぁ。

 

 

 

Number.04「逃亡者ゾンダー」

1997年2月22日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-05/EI-04の核とスペースシャトル
これが勝利の鍵だ!:ウィルナイフ

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「僕、なんとなくわかったよ。この力は、世界中の人たちを助けるために、神様がくれたものなんじゃないかって。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ゾンダーロボEI-04から抜き出した核から、ゾンダーが逃げた。護の力も借りつつ必死の捜索を続けるGGGだったが、一向にその行方はつかめない。だが、その1週間後のスペースシャトル打ち上げ当日に、事態は急展開を見せた。ピッツァとともに現れたゾンダーは、打ち上げ直前のスペースシャトルに憑依。そのままゾンダーロボEI-05となって宇宙へ飛び立とうとする。だが、それを許す凱ではない!叩き落とせ、ゾンダーロボを。ディバイディングドライバーよ、海をブチ割れ!


第4話となる今回は、ゾンダーロボから抜き出した核からゾンダーが逃げ出してしまうというお話。それと同時に、護と凱が親交を深め、そしてお互いが協力し合うようになるなど、GGG側での動きも見逃せません。凱も護も、お互い根は明るいキャラなんだなぁ。


ゾンダーロボEI-04との戦闘に勝利し、その核を抜き出したガオガイガー。凱はその核をGGGに持ち帰ろうとしますが、突然核が変化を起こし、小さくなってどこかへ逃亡してしまいます。ディバイディングドライバーの成功を喜んだのもつかの間、GGGは総出でゾンダーを探すことに。その中には、護の姿もありました。前回、戦闘では初めて使用されたディバイディングドライバー。一定時間経過すると効力が切れてもとの空間に戻るのですが、その復元率が100%を達成し、GGG本部は喜びます。あれだけ広範囲に空間を捻じ曲げているのに、寸分の狂いもなくそれを復元できるのか…。とんでもない技術だ!しかしその一方で、ガオガイガーが抜き出したゾンダーロボの核からゾンダーが逃走。その能力を買われて護も捜索に駆り出されることになります。凱と再会した護は、そこでゾンダーの気配を察知。発見したものの逆にゾンダーに襲われ、取り逃がしてしまいます。今までは護自身も、そしてGGG側も護の能力に対して一歩引いた見方をしていましたが、このシーンでは一転。護もある程度自分の能力を受け入れ、GGG側も積極的に護に協力を頼みます。だんだんと護自身が自分の能力を知ったことで、こうした変化が生じてきたんでしょうね。


結局ゾンダーを見つけられなかったGGGは、とりあえず護を家に帰すことに。凱に送られた護は、彼からGGGポケベルを渡されます。その後、1週間ほどゾンダーに関する音沙汰は全くなし。護の父:勇は宇宙開発公団のスペースシャトルの調整に奔走しており、忙しい合間を縫って護との時間を大切にするのでした。凱が護を送り届けるシーンで印象に残るのは、凱のやさしさ。今までの彼は戦闘中の活躍やそれによって昏睡状態のシーンがほとんどだったので、こうした日常での姿が描かれるのは初めて。護と会話しながらしっかりと見守っているのが、好青年って感じだなぁ。そんな凱が護に渡したのが、GGGポケベル。これで護は、凱といつでも連絡を取れるようになりました。ポケベルってのが時代を感じるけど、当時としてはメジャーなアイテム。携帯やらスマホやらが普及して、すっかり使われなくなって久しいなぁ…。ゾンダーが逃亡してから1週間後、大河長官は勇のデスクにある家族写真に護が写っているのを発見し、声をかけることに。それがうれしかったのか、勇はその日の夜いったん自宅に戻り、護にそのことを報告するのでした。護の家族たちが顔を寄せ合い、仲睦まじい姿を見せてくれるシーン。それにしても、護の「うわっは~!」って口癖、父親譲りだったのね。


スペースシャトル打ち上げ予定日の早朝、ゾンダーの気配をそこに感じ取った護。彼は凱に連絡を取り、GGGがゾンダーの捜索に当たりますが、一向に発見できません。捜索を中止しスペースシャトル打ち上げの準備に再び取り掛かる宇宙開発公団でしたが、実はゾンダーは既にスペースシャトルに憑依しており、シャトルのエンジンを暴走させて勝手に飛び立ってしまいます。ゾンダーに襲われる内部の宇宙飛行士。しかしその宇宙飛行士は本物ではなく、ゾンダーの出現を予測していた凱でした。ゾンダーの気配を感じた護は、さっそくGGGポケベルで凱に連絡。そのことを伝えます。GGGポケベルはGGG全員に配布されているようですが、凱の場合、その内容は右胸の内部に表示されるようになっているらしい。なんか使いにくそうな構造だなぁ。結局シャトルからゾンダーは見つからず、火麻たちもあきらめてシャトルの打ち上げ準備は続行。しかし既にゾンダーはシャトルのコンピューターに憑依しており、勝手にシャトルを操作して発進。ゾンダーを食い止めようと内部で必死に戦ったのは、宇宙飛行士に化けた凱でした。ここで凱がシャトルの中に乗り込んでいたということは、凱は護の情報を信じていたってことなんでしょうね。


本来の計画が失敗したゾンダーは、ゾンダーロボEI-05となって暴走。これを食い止めるべく、凱はガオガイガーへと合体します。一度は撃ち落としたものの、ゾンダーロボEI-05は海中を航行。これに対しガオガイガーは、ディバイディングドライバーを使って海に戦闘フィールドを作り、あぶりだしたゾンダーロボEI-05と激しい戦闘を繰り広げて勝利。ゾンダーロボの核を抜き出した際、護もその場に駆け付け、その核の浄解に成功するのでした。ディバイディングドライバーは地上だけでなく海上でも使用可能。しかも、その理由を「勇者ならできる!」という大河長官のアツい言葉で押し通してるのがたまらないですね。海を割ってゾンダーロボEI-05と対峙したガオガイガーは、割と苦労することなく撃破に成功。核も護の力で浄解され、事件は解決するのでした。護の協力が必要だと確信した凱と、自分の力を受け入れた護。これにより、仲間としての凱と護の関係が始まっていくのですね。

 

 

 

今回はここまで。次回は第5話から第7話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用曲「勇者王誕生! -PREVIEW-」です。

 

劇中では次回予告時に主に使用されていたBGM。OPのアレンジバージョンになっており、あのアツいOPテーマが流れるような美しい楽曲になっているのが面白く、そして果てしないセンスを感じます。

 

このBGMを聞くだけで、「君たちに、最新情報を公開しよう!~」で始まる小林清志氏の名ナレーションが脳内で再生されますね。いやぁ、あの次回予告ナレーションは、ホントにアニメ史に残るくらいのベストマッチなものじゃないかなぁ。

 

 

 

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