お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

小田急ファミリー鉄道展2019 Part.2 ―展望車の雄たち

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今回は、先日レポートした「小田急ファミリー鉄道展2019」に関連し、その行き帰りの往復で乗車したロマンスカーの乗車記です。

 

新宿から小田急で海老名に行くのなら、急行 or 快速急行に乗らなきゃなと考えていた私。しかし、去年のダイヤ改正から海老名もロマンスカーの停車駅になったことを思い出し、時刻表をチェックしたところ、ちょうど行き帰りで時間帯ドンピシャのロマンスカーがあることがは判明。おまけにそれらが、展望車付きロマンスカーとして人気の高い「VSE」と「GSE」であることに気づき、ネット予約して席を確保しました。

 

小田急は昔から使っているので、ロマンスカーにも何度か乗ったことはあるのですが、このVSEGSEは乗ったことなかったんですよね~。さすがに展望席は押さえられませんでしたが、窓側座席を直前で確保できたのですから、かなり幸運だったといえるでしょう。

 

それにしても、今はVSEGSEも海老名に停まるのかぁ。もともと観光特急色が強かったVSEは、登場当初は「スーパーはこね(新宿~小田原ノンストップ)」か、町田のみ停車の「はこね」にしか充当されず、数年後に本厚木にも停まるようになったことが当時のダイヤ改正の目玉にもなってたのになぁ…。時代は変わったんだなぁ。

 

なお、前回の「Part.1」の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

①50000形VSE(Vault Super Express)

はこね57号」新宿10:27→海老名11:06

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行きに乗ったのは、VSE設計段階から小田急ロマンスカーの新時代のフラッグシップ・エクスプレスとして設計された豪華特急であり、登場から10年以上たった現在でも、その魅力や観光特急としての地位は全く色あせていません。

 

白い車体にロマンスカー伝統のオレンジバーミリオンのラインを配したそのデザインは、登場当初はかなり異色なデザインだととらえられましたが、今ではすっかり定着。私も新宿駅でこんなにこれをまじまじと見たのは初めてですが、なんとも形容しがたい魅力にあふれているように感じました。

 

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VSEの車内の特徴は、なんといってもその高い天井と広々とした空間。白や木目を基調としており、都会の喧騒を忘れさせてくれる、落ち着きのある車内を演出してくれています。VSEのような連接車はもともと1両当たりの車両長も短く、また大きさ的にも通常の通勤車両よりも少し小さい感じになっているのですが、そんな“小ささ”を全く感じさせないようになっているのは驚き。まさにデザインの勝利と言えるでしょう。

 

車内は上述の通り気品にあふれており、座席はリクライニングを使用しなくてゆったり座れるように設計。展望車ロマンスカーの伝統である座席の傾き(窓側に向けて座席自体が5度ほど傾いている)もきちんと継承されており、乗車時間40分ながら大変快適で楽しい旅ができました。そりゃVSEの人気がいまだに衰えないのはよくわかるわ。これで特急料金が片道1090円(新宿~箱根湯本)なんだから、人気も殺到するはずですよねぇ…。

 

もちろん、みんなのあこがれロマンスカーアテンダントもきちんと乗務。でも、なんだか車内を周回する頻度がえらく少なかったような気がするけど、前からこんな感じだったかなぁ?

 

 

 

②70000形GSE(Graceful Super Express)

はこね54号」海老名16:02→新宿16:47
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帰りに乗車したのは、GSE小田急ロマンスカーの最新型であり、VSEの紹介でもちらっと名前を出した、LSEの後継として開発された車両です。

 

VSEと同じく展望席を有し、デザインもよく似ていますが、大きく違うのがデザインコンセプトと車両形態。GSEはビジネス特急としての利用も想定しており、また将来のことを想定して連接車体ではなくボギー車(要するに一般的な電車と同じ構造)になっています。

 

GSEを間近で初めて見たのは今回が初めてですが、どことなくのっぺりとした印象を受ける車両だなぁというのが正直な感想。ロマンスカーのエッセンスはしっかり受け継いでおり、決して悪い車両ではないのですが…、確かにVSEとは“何かが違う”なと感じましたね。


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車内はかなり開放的な感じに。客室内と乗降口の仕切りが扉を含め全面ガラス張りになっているのが、特に目を引きます。

 

シートの色や車内の内側はグレー系の色でまとめられており、シンプルな印象。おまけに上述の通り仕切り部分は全面ガラス張りなのですから、開放的と同時にどことなく線が細い、悪く言えばちょっと安っぽい印象を受ける車内設備だなぁとも感じました。

 

ビジネス特急の面も意識しているので、ガッツリ観光特急デザインができないというのはよくわかるのですが、これがあの7000形LSE(「Luxury Super Express」、「Luxury」=「豪華な」)の後継車であると考えると…、ちょっと残念かもなぁ。決して悪い車両ではないのですが(2回目)ですが、名前のような「Graceful(=優雅な)」さはイマイチ感じられませんでした。

 

とはいえ、やっぱりこれはロマンスカーロマンスカーアテンダントもきちんと乗務していますし、何より走行音をほとんど感じさせない静かな車内になっているのが、「新時代のロマンスカー」を感じさせてくれていました。イベント帰りのオタクたちがギャーギャー騒いでいたのは鬱陶しかったですが、まあこれは仕方ないでしょう。

 


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そして、ロマンスカー名物といえば、ロマンスカーアテンダントが直接その場で淹れてくれるブレンドコーヒー。帰りのGSEの車内で注文し、飲みながら新宿に帰ってきました。いやぁ、このブレンドコーヒー飲むの、本当に10年近くぶりじゃないかなぁ。

 

ロマンスカーブレンドコーヒーの何がいいかって、これ苦みと酸味のバランスがいいんですよね(アラビカ豆100%)。若干苦みの方が強いですが、これがもうクセになる。おまけにデザートでビスケットがついてくるので(単品注文の場合のみ)、これを一緒に食べるとまた絶妙なんですよ!

 

実はこのコーヒー、新宿駅ロマンスカーカフェでも飲めることは飲めるんですが、豆とかインスタントの通販ってやってないんですよね。やってほしいよなぁ?やってほしいよなぁ!

 

 

 

さて、このロマンスカー旅行記、かなりの乱文になってしまいましたがいかがだったでしょうか。

 

関東私鉄には様々な特急列車が走っていますが、私としてはやっぱり一番の推しがこのロマンスカー。関東以外の地方にお住まいの方は、ぜひ一度、なんでもいいから一区間だけでもロマンスカーに乗っていただきたいですね。きっと、その魅力がわかる…はず!

 

Part.3の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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