お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『太陽の勇者ファイバード』ちょっとした感想 Sunrise.15(第43~45話)

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今回は、太陽の勇者ファイバード』の感想記事第15回目です。

 

ついに和解、天野博士と佐津田刑事!今回ご紹介の3話で最も注目すべき点は、佐津田刑事の天野博士に対する誤解が解け、彼の協力者になってくれる点。この和解に至る過程、そして和解した後の連係プレーも素晴らしく、さらにクリスマス回にこのお話をぶつけていたため、『ファイバード』の中でも新ロボ登場回級に盛り上がり度満点なお話になっていました。佐津田刑事、やっぱりねはいい人だったんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

第43話「俺たちの使命」

1991年12月14日放送
登場した敵他:ガルベージ(メカ獣)

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「地球の人々を守ることも、俺たちの大事な使命だということを、お前らは忘れたのか!?」


STORY:ゴミの埋め立て地、夢見が島が異常高温にみまわれ、火災が発生。消防隊として出動したガードファイヤーだったが、些細なことからガードウイングとケンカしてしまう。翌日原因不明の毒ガスが町に流れ出し、勇太郎たちは調査に出動。原因を突き止めた彼らだったが、相変わらずガードファイヤーとガードウイングはいがみあったまま。メカ獣を前にして、彼らは連携を取り戻すことができるのか?今こそ見せろ、合体光線:ギャザウェイブラスター!


ガードチームの中でも荒っぽい性格である、ガードファイヤーとガードウイングがメインのお話。彼らの掛け合いももちろん見どころの1つではありますが、グレートファイバードを追い詰め、彼のフレイムソードすら通用しないという強力なメカ獣との戦闘も見逃せないポイント。ガードチームが連携を取り戻した後の合体攻撃が素晴らしかったですね。


東京湾岸に浮かぶゴミの埋め立て地:夢見が島。ここ最近異常高温が続いていましたが、とうとうそれが原因で火災が発生。消防隊の中に交じって、ガードファイヤーも出撃します。全力で消火に当たるガードファイヤーでしたが、偶然その場を通りかかったガードウイングの発言に激昂。2人は仲が悪くなってしまいます。その頃、天野博士はゴミを氷漬けにする機械を発明していました。夢見が島と言うのは、おそらく夢の島がモチーフと思われるごみの埋め立て島。ケンタたちの世界の2010年は、現実の2010年よりもかなり技術は進んでいるようですが、それでもゴミ処理問題には悩まされているようですね。昔は社会科の教科書などで夢の島が出てきたりしてたけど、今でもあんな感じなのかなぁ。ゴミの山が異常高温になるのですから、危惧されていたように火災が発生。ガードファイヤーも出撃して消火作業に当たりますが、そこをガードウイングが通りかかります。もともと荒っぽくてガサツな物言いをする彼ですが、このシーンでの彼はガードファイヤーをバカにしてると受け取られてもおかしくないような発言を連発。いくらなんでもそこまで言うか、ガードウイング…。


翌朝、街の各地で謎の有毒ガスが流れ、人々が苦しむという事態が発生。先行して勇太郎たちが出動し、その原因がドライアスの造ったメカにあることを突き止めた彼らは、ガードチームやバロンチームにも協力を要請し、次々とメカを回収していきます。ところが、やっぱりガードファイヤーとガードウイングは仲が悪そうで…。夢見が島での異常高温の原因は、やっぱりドライアスたちの仕業。シュラは密かに夢見が島の地下に兵器製造工場を造っており、そこでは夢見が島のゴミから発生するガスを利用した神経系の毒ガス兵発生装置が製造されていました。シュラはカモフラージュしたミサイルの発射口からどんどん毒ガス発生装置を発射していき、街に甚大な被害を与えます。ここ最近の作戦が「メカ獣製造のための資金集め」という感じが強かったので、今回の作戦は久々に悪の組織らしいことをやっているな!と感じさせてくれます。毒ガスが流れ出していることを知った勇太郎は、ガードレスキューでケンタと国枝美子とともに出動。解析の結果一酸化炭素と塩素を含む神経系毒ガスであることを見破り、さらに毒ガス発生装置の存在を知り、どんどん回収していきます。もともとは人間の出したゴミが、今度は人間を苦しめる毒ガスとなる―。ドライアスたちもとい今回の脚本、なかなか上手いことを考えたもんだなぁ。


勇太郎からの指示と、天野博士からの連絡を受け、夢見が島へやってきたガードウイング。彼はそこでメカ獣と遭遇し、戦闘となります。その直後ガードファイヤーも駆け付けて加勢しますが、相変わらず2人は仲が悪く、連携も乱れてメカ獣そっちのけでケンカを始めてしまう始末。その間に勇太郎たちも駆け付けグレートファイバードになりますが、フレイムソードも破られピンチに陥ります。夢見が島でメカ獣の存在を見破り、あぶりだすガードウイング。ここまでは良かったのですが、彼はハデにメカ獣と戦闘したため夢が島のあちこちが火災に。ガードファイヤーはガードウイングの行動と性格に怒って逆に彼の足を引っ張るような行動をしてしまい、やがて2人はメカ獣との戦闘よりもケンカを優先するようになってしまいます。先述の通り、夢見が島はゴミの埋め立て地。そのため、ちょっとでも火が燃え移るとあっという間に周囲は火の海になってしまいます。おまけにメカ獣は武器としてあの毒ガス発生装置を撃ち出してくるため、それを撃墜するたびに毒ガスが周囲に流出。これにより夢見が島での被害が拡大してしまうことになります。そりゃ、こんなことになったらガードファイヤーもブチギレるわな…。でも、いくら何でも戦闘時に足引っ張るのはどうかと思うけどなぁ。今まで無敗を誇ってきたグレートファイバードでしたが、今回のメカ獣にはかなり苦戦。フレイムソードも跳ね返されて武装を失い、大ピンチに陥ります。まさか、最終決戦より前にグレートファイバードの技を破る敵が現れるとは!


遅れて到着したガードスターは、ガードファイヤーとガードウイングの姿を見て激昂。鉄拳制裁して彼らに「宇宙警備隊としての使命」を思い出させます。これにより何とか連携を取り戻したガードチームは、スーパーガーディオンへと合体。フレイムソードすら通用しなかったメカ獣に対し、新必殺技:ギャザウェイブラスターを放って勝利します。戦闘終了後、指切りをするガードファイヤーとガードウイングでしたが…。グレートファイバードがピンチなのにもかかわらず、ガードファイヤーとガードウイングはケンカに夢中なうえ、競うかのようにメカ獣に突撃。そんな彼らの姿を見たガードスターは、ガードブラスターで2人を打ち落としたうえに、パンチを一発お見舞い。そして彼らに、宇宙警備隊の使命を思い出させるのでした。ガードスターが語った「使命」。それは、ドライアスと戦うことも大事だが、地球の人々を守るということもまた自分たちの大切な役割だということでした。ここで太陽をバックに語るガードスターが、めちゃくちゃカッコいいです。いいキャラしてるぜガードスター!ガードスターの言葉により和解したガードファイヤーとガードウイング。これによりガードチームはスーパーガーディオンに合体し、グレートファイバードとともにメカ獣に立ち向かいます。そして最後は、ギャザウェイブラスターで勝利を収めました。ギャザウェイブラスターとは、グレートファイバードが射手となる形で、その前にスーパーガーディオンが合体。さらに砲台としてサンダージェットが前部に合体し、協力ビームを発射するというものでした。攻撃シーンも新規に描き起こされてメチャクチャカッコよかったけど、これ当時玩具で再現できたりとかしたのかなぁ。

 

 

 

第44話「ブラッククリスマス」

1991年12月21日放送
登場した敵他:エピデミア(メカ獣)

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「博士…、今までのことは謝る。地球をドライアスから守ってくれ。」


STORY:クリスマスに盛り上がる天野博士たちの前に現れた、サンタ姿の佐津田刑事。博士の家に転がり込んだ彼の目的は、博士の家を調査することだった。そんな時、各地で黒い雪による原院不明の病気に冒される人が続発。佐津田刑事もその病に倒れてしまった。犯人であるDr.ジャンゴたちは、ファイバードたちに降伏を要求。拘束された彼らにも危機が迫る!博士はファイバードたちを救えるか?クリスマスの夜、佐津田刑事は宇宙警備隊の真実を見た!


『ファイバード』のクリスマス回は、佐津田刑事が宇宙警備隊の真実を知ることになるという重要なお話に。今までいがみ合ってきた彼と天野博士たちでしたが、とうとう和解の時が訪れます。一方で、ドライアスたちは前回並みに大規模な作戦を展開。最終決戦が近づいているからか、やり方がハデになってきましたね。


クリスマスにわく街中。ケンタたちもクリスマスパーティーのために買い出しに出かけますが、そこにはサンタの格好をした佐津田刑事が、密かに彼らを監視していました。やがて佐津田刑事は、道中浴びた黒い雪を気にせずに天野博士のもとを訪問。お酒やプレゼントを持ってきてどんちゃん騒ぎしますが、彼には実は別の目的がありました。密かに研究所内を調査する佐津田刑事でしたが…。佐津田刑事が天野博士のもとを訪ねたのは、当然クリスマスパーティーを一緒に祝うためではなく、研究所内に30億円強奪事件の証拠がないかどうか調査するため。一瞬、黒い雪を浴びたせいで彼の性格が変わってしまったのかとも思いましたが、どうやら彼は以前からこのことを計画していたようです。それにしても、ハルカへのクリスマスプレゼントとして、なんで太眉のイカツい熊のぬいぐるみなんか買ってくるかね…。大量の日本酒を煽り酩酊状態になる佐津田刑事でしたが、それでも研究所内を調べるということははっきりと覚えており、トイレを理由に博士たちと別れて研究所内を調査。偶然開いていた通気口に落っこちてしまい、彼はそこでこの研究所の真実を知ってしまいます。佐津田刑事が目撃したのは、普段博士たちがオペレーションで使っている指令室や、ファイヤージェットとバロンチームの格納庫。それらを見たことで、彼は天野博士の研究所が宇宙警備隊の基地であると知ります。ああ、ついに佐津田刑事にも正体がバレた!


バロンチームの格納庫で倒れてしまった佐津田刑事。時を同じくして、各地で似たような症状に冒されて苦しむ人が大量に現れ、博士たちはそのことをニュースで知ります。そして、そのニュース中にDr.ジャンゴからのビデオメッセージが流れ、彼は病気のワクチンと引き換えに地球人の全面降伏を迫るのでした。佐津田刑事の証言をもとに、勇太郎たちが出撃します。佐津田刑事の病気の原因は、序盤で彼が浴びた黒い雪。黒い雪はジャンゴの作り出した細菌兵器でした。前回の毒ガス作戦といい今回のこの作戦といい、ここへきて大規模かつ実際に大きな被害をもたらす作戦を展開するようになってきたジャンゴたち。前回に比べて今回は完全にジャンゴ側が病気の治療方法などすべてを握ってるので、よりあくどい作戦になってますね。佐津田刑事からの情報をもとに、巨大なトナカイの飛行船が怪しいということを知った勇太郎たちは、ファイヤージェットで出撃。町の上空でその飛行船を発見します。


正体を見破られたジャンゴは、飛行船の中からメカ獣を出現させ、街に降下。細菌兵器をまき散らし、街を混乱に陥れます。ファイバード・サンダーバロン・スーパーガーディオンが駆け付けますが、ワクチンを人質に取られた格好になったため攻撃ができず、ジャンゴたちに拘束されてしまうことに。彼らのピンチを救ったのは、天野博士と密かに同乗していた佐津田刑事でした。ジャンゴは勇太郎たちがこのことに感づき、自分たちを追いかけてくることまですべてお見通しだった様子。メカ獣の胸部にわざと見えるようにワクチンのタンクを設置し、要求をのまなければ破壊するとファイバードたちを脅します。人々からのワクチンを求める声もあり、降伏せざるを得なくなったファイバードたち。うーむ、今回のジャンゴたちはなかなか上手い作戦を立ててるなぁ。上空に磔にされてしまったファイバードたち。彼らはメカ獣に分解されそうになりますが、そこへ天野博士の乗るブレスタージェットが駆け付けます。ラクルコーティング剤を使ってメカ獣の動きを封じ込めようとする博士でしたが、出発時の点検ミスでハッチが開かず。それを打開したのは、密かに乗っていた佐津田刑事でした。ブレスタージェットやファイヤーシャトルを整備する博士の姿も見ており、そのうえで同乗していた佐津田刑事。彼らはいつものごとくいがみ合いますが、佐津田刑事が危険を承知でハッチを開けに行くことになります。ハッチに向かう直前、今までのことを謝罪し、「地球をドライアスから守ってくれ」と一言残して行く佐津田刑事。ここの彼の姿がカッコいい!


佐津田刑事の決死の活躍により、メカ獣へのミラクルコーティング剤の噴霧に成功。ワクチンのタンク付近を固めたことにより、ワクチンはメカ獣の攻撃を受けても破壊されなくなり、ファイバードたちの反撃が始まります。グレートファイバードによってメカ獣が倒された後、税務署の監査が博士の研究所に入りそうになりますが…。コーティング剤によりワクチンが守られたことを知ったファイバードたちは、ブレスタージェットの攻撃で脱出後、スキをついてワクチンのタンクを奪取。これでもう恐れるものはなくなり、ファイバードはグレートファイバードへ合体。フレイムソード・チャージアップを決めるのでした。フレイムソード・チャージアップのシーンでは、久々にフルでのバンクシーンが使用。う~ん、やっぱりこの日の鳥がせりあがってくるような描写が大好きだぜ!事件解決後、佐津田刑事が事件前に呼んだ税務署の監査がやってきますが、佐津田刑事はわざとそれを追い払うことに。博士たちの正体を知り協力を申し出る彼でしたが、税金はしっかり納めるよう忠告するのでした。仲間になっても税金はきちんと納めろとわざわざ言ってくるあたりが、とても彼らしいですね。

 

 

 

第45話「海底基地浮上」

1991年12月28日放送
登場した敵他:メドソイド(メカ獣)、3獣合体ドライアス

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「人間の素晴らしさは、人々を慈しむ愛にあるんだ。それがわからねぇかぁ!?」


STORY:街中での買い物中、天野博士たちがドライアスたちに誘拐された。彼らの目的は、博士たちを人質にとり勇太郎たちをおびき寄せている間、自分たちの海底基地を浮上させ野望を達成しようというものだった!宇宙警備隊は全員で基地に向かうが、メカ獣と3獣合体ドライアスの攻撃の前に、サンダーバロンとスーパーガーディオンは中破。勇太郎も基地のメインエンジンの爆発に巻き込まれてしまった!果たして、彼らの運命やいかに!?


今回より、いよいよ『ファイバード』の物語もラストスパートへ。最終決戦に向けた勇太郎たちとドライアスたちの激しい戦いが描かれることになります。そしてなんと、今回はストーリーの都合上ファイバードの出番はなし。ちょっぴり異色な展開になりました。


テレビ番組の視聴をきっかけに、人間の愛について興味を持つようになった勇太郎。博士等に尋ねても明確な答えは出ませんでしたが、国枝美子と話すうちに、彼なりに人間の愛への理解を深めていきます。その後美子は博士とともに買い物に出かけますが、そこにゾルが出現。たまたま居合わせたモモコとともに、彼らはDr.ジャンゴのアジトへ誘拐されてしまうのでした。今まで、人間の行動や感情について疑問を持っては自分なりに理解を深めてきた勇太郎でしたが、今回彼がぶち当たったのが人間の愛と恋について。愛や恋の違い、そして男女の愛と慈しむ心という意味での愛の違いについて、彼は深く考えるようになります。勇太郎の星では皆が慈しむ心という意味での愛を持っているため、人間のような複雑な愛に関する考え方は持っていない様子。勇太郎の星が平和と言うべきなのか、人間の方が愛に関する考え方が多様化しているというべきなのか―。とにかく、人間と勇太郎たちとの愛に対する考え方の違いが判る描写でした。このシーンでは美子が深く勇太郎とかかわっていますが、もう明らかに彼に対して恋心を抱いているのがわかりますね。そんな彼女は博士とともに買い物に出かけますが、そこでゾルと遭遇。ファイバードの居場所を突き止めようと取材しようとしていたモモコとともに誘拐されてしまいます。


ドライアスたちに誘拐された博士たちは、ジャンゴの基地に連れていかれ、そこで彼らの真の目的を知ることに。その後牢屋に監禁された美子とモモコでしたが、美子はモモコに対しファイバードの正体を教えます。一方、佐津田刑事の連絡を機に博士たちが誘拐されたことを知った勇太郎たちは、バロンチームとガードチームを呼んで総出動。ジャンゴの海底基地へと向かいます。わざわざ博士たちを誘拐し、勇太郎たちをおびき出してまで達成しようとしていたドライアスたちの野望。それは暗黒宇宙の創造でした。半年に一度、北極星・太陽・サタンギア星が三角形を描き、その中央にデビルの塔を築くとき、暗黒エネルギーが結集し暗黒宇宙が作られる―。宇宙にはそういった神話が残っており、ドライアスたちはそのパワーを手に入れようとしていました。半年前にドライアスたちがアメリカを襲撃しデビルの塔を建設しようとしていたのも、全てはこれのため。ちゃんと放送期間も半年くらい空いてるし、よく考えられているなぁ。その頃、佐津田刑事の連絡を受けた勇太郎とケンタは、バロンチームやガードチームとともに出動。先行したガードチームは佐津田刑事と合流し、スーパーガーディオンとなって海底基地へ向かいます。ついに自分のパトカーがガードスターに変形するのを目の当たりにした佐津田刑事。本当に今まで気づいていなかったのか…。


海底基地に到着した勇太郎たちでしたが、そこで待ち構えていたのはメカ獣と3獣合体ドライアス。サンダーバロンとスーパーガーディオンにその場を任せた勇太郎たちは、海底基地に突入。何とか博士たちを救出しますが、シュラやゾルたちと激しい戦闘になります。デビルの塔建設のためにはなんとしも海底基地の浮上が必要らしく、それを守るためメカ獣の他にドライアスも自ら出陣。サンダーバロンとスーパーガーディオン、そして援護にきていたファイヤージェットを徹底的に苦しめます。さすがにメカ獣とドライアス相手では、サンダーバロンたちもキツい感じ。何とか踏みとどまっただけでもよくやったといえるんじゃないでしょうか。一方、基地に突入した勇太郎は、ケンタと佐津田刑事の援護を受けながら博士たちのもとに急行。途中シュラの罠にハマりますが、佐津田刑事のアシストで脱出。博士たちの救出に成功します。この一連のシーンで最も頑張ったといえるのが、佐津田刑事。フレイムショットでケンタとともにテシターたちを倒し、シュラのメカで拘束された勇太郎を救うために、拳銃を発砲してコントロール装置を破壊。さらにはモモコを救出した際にテシターからの攻撃をかばいます。なんか第41話当たりから一気にカッコいいシーンとかが増えてきた佐津田刑事。私の中で彼の株、爆上げですよ。


勇太郎からの指示を受け、脱出ポッドへ向かい待機するケンタたち。その間勇太郎は、海底基地のメインエンジンを破壊するために、シュラとゾルたちと激しい戦闘を繰り広げます。大爆発の中から何とか生還し脱出ポッドに乗り込んだ勇太郎ですが、その時彼が目撃したものは…。いつも激しい肉弾戦を繰り広げる勇太郎とシュラ、そしてゾルですが、今回はいつも以上に激しい戦闘を展開。激しく殴り合ってお互いボロボロになり、最後はお互い爆発に飲み込まれて勇太郎は負傷、ゾルも片腕が大破とかなりの被害を受けます。この戦闘シーンで、勇太郎が今まで経験したり感じ取ったことをもとに、人間の持つ愛について語っているのがカッコよく感じましたね。海底基地の浮上は防げなかったものの、何とかそれを遅らせ脱出することに成功した勇太郎でしたが、彼がその際海底で目撃したのは、中破してしまったサンダーバロンとスーパーガーディオンでした。メカ獣を倒すことには成功したものの、かなり傷ついてしまった宇宙警備隊。彼らに勝機はあるのか―。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第46話から第48話[終]+αをご紹介予定です。来週も、世界平和だ!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1991年放送の太陽の勇者ファイバード』使用曲「佐津田刑事」です。

 

ピンクパンサーを意識したような音楽になっているように感じる一方で、どことなくおどけた感じもする、佐津田刑事専用のBGM。劇中でも何回か使用されていたはずですが、う~ん、あんまり印象に残ってないかなぁ…。

 

佐津田刑事は今回でようやく天野博士と和解しましたが、よく考えてみると彼、今までの描写でも、博士といがみ合っていたこと以外は結構まっとうな刑事として描かれていたんですよね。彼がこのような描かれ方をしていたのは、彼自身が終盤で勇太郎たちの仲間になるが当初から決まっていたから…なのかもしれませんね。

 

 

 

 


Brave of the Sun Fighbird OST 2 Tracks 6-8

 

 

 

 

 

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