お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『太陽の勇者ファイバード』ちょっとした感想 Sunrise.8(第22~24話)

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今回は、太陽の勇者ファイバード』の感想記事第8回目です。

 

登場、スーパーガーディオン!今回ご紹介する3話では、ガードチームの4体合体:スーパーガーディオンが初登場。前回登場したガードウイングも、口は悪いものの根は悪くないヤツとして描かれており、キャラもしっかりたってきたように感じました。それにしても、ガードウイングの声…やっぱり渋すぎるよ!

 

 

 

 

 

 

 

第22話「G(ガード)ウイング危機一髪」

1991年7月6日放送
登場した敵他:テラグラント(メカ獣)

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「宇宙最強の警備隊員、ガードウイングとは俺のことよ!」


STORY:単独行動をとり続けるガードウイングは、離島の空港でシュラの操るメカ獣と彼らのたくらむ作戦を目撃。攻撃を仕掛けメカ獣を追い込むが、ドライアスの攻撃を受け逆に捕らわれの身となってしまう。その後空港に駆け付けた勇太郎たちは、ケンタと二手に分かれて人質の救出と作戦阻止に乗り出すも、ケンタまでもが人質に取られ、圧倒的不利な状況に立たされることに。大ピンチの状況の中、勇太郎たちはこのピンチをどう切り抜けるのか?


前回デビューしたガードウイングがメインとなるお話。ガードウイングだけでなく、登場する敵側味方側のキャラがともによくたっているので、いつも以上に生き生きとした彼らのやり取りや行動が楽しめるようになっています。今回のお話で、ちょっとガードウイングに対する見方も変わってきましたね。


エースバロンからの通信も半ば無視し、どこかの島の空港で待機していたガードウイング。そこへ突然戦闘機型のメカ獣が現れ、あっという間に空港を占領。そのメカ獣に乗っていたシュラとゾルは、空港にあった飛行機を使って、ある作戦を実行に移そうとしていました。ガードウイングは、相変わらずの一匹狼気取り。エースバロンからの連絡に対しても二言三言返すだけで、一方的に連絡を絶ってしまいます。エースバロンが落ち着いた性格をしているのも相まって、エースバロンとガードウイングの組み合わせは、この序盤のシーンの段階で「落ち着いた先輩とやんちゃな後輩」という関係みたいでいいコンビになっているなと感じます。また、エースバロンとの連絡を絶った直後は、ガードウイングは「この星はいい星だ、気にいった」と発言するシーンも存在。ガードウイングがただの粗野なヤツではないことが窺えますね。そんなガードウイングのもとに現れたのが、戦闘機型のメカ獣。それに乗ってきたシュラとゾルは、空港の管制塔を占領。出発ロビーにいたモモコたちを人質にとり、空港内で自身の作戦を実行に移そうとしていました。今回シュラたちが計画していたのは、飛行機の上に爆弾を括り付けて、自動操縦で世界各地に飛ばし、主要都市などを破壊しようというもの。インパクトはあるものの少しまどろっこしい作戦のようにも感じますが、のちに出てくる世界各国の反応から見るに、意外に効果はあったらしい。とんでもない作戦を考えたもんだなぁ。


爆弾を括り付けられた飛行機が飛び回っていることを知った勇太郎たちは、その飛行機を回収するためにバロンチームとともに出動。飛行機の回収にあたり、その飛行機の発進元を叩こうとします。一方、シュラたちの作戦を眼前で目撃していたガードウイングは、他の飛行機に紛れて密かに行動。正体がバレてからはありったけの火力で一気に勝負をかけますが、ドライアスがやってきたことにより形勢逆転されてしまいます。研究所の上空を低空飛行で飛行機が通過し、勇太郎が爆弾を見抜いたことで、異常事態を察知した天野博士たち。天野博士は、出動するケンタに対してアンチテシターガンを持たせるのでした。アンチテシターガンとは、前回登場したテシター壊滅光線の小型版。あれだけ巨大なメカを子供が扱える銃程度にまで短期間で小型化するなんて、相当な技術力だなぁ。勇太郎たちが爆弾が括り付けられた飛行機の回収にあたっている中、ガードウイングはシュラたちの爆弾飛行機製造工場に潜入。最初は機械を停止させるなどして妨害工作を行っていましたが、正体がバレてからは、変形して一気に攻撃を仕掛け、メカ獣を倒そうとします。正体がバレていない間のガードウイングは、バレないようにこっそりアームを出してスイッチを切るなどし、シュラたちを妨害。そそくさとアームを隠して普通の飛行機を装うガードウイングが、ちょっとお茶目に感じました。そんなガードウイングも、正体がバレてからは一転、自分の持ちうる火力を一気に解放し、メカ獣を単独で撃破する寸前まで追い込むことに。しかし、残念ながらあと一歩のところでドライアスの妨害を受けてしまうのでした。圧倒的か力を見せつけるガードウイングは、確かにかっこいい。でも、そのあとドライアスにかなわないと察してさっさと撤退しようとするのはちょっとダサいです。「宇宙最強の警備隊員、ガードウイングとは俺のことよ!」なんて、啖呵切ってたのになぁ。


バロンチームに残りの飛行機の回収を任せた勇太郎たちは、発進元である空港に潜入。勇太郎とケンタとで二手に分かれて行動しますが、ケンタは人質救出に失敗して逆に人質になってしまうハメに。さらに、ガードウイングは特大の爆弾を括り付けられ、他の飛行機とともに発射されそうになっていました。勇太郎に任務を課され、ちゃんと行動するケンタ。しかし、通信している際の音声でバレてしまったのか、せっかく管制塔の屋上に退避したのにもかかわらず、ゾルに発見されてしまいます。前回あたりから単独でもキッチリ行動できるようになったケンタですが、2回連続はうまくいかなかったかぁ…。ケンタが人質になってからのシーンでは、モモコのキャラがかなり立つことに。人質で脅迫されている立場なのにもかかわらず、ケンタに取材しようとしたり何とか勇太郎とコンタクトを取ろうとしたりします。状況がわかっているはずなのに、いつも以上に騒ぎまくるモモコ。最終的に彼女のせいで勇太郎は不利な状況に追い込まれちゃうんだから、今回の彼女はちょっとやりすぎな感じでしたね。まあ、彼女らしいっちゃあそうなんだけど。


シュラの脳波により発射されてしまったガードウイングでしたが、駆け付けたサンダーバロンによって爆発は未然に回避。シュラたちはメカ獣に乗り、これに対して勇太郎もファイバードとなって対抗。ガードウイングの攻撃により弱体化したところを狙い、フレイムソード・チャージアップを決めるのでした。ガードウイング、まさに危機一髪。彼のピンチを救ったのは、サンダーバロンでした。サンダーバロンが彼のことを救ってくれるんだろうなぁとは予想できていましたが、爆弾をベリッとはがしてポイッと海に捨てて爆破を回避するなんて、かなり豪快なやり方だなぁ。サンダーバロンが登場したことで、勇太郎たちが有利な状況に。ケンタのアンチテシターガンはテシターに全く通用しなかったものの、モモコの火事場のバカ力で何とか脱出。勇太郎もファイバードとなり、メカ獣を撃破するのでした。アンチテシターガンは、テシターたちが既に対策・改良済みだったので効果ナシという結果に。改良されていたのなら仕方ないですね。続くファイバードたちの戦闘では、やはりガードウイングの活躍が一番の見どころ。今までのお返しとばかりにメカ獣の片翼に乗り、翼の付け根部分を集中攻撃して破壊に成功。その直後に武装合体ファイバードがとどめを刺すという形になりました。ガードウイングの攻撃を受けてからのシーンでは、シュラとゾルが珍しく言い争うように掛け合うシーンが存在。典型的な悪の子分って感じで面白かったです。そして最後、ガードウイングはまたどこかへと1人去っていくことに。性格は相変わらずな彼でしたが、今回のおかげで彼に対する見方・感じ方がだいぶ変わりましたね。

 

 

第23話「登場!S(スーパー)ガーディオン」

1991年7月13日放送
登場した敵他:ゴルジア、デカシター(メカ獣)

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「四体合体だって、ミラクルスゲェや!」


STORY:霧隠山で頻発する人間の失踪事件。とうとう小型旅客機まで消えたので大騒ぎとなるが、その犯人はやはりドライアスたちだった。調査に向かった勇太郎たちだったが、ケンタは勇太郎とはぐれてしまい、偶然ガードレスキューたちと合流。そしてドライアスの秘密基地を発見する。ケンタは佐津田刑事たちと協力して基地にダメージを与えたものの、そこからメカ獣が2体も出現。メカ獣に苦戦するガードチームは、ついに切り札を発動した!「四体合体!スーパーガーディオン!!」


サブタイトル通り、ガーディオンにガードウイングが合体したスーパーガーディオンの初登場回。しかしその内容は、特にスーパーガーディオンに合体する過程を中心に描いたものではありませんでした。全体的にツッコミどころ満載な感じもしますが、テンポがいいので逆にこれがクセになっちゃいましたね。


天狗が住むという霧隠山。その付近を通過した小型旅客機が、謎の通信を最後に消息不明に。さらには取材に向かったモモコたちも突然音信不通となり、何か不穏なものを察知した勇太郎とケンタは現場に急行。調査を開始します。霧隠山は、昔から天狗伝説があるという山。その山でこういった行方不明騒ぎが起きたので、人々は天狗の仕業ではないかと疑い始めます。どうやらこの旅客機以外にも、以前から登山に出掛けた人々が行方不明になるという事件が頻発していたらしい。警察もすでに捜索に乗り出していたようですが、立ち入り規制とかはしていなかったのか…?勇太郎たちはすぐさま出撃し、上空から山の状況を調査。警察の捜索台頭に交じってガードスターとガードレスキューがいることを確認したようですが、強烈な妨害電波により通信がとれず、やむをえずスルーすることになります。この妨害電波こそ、今回のストーリーにおける重要ポイント。これを発生させる装置を破壊することが、後半の展開のカギになっていきます。


勇太郎たちは調査を続けますが、途中でテシターを発見。勇太郎が先行して追いかけますが、その間にケンタもテシターに遭遇。何とか危機を回避したものの、自分も崖下に滑落。勇太郎とはぐれてしまうケンタでしたが、代わりに遭遇したのは、捜索隊として加わっていたガードレスキューと、それに乗車していた国枝美子と佐津田刑事でした。勇太郎はアンドロイドのため、夜闇の草むらの中でわずかに動いた影を見抜き、追跡。テシターであると確信して攻撃を仕掛けます。しかし、同じ頃ケンタもテシターに襲われそうになっていました。今回のテシターたちは、夜に活動していたこともあってか、目だけが異常に光り、人間を襲ってくる形に。なんだかいつもより怪奇テイストに描かれていました。ケンタは偶然の落雷によりテシターが焼死したため、その場を脱出。しかし崖から転落し、ガードレスキューたちと合流します。佐津田刑事は捜索隊に加わっていましたが、連日雨の中で捜索を指示していたためか、風邪をひいて倒れる寸前。美子にドクターストップをかけられ、半ばムリヤリガードレスキューに乗せられていました。いつもは他人に自分たちの正体がバレないよう、人目がつかないところでケンタと会話するガードレスキューですが、なぜか今回は佐津田刑事たちがいる前で堂々と会話。おいおい、もうこれ半分正体バレてんだろ!


勇太郎と同じくテシターを発見したガードレスキューは、運転士を置いてそのままテシターを追跡。ドライアスの秘密基地を発見します。行方不明の人々が奴隷として働かされ、妨害電波もここから発されていることを知った彼らは、自分たちだけで人々の救出と装置の破壊を試みます。テシターを見つけたガードレスキューは、たまたま降りた運転士を置いてけぼりにし、ケンタ・佐津田刑事・美子を乗せてそのまま疾走。ドライアスの基地に突入します。運転士もいないのに車が動き出し、ガードレスキューの声の出どころに疑問を持つ佐津田刑事たち。会話についてはどこかから入った通信って形を装ってたけど、もうこれギリギリだろ…。ガードレスキューが突入したドライアスの基地では、兵器を製造。行方不明になった人々は、そこで働く奴隷要員として誘拐されていたのでした。誘拐された面々の中には、当然序盤で消息を絶っていたモモコの姿も。第20話から毎回のようにシュラたちに拘束されている彼女。似たような展開が続いちゃったのは、偶然なんだろうなぁ。ガードレスキューの力で基地の構造を把握したケンタたちは、三手に分かれて基地の破壊作戦と人質の救出作戦を敢行。基地内にあった小型ロボットにケンタと佐津田刑事が搭乗し、佐津田刑事が騒ぎを起こしている間にケンタが妨害電波発生装置の破壊に向かい、美子はガードレスキューで待機しつつ、人々の脱出の手助けを行っていました。ガードレスキューの声をどこかからの通信と信じ込んでいる美子は、指示通りにガードレスキューからミサイルを発射し命中させます。いやいや、ガードレスキューの声を通信と思い込むのはわかるけど、救急車にミサイルが積まれてることに疑問を持たないのはおかしいでしょ!


妨害電波が消えたことで、通信が復旧。ケンタはすぐさま勇太郎や残りのガードチームと連絡を取ります。基地からはシュラとゾルがそれぞれメカ獣を繰り出し、これにはガーディオンと武装合体ファイバードが応戦。苦戦したガーディオンはガードウイングと合体してスーパーガーディオンにパワーアップし、最後は2体まとめてガードフラッシュで撃破するのでした。終盤でようやくスーパーガーディオンが登場。メカ獣の攻撃に苦しめられていたガーディオンとガードウイングが、「最後の切り札」として行ったのがこの合体でした。ガードウイングが合体したことで機動性と飛行能力を手に入れたスーパーガーディオンは、武装合体ファイバードに負けないくらいの強さを誇り、最終的には単独でメカ獣2体を撃破してみせました。武装合体ファイバードによるフルブラスト攻撃(全砲門を開放した一斉射撃)があったとはいえ、驚異的な戦果を挙げて見せたスーパーガーディオン。初登場回としては、登場時間が短かったものの素晴らしい活躍を見せてくれましたね。

 

 

第24話「恐るべき 宇宙植物」

1991年7月20日放送
登場した敵他:イルシーダ(メカ獣)

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「名もない命が栄えてこそ、この星は地球と呼ばれるんだ!」


STORY:夏休みのケンタたちは、子ども会のキャンプで浅平高原を訪れていたが、そこは花粉症に酷似した奇病が流行しつつある場所だった。キャンプのさなか、ケンタとその友人たちどんどん山の中へ分け入り、奇妙な花畑を発見する。それは、シュラによって作られた、宇宙植物:デビルフラワーの花畑だった!ドライアスたちが企む恐るべき作戦とは何か?そして、勇太郎の正体があの人に…バレた!?


本放送日はちょうど夏休みに入った頃。そのためか、夏休みのイベントということを全面に押し出したお話になっています。勇太郎が地球の自然に改めて感動し、そしてシュラに対して、命と地球のすばらしさを言いきって見せる姿はカッコよかったなぁ。なお、お話の設定の都合上、天野博士は未登場でした。


浅平高原周辺で報告される、スギ花粉症に酷似した奇病。その原因が高原に生える植物にあるとにらんだ国枝美子は、現場へと向かいます。同じ頃、ケンタたちは子ども会のキャンプでその浅平高原を訪れていました。ケンタたちの学校も、ちょうど夏休み。キャンプで浅平高原を訪れ、まず飯盒炊爨でご飯を炊き、カレーのルーを煮込んでカレーライスを作っていました。ああ、懐かしいかな飯盒炊爨。あれ、上手くやらないと灰がご飯にかかっちゃうんですよね。ケンタたちも飯盒を誤って火の中に落としてしまいますが、勇太郎がサッと飯盒を取り出し、元に戻すことでなんとかご飯は守られます。火の中に手を突っ込み、火傷1つせず、「熱くないんですか?」と問われると「そんなこと考えもしませんでした!」と回答して見せる勇太郎。もう“変わってる人”どころじゃすまない域だと思うんだけど…。しかし、そんな浅平高原は、実は原因不明の奇病が流行していた地域。その調査のため、美子が乗り出します。現地の診療所に患者がそこそこ訪れているため罹患者は多いですが、ケンタたちがキャンプに来れるということはニュース報道などはされていなかったということなのでしょうか。まあ、症状がスギ花粉症とほぼ同じらしいからなぁ。


昼食を終えたケンタたちは、浅平高原の山を探険。どんどん山の中に入っていって自然を満喫しますが、途中おかしな工事中の看板を発見。それを無視してさらに進むと謎の花畑が広がっており、そこにはシュラの姿がありました。シュラに見つかってしまったケンタたちは拘束され、シュラから彼らの今回の計画について聞かされるのでした。山の中に入ってケンタたちが発見したのは、工事中の看板。そこには「立入禁止 土雷安建設」と書かれており、さらに何やらキャラクターらしきものが描かれていました。「土雷安建設」というのは明らかにドライアスのもじりですし、看板に描かれていたのはシュラの顔。この時点でケンタは何か怪しいと気づくべきでしたね。それにしても、自分たちの活動を隠すためとはいえ、こんなネタ満載の看板作るなんてドライアスもお茶目だなぁ。看板を無視して進んだケンタたちが見つけたのは、シュラの姿と奇妙な花の花畑。隠れながら引き返そうとするケンタたちでしたが、くしゃみをしたことで発見されてしまいます。今回シュラが計画していたのは、宇宙植物デビルフラワーによる人類奴隷化作戦。デビルフラワーは実をつけた後はじけて種を飛ばしますが、その種は人間に寄生。やがて根は脳に到達してそれを支配し、人間を家畜同然にしてしまうというものでした。なかなかえげつない作戦ですが、これが完遂寸前にまで持ち込まれちゃったんだから、恐ろしいぞ!


自然に感動していた勇太郎は、リスターから発せられた信号をキャッチ。ケンタのいるところへ向かい、シュラやそのメカ獣と対峙します。勇太郎とハルカが山の中を駆け抜けていくのを偶然目撃した美子は、彼らを追跡。そこで彼女は、とうとう勇太郎の秘密を知ってしまうのでした。第11話に続き、「感動だぁ!」という言葉を多用する勇太郎。勇太郎の口癖とされているこの言葉ですが、個人的に現時点では使用回数が少ないような気がします。それでも印象に残るのは、今回のように使用している回ではくどいくらいにその言葉が出てきているからなんでしょうね。ケンタの居場所を突き止めた勇太郎は、デビルフラワーの花畑に急行。悪事を働こうとするシュラに対し、命と地球のすばらしさを語ってみせます。「木1本にだって、草花にだって、命が宿っているんだ。その、名もない命が栄えてこそ、この星は地球と呼ばれるんだ!」と、自然と生命に対する強い思いを語る勇太郎。シュラに対して堂々と言い放つのが最高にカッコいいですね。勇太郎はケンタたちが自力(半分リスターのおかげ)で脱出したのを確認すると、ファイヤージェットを召喚してファイバードとなり、戦闘を開始します。しかし彼は気づいていませんでした。美子がそのすべてを目撃していたことを…!美子は今回勇太郎の素性の他、ファイバードへの合体シーンも目撃。バンクシーンの合間に挿入される彼女の顔が、彼女自身が感じた衝撃を物語っています。


メカ獣と戦うファイバードは、そのトリッキーな動きに苦しめられ、デビルフラワーの種の飛散を許してしまうことに。ですがそこにガードチームが駆け付け、スーパーガーディオンに合体して種をすべて凍らせたことにより、なんとか最悪の事態を回避します。そして最後は武装合体ファイバードで勝利を収めるのでした。今回のメカ獣は花形で各突起部分に小型の脚が取り付けられているため、縦に回転しながら攻撃してくるというかなり変則的な動き方を披露。おまけに触手を放って相手を拘束してしまうため、ファイバードは苦しめられることになります。そんなピンチのファイバードのもとに駆け付けたのが、ガードチーム。スーパーガーディオンに合体した彼らは、種を全部凍らせて無効化したうえでファイバードを救出します。前回デビューしたスーパーガーディオンが再登場。今回は敵こそ倒さなかったものの、驚異的なパワーを見せつけてくれました。そしてラストシーン。勇太郎の正体がバレたことに焦るケンタとハルカでしたが、美子はその秘密を守ることを約束。2人は安心してキャンプを楽しむのでした。ここで興味深いのが、美子が一言も「勇太郎がファイバード(宇宙人)だ」ということを言っていないこと。「本当に正義を愛している人」などと表現してオブラートに包みながら話していました。直接的に言ってしまわせるのではなく、こういった表現をするのは面白いですね~。

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第25話から第27話をご紹介予定です。来週も、世界平和だ!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1991年放送の太陽の勇者ファイバード』使用BGM「スーパーガーディオン」です。

 

今回ご紹介のお話より登場した、ガードチームの新たな合体:スーパーガーディオンの合体等に使用されていたBGM。キャラが濃いガードチームのメンツのBGMが、流れるように軽快な音楽になっているのが、ギャップが感じられるような気がして面白いです。

 

スーパーガーディオンは、今後の戦闘でもなかなかの頻度で活躍。ガードチームのメンツも増えたことで、彼らのキャラに着目するお話も出てきます。勇太郎とは別方向で「人間味」を感じるロボットたちになったなぁ、ガードチームは。

 

 

 

 

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