お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『太陽の勇者ファイバード』ちょっとした感想 Sunrise.7(第19~21話)

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今回は、太陽の勇者ファイバード』の感想記事第7回目。先週はブログ引越しの関係で更新ができなかったので、2週間ぶりの感想記事となります。

 

ドライアスが、ついにファイバードたちの前に!今回ご紹介の3話から、ドライアスの攻勢が一層強まることに。アメリカが本当に陥落し、ファイバードたちはいまだかつてないピンチに陥ります。しかし、宇宙警備隊も負けてはいない!新たなる仲間の登場、その名は…ガードウイング!

 

 

 

 

 

 

 

第19話「伝説の秘宝」

1991年6月15日放送
登場した敵他:ディアブラーダ(メカ獣)

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「悪事あるところ、地球の裏側にだって飛んで来てやるぜ!」


STORY:50年に一度、神の力を得るべく開かれるという古代インカ帝国の祭り。その祭りの研究にやってきた天野博士たちだったが、村の原住民:チチクたちに捕らえられてしまう。そして祭りが始まろうとしたとき、Dr.ジャンゴの操るメカ獣が村を襲撃。村はメチャクチャにされ、神の力に危機が迫る!牢屋から脱出した勇太郎たちは、祭りの開かれた神殿に向かうが―。神の力の正体とは何か?そして、勇太郎たちは村を守り切れるのか!?


宇宙警備隊、南米へ!今回は今までのお話とはちょっと趣向を変えて、少しオカルトチックなお話に。神の力の正体が今回のキーワードとなりますが、その正体は少し意外なものであると感じましたね。ドライアスも自分からメカを出したり語気を荒げたりしてるあたり、ジャンゴの立場もそろそろ危ういのかな?

 


立案する作戦が次々に失敗に終わり、ドライアスからそれを責められるDr.ジャンゴ。そんな彼は、ドライアスに対し南米奥地に眠るという神の力を利用した作戦を提案します。それと同じ頃、天野博士たちはサンダージェットでその南米奥地に着陸。神の力を得るための祭りを見学しようとしますが、原住民たちに捕らえられてしまうのでした。度重なる失敗に、さすがに少しお怒り気味のドライアス。それでも完全にブチギレるわけではなく、「最近失敗が続いているな?」と静かに責めていく感じで淡々とジャンゴにそのことを問い詰めていきます。彼の性格がおおらかというよりも、宇宙皇帝であるが故の余裕って感じかなぁ。この責め方は。そんなドライアスに対し、南米奥地に眠る神の力を入手する作戦を提案するジャンゴ。彼はすぐにメカ獣の準備等を始めますが、同じ頃天野博士たちはその神の力が眠るという南米奥地の村へ向かっていました。古代インカ帝国の古い石板によると、この村では50年に一度神の力を得るための祭りが開かれており、ちょうど今年はその開催年であるとのこと。ジャンゴはどうやら以前からこのことに目をつけていたようですが、天野博士たちがこのタイミングで村を訪れたのは、その祭りを見るためとは言え全くの偶然。勇太郎たちがいなかったら、のちのち村はメカ獣に蹂躙されていたことでしょう。ところで博士、「村の祭りを見たものは生きて帰ってこれない」だなんて、そんな曰く付きのところにケンタを連れてくるなよ!


村の原住民たちに牢屋に入れられてしまった勇太郎たち。しかしこれで黙っている彼らではなく、ケンタは懐中電灯を餌に、村の少年:チチクから神の力についての情報を得ます。そしてその夜、神の力を得るための祭りが開催。祭りは順調に進んでいましたが、突然ジャンゴの操るメカ獣が祭りを襲撃し、長老に銃を突きつけ神の力を強奪せんと迫ります。序盤からケンタの持つ懐中電灯に興味を持っていた村の少年:チチクこそ、今回のお話のメインゲストキャラクター。ケンタたちに神の力のことを教えてくれるほか、後半では神の力の祭りが開かれていた神殿に一緒にきてくれるなどの活躍を見せます。チチク曰く、神の力とは“光”であるとのこと。正しきものはそれを浴びると幸せになり、邪なものは不幸になるらしい。しかも、よそ者が浴びるとこれまたよくないことが起きるらしく、勇太郎たちが牢屋に閉じ込められたのは、そういったことを防ぐためなのでした。うーむ、光か…。光がどんな力になるんだろう?その夜、チチクの祖母である長老によって、50年ぶりの神の力を得るための祭りが開催。ところがその開催中にジャンゴの操るメカ獣により襲撃を受け、長老は捕まり、村は火の海になってしまいます。混乱のさなか勇太郎たちは脱出し、サンダーバロンも応援に駆け付けるのでした。今回現れたメカ獣は、村の悪魔像を模したらしい、2足歩行型のもの。今までのメカ獣は4本以上の足で歩く虫や動物のようなものがほとんどでしたから、こうした人間型は珍しいですね。


ジャンゴとゾルに脅迫され、どんどん神殿の奥へと進む長老。神殿に仕掛けられた罠で彼らを足止めしようとしますが、失敗しとうとう神殿の最深部にきてしまいます。それに遅れる形で、勇太郎と博士も到着。そこで明かされた、神の力の真実とは―!?さすがにそのまま敵の言いなりになる長老ではなく、神殿内に設置された罠を使ってジャンゴたちを封じ込めようと画策。長老の思惑通り、ジャンゴたちは神殿の最深部に至る直前の入口で石柱が落下に巻き込まれます。が、その石柱はゾルが受け止めてしまったため計画は失敗。さらにはゾルがチチクとケンタたちもとらえてしまったため、やむを得ず長老はジャンゴたちを最深部に案内することになってしまいます。話は少し前後しますが、その神殿の入口のトラップには、ジャンゴたちが通過した後ケンタたちも引っかかることに。幸い押しつぶされることはありませんでしたが、これにより勇太郎や博士と離れ離れになってしまったため、それぞれ別行動をとることになります。ここで役に立ったのが、ケンタがチチクに渡した懐中電灯でした。チチクとケンタはよくケンカしてたけど、そりが合わないというよりもケンカするほど仲がいいって感じでしたね。そして、神殿の最深部に到達したジャンゴたちに明かされた、神の力の真実。それはまさに“光そのもの”でした。神殿の中は吹き抜け構造になっており、50年に一度、吹き抜けの真下に設置された水晶玉に月光が降り注ぐような設計に。そしてその水晶玉によって蓄積された光が神殿内の鏡に乱反射し、やがて山のあちこちにある穴から光が漏れ出て山全体が光に包まれるというものでした。神の力というから、奇跡を呼ぶ何か神秘的なものかと思いきや、実は本当にただの光だったというオチ。それだけ昔の人にとって光はありがたいものだったということでしょうか。いや、あるいは後述するもう1つの秘密を隠すための仕掛けだったのか…?


駆け付けた勇太郎は、ゾルを殴り飛ばしてケンタたちを救出。そして再び暴れ出したメカ獣、そして増援として駆け付けたデスタイガーとデスイーグルに対し、武装合体ファイバードとなって戦いを挑みます。神殿からの力で勝利を手にしたファイバード。そして、最後に明かされる、神殿に隠されたもう1つの秘密とは―。今回のファイバードの活躍は短め。ですが、神殿内の乱反射した光がメカ獣に降り注いで目をくらませたり、光を受けながら武装合体ファイバードがフレイムソード・チャージアップを繰り出したりなど、かなり印象に残るシーンが多数見受けられます。いつもの必殺技バンクシーンにも変化が加えられており、“光”の演出がとても効果的でした。事件は解決したものの、壊滅的被害を受けたチチクの村。しかし長老はそれほど心配そうな顔をしてはいませんでした。そんな時、ケンタは自分たちが神殿からの脱出に使った船の秘密に気づきます。ケンタたちは神殿内を流れる川を船で下って脱出しましたが、なんとその船の材質は金。一見するとわからないようにコーティングされていたのでした。どうやら、あの神殿はすべて金でできていたとのこと。それなのに、あえてそのことを今まで明かしてこなかったのは、それにより村が欲望に飲み込まれ、争いが起きることを防ぐためでした。もしかすると、神の力の伝説、そしてその祭り自体、この村に金が眠っていることを隠すためのものだったのかもしれないですね。いつまでもこの村が、欲望にとらわれずに平和に過ごせるようにするための―。

 

 


第20話「アメリカ征服宣言」

1991年6月22日放送
登場した敵他:3獣合体ドライアス

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「戻ってくるがいい…。貴様たちの墓を用意して、待っているぞ!」


STORY:突然、ワシントンより世界中に生中継された映像。それは、アメリカ大統領によるドライアスへの全面降伏宣言であった。東海岸から侵攻を始めたドライアスたちは、瞬く間にアメリカの大半を支配下におさめてしまった!アメリカへ急行した勇太郎たちだったが、敵の多さの前に一時退却。西海岸で体勢を立て直そうとするが、西海岸のロサンゼルスでは、日本からの飛行機が襲われていた。そして今、ドライアスが真の姿を見せる―!


サブタイトルからもわかる通り、今回はアメリカが舞台。アメリカ征服宣言」というのは伊達じゃなく、過剰すぎるほどのテシターの大群を送り込んで都市を破壊していくなど、絶望的な状況が描かれます。そして終盤では、ドライアスのロボット形態も登場。果たして、ファイバードたちはこれに勝てるのか?

 


天野博士がのんきに新たな発明品を試している頃、アメリカのワシントンが謎のUFOに襲われ、通信網が遮断されてしまうという事件が発生。取材に向かったモモコたちも行方不明になります。そして、電波が復旧した際にテレビに映し出されたのは、アメリカの大統領による、ドライアスへの全面降伏宣言でした。博士が今回開発していたのは、自動で朝の支度ができる機械。歯磨きや朝食を全自動で行ってくれますが、タイミングが合わず歯磨き中に朝食を口に突っ込まれてしまいます。今回は失敗に終わりましたが、この発明品、改造すれば十分使えそうだと思うけどなぁ。一方のアメリカ・ワシントンでは、ホワイトハウス上空に謎のUFOが出現。その直後ワシントン一体の通信網や電波が遮断され、ワシントンとは連絡が一切取れなくなってしまいます。モモコの決死の取材によると、ワシントン周囲3kmは強力な妨害電波が出ており、そのせいで通信が一切できなくなったらしいとのこと。モモコは途中デスイーグルに襲われて生死不明になりますが…大丈夫だよね?モモコが消息を絶ってから数時間後、ワシントン周辺の電波障害が解消。それにより飛び込んできたのは、アメリカ大統領のドライアスに対する全面降伏宣言でした。全面降伏宣言の途中では、Dr.ジャンゴやシュラ・ゾルが口をはさんで訂正を促す描写が存在。なんだかわいいな君たち!なお、今回なぜアメリカ政府がドライアスに降伏することにしたのかは一切不明。過程をすべてすっ飛ばす形になっていますが、変に理由をつけるよりもこちらの方が見やすいので、正しい判断だと思いました。


アメリカに向けて出撃した勇太郎たちは、シカゴでテシターの大群に襲われる人々と、デスドラゴンとデスタイガーの姿を目撃。焦ったエースバロンは攻撃を仕掛けますが、あまりの敵の多さの前に撤退を余儀なくされます。同じ頃、日本ではアメリカ救援部隊の派遣が決定。その中には、佐津田刑事と国枝美子、そしてガードチームたちの姿もありました。東海岸から侵攻を開始したドライアスは、ニューヨークやボストンなどを占領。続いて五大湖周辺に向かい、シカゴを襲っていたのでした。ドライアスとテシターによるシカゴ攻撃シーンでは、無残に破壊されていくビル街、奴隷として収容されていく人々など、絶望的な展開が連続。まさかテシターたちにここまでの脅威を感じるとは思ってもみなかったなぁ。勇太郎たちも現場に到着しますが、敵があまりにも多すぎるため一時撤退を選択。まだドライアスの手が伸びていないロッキー山脈あたりまで引き返すのでした。このシーンでは、普段は冷静なエースバロンが珍しく焦って攻撃を加えることに。しかし案の定人々を人質に取られる形になってしまいます。エースバロンのこういったミスは珍しいなぁ。


西海岸・ロサンゼルス空港に到着した、アメリカ救援部隊一行。しかし空港に降り立ったものの、出迎え等は一切なし。佐津田刑事がそのことを疑った直後、テシターたちが彼らに襲い掛かります。異常なほど発生するテシターを見て、博士はケンタに対し対抗策立案のためにテシターを1体確保するよう指示するのでした。佐津田刑事たちがロサンゼルスに突訳した時点では、もうすでにロサンゼルスもドライアスの手に堕ちていた様子。空港の専用車両や輸送車などからテシターがどんどん現れ、彼らを追い詰めていきます。佐津田刑事は拳銃で対抗しますが、抵抗むなしく殴り飛ばされてしまうことに。その後どこからか手に入れたマシンガンで反撃を開始しますが、乗ってきた飛行機はデスイーグルの手で破壊されてしまうのでした。いつも勇太郎に殴り飛ばされていて、それほど強いイメージがなかったテシター。しかし今回は、そんなイメージを払拭するかのような強さを見せてくれます。さすがにマシンガンの雨あられには勝てなかったようですが、そうだよね、彼らロボットだもんね。普通の人間より強いに決まってるんだよね…。その頃、テシターたちの異常発生に疑問を持ったハルカの言葉をヒントに、博士はケンタにテシターの回収を指示。その理由は、分解して彼らの構造や目的を探るためでした。


破壊された飛行機の中にいたガードチームは、何とか脱出して佐津田刑事たちの援護を開始。そしてファイバードたちも現場に駆け付け、敵側もデスタイガーとデスドラゴンが駆け付けます。するとデスイーグルからドライアスの声が聞こえ、3つのメカは3獣合体。ドライアスとなってファイバードたちを圧倒し、彼らを追い詰めてしまうのでした。ファイバードたち宇宙警備隊がそろうのを、待っていたらしいドライアス。彼は3つのメカを合体し、真の姿である3獣合体ドライアスになります。ドライアスの姿は、前作『エクスカイザー』のダイノガイストに比べると、かなりスマートなデザインに。カッコいい悪役ロボとして、十分な魅力を放っていましたね。ドライアスを目の前にして全力で戦いを挑むファイバードたちでしたが、彼らの攻撃ははじき返されるどころかほぼよけられてしまい、切り札の必殺技であるフレイムソード・チャージアップも完敗。エネルギーを激しく消耗してしまったファイバードたちは撤退を余儀なくされてしまうのでした。ファイバードたちの初の敗北。戦局悪化の状態でラストを迎えますが、その直前ケンタが1人でテシターを捕まえるシーンもあり、まだまだファイバードたちにも反撃の余地があることが窺えます。さあ、ファイバードは、どうやってドライアスに立ち向かうのか?次回へ続く!

 

 

 

第21話「アメリカを奪還せよ!」

1991年6月29日放送
登場した敵他:インスレイバー、フレイガン(メカ獣)

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「ドライアスだと?ファイバードたちは、まだあんなヤツにてこずっているのか?」


STORY:アメリカを占領され、ドライアスに敗北を喫した勇太郎たち。しかし彼らは、まだ勝利をあきらめていたわけではなかった。勇太郎は新たな仲間を呼び寄せ、天野博士はテシター壊滅光線発射装置を開発。仲間が来るまでの間の時間稼ぎとして、ファイバードたちはアメリカでドライアスにリベンジマッチを挑む。彼らがピンチに陥る時、テシター壊滅光線が照射され、新たな仲間がやってきた。少々荒っぽいアイツの名前は…ガードウイングだ!


ドライアスとのアメリカをめぐる戦いの後編に当たるお話。ドライアスとの決着はつかなかったものの、勇太郎たちの反撃が始まる他、新たな仲間:ガードウイングも登場するなど、ボリュームたっぷりのお話に仕上がっています。でも、結局ドライアスがデビルの塔をアメリカに建てた理由って、何だったんだろう?

 


前回、ファイバードたちを退けたドライアス。彼は集めた人々を奴隷としてこき使い、アメリカ国内の某所にデビルの塔を建設し始めます。一方、一度は敗北してしまった勇太郎たちですが、増援としてとある仲間を呼ぶことを決意。さらに天野博士は、夜を徹して対テシター用兵器の開発に取り組み、見事その原理を編み出します。ドライアスの今回の真の目的は、デビルの塔の建設にあった様子。デビルの塔が完成することでそこに全宇宙のマイナスエネルギーが集まり、ドライアスは完全体へと進化を遂げるつもりでした。デビルの塔の建設場所にアメリカを選んだのは、やっぱり国土がだだっ広いからかなぁ?そのデビルの塔建設現場には、前回生死不明となっていたモモコの姿も。よかった、彼女生きていたんですね。ドライアスがアメリカで好き放題している頃、勇太郎たちは機体を修理して次なる戦いに備えることに。すぐさま戦闘に出向こうとはやるガードチームでしたが、勇太郎は彼らを抑え、新たなる仲間を呼び出すことにします。この新たなる仲間こそ、後述するガードウイングのこと。この時は彼があんな自信過剰な性格だとは思ってもみなかったなぁ…。天野博士も、ケンタが回収してきたテシターを分解して対抗策を検討。徹夜で研究に没頭しますが、結局朝になっても思いつかず。ですが、偶然差し込んで来た強烈な太陽光がテシターのチップを破壊したのを見て、テシターの弱点を発見します。そう、テシターの弱点は、一定量以上の太陽光だ!


テシターを倒す原理を発見した博士は、それを兵器化したテシター壊滅光線発射装置の開発に着手。しかしまだしばらく時間がかかるため、その装置はケンタと到着予定の新しい仲間に託すことになり、勇太郎たちは時間を稼ぐためドライアスと戦うことになります。ファイバードたちはデビルの塔建設現場に到着しますが、そこでは佐津田刑事たちが処刑されそうになっていました。原理を発見したのであれば、あとは実用化するだけ。博士はすぐさま対テシター用兵器:テシター壊滅光線発射装置の開発に着手します。そこそこ時間がかかりそうでしたが、ケンタが博士にそのことを聞いたときは、「あと2時間」で開発完了するとのこと。ケンタはもう少し早くならないのかと言いますが、2時間でその装置が完成するのなら、十分早いと思うんですけどねぇ。ドライアスが動き出したことに危機を感じた博士は、時間を稼ぐため勇太郎たちに出撃を指示。勇太郎はファイバードとなってサンダーバロン、ガーディオンとともにドライアスとメカ獣2体とのバトルに挑みますが、人々を再度人質に取られたことにより、彼らの命を保障してもらう代わりに、自分たちがデビルの塔の生贄になることになります。ファイバードたちが駆け付けた時は、ドライアスたちには向かった罪として、佐津田刑事やアメリカ大統領などが処刑される寸前。その中には、なぜかモモコの姿もありました。おかしいなぁ、本人が言っている通り、彼女愚痴は言ってたけど反抗はしてなかったぞ…。


ファイバードたちがデビルの塔の生贄にされている頃、テシター壊滅光線発射装置がようやく完成。さらにファイバードたちの新たなる仲間:ガードウイングも到着し、ケンタは彼とともに宇宙へ飛び立ちます。宇宙空間で、テシター壊滅光線発射装置は正常に作動。アメリカのテシターたちは全滅し、地球に帰還したガードウイングはファイバードたちとともに戦い始めます。このシーンで初登場、ガードウイング!ガードチームの中では最年少な彼ですが、その若さゆえか、いささか自信過剰気味で態度がデカい面があります。悪いヤツではないんでしょうが、比較的マジメで誠実なタイプが多い宇宙警備隊の面々の中で、彼はかなり異質な性格をしていると感じましたね。彼のこの性格が、『ファイバード』の作風に新たな影響を与えてくれたりするのでしょうか。一方、博士の開発していたテシター壊滅光線発射装置もついに完成。これがなかなかスケールがデカく、宇宙空間に撃ち出して超大型のソーラーパネルを展開。それに受けた太陽光線を大幅に増幅し、地球全体に向けて一斉掃射するというものでした。一介の個人発明家がここまで大それたものを開発できるのかはさておき、博士の読み通りこの装置でアメリカ全土のテシターたちを壊滅させることに成功。佐津田刑事の言葉を借りるなら、まさに「恵みの(光の)雨」でしたね。装置の射出を終えたガードウイングは、すぐさまファイバードたちと合流。ケンタをムリヤリ脱出させて、自身は変形して戦列に加わります。ちょっとカッコつけながら変形して見せるガードウイング。これはこれでいいと思うけど、そりゃあケンタは彼のことをよく思わないよなぁ。


ドライアスとシュラ・ゾルがそれぞれ乗るメカ獣2体は、ファイバードたちと激しい戦闘を繰り広げることに。テシターの邪魔がないため今回はファイバードたちの方が有利になり、ドライアスは撤退、メカ獣2体はそれぞれサンダーバロンとガーディオンの連携攻撃、そして武装合体ファイバードによって倒されます。こうしてアメリカは奪還され、人々に笑顔が戻るのでした。終盤の戦闘シーンでやはり一番注目させられるのは、ガードウイングの戦闘シーン。飛行能力を有し、かつ飛行戦を得意とするため、変形を繰り返しながら空を縦横無尽に飛び回り、メカ獣を叩き落してみせます。宇宙警備隊の一員だけあって、ガードウイングの強さもやはり本物。空中戦ではかなりの強さを誇るため、いささか自信過剰な性格になるのも無理ないかもしれませんね。メカ獣2体が一気に追い詰められたことにより、劣勢になったドライアスはシュラたちの言葉を受けて撤退。残ったメカ獣2体は、ファイバードたちの手で倒されるのでした。ドライアスは撤退する際、ちゃんとジャンゴも回収。回収されるまでの間、モモコにコテンパンにされて佐津田刑事に逮捕されかけているのがちょっと笑えました。事件解決後、アメリカ大統領から感謝の言葉を受けるファイバードたち。ですが、その中でガードウイングだけは、一匹狼を気取ってどこかへ飛び去ってしまいます。「必要な時はまた呼んでくれ」というガードウイング。あー、そういう立ち位置のキャラになる…ってことなのかな?

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第22話から第24話をご紹介予定です。来週も、世界平和だ!

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1991年放送の太陽の勇者ファイバード』使用BGM「3獣合体ドライアス」です。

『ファイバード』における敵側のボスキャラであり、最後の最後までファイバードたちを苦しめることになったヒールキャラ:3獣合体ドライアスのテーマ。悪役らしい低い音程で構成されていますが、どこか“盛り上がり”も感じるような曲になっているのが興味深いです。

 

前作『エクスカイザー』のダイノガイストのようなパワーアップをしてきたドライアス、しかし、彼はダイノガイスト以上に主人公たちの強敵として立ちはだかります。さすが、宇宙皇帝と言うべきか―。

 

 

 

 

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