お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダージオウ』EP30 ちょっとした感想

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ソウゴたちが作り出した、新たなる逢魔の日

 

 

ジオウとともに、まだ知らない未来を作るのも悪くない。ヤツと俺たちとでな。お前も見てみたくはないか?今回の『仮面ライダージオウ』は、『ブレイド』編後編であると同時に、ジオウたちの中盤強化フォームであるジオウトリニティーのデビュー回。白ウォズも今回を持って退場し、ソウゴたちが自分たちなりの“逢魔の日”を作り出し、新たな未来へと踏み出すさまが描かれました。

 

未来を信じ続けるソウゴ、そして彼から刺激を受けて考えを変える黒ウォズたち。同時並行で進む剣崎と始の対立などなど、今回は展開盛沢山。『ブレイド』の終盤の展開と『ジオウ』の物語をうまくブレンドしてお話を展開させていたのは秀逸でしたね。白ウォズの退場シーンも印象的だったなぁ。個人的には、『フォーゼ』・『ファイズ』編並みの面白さだったと感じましたね。

 

 

 

前回、お互いが出会ってしまったことにより、戦いを始めたブレイドとカリス。激しいぶつかり合いの末、ブレイドはカリスごとアナザーブレイドを撃破しますが、その正体に絶句します。その後、クジゴジ堂でゲイツたちと合流したソウゴは、剣崎から彼と始が対立する理由を訊きだしますが…。前回に引き続き、カリスの話を全く聞こうとせずに戦い続けるブレイド。ライトニングソニックでアナザーブレイドとカリスに大ダメージを与えますが、アナザーブレイドの正体が天音だと知り、呆然と立ち尽くしてしまいます。お互いジョーカーだから戦うのはわからんでもないけどさ、ブレイドがカリスの話を一言でも聞いていれば、こんなことは回避できたはずなんだけどなぁ。まあ、彼らの宿命が、そんな余裕すら与えてくれないのかもしれないけど…。そして戦闘終了後、クジゴジ堂で集合したソウゴたちは、剣崎より自身と始の関係について聞かされることに。そのことを知ったゲイツは、白ウォズが彼らの力を利用して世界を破滅させようとしていることに気づき、それを止めるべく、始の捜索に乗り出します。ジョーカーどうしがぶつかり、どちらかが勝てば、世界は破滅する―。白ウォズはそれを利用し、この世界を破滅させようとしていました。なぜ彼が「世界を破滅させる」という極端な考え方に至ったか。これは今回のお話の重要ポイントでもありましたね。

 

ソウゴの案に基づき、始の行方を捜していたソウゴたち。彼らはようやくその居場所を突き止めますが、そこでは既にブレイドとカリスが戦い始めていました。さらに、白ウォズにより再びアナザーブレイド化された天音は暴走。モノリスも現れ、着実に世界が破滅に向かっていく中、ソウゴは白ウォズと話し合い、ゲイツと黒ウォズは未来を作るために戦うことを決意するのでした。中盤の展開は、未来をあきらめようとしていた白ウォズ、そして過去に捕らわれていた黒ウォズが、それぞれソウゴとゲイツによって考え方を変え始めるという形に。この展開は本当によくできていると感じましたね。まず白ウォズ。彼は自分が存在し続けられるような未来を作り出そうとしていたものの、ゲイツが自身の救世主になることを拒否し、そしてソウゴに歩み寄り始めていたことで、自身の望んでいた未来を実現することが難しいことを察知。それゆえ今回のような極端な行動に出ますが、そんな彼に対し、ソウゴは「なぜ未来をあきらめるのか」と問います。敵であるはずなのに、白ウォズを救おうとしたソウゴ。ここで白ウォズは、自身のある種の“敗北”を悟ったのでしょうね。次に黒ウォズは、ゲイツとともにモノリスと対峙。世界が破滅する可能性があるため、お互いが対立するきっかけとなったあの出来事について話し始めますが、ゲイツはそれを遮り、ソウゴや黒ウォズ自身とともに、知らない未来を作っていこうと言い出します。ゲイツの提案を受け入れ、ともに変身する黒ウォズ。ここで彼は、本当の意味でゲイツたちの“仲間”になりましたね。

 

アナザーブレイドブレイドとカリスを退けてジョーカーの力を奪い、さらに暴走。ゲイツとウォズはかなり苦戦しますが、その時ジオウが現れます。彼が白ウォズからもらったジオウトリニティーライドウォッチを発動させた時、ゲイツとウォズの身体に変化が起き、ジオウトリニティーへと強化変身。3人の力をフル活用するジオウトリニティーは、アナザーブレイドを追い詰め撃破するのでした。ここで登場、ジオウトリニティー!確かに見た目は電王のクライマックスフォームっぽくてゴチャゴチャしていますが、個人的にはそこまでデザインは悪くないような気がします。そして何より、ゲイツとウォズが腕時計の形になって張り付いてるのが面白いですよね。ウォズがいつもの誕生の言葉を言った後、ジオウトリニティーは戦闘開始。圧倒的なパワーでアナザーブレイドをどんどん追い詰め、最後はキックを決めてアナザーブレイドを大爆発させて撃破するのでした。ドハデなアクションが目を惹きますが、個人的に注目したいのは、その前のウォズによる誕生の言葉。「どうやら」・「多分」・「きっと」とあやふやなことばかり言ってるのがちょっと笑えますが、これは同時に「ジオウトリニティーの誕生は黒ウォズが知らない歴史である」ってことの証明になっているんですよね。ウォズの知らない新たなフォームの登場、そして輝いたレグルス。これはやはり、ソウゴたちにより逢魔の日の未来が変えられたということなのか―!?

 

戦いが終わり、剣崎と始がジョーカーとしての力を失った後、白ウォズと遭遇した黒ウォズ。彼は白ウォズと二言三言話し、白ウォズの消滅を見届けます。黒ウォズには仲間がいるから自分は負けたと言い、そしてソウゴのことを気に入ったと話す白ウォズ彼の退場シーンが、こんなにまで印象に残るものになるとは思いもしなかったなぁ。いい意味で驚きでした。

 

 

オーマジオウからの発言を受け、まずアギトの力を探し始めるソウゴたち。そんな時街にアナザーアギトが出現するが、フランスからあの男も帰ってきた。彼の名は―!

 

次回からは『アギト』編がスタート。翔一が、真魚が、尾室くんが帰ってくるぞぉ!

 

 

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第4話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

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