お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第67話 ちょっとした感想

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シャーロック・ホームズの冒険』、『金田一耕助』、『探偵物語

 

 


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ツラヌキが迷ったのは東京の地下鉄じゃない!親友の妹との恋という、苦悩のラビリンスだ!!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、E5MkⅡ X E6に続き、E7かがやきとのオーバークロス合体:E5MkⅡ X E7の初登場回。そのストーリーはツラヌキの不可解な行動を中心に展開されており、それに対し(勝手に)混乱して思い込むハヤトたちの姿がコミカルに描かれていました。

 

各キャラもよく動き、その面白さに注目が行きがちですが、見逃してはならないのが、今回の展開やそのキャラの行動について、全て過去のお話に出てきた特徴を踏まえて描いていること。制作陣がノリに乗ってる感じがして、非常に興味深かったですね。

 

 

 

ここ最近、ツラヌキの行動がおかしい―。彼の様子に疑問を抱いたアキタとシノブは、ハヤトたちに相談。アズサの提案をキッカケに、ツラヌキを尾行し真相を究明しようとします。一方、出水指令長とヒビキは、新たなる敵の不可解な行動を、自分たちへの挑戦と捉えていました。いつもは快活なツラヌキですが、今回は黙っていることが多く、訓練中もここに心あらずといった感じ。普段の彼とはほぼ真逆なので、そりゃ一緒に寮生活しているアキタたちが不安になるのももっともですね。そして、そのことについて相談されたハヤトたちが出した案が、実際にツラヌキを尾行して真相を確かめようというもの。アズサのノリノリの提案で、探偵コスプレをして尾行することになります。スザクも交えてでの尾行では、ハヤトとセイリュウが『シャーロック・ホームズの冒険』等のシャーロック・ホームズ、アキタとシノブが「金田一耕助シリーズ」の金田一耕助、アズサとスザクが『探偵物語』の工藤俊作のコスプレでそれぞれ登場。明らかに衣装だけでも浮いてるのに、これで草むらに隠れながら尾行してたら、怪しさMAXじゃないか!…とAパート前半ではこの尾行シーンに注目が行きがちですが、個人的に併せて見逃せなかったのが、この直前の鉄道博物館におけるハヤトとシノブの会話。シノブの「ハヤトたちは来年中学生だから、こんな風に会えないかもしれない」という発言に、ハヤトはハッとします。数話前でも登場した、ハヤトたちの進路の話題。以前からちょくちょくにおわされているということは、今後これがある程度大きな要素として登場する…ということでしょうね。

 

ツラヌキを尾行した結果、都内の本郷周辺を彼がぶらついていることを知ったハヤトたち。しかし、ツラヌキは特に何もせずそのまま寮に戻ってしまったため、彼の行動理由の謎がますます深まってしまいます。あれこれ考えるハヤトたちは、やがてとんでもない結論に達して…。ツラヌキのとったルートは、埼京線王子駅まで行き、そこから東京メトロ南北線に乗り換え。東大前駅で降り、東大の赤門などを見回っていました。ツラヌキが本郷界隈をめぐるシーンでは、彼の初登場回(第5話)の回想も一部挿入。彼の今の様子がその時と真逆であることから、ハヤトたちは「彼が何か悩んでいるのではないか」という推測を立てます。過去の回想だけでなく、それをしっかり踏まえてキャラの思考・行動に生かしたこのシーン、秀逸です!そして、今回の尾行を踏まえてハヤトたちが出した結論は、「ツラヌキは恋に悩んでいる」ということ。完全におかしな方向に行ってしまったのは、すっかり恋愛ドラマオタクになったスザクのせいだね…。

 

翌日の放課後。ハヤトはツラヌキからサクラと会いたいという頼みを聞くことに。そのことですっかり「ツラヌキはハルカに告白しようとしており、許しを得るためにサクラと話そうとしている」と勘違いしたハヤトたちは、慌てふためきます。しかし、ツラヌキがサクラと実際に話したかったのは、もっとマジメなこと。彼が彼女からそのヒントを得たとき、巨大怪物体出現の知らせが入ります。ツラヌキの予想外の頼みに、すっかりビビるハヤトたち。ハヤトの慌てふためく表情も面白いですが、その後のアキタのセリフでさらに笑わされました。「ツラヌキが迷ったのは東京の地下鉄じゃない!親友の妹との恋という、苦悩のラビリンスだ!!」なんて、小学6年生が普通言うかぁ!?こんな感じで勝手に混乱すふハヤトたちでしたが、ツラヌキが本当にサクラと相談したかったのは、進路に関する問題。金沢の小学校の担任の先生からそれを出された彼は、そのヒントを得ようとしていました。シンカリオンの運転士になった後も、いつかは実家の土建屋を継ぐ覚悟を決めていたツラヌキ。そのためには塾等での勉強が必要だと考えていた彼でしたが、相談した担任の先生から返ってきた答えは、意外なものでした。ツラヌキの塾に行こうと思うという考え方に対し、なんと担任の先生はそれに反対。さらに江戸城とその周辺の地形の問題を出し、自分の進路をよく考えるように指示します。担任の先生の、ツラヌキのことを全力で考え、そして彼自身の手で答えを出させようとしているのが素晴らしいですね。まさに教師の鑑や…。そして、ツラヌキの担任の先生のそうした問題に対し、サクラの歴女キャラが久々に登場。ちょくちょく出てくるよね、歴女ネタ…。

 

巨大怪物体の巨体に苦戦するE5はやぶさMkⅡたち。その中で、自分なりに担任の先生からの問題の答えにたどり着く寸前まで行ったツラヌキは、E5はやぶさMkⅡとのオーバークロス合体を敢行。シンカリオンE5MkⅡ X E7となり、逆転勝利をおさめます。そして最後、ツラヌキは改めて自分自身の進路を見つめ直すのでした今回登場の巨大怪物体は、シンカリオントリニティー組初登場回で登場したギガントブリッジ。以前はシンカリオン700シリーズの小回りの利く機体が勝利を呼びましたが、今回はそれがなく、さらに数段パワーアップしていたため苦戦を強いられます。遠距離からの牽制攻撃で突破口を開こうとする、アキタとシノブ。ここでシノブは、E3つばさアイアンウイングではなく、通常のE3つばさ(フレアウイング)で出撃していました。あれっ、E3つばさの修理終わったのか?ということは、もうアイアンウイングは出てこないのかな…?一方のツラヌキは、戦闘の最中にE5はやぶさMkⅡとのオーバークロス合体を敢行。E6こまちやE3つばさの援護を受けながら、シャリンドリルで大ダメージを与え、最後はイイヤマグランクロスで勝利をつかみとるのでした。登場、シンカリオンE5MkⅡ X E7!カイサツブレードとの合体武器が無い代わりにシャリンドリルの出力が大幅にパワーアップしており、それを応用して物理的にギガントブリッジを分解してしまいます。ここまで豪快な技を見せてくるとは驚き。「この形式の橋なら、このあたりに支点があるはずだ!」と、土木知識全開で戦うツラヌキもよかったですね~。そして最後は、イイヤマグランクロスで勝利。どうやらオーバークロス合体におけるグランクロスの名前は、合体側の新幹線に縁のある駅を冠する法則があるようですね。

 

戦闘後、再度サクラと相談し、担任の先生の出した問題の答えを自力で出したツラヌキ。彼は改めて、自分自身の進路を見つめ直すことにし、もっと柔軟に考えようとするのでした。江戸城の地形になぞらえて、ツラヌキの担任の先生が言いたかったことが、これまた深い!今回のお話を未見の人は、ぜひ録画or公式配信を観て確かめてほしいですね。今回は本当によくできたお話だったなぁ。

 

 

 

久しぶりにリュウジやタツミと再会を果たしたハヤトたち。そんな彼らの前に現れた敵は、なんとブラックシンカリオンの大群だった!今こそ出撃だ、シンカリオンE5MkⅡ X N700A

 

令和時代最初の放送となる次回は、シンカリオンE5MkⅡ X N700Aが初登場!必殺技の名前は…、トヨハシグランクロスとかになるのか!?

 

 

 

 

 

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