ケンカするほど仲が良い…のか？
番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。
家族より大事なものなど、この世界にはない―。コウたちよりも前からリュウソウジャーとして活動していたものの、未だ騎士竜を見つけられていなかったトワとバンバ。今回はそんな彼らがついに騎士竜を発見し、このうちトワのタイガランスが戦闘にも参加。キシリュウオータイガランスへと合体し、マイナソーの一瞬を突いて倒すという活躍が見られました。
お話の面では、トワとバンバの騎士竜探しと同時並行で、「マイナソーを生み出したのは誰か？」・「親子に隠された思いとは何か？」を盛り込んだ、制作側の意欲を感じるてんこ盛り具合に。でもやっぱり、前回同様消化不良になっている感は否めませんでした。キャラやメカのデビューが一通り終わったら、もっと面白くなるのかなぁ。
なお、同日放送の『仮面ライダージオウ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、コウたちが騎士竜を仲間にしているのを見て、それを不思議に感じ、自分たちも騎士竜を見つけ出さねばならないと感じるトワとバンバ。そんな中コウが現れ、神殿の位置が書かれた地図をこっそり持ち出し、彼らと仲間になりたいと言い出します。やがてコウと勝負をし始めるトワでしたが、そんな時マイナソーが出現。彼らが、マイナソーとの戦闘中も勝負に固執したせいで、マイナソーを逃がすことになってしまい…。トワやバンバとどうしても仲間になりたくて、こっそり尚久に内緒で神殿の地図を持ち出すコウ。いやいや、さすがに無断で持ち出すのはいかんでしょ！終盤では苦労して作った資料にカレー鍋のシミつけられちゃうし、今回の尚久は散々だったなぁ。そんなコウに対し、トワはその地図を奪おうとしますが失敗。彼は勝負を申し込みますが、コウの提案する勝負はどれもおかしなものばかりで、さらにその勝負はマイナソーとの戦闘中も続き…。コウが提案した勝負は、リュウソウケンを使って落ち葉で切り絵アートを作ったり、ひたすらじゃんけんをしまくること。これらの根底にはコウの「仲間同士で傷つけ合いたくない」という思いがあり、さらにじゃんけんについては後半の展開にも少し絡んでくることになりました。バカバカしいと思いながらもコウの勝負に付き合ったり、そして落ち葉で名刺交換の切り絵アートを作って「サラリーマンの健気さが出てる」と言いだしたりするトワ。彼の性格って、本当は…けっこうオチャメ？
バンバの調査により、マイナソーのベースになったと思われる人間を発見したコウたち。強硬手段に出ようとするバンバに対し、コウはその気をそらせるためか、トワとバンバの騎士竜探しをすることを提案します。地図があったおかげですぐにその場所は見つかりますが、トワの方の神殿はふさがっており、開くことが困難な状況。そんな中、再びマイナソーが出現します。今回の残念ポイント1つ目が、このマイナソーのベースとなった人間を見つけるシーン。CMカットもなく「人間を探す」と言った次のシーンで、もうその人間がいると思われる病院にたどり着いていたので、ちょっとあまりにも家庭をすっ飛ばしすぎじゃないかと感じました。この時点で本編時間を10分以上消費していたので、できるだけ細かな描写をそぎ落として次へ進めたいというのはわかるけどさ…、さすがにそぎ落としすぎだよ！こうしてその人間を発見した後、マイナソーが巨大化する前に始末してしまおうとするバンバ。そんな彼に対し、コウはわざと騎士竜探しを提案し、二手に分かれて神殿の調査を始めます。神殿はコウが地図を持っていたため、割と容易に発見。しかし、トワの方は固い岩で入口がふさがれており、バンバの方はなぜか地下に埋まってしまっていました。トワの神殿はティラミーゴの攻撃をもってしても開けることができず、終盤マイナソーの力を利用して開けることに。できればここで、「なぜティラミーゴの攻撃ですらびくともしなかったのか」の理由付けがほしかったですね。終盤にマイナソーの機関銃型武器であっさり破壊できていますから、「なんで？」って疑問に思っちゃうもん。マイナソーの放つ弾丸が、破壊力面で超特殊って描写もなかったしなぁ…（人間を眠らせてしまう効力があることくらいしか判明しなかったし）。
巨大化したマイナソーに対しては、キシリュウオースリーナイツが応戦。しかし、マイナソーの驚異的な発砲速度の前に、なかなか攻撃を繰り出せません。同じ頃バンバはマイナソーのベースとなった人間の正体を突き止めていましたが、彼を殺すことを止めたのがトワ。彼はキシリュウオースリーナイツと協力してマイナソーを先ほどの神殿におびき寄せ、神殿を破壊させて騎士竜タイガランスを復活させることに成功。最後はキシリュウオータイガランスの力で、マイナソーは撃破されるのでした。マイナソーのベースとなった人間の正体は、入院していた子供ではなく、その父親。仕事が忙しくなかなか子供と遊んでられないという感情を、クレオンに利用されていました。ここが今回の残念ポイント2つ目。第1話以降マイナソーのベースとなった人間側でもドラマを描こうとする意欲はよいのですが、いかんせん本編時間がキリキリなため、それをバンバがぜーんぶ解説しちゃうという構図になってしまいます。好意的に見れば、「バンバのリサーチ能力ハンパねぇな！」と捉えられないこともないですが、まあ実のところ描写不足ですよね。うーん、やっぱり30分以内にこれだけの内容を一気に詰め込むのは、無理があるんじゃないかな…。とにかく、そのバンバの通信を受け、驚いたのはコウたち。このうちトワは、手をかけようとしたバンバを真っ先に止め、キシリュウオースリーナイツと連携したタイガランス復活作戦を提案します。この作戦は成功し、タイガランスは復活。キシリュウオータイガランスへと合体し、マイナソーを撃破するのでした。タイガランスは、トワと同じくスピード攻撃が得意。これにより「マイナソーが弾丸を補充する瞬間」というわずかなスキを突き、倒すことに成功します。相手が飛び道具だからこちらも飛び道具で応戦…ではなく、一瞬のスキを突いて倒そうとする戦法が興味深く感じられました。
バンバとタンクジョウ、因縁の対決！トワが戦線離脱する中、キシリュウオースリーナイツと合体できるのは、バンバの騎士竜：ミルニードルしかいない！
次回はバンバの騎士竜であるミルニードルが本格参戦。バンバとタンクジョウの因縁とは？そしてトワはなぜ動けなくなってしまったのか？気になるぜ！
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