たまには夢物語も、いいかもしれない。
番組は変わって、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』です 
プラっと解決、プラっと参上！今回は前回の次回予告通り、ルパンブルーと少年の交流を中心に描いた、ちょっぴりいいお話に。でも、そんな感動回というほどまでではなかったかなぁ。そして何気に、『ルパパト』では初の荒川脚本回でもありましたね
中学生の勇気は、陸上の大会を明日に控えているのにもかかわらず、タイムが伸びずスランプ気味。そんな時、彼は偶然ルパンレンジャー&パトレンジャーとギャングラーの戦闘に遭遇し、弾き飛ばされたルパンコレクションを入手することになります。透真はそれを取り戻そうとしますが、その能力に魅せられた勇気は拒否するのでした。今回登場のルパンコレクションは、明らかに『タイムレンジャー』のクロノチェンジャーがモチーフ。全然関係ない話だけど、私が放送当時『タイムレンジャー』関連で唯一買ってもらったのが食玩のクロノチェンジャーだったなぁ(当時は『仮面ライダークウガ』に夢中だったため)。今回登場のギャングラー：ジェンコは、ルパンコレクションのせいで足が速くなっていただけで、実際は爆発劇の攻撃を得意とする怪人。魅利と透真に褒められている間に初美花にルパンコレクションを奪われてたシーンは、ちょっと笑えました。勇気がルパンコレクションを返すことを拒否した理由は、なんとしても翌日の大会で1位を取って、半身不随の友人を喜ばせるため。なにか恋人的な展開でもあるのかと思いましたが、幼なじみどまりでしたね
勇気のある一言をきっかけに、絵本のことや彼女のことを思い出す透真。いささか勇気に同情する彼でしたが、それでもルパンコレクションを取り返すために行動します。そして翌日、勇気はジェンコに襲われるのでした。透真は現実的な性格で、空想や創作といった夢物語系のものは一切信じないタイプ。でも、それを頭ごなしに否定する…というワケでもなさそうです。彼が中盤からコレクションの奪還を自分に任せるよう言ったのは、かつての彼女との経験があったことも原因の1つなのでしょうね。ルパンレンジャーからの予告状にビビった勇気は、お寺の境内の隠し場所でルパンコレクションがあることを確認して、翌朝登校。その登校の際、ジェンコの襲撃を受けてしまいます。勇気の言い訳に対して「じゃあ死ね！」と言って爆弾をポイポイ投げつけるジェンコ。ニチアサも最近、「死ね」という言葉を直球で使うようになってきましたね。それにしても、TNT火薬10kg相当の爆発をよく勇気は耐え抜いたなぁ…(これがつかさの言っていた「耐えろ！」なのか？)
勇気がお寺の境内に戻ってきたところで、ルパンレンジャーが登場。これに続いてパトレンジャーも登場し、ジェンコは最終的にパトカイザーによって倒されることになりました。そして、腕輪をつけて大会に臨む勇気。彼は見事1位を獲得しますが―。等身大戦におけるルパンレッドによるシザーダイヤルファイターでの攻撃もダイナミックでしたが、今回それ以上に印象に残ったのがパトカイザーの戦闘シーン。いきなりグッドストライカーがズバッとのパロディをやって見せたかと思ったら、今度は芸術点の話になり、トリガーマシンバイカーを使って「これが芸術点の高い攻撃だ！」と言ってジェンコを撃破しました。パロディとネタが詰め込まれた戦闘となった、今回の巨大ロボ戦。こりゃ荒川さんわかっててやってるな？戦闘終了後、大会で見事1位を獲得するも、腕輪を返そうとする勇気。そんな彼に対し、透真は勇気自身「の実力だ」と発言します。実は腕輪は昨晩の時点で透真の手によってすり替え済み。勇気がつけていたのはニセモノの腕輪でした。自分の実力により勝利したことを知り、喜ぶ勇気。これは、夢物語を信じない透真が、勇気に与えた一種の夢物語といえるでしょう。なるほど、確かに「たまには夢物語も、いいかもしれない。」ですね
なぜか休日を一緒に過ごすことになったつかさと初美花。ところがギャングラーの手によって2人は手錠をはめられ、離れられなくなるハメに！？
次回はダブルヒロイン活躍回！えっ、これルパンレンジャーの正体バレるんじゃないの？大丈夫なのか？
それではまた次回、お会いしましょう！
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