伏井出ケイもうらやむリア充主人公
「ゼナの掘り下げあんまりやってないのに、シャドー星人の物語されても…」と感じてはいましたが、フタを開けてみるとモア主体のお話になっていましたね。
・ストーリー面
リク=ジードということを知ったのをキッカケに、とうとう星雲荘に案内されたモア。ライハと同棲している事実を知らされ激しく焦りますが、ペガを紹介されたことでさらにビックリ仰天。しかし気を取り直して、2人を食事へと連れ出します。リクとモアは少なくとも高校1年生の時まで同居していたらしく、一方でリクがペガと出会ったのは中学2年生の時とのこと。この序盤のシーンは、キャラクターの過去が次々と明かされていく重要なシーンになっています。それにしても、かなり長い期間お風呂に一緒に入っていたり、高校生になっても一緒にお化け屋敷なんかに出かけたりするなんて、モアはちょっとブラコンの気があるような感じだなぁ…
自分の上司であるゼナの様子がおかしいことを不審がるモア。そんな彼女の前に、シャドー星人クルトが現れます。ゼナと違い人当たりがいいクルト。しかしモアは、以前レイト=ゼロが言っていたことが気になって―。ゼロの話によると、『セブン』以降のシャドー星人も宇宙各地で工作活動を続けていましたが、先のベリアルとの戦いにより、母星であるシャドー星は壊滅状態に。生き残ったわずかな者たちは、散り散りになって宇宙で暮らしているという―。『セブン』本編ではいいところがあまりなかったシャドー星人ですが、その後の世界では「宇宙ゲリラ」の二つ名にふさわしい活躍をしているようです。しかしその一方で抱えている、母星壊滅という悲痛な歴史。この出来事が、ゼナにもクルトにも深く関連してそうですね。その後登場するクルトは、ゼナとは違って明るく表情豊かな好青年。しかし、時折見せる冷徹な顔が、タダ者ではないオーラを感じさせます。そして、モアらとリクも街中でばったりご対面。お互いの正体を知っているも口外できず、なんだかよそよそしい会話シーンになっているのが面白いですね
AIBの活動の裏で、そのデータベースを使って何やらコソコソ行動しているクルト。謎の機械を入手したクルトは、その手で怪獣兵器ゼガンを召喚します。そこへ、クルトを止めようとする1人の男が。それは行方をくらませていたゼナでした。クルトは実はとんだ食わせ物で、ゼガンを起動させようとしていたシャドー星の工作員。シャドー星人なのに表情変化ができたのは、そのような特殊訓練を受けていたからでした。そんな彼がこだわっていたのが、「シャドー星人の栄光」。彼が語るそれとは、いったい何なのか。ここら辺のことは次回へ持ち越しとなりました。ゼナとクルトのアクションシーンでは、演者本人である岩田さんと鈴木さんが熱演。何年もメインを張り続ける現役スーツアクターと、『ゲキレンジャー』で1年みっちりアクションを鍛えてきた鈴木さん。コイツはアツいぜ!
・特撮面
ゼガンが召喚され、街中に立ち込める不穏なスモーク。これは昔からウルトラシリーズなどで多用されている、ドライアイスを用いた表現が使われているのだと推測されます。広大に設置された(あるいはそのように見える)ミニチュアセットをゆっくりと飲み込んでいくドライアイスのスモーク。特に、ミニチュアセットの塀をゆっくりと、しかし力強く越えてくるのが印象的でしたね
そしてもう1つ注目したいのが、ゼガンのビームを受けた際のビルの消失描写。爆発シーンやゼガンへの急襲シーンはCG合成で表現しています。このようにすれば、破壊用のビルを作らずともビルの消失=町が破壊されていく描写を作ることが可能。特に珍しい表現ではないとも思いますが、なぜか妙な新鮮さを感じました
その一方で、実際の火薬による破壊描写も炸裂!ゼロの眼前で爆発しまくる街のシーンは次回予告でも使用されていましたが、あれくらいハデにやってくれると爽快です。まあ、実際はタグチップなどを配置して爆破することで、街が吹っ飛んでいることを表現しているのでしょうが…
次回はジードクローも久しぶりに登場!「戦いの子」って、いったい誰のことを表しているんだろうか―?
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、2011年初回放送の『鉄神ガンライザー』OPテーマ「たたかえ!ガンライザー」です。
私の赴任地にもご当地ヒーローがいるにはいるようですが、残念ながら映像化までには至っていないらしい。うーん、頑張ってほしいなぁ。
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