何気に初めて「ウルトラマンゼロ」というタイトルが冠されたテレビ番組となった本作。過去の映像を取り上げるという点では『列伝』と似ていますが、中国で放送されたものをそのまま日本に逆輸入してきたからか、『ウルトラファイトオーブ』以外に新撮パートがほとんどなかったのは意外でした。
確かに、一部順番が前後していて「なんでこの順番にしたんだ?」という疑問もありますが、ところどころゼロの解説が挿入され(ほぼすべて『列伝』からの流用)、何とかきちんとつなげていたと思います。
しかし『列伝』のころから観てきていた者にとっては、やっぱり少し退屈。「『ギンガ』から入った人もいるから…」というフォローはわからなくもないですが、さすがに同じ話(『ベリアル銀河帝国』)を似たような放送枠で3回もされると、ちょっとお腹いっぱいという感じでしたね
上述したように中国で放送されていたものの逆輸入だからか、『ギンガ』以降のゼロの活躍が全く取り上げられていないのもちょっと残念。「『ゼロクロ』を放送したのは『ジード』にゼロが出るから」という推測が事実なのであれば円谷プロのこの采配も評価できますが、欲を言えばオリジナルで1話だけ、『ギンガ』以降のゼロの活躍も取り上げてほしかったです。
だって、特に『X』以降では、ゼロは先輩ヒーローとしてかなりの活躍してるし…。
なんだかんだで半年近く放送された『ゼロクロ』。実はその平均視聴率は『オーブ』を上回っており、視聴率があまり信頼できなくなった現代とはいえ、まだまだ子供たちの間でゼロの人気が健在であることを証明することにもなりましたね
「♪秘められた自分のストーリー」に抗うとは、やはりその結末は―?
「♪出撃 突撃 電撃戦隊」というのは語呂がよくてなかなか秀逸な歌詞。比較的激しい曲調の中に、こういった子供向けの言葉遊びのような要素があるギャップ、魅力的ですねぇ。
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