お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『鉄道公安官』ちょっとした感想 Track-9(第25~27話)


今回は、ドラマ『鉄道公安官』第9回目の感想記事です


今回レビューする3つのお話は、どれもお話に合わせて榊のコミカルなキャラクターや人間性が活かされたお話に。遠方ロケとして福島県福島市も登場し、詳細は後述するエル特急の中でも特に花形のエル特急「ひばり」の勇姿が堪能できます。





25話「誘拐特急・ママ、早く来て!」
1979115日放送
主な登場列車:新幹線「ひかり」号、寝台特急「みずほ」、エル特急「あまぎ」、エル特急「ひばり」、エル特急「やまびこ」
主な登場駅:東京駅、黒磯駅、福島駅、郡山駅上野駅

「すぐに全公安室に連絡を取って、協力を要請するんだ。これ以上ナメられてたまるか!」
 
 
STORY:東京駅でラジコン遊びをしていた少年:隆が、榊と出会った直後何者かに誘拐された。どうやら隆の母親が福島県の資産家ということを知ったうえでの、金銭目的の犯行のようだった。榊たちは福島へ向かうが、どうも隆の母親たちは息子のことが心配で捜査に非協力的である。犯人たちを見つけ出し、隆を救出するのだ―!
 
 
今回と次回の地方ロケは福島県福島市周辺。「第24話でも福島県が舞台になったじゃん」と思いましたが、あちらは会津若松が舞台でした。この福島ロケでは今までの地方ロケとは違いその地方の名所等がクローズアップされることが少なく、地方ロケらしいワクワクさはちょっと少ないです
 
 
東京駅で誘拐され、犯人一味に監禁される隆。しかしこの子はかなりのわんぱく少年で、ウルトラガン片手に犯人とごっこ遊びをしまくり、おまけにステッキで犯人をしばき倒してしまう始末。ホント、どんな教育してきたんだろ…
 
 
犯人がこのような事件を起こしたのは、ある借金の返済のため。しかし犯人が思わず襲ってしまった取立屋の死体が消えてしまったことが、今回のもう1つの謎として登場します。でも、意外にそのトリック()は単純だったなぁ…。
 
 
隆の母親たちを説得するのは、今回は星野の役回りに。今までは榊が同伴してこういったことをすることが多かったような印象がありますが、今回はたまたまなのかな…?
 
 
東京と東北方面を結ぶ特急として、今回特に登場するのがエル特急「ひばり」。現在その名前は消滅してしまっていますが、エル特急の代名詞として1日当たり最も多くの本数が運行されていたエル特急で、鉄道史に残る特急でもあります
 
 
ゲスト出演者としては、刑事ドラマの悪役としてしょっちゅう出演しており、『キャプテンウルトラ』や『超電子バイオマン』でも知られる中田博久さん。また隆の母親役は、2時間ドラマでの活躍が多い市毛良枝さんが演じておられます。
 
 
 
 
 
26話「セーラー服・危機一髪」
19791112日放送
主な登場列車:新幹線「ひかり」号、エル特急「ひばり」、福島交通5300形普通電車
主な登場駅:東京駅、上野駅御徒町駅原宿駅、福島駅、福島交通飯坂温泉駅

「とにかく修学旅行ってのは…、行ったにしろ行かなかったにしろ、一生の思い出だもんな。」
 
 
STORY:新幹線「ひかり」号車内で、福岡からの修学旅行生の制服が剥ぎ取られる事件が発生した。犯人は万引きで福岡少年鑑別所に入っていた沢井町子であったが、彼女は何かを隠しており榊たちになかなか心を開いてくれない。マジメな学生であった町子が、鑑別所に入った本当に理由は何か?事件の謎は、修学旅行の行程に沿って福島県飯坂温泉へ―!
 
 
サブタイトルに「セーラー服」という単語が入ってることから推測できる通り、今回は女子高の、それも修学旅行が舞台。ですが、この女子高の制服はなぜかセーラー服ではありません(「女子高生・危機一髪!」にすればよかったのに)
 
 
榊の家庭事情は第5話以降部分的に明かされ続けてきましたが、今回では母親の病気の都合で修学旅行に行けなかったことも判明。榊もなかなかの苦労人のようです。また瀬川室長と本間は戦後直後であったため、修学旅行なんてものはなかったと回想。戦後・高度経済成長を乗り越えた、70年代の独特の雰囲気が垣間見えます
 
 
今回は榊だけでなく沢井町子のソロシーンも多く、彼女の心の移り変わりや考えていることが細かく描写されています。彼女の「ルール」に従ってかたくなな態度をとる町子ですが、その内面は他人のことを思いやる優しい女子であることが窺えます。
 
 
西郷隆盛の連れている犬の名前が分からず、思わず「西郷輝彦」と答える榊。妙なオヤジギャグを飛ばす榊も榊ですが、それで納得する町子もどうなのよ…。
 
 
クライマックスのシーンでは、温泉旅館の屋上と非常階段を使ったシーンが。これを吹き替えなしで本人たちに演技させたなんて、なかなか危険なことさせてるなぁ。
 
 
ゲスト出演者では、『帰ってきたウルトラマン』などに単発ゲストとして出演し、声優としての活躍も多かった佐古正人さんの姿があります。
 
 
 
 
 
27話「宝石泥棒はトップモデル!?」
19791119日放送
主な登場列車:新幹線「ひかり」号
主な登場駅:東京駅

「好きだったら、どこまでもついていくべきだよ。それが結婚じゃないか。」
 
 
STORY:新幹線「ひかり」号の車内で、イメージ写真撮影中のカメラマン一行が8000万円のダイヤを盗まれた。榊たちはダイヤに最も触れている時間が長かったモデル:サリーを疑うが、彼女はどこか挑戦的でなかなか捜査に協力してくれない。最初は意地になっていた榊だったが、やがて2人はお互い惹かれあうようになって―。
 
 
榊の淡い恋模様も描いた、刑事ドラマっぽいお話。鉄道要素は序盤の新幹線と終盤の東京駅ロータリーくらいしかありませんが、それが気にならないくらいドラマ性の強いお話に仕上がっています
 
 
美しいながらもミステリアスな雰囲気を漂わせるサリー。最初はその美貌を鼻にかけた嫌な女性かと思われるような描かれ方をしますが、次第に実は様々な思いを内包した魅力的な女性であるということが判明します。
 
 
最初は単なる車内窃盗かと思いきや、容疑者の1人の射殺、かつて解散した関西方面のスリグループのかつてのメンバーの組織的犯行と、事件のスケールがだんだん巨大化。ちょっとした謎解き要素も加味されており、ほど良く楽しめます
 
 
警乗中にサリーの顔に惚れ、尾行中にあったモデル撮影中でつい胸の方に目を向けてしまうなど、すっかりサリーにのろけ気味の榊。ですが、要所要所でビシッとキメてくれるのが、彼の魅力でもあります。
 
 
結婚を約束した幼馴染とは、結局悲恋に終わるサリー。ラストでの榊の演技にも注目です。
 
 
ゲスト出演者は、のちに『Gメン75』で女性刑事として登場することになるセーラさん。また犯人役として、『特捜最前線』・『突撃!!ヒューマン』・『宇宙鉄人キョーダイン』などで知られる夏夕介さんがダンディに演じておられます。
が。また片桐竜次さんもスリ常習犯の1人として登場しています。





今回はここまで。次回は、第28~30話ををご紹介予定です。








今日の動画紹介◎


今日はいつもの特ソンの代わりに、動画のご紹介です。


今回は↓コチラ!
ウルトラマンフュージョンファイト!」フュージョンアップ紹介⑥です。


TV未登場であるものの、第4弾に登場するフュージョンアップ2形態を紹介する動画。なんと今回はクレナイ・ガイ役の石黒英雄さん本人が解説しています。


「次回も観てくれよな!」と最後に言うガイ。ということは、音声は収録されているもののまだ日の目を見てないフュージョンアップ3つも、いつか紹介するということなのか…!?



 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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