
タイセイの守りたいものは?

僕、カッコいい人になってくるよ!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』は、レイジと戦うことに対し、タイセイが悩んだ挙句、自力でその答えを出すお話。また、ハーデスシンカリオンとファントムシンカリオンの合体形態であるカオスシンカリオンも登場し、ハーデスシンカリオンのドラマもいよいよ大詰めであることを予感させてくれました。
カオスシンカリオンの登場は、前回の次回予告でちょっとにおわされていましたが、E8つばさ・E6こまち・E7かがやきの3両合体シンカリオンSRGが出てくるのは、完全に予想外。しかも、E5はやぶさを中心としたSRGよりも、さらなる強さを発揮していました。SRGホーネットアローがカッコよすぎるよ、本当に!
なお、前回(第32話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、ハーデスシンカリオンとの戦闘の際に負傷したアカネ。彼自身もそこまで容体は悪くなく、彼もリョータもレイジと戦うことを決意する一方、タイセイはアカネをケガさせてしまったという罪の意識や、レイジへの同情、そして「カッコいい人になる」こととはどういうことか等、様々な悩みに挟まれ、答えを出せないでいました。ビーナとの会話で、タイセイ自身の緊張感も幾分ゆるんだものの、その悩み自体からは脱却出来なくて…。序盤では、アカネの様子の描写ののちに、タイセイが自室へ悩むシーンへと移行。今回はタイセイが悩んだ末、仲間たちの言葉を受けて立ち上がるさまがドラマの中心になるため、アカネとリョータの描写は割と淡白にまとめられていました。アカネがスパッとレイジと戦うことを決断するのは、前回のこともあるので合点がいきますが、リョータまでかなり物分かりが良くなっているのはちょっと違和感。最終的にこの形になるのはGoodなのですが、前回あれだけレイジと戦うことを拒んでいたのに、今回の序盤でいきなりコロッと態度を変えてしまうのは、彼の葛藤のドラマをすべてすっ飛ばしているようで、もったいないなと感じました。先述の通り、今回はタイセイの悩むさまが中心であるため、それと直接は関係のないリョータのことは省略されてしまったのですが、せめて1カットだけでもいいから、リョータが、アカネのことにショックを受けて、考えを自ら改めるさまを挿入してくれると、なお良かったですね。
イナからのアドバイスをもらっても、迷いが捨てきれないタイセイ。そんなとき、モリトからメールが入り、彼が大宮の鉄道博物館に来ていることを知ります。展示を見学したのち、モリトがタイセイに見せたのは、テンをはじめとした、全国に散らばる運転士たちの応援の声。それを目の当たりにしたタイセイは、自分が本当に守りたいものを見つけ、レイジと戦うことを決意するのでした。中盤では、メタバース空間上でのイナのアドバイスののち、モリトが登場。名古屋からわざわざ大宮にやってきており、タイセイと鉄道博物館を見学したあと、全国のシンカリオン運転士たちを録画した動画を見せてきます。モリトが大宮に来たのは、お話の都合としては次回のユナイトシンカリオン登場のためなのですが、ドラマとしても大きな理由を持たせているのがGoodでした。直接的には、タイセイに動画を見せるためだけですが、それならメタバース空間上でもいいはず。それをあえてせず、わざわざやってきたのは、鉄道博物館を見学している際の、彼の「リアルにはリアルなりの良さがある」という旨のセリフが、すべてを物語っていると言えるでしょう。メタバース空間ではなく、現実世界で実際に会って話をすることで、リアルで会わなければ伝えられない、言葉以外の様々なものを伝えようとしていたのでしょうね。こうしたモリトの行動を通して、彼の成長も表現しているのが秀逸です。そんな彼が見せてきた動画には、テンをはじめとする全国各地の運転士たちが。やっぱり一番インパクトがあったのは、ヤマトだったなぁ。
ハーデスシンカリオン デストロイモードが再び出現。タイセイが出撃出来ないことを知っていたガンマたちは、各自シンカリオンに搭乗して出撃し、最初こそ追い詰められたものの、シンカリオンSRG E8・E6・E7に合体したことで形勢逆転。ハーデスシンカリオンを倒すあと一歩のところまで行きます。ところが、ハーデスシンカリオンはファントムシンカリオンを召喚して、カオスシンカリオンへと合体。ガンマたちがそれと対峙するとき、ようやくタイセイとモリトが指令室に駆けつけます。終盤では、ハーデスシンカリオンによる攻勢が描写。出現当初は押され気味だったガンマたちでしたが、3両合体を実行してシンカリオンSRG E8・E6・E7になったことで、一気に盛り返していきます。SRG E8・E6・E7の登場は、本当に予想外。まず「E8も合体できるのかよ!」ということに驚かされ、続いてE5・E6・E7よりも強さを発揮し、ハーデスシンカリオン デストロイモードに対して堂々と立ちまわっていたことに衝撃を受けました。ハーデスシンカリオン デストロイモードは、二刀流で接近戦を中心としたスタイルだから、SRG E8・E6・E7のような遠距離攻撃が得意な相手とは相性が悪いんですよね。カオスシンカリオンへの合体さえなければ、今回こそ本当にガンマたちが勝利していたことでしょう。しかし、そうは問屋が卸さず、ハーデスシンカリオンはファントムシンカリオンを召喚してカオスシンカリオンへと合体。しかし、このときタイセイとモリトも指令室に駆けつけており、レイジと戦う意思を固めていました。迷いなき目で出撃していく体制とモリトの姿で、今回は終了。さあ、次回がいよいよレイジと決着のとき―なのか!?
タイセイとレイジがお互いのシンカリオンでぶつかる。互いに譲れないものがある両者の戦闘が激化していく中、イナはテンダーとのコンタクトを試みる。そこで彼女は、何を発見するのか?そして、E5はやぶさとドクターイエローが合体するとき、新たなるシンカリオンが誕生する!
次回は、レイジにかかるお話の完結編となると同時にE5はやぶさとドクターイエローの合体形態:ユナイトシンカリオンの登場回になりそう。間違いなく物語のターニングポイントになるであろうこの一編、絶対に見逃せないですね。
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