お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ18 ちょっとした感想

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6人のブンブンジャー、バクアゲだ!

 

 

 

番組は変わって、『爆上戦隊ブンブンジャー』です。

 

だから俺は、聞こえた悲鳴は絶対無視しない。誰よりも早く駆けつけて、笑顔に変える。それがブンブンジャーだ!今回は先斗/ブンバイオレットの加入回の完結編。彼の過去を大也たちが深く知り、また先斗そのものをしっかりと受け止めたことから、先斗側も大也たちのことを信用し、お互い納得する形で仲間となり共闘していたのがGoodでした。

 

大也と先斗のドラマは、実質的に冒頭の10分程度で完結しているのですが、この短い中で、お話の発端→先斗の内面とキーアイテムの掘り下げ→2人の和解を描いているのが本当に秀逸。卓越したドラマの構成力には唸らされました。いやあ、ここまでミニマムにしても、しっかりと押さえるべきところは押さえてきれいにまとめるだなんて、なかなか出来るものじゃないですよ。冨岡さんにはあっぱれです。

 

なお、前回(バクアゲ17)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

キャノンボーグから呼び出された先斗に持ち掛けられたのは、ブンブンジャーの始末の依頼。最初こそ強気に出ていた彼でしたが、思い出のレアカードをイターシャにスられて実質的に人質にされたことから、彼はその依頼を受けざるを得なくなります。そして、大也を倒すべく彼のもとに向かう先斗。しかし、大也はすでに射士郎たちの協力を得て、先斗の過去やその事情を調べ上げており、彼のアツい説得が、先斗の心を震わせます。序盤では、キャノンボーグからの依頼を受け(というより、受けざるを得なくなって)、大也/ブンレッドと戦うことになる先斗/ブンバイオレットのさまが描写。キャノンボーグがちゃっかり初回無料キャンペーンでタダでブンブンジャーの始末を依頼しようとしていたのにはクスッとしましたが、そのあとに展開されたのは、想像以上に見どころのある濃厚なドラマでした。襲いかかってくる先斗に対して、今まで集めた情報をもとに理解を深め、対話しようとする大也。ここで興味深いのが、ここで効果的に使われている先斗にかかる情報や要素において、前回以前から出てきているものが、「10歳のときに地球から失踪した」のみである点です。逆に、イターシャにスられた松葉周のレアカードも、先斗の友人である駆も、言ってみれば今回突然出てきたポッと出の要素。なのにこの冒頭10分の間で、数話前からにおわされていたかのごとく効果的にそれら要素がドラマの中で活かされ、それらが提示されることで、視聴者が先斗のことに理解を深められると同時に、先斗自身も大也が自分のことを理解してくれているんだなと実感するドラマ作りになっているのが、本当に素晴らしいです。観ていてウルッときたし、そしてドラマの巧みさに声を出して唸ってしまいましたね。今回は、このドラマを観れただけでも本当に価値あるものでした。

 

ブンバイオレットが戦いの手を止めたとき、現れたのはサンシーター。彼らは、カケルを含む近くの市民たちを人質にとって、ブンバイオレットを脅迫しますが、そんな彼らから華麗に駆たちを救出したのが、ブンブルー/射士郎たちでした。大也の説得、そしてブンブルーたちのさまを受けた先斗は、キャノンボーグからの依頼を破棄して、ハシリヤンに反抗することを宣言。大也とともに変身し、追加で出現したソードグルマー・リベンジに挑みます。中盤では、サンシーターとソードグルマー・リベンジが登場。笑っちゃうくらいの典型的な悪役ムーブを見せてきますが、既に大也たち側に心が移り、問題であった松葉周のレアカードを取り戻し、そして駆たちを救ってもらった先斗が、彼らにビビることは全くありませんでした。前半で大也がかなり活躍した分、この中盤では射士郎たちがきっちり活躍。駆たちを救出したほか、スキを見てイターシャからレアカードを奪還するなど、大也だけでは人数的にも能力的にも絶対にできなかったことをしっかりとこなし、合流してくれていました。ブンオレンジ/玄蕃が、「調達してきた」と言ってレアカードを華麗にイターシャから奪還していたのは、シビれたよなぁ。そして、この後始まる等身大戦では、のびのびとしたカメラアングルで各メンバーの戦いっぷりが撮られ、最後はブンレッドとブンバイオレットのコンビで、ソードグルマー・リベンジを撃破。この戦闘シーン自体も文句なしでしたが、欲を言えば、大也と共闘する際に、先斗が彼に対して「初回無料キャンペーンだからお代はいらないぜ」と言ってくれると、さらに芝居がかってて面白かったかなと思いました(これを挿入することで、キャノンボーグとの対比になる)。

 

ブンレッドとブンバイオレットのコンビにソードグルマー・リベンジが倒されたことで、サンシーターはブンブンキラーロボ二刀流を召喚。対するブンブンジャーも、ブンブンジャーロボナイトで応戦しますが、相手の空飛ぶ剣を前に、意外な苦戦を強いられます。しかしここで、ビュンビュンマッハーロボが加勢し、その圧倒的機動力でブンブンキラーロボを圧倒。最後は単独で撃破に成功します。そしてラスト、ついにカケルとの再会を果たした先斗は―。終盤では、巨大ロボ戦が挿入されますが、相手はソードグルマー・リベンジではなく、まさかのブンブンキラーロボ。まさかコイツがしかもパワーアップして帰ってくるとは思ってもみませんでした。プレバンで受注生産やってるし、もしかして今後もちょくちょく出てくる可能性があるのか?そんなブンブンキラーロボ改めブンブンキラーロボ・二刀流は、主に新たに持つようになった剣がなかなかの脅威。その機動性を前にして、ブンブンジャーロボナイトは後れを取りますが、最終的にはビュンビュンマッハーロボの加勢を受け、彼によって撃破されます。ビュンビュンマッハーロボは、今回もその超スピードっぷりを発揮。CGで描かれたビル街を縦横無尽に駆け巡るさまは、ブンブンジャーロボとは完全に毛並みが異なるロボとして、視聴者に強いインパクトを与えてくれていましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月7日、世間は七夕。しかし、ブンブンにとって天の川にイヤな過去があるらしい。そうした中で訪れる、大也にとっての最大のピンチとは何か?ブンブンジャーロボとビュンビュンマッハーロボの友情の合体が実現するとき、ブンブンジャーロボが空を飛んだ!

 

次回は、先斗が加入してから初めての通常回。ここからブンレッド119が登場するまでの約1か月間、どれくらいお話のバリエーションが増えるかが楽しみです。それにしても、ブンブンジャーロボとビュンビュンマッハーロボ、完全なグレート合体はできないけど、パーツの一部を換装して合体するって芸当はできるのね。

 

 

 

 

 

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