お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第42話 ちょっとした感想

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ガッチャできるか幻の102体目!?

 

 

 

目指すは究極のコミュニケーションツール…。世界中のどんな人とも、ケミーとだって簡単に話せるようになる研究だ!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、超久しぶりの錆丸メイン回。彼の肉親である兄:健一が登場したほか、禁忌の研究とされている新たなるケミーの開発を行う真美の研究所の存在、そしてグリオンの関係など、一見すると単発のお話のように見えて、実はメインストーリーと深く関係していることが示唆されており、見逃せない一編でした。

 

錆丸と健一の関係や、研究所の雰囲気がどこか暗いのに対し、ところどころで挿入されるりんねたちのコメディーチックな描写が、清涼剤になっていていい塩梅。そういえば、宝太郎×錆丸×スパナのトリオでお話を回すって、意外に今回が初めてですよね。今まで、いつもりんねか蓮華がついてきていたからさ…。

 

なお、前回(第41話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

グリオンが復活し、冥黒王たちに堂々と歯向かっていた頃、研究にいそしむ宝太郎たちのもとにもたらされた鏡花の情報。それは、存在しないはずの未知のケミーの目撃情報でした。その話を聞いて、蓮華とのケンカを中止した錆丸は、自ら進んで現地に急行。宝太郎やスパナもそれに同行します。一見すると普通の自然に見えて、実は様々な錬金術のトラップが仕掛けられているこの森。ここには、錬金連合と袂を分かった真美が所長を務め、錆丸の兄:健一が研究員として在籍する金剛ラボラトリーがありました。今回はドラマ展開の都合上、ギギストたちの出番は冒頭のみ。しかしここで、さらっとグリオンの口から、「彼らは力を求めて人外になった存在である」ということが触れられています。ということは、ギギストたちもまた、もともと人間だったということでしょうか。いったん掘り下げがストップしていますが、冥黒の三姉妹にも人間としてのモデルがいるみたいだし、これらの要素が終盤のドラマ展開にかかわってくるのかなぁ?そして、こうしたドラマ展開を経て、描写は錆丸たちのほうへ。未知のケミー出現騒ぎの調査のために現地へ向かった彼らは、そこが錆丸の育った場所であることを知り、兄である健一とも出会います。宝太郎たちが森を探索する描写は、田口監督が担当していることもあってか、どことなく「ウルトラシリーズ」チック。彼らが結界にぶつかって転倒するさまは、『ティガ』のVSガギ戦を思い出しました。

 

錬金連合から禁止されているケミー錬成の研究を堂々としている真美たちに、スパナが疑念を抱く一方で、所内を捜索の中で、健一の考える理想を知る宝太郎。しかし、未だに健一の錆丸への当たりは強く、それが宝太郎に疑問を抱かせます。そんな中、研究所内にマルガムが出現。カメや戦車に姿を変えるそれは、強力な火力でファイヤーガッチャード/宝太郎たちを苦しめますが、健一の呼びかけを聞いたとたんに、その姿を消すのでした。錆丸には相変わらず塩対応なのに対して、宝太郎がアイザックのことについて問うと、嬉々として語りだし、また彼の語るガッチャの意味をすんなり理解する健一。これらの描写から、健一は悪者キャラではないことが窺えます。ケミーとのコミュニケーションを考えているのって、宝太郎以外にもいたんだなぁ。それに、「ガッチャ」のワードに何の戸惑いもなく受け入れたのって、何気に健一が初めてじゃないか?そしてこのあと、宝太郎たちは研究所を捜索していると、突然発生したのがマルガム騒ぎ。ここでは、ファイヤーガッチャードとヴァルバラド/スパナが応戦しますが、形態が安定しないそのマルガムは想像以上に強く、結局それを撤退させるカギとなったのは、健一の呼びかけでした。この時点で、宝太郎はレインボーガッチャードに変身してもよかったのですが、販促のためもありファイヤーガッチャードに変身しているのが面白いところ。お話の流れ的にも無理なく(ニジゴンにマルガムの分析をさせるため)それに変身しており、また変身後もきちんとその特性を生かした戦い方をしていたのがGoodでした。やっぱり『ガッチャード』は、登場済みのフォームやアイテムを、かなり大事に使ってくれていますよね。

 

真美のもとに戻った宝太郎たちでしたが、彼女の様子は明らかにおかしく、またそのケミーは健一が錬成したものだと言って、先ほどのマルガムへと変身。再び宝太郎たちは、変身して応戦します。相変わらずの火力を前に押され気味でしたが、レインボーガッチャードの機転により、ヴァルバラドと協力することで何とか勝利。ケミーカードに取り込んで事件解決かに思われましたが、そのケミーはなぜか自らの意思で、ケミーカードから抜け出して…?終盤では、真美の独白のドラマののち、再び彼女が変身したマルガムとの戦闘へ。研究室でのシーンもまた、「ウルトラシリーズ」みのある雰囲気になっていました。あそこだけ切り取ったら、「防衛軍内のタカ派の研究員が偏った思想を語るシーン」としても十分使えそうだったよ!そして、ラストの戦闘では、レインボーガッチャードが大活躍。ニードルホークを召喚したほか、ヴァルバラドと協力して、最後は彼を砲弾&踏み台代わりにしてマルガムを撃破。しかし、ケミーについては、一度捕獲するも、すぐに逃げられてしまいます。この戦闘では、レインボーガッチャードに使われる形になっているヴァルバラドが、ちょっと笑えるところ。一歩間違えば、レインボーガッチャードがただただ酷いシーンとも受け取れかねないのですが、そうした感じがほとんどないのは、やはり今まで積み上げてきた宝太郎たちのキャラに対する“信頼”があるからといえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金剛ラボラトリーに迫るグリオンの脅威。グリオンから守ってほしいと懇願する真美を通して、宝太郎たちが知る、彼女とグリオンの関係性は何か?また、騒ぎを起こす102体目のケミーは、本当に健一によって錬成されたものなのか?錆丸たちとケミーの関係性とは!?

 

次回は、今回の後編。錆丸と健一の仲が悪い理由、そしてマルガムと錆丸が描いていた絵との関係性等、今回散りばめられた謎がすべて明かされそうです。ドレッドが久々に登場していて、それに錆丸が立ち向かうシーンも印象的だったけど、変身者は誰だろう?錆丸が乗り越えるべき相手で、かつ真美はマルガムになっているから、そうすると変身者候補はあの人しかいなくなってくるような…?

 

…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ18 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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