お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』ちょっとした感想

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画像は映画館に掲げられていた作品ポスター

 

俺たちは、怪獣相手の“すぐやる課”だからな―。今回は、本日2月23日(金)より全国上映が開始されている、映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』の感想記事です。

 

『シン・ウルトラマン』の公開や、新型コロナウイルス感染拡大等の影響が重なり、『Z』以降途絶えていた現行作品の映画(『トリガー』と『デッカー』は、配信作品を特別に映画館で上映してる感じでしたよね)が、ついに満を持して復活。映画らしいドハデさと、ちびっ子にも分かりやすいストーリー、そしてやはり『ブレーザー』のテーマである“コミュニケーション”がしっかりと生きている、映像面・ドラマ面ともに楽しめる映画になっていました。

 

私は、新宿ピカデリーの舞台挨拶つき上映のチケットが押さえられなかったので、自宅から比較的近い映画館で、握手会付きの最速上映分で視聴。座席は満員御礼であり、好調な滑り出しを感じさせてくれました。この調子で頼むぜ、『ブレーザー』!

 

なお、当ブログにおける『ウルトラマンブレーザー』の感想記事は、↓コチラより順々にご覧いただけます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

※今回は、画像転載防止のために、一部画像にサイズ縮小以外の追加加工を行っています。

 

※本記事に掲載されている画像は、全て撮影可能エリアおよび時間帯内で撮影していることを申し添えます。

 

 

 

STORY:突然現れた、ズグガンとタガヌラーの群れ。出現した場所は、防衛隊とも深い関わりのあるネクロマス社の臨海工場だった。ネクロマス社の研究内容に、この事件のヒントがあるとにらんだゲントたちは、その社長:マブセ イチロウから、夢のナノマシン:ダムドキシンの存在を聞き出す。ところがその直後、ネクロマス社は、デオドキシンの研究破棄を求めるダムノー星人の手に落ち、怪獣ゴンギルガンが誕生してしまった!ダムノー星人の正体とその目的とは何か?ゲントたちとブレーザーによる、全てを取り戻すためのゴンギルガン撃滅作戦が開始される―!

 

ドラマ構成は、まずTVシリーズの振り返りから始まり、その後タガヌラーやズグガンとの戦闘を挿入。中盤よりマブセたちが登場して人間ドラマが中心に展開され、ゴンギルガン登場後はひたすらそれへの対処が中心に描かれる形となります。ドラマのテイストは違いますが、構成的には映画『ウルトラマンオーブ』とちょっと似てますね。

 

そんな本作のドラマは、シンプルな要素をいくつも組み合わせることで、『ブレーザー』らしいちょっと大人っぽい要素とわかりやすさを両立。これだけなら、他のドラマでも観られるものですが、それにプラスして興味深いのが、「出来るだけ謎を引っ張り過ぎないことで視聴者のストレスを軽減している」という点です。

 

本作の要素1つ1つは、先述したとおりシンプル。そのため大人であれば、ドラマを追っていると、「黒幕の正体は○○なんだろうな」、「このあとのゴンギルガンの侵攻方向は××なんだろうな」ということが大体予想できるのですが、それらを引っ張り過ぎずに、もうあちら側から次々と種明かしをし、その後新たなカセや謎が出てくるという形になっています。これにより、引っ張り過ぎてドラマが間延びするということもないほか、引っ張った挙げ句「結局予想できたもの以上のことはないのかよ!」というガッカリ感もなく、とても上手く作られているなと感じました。本当、ストレスなくドラマを純粋に楽しめるんですよね。

 

さらに、こうしたドラマの中で、キチンと『ブレーザー』という作品そのもののテーマである“コミュニケーション”も生きているのが、興味深いところ。ゲントとジュンたちのコミュニケーション、そしてマブセ親子らのコミュニケーションが、ストーリーの鍵を握っていたり、『ブレーザー』の世界観を広げてくれたりしています。

 

そして、メインゲストであるマブセも、実はそんなに悪いヤツではないというのも、意外なポイント。また、事件の首謀者であるダムノー星人の正体も、「ウルトラシリーズ」としてはなかなか意表を突くものでした。こうした展開が過去なかったワケではないけど、映画作品にこれを持ってくるのは、挑戦的だなぁと感じましたね。

 

続いて、特撮面。本作では、前半と後半にミニチュア特撮パートが集中しており、中盤はCG合成をメインにして表現。比較的接写のカットが多いなという印象を受け、贅沢な撮り方をしているなぁと感じました。

 

例えば、クライマックスに出てくる国会議事堂でのバトル。あれだけ気合いの入ったミニチュアを作っており、それを大胆に破壊するのですから、制作側としてはミニチュア全体を大写しにしてダイナミックさをアピールしたい気持ちもあったかもしれませんが、あえてそれを抑えめにして、接写することでミニチュアの細かい崩れ方を表現。しかもそうしたシーンが何回も、そして様々な箇所&アングルから撮影され次々に挿入されるため、かなり長い戦闘シーンにも関わらず、常に興奮度MAXで楽しむことができました。いや〜、本当にアツかったよ、ゴンギルガンとのバトルは!

 

そして、SKaRDの活躍も負けてはおらず、本作では文字通り命をかけた、歴代防衛隊でもほとんどやっていない作戦を敢行。遂行のさまはセットを作ったうえで細かいCG合成により表現されており、臨場感抜群でした。

 

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ラストに、握手会の様子を。本作では、一部映画館にてブレーザーとの握手会が実施されており、フォトセッションも設けられ写真撮影が可能でした。

 

やっぱりブレーザーのスーツってカッコいいよなぁ。今後始まる東京ソラマチのウルトラヒーローズEXPOでも、しっかり撮影しないとね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラシリーズ」、ひいては怪獣映画として、ハデながらほどよい仕上がりを見せてくれていた、映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』。ブレーザー』を観ている人はもちろん、観ていない人でも、スッと世界観に入り込み楽しむことができる映画であると感じました。

 

さて、もう1回観に行くとして、今度はいつどこで観ようかな。一時期に比べればかなり上映館が増えたとはいえ、まだまだもっと増えてくれると嬉しいんですけどねぇ。

 

※『∀ガンダム』の総括感想記事は、明日24日(土)に振替投稿予定です。

 

 

 

 

 

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