今回は、8月5日(土)に発売されたウルトラ怪獣シリーズソフビ「ドルゴ」のご紹介です。
平成・令和の「ウルトラシリーズ」怪獣としては珍しい、白目と黒目がハッキリと分かれている、おめめパッチリのどこか昭和怪獣の雰囲気も漂うドルゴが、他の『ウルトラマンブレーザー』の怪獣と同じく、初登場回放送日に商品化。それまでの怪獣に比べると、ややインパクトに欠ける出で立ちをしていますが(これはこれでグッときますが)、私の行った家電量販店では、既に発売中の怪獣ソフビたちに負けないくらいの捌け具合でした。
なお、ドルゴが登場した『ブレーザー』第5話の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
ソフビで造形されているのは、ドルゴ本来の姿ではなく、劇中でもスーツで登場した、メガショットを背負っている姿。その体型から、脚周りの可動はオミットされていますが、そのぶん首やメガショットにつき可動するようになっており、劇中ブレーザーを苦しめたあのさまを再現することが出来るようになっています。
造形面では、その劇中に登場したスーツのデザインをしっかり踏襲。山肌のようなドルゴ本来の肌の質感や、メガショットの細かいモールド等、細部までキチンと再現されているのが非常に興味深いです。
頭の上の帽子のような造形が、スーツに比べて若干幅狭な造形になっているようにも感じられますが、結果的にこれが首の可動をスムーズにしているので(おそらく、このギミックどの兼ね合いでこうした造形になっているのでしょう)、ほとんど気になりません。
塗装面では、大部分を成型色で再現し、目立つ箇所のみを別途筆塗り塗装。吹付け塗装は使用されておらず、また筆塗りも色ハゲや乱れがほとんどないことから、なかなか塗装のクオリティーも安定していてGoodです。
よく考えると、塗装量はレヴィーラ並みに少ないのですが、劇中スーツとほぼ同じ深緑色の成型色で抜いているため、パッと見違和感がなく「そんなに塗装省略されていないんじゃないか?」と思えるのが、面白いところ。そう言えば劇中でも、障害物なしに全身が映るシーンってほとんど無かったし、それもプラスに働いていているんですよね。劇中の描写と、ソフビの仕様が偶然マッチした、興味深い事象と言えるでしょう。
昭和感あふれる怪獣として登場したドルゴ。ソフビでもスーツでもそうですが、令和の時代でもこうした怪獣を造形出来るのだということ、そしてそうした怪獣も十分視聴者(消費者)に受け入れられることを証明してくれた、とても重要な怪獣であると感じました。ドルゴや前回登場のレヴィーラは、最近の「ウルトラシリーズ」の怪獣デザイン傾向から逸脱した怪獣たちなので、これを機に、さらに「ウルトラシリーズ」の怪獣デザインのバリエーションが増えると、面白そうですね。
さて、毎週のように発売されてきた『ブレーザー』の玩具ですが、8月12日放送回での新作玩具発売はなし。そのぶん、次週8月19日より、再びその攻勢が始まります。引き続き、追いかけて行かないとね!
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