マスターロゴスを倒したからって、はしゃぎすぎな剣士の皆さん
約束します。仲間と一緒に、この長い争いを終わらせてみせます。今回の『仮面ライダーセイバー』は、2000年におよぶ全知全能の書=オムニワンダーライドブックの因縁が明かされる、ストーリー上重要なお話。また、マスターロゴスを亡き者にして成りあがったストリウスが一気に牙をむき始め、デザストと一戦交える様子も描かれました。
前回の次回予告でクローズアップされていた全知全能の書の因縁の話は、半分くらいは既出の内容。目新しいものは、タッセル=ビクトールに関することやルナのことくらいでしたね。今回のタッセルの証言により、全知全能の書、そしてそれをめぐる人類の長きにわたる戦いの歴史は判明したけど…、ビクトールがなぜタッセルと今は名乗っているのか、そしてその斬新なファッションの理由は、明かされなかったなぁ。
なお、前回(第40章)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
マスターロゴスを破り、戦争が回避されたことで平和を享受する飛羽真たち。流しそうめんに興じて楽しむ彼らの前に、突然ルナを保護しているユーリの友人ことタッセルが、その姿を現します。同じ頃、オムニワンダーライドブックを入手したストリウスは、行動を開始。彼の不穏さを察知したデザストは、彼の目的を聞いたのち、仮面ライダーファルシオンへと変身し、戦いを挑むのでした。序盤では、飛羽真たちの様子とストリウスの様子を対比する形で描写。ストリウスを倒していないことはわかったいるものの、マスターロゴスを撃破したことですっかり安心した彼らは、流しそうめんに興じていました。飛羽真や芽依、そして現実世界に頻繁に出入りしている亮はともかく、それ以外のメンバーも流しそうめんについてある程度知っているのはびっくり。しかも、箸も器用に使いこなしていました。彼らにとって異世界であるこちら側の文化をいち早く知り適応しているのは、さすが剣士というべき…なのか(多分、制作側はそこまで考えてない)?一方のストリウスは、オムニワンダーライドブックを手に入れたことで世界の滅亡を画策。その考え方に賛同できないデザストは、ファルシオンへと変身し、彼に戦いを挑むのでした。前回まで普通だったストリウスですが、今回からは酒焼けしたのかと思うくらいの低い声となり、一気に悪役ムーブを披露。でも、そのせいで逆に小物感が出てきちゃっていました。序盤からいきなり服装も声も変わってたから、一瞬前回で何か見逃したかなって思っちゃったよ。オムニワンダーライドブックを手に入れた人って、声が低くならないといけないのか?
タッセルの突然の登場に驚く飛羽真たちでしたが、彼がルナ、そして全知全能の書のことを語り始めたため、その話に集中。以前ユーリから聞かされた話の他にも新情報があり、さらに世界かルナ、飛羽真がどちらを取るにしても悲しい未来が待っていることを知り、倫太郎たちは心を痛めます。しかし、飛羽真はそんな運命をはねのけてみせると宣言。仲間たちと意識を共有し、再び別行動をとる蓮のもとへと向かいますが…。中盤では、タッセルの口から、全知全能の書に関わる因縁のすべてが明かされることに。半分くらいは既にユーリの口から明かされていたことでしたが、今回はその前後に起きたこと、そして既に明かされていたことについてはその詳細について、それぞれ語られていました。この世界の大体の背景はわかったけど、ストリウス・ズオス・レジエルたちが、なぜ力に魅入られて反旗を翻したのかはイマイチ不明のまま。タッセルの回想では、全知全能の書を手に入れるまで普通に同志として仲良さそうにしてたし、なんか唐突すぎる感じが否めませんでした。この後の描写で、ストリウスが実は旅の時点で既に野望を持っていたことが明かされますが、それなら、この前のタッセルの回想描写で“におわせ”が欲しかったですね。そんなタッセルの話を聞き、なぜ争いを止める努力をしなかったのかと問う飛羽真。それに対し彼は、自らの身体と言葉でその理由を明かし、飛羽真に選択を迫るのでした。力を手にしたことにより、この世界に実体を持てなくなったタッセル。それは、ルナと会う選択をした場合の飛羽真を待ち受ける未来でもありました。「力を手にしたものは消える」。それに対し、そんな未来は変えてみせると言い張る飛羽真。この構図は数話前から何度も繰り返されていますが、結局飛羽真は、どうやって未来を変える気なんだろう?
蓮を説得しようとしたときに入った、ストリウス行動開始の報せ。それを受けた飛羽真・亮・大秦寺は、現場へ向かいます。それぞれ変身して立ち向かう彼らでしたが、パワーアップしたストリウス、そしてカリュブディスメギドの前に苦戦。しかしここは、クロスセイバーの力により何とか切り抜けます。こうして、一時的にストリウスを退けた飛羽真たち。あとはルナに会うだけとなりますが、当のルナはタッセルの家から姿を消しており…!終盤でようやく、セイバーの戦闘描写が挿入。前回と同じくいきなりクロスセイバーへと変身し、敵の攻撃をほぼ無効化して必殺技を一発で決めて勝利という流れでした。デザストの力も吸い取りかなり強化されたはずのカリュブディスメギドですが、クロスセイバーの前はほぼ無力。本当に強いな、クロスセイバー…。
ルナが消えた。果たして彼女はどこにいるのか?また、自分の未来を悟り覚悟を決めたデザストと、蓮の一騎討ちが始まる。そして、タッセルを襲った者の正体は?過去の因縁に、今決着がつく!?
次回、とうとうタッセル退場か!?なんかデザストももうすぐ退場しそうだし、最終回に向けてどんどんレギュラーキャラが減っていくなぁ。そして、やっぱりラスボスはストリウスなのか…?
…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第17カイ ちょっとした感想」に続きます。
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