どう見てもただの事案発生
お前がどれだけ大きな力を手に入れようと、俺たちの絆を斬ることはできない！いよいよ40話台に突入し、最終回も近くなってきた『仮面ライダーセイバー』。今回は、マスターロゴスがボスキャラらしい悪役ムーブをかましまくり、そんな彼を飛羽真たちがついに撃破するお話に。『エグゼイド』のクロノスのようにギリギリまでボスとして何とか生き延びるかと思われたマスターロゴスですが、今回で退場となり、ストリウスが真の黒幕として立ちはだかることになりました。
退場回にふさわしく、マスターロゴスは最後の力で暴れまくり、飛羽真を苦戦させることに。ここら辺は、さすが一度は神に近づいた男と言えるでしょうか。しっかし、今回は終始登場キャラが皆絶叫しまくってて、騒がしい一編だったなぁ…。
なお、前回（第39章）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
ユーリ経由で、タッセルがルナを発見したことを知り、喜ぶ飛羽真。しかし、この時点でまだ彼女を確保できていなかったことから、同時にそれは、マスターロゴスに狙われる危険性もあることを意味していました。同じ頃、サウザンベースを訪れていた神代兄妹は、その再興を誓いますが、突如現れたソロモン／マスターロゴスの攻撃を受け、凌牙がデュランダルとなって暴走。サーベラ／玲花のSOSを受けて亮と大秦寺が加勢しますが、一向に攻撃を止めることはできなかったのでした。今回の神代兄妹は、終始マスターロゴスの力に振り回されっぱなし。デュランダルは暴走して何度も自分を倒すよう懇願し、そんな彼を止めるべくサーベラたちも必死に戦いますが、結局フィーチャリングセイバーがソロモンを倒すまでは、ずっとそのままでした。解除方法がない洗脳攻撃という、地味に厄介な攻撃を仕掛けてきたソロモン。これ、もっと早い段階から上手い事使ってれば、もっと勝機を作れたんじゃないかな？あ、でも飛羽真たちに使った場合は今回の終盤みたいな展開になっちゃうし、結局あんまり意味ないのか…。
タッセルがルナと接触を果たしていた頃、マスターロゴスもさらなる行動を開始。それを察知した飛羽真たちは、森林で彼と対峙します。各々変身できる最強フォームで立ち向かうクロスセイバー／飛羽真たちですが、マスターロゴスは全知全能の書＝オムニワンダーライドブックの力を乱用。攻撃の雨あられを仕掛け、最光を封じ込んで強奪し、さらにブレイズとエスパーダを操ってクロスセイバーを攻撃します。圧倒的不利になるクロスセイバーたちでしたが、それでも彼らの心は折れませんでした。演じる相馬さんの喉がつぶれるんじゃないかと心配になるほど、絶叫してセリフを吐きまくり、そしてハデな攻撃を仕掛けて追い詰めてくるソロモン。意図してこうなったのか、あるいは偶然なのかは不明ですが、強さとしては神レベルのものを誇るのに、ソロモンの風格と性格が全く釣り合っていないのが、滑稽であると同時に憐れにも見えましたね。ブレイズ タテガミ氷獣戦記とかから指摘を受けて、わめきながらそれをかき消すさまは、もう自称神としての風格ゼロでしょこれ。「私に勝てる者などいないとなぜわからない！」とか言ってたけど、あんたセイバーに勝ったの登場回くらいでしょ…。とはいえ、かなりの強さを誇っているのもまた事実。クロスセイバーたちは、最光を実質人質に取られ、さらにブレイズやエスパーダが操られて窮地に陥りますが、決してソロモンに屈することはありませんでした。
クロスセイバーたち3人が、固い絆を根拠にソロモンに啖呵を切った時、各ワンダーライドブックが共鳴。すべてクロスセイバーのもとへと集まり、クロスセイバーはフィーチャリングセイバーへと強化変身します。ソロモンは相変わらずの調子で攻撃を繰り出しますが、フィーチャリングセイバーの前でそれらは無意味。最後は最強必殺技：銀河友情蹴烈破で撃破するのでした。致命傷を負ったマスターロゴスは撤退を余儀なくされるも、壊れたオムニワンダーライドブックの再生に成功。しかし、その時ある影が現れて…。終盤で登場、クロスセイバーの強化形態：フィーチャリングセイバー。クロスセイバーのデザインをベースに、タテガミ氷獣戦記とランプドアランジーナの意匠があしらわれており、まさに三位一体・3人の絆の力を感じる姿でした。これ、一切商品化情報とか出てないから、今回限りの最強フォームなのかなぁ？もし次回以降も出てくるのなら、商品画像内に登場しそうなものだし…。そうそう、あと必殺技が、なんだかとても『フォーゼ』味あるよね。そんなフィーチャリングセイバーの必殺技をまともに食らい、マスターロゴスは致命傷を食らって撤退。そんな中でも、オムニワンダーライドブックを再生し再起を誓いますが、それはストリウスの手で自分の命もろとも消し飛ばされるのでした。マスターロゴスはストリウスの手によって消され、彼が今度は黒幕として暗躍することに、なんかスゲェ「意外な悪役の登場！」みたいな感じでストリウス出てきてたけど、まあ彼がラスボスか、それに準ずる敵として終盤立ちはだかるんだろうなってことは、容易に予想がついたよね。
マスターロゴスが消えたことで、安全にルナを確保したタッセル。これで彼女と再会できると喜ぶ飛羽真だったが、当のタッセルはなかなか会わせようとしてくれない。いったいなぜか？今、2000年前の因縁が、彼の口から明かされる！
次回は、ルナの抱える事情、そしてタッセルの知る2000年前の出来事が明かされるお話になりそう。今回のお話で、タッセルは「ルナがワンダーワールドそのもの」みたいなこと言ってたけど、それってどういう意味なんだろう？
…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第16カイ ちょっとした感想」に続きます。
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