お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『魔進戦隊キラメイジャー』第31話 ちょっとした感想

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本心を伝える勇気

 

 

 

番組は変わって、『魔進戦隊キラメイジャー』です。

 

君にとって、大切なことを守りたいときは、我慢しなくてもいいんだよ―。今回はサブタイトル通り、キラメイジンとギガントドリラーが文字通り玩具になってしまい、それをゲストキャラクターである少年:龍生に拾われてしまうことからお話が展開していく構成に。最初こそギャグっぽい感じのお話になるのかなと思いましたが、後半になるにつれその予想とは異なる、グッとくる展開が用意されていました。個人的には、今までのお話の中で、一番“夢”のあるお話だなぁと感じましたね。

 

新型コロナウイルスの感染拡大や、玩具販促の都合など、もろもろのやむを得ない事情により挿入されたであろう今回のお話。しかし、荒川脚本はそういった制約の中で、素晴らしいお話を生み出してくれていました。いやぁ、やっぱりさすがですよ(謎の上から目線)。

 

なお、同日放送の『仮面ライダーセイバー(聖刃)』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

邪面師をあっという間に倒したのもつかの間、今度は街に邪面獣ピンチインアウトダガメスが出現。為朝たちはそれぞれの場所に戻り、また安易に魔進オラディンを呼び出すわけにもいかないことから、充瑠と宝路がそれぞれキラメイジンとギガントドリラーで出撃します。ところが、ピンチインアウトダガメスは厄介な能力を持っており、それにより彼らは玩具サイズまで小さくさせられ、気づけば草むらの中。何とか事態を呑み込んだ充瑠たちでしたが、今度は偶然通りがかった少年:龍生に、玩具として回収されてしまうのでした。今回は全体的に「制約」の作り方が上手く、序盤における充瑠と宝路の出撃も、「なぜ彼らがその装備で出撃しなければならなかったのか」を端的に設定していてGood。全く違和感がありませんでした。それにしても、充瑠たちの言い方やヨドンナの作戦から察するに、今回劇中にこそ登場しなかった邪面師は、完全に邪面獣を出現させるための捨て駒だったのかな…。こうして現れた邪面獣ピンチインアウトダガメスは、対象を大きくしたり小さくしたりできる、特殊能力に全振りの邪面獣。この能力により、キラメイジンとギガントドリラーは玩具サイズにまで小さくなってしまい、充瑠たちは大ピンチ。しかも、龍生に回収されたことで、ますますCARAT本部との連絡が取れなくなってしまいます。今回のゲストキャラクター:龍生は、母子家庭の少年。なぜ母子家庭なのかはわざと明かされていませんが、母に見えないところで一瞬見せる暗い表情が、彼の背負っているものを感じさせてくれました。

 

為朝たちとヨドンナ双方が、キラメイジンとギガントドリラー探しに躍起になる中、当の2体は龍生の自宅へ。玩具のふりをしていたため、彼に遊ばれて散々な目に遭いますが、彼が昼寝をしたのをチャンスに、密かに逃げ出そうとします。しかし、龍生の様子を察した充瑠は、あえてここに残ると宣言。わざと龍生を起こし、彼の本心を引き出すのでした。そんな時、母が帰ってきて…。龍生は目の前にあるメカたちがキラメイジャーのロボ(となるメカ)であることに全く気付いておらず、「科学特捜スーパー警備隊メカ」と勝手に命名し、ごっこ遊びを始めてしまいます。充瑠たちにとっては振り回されて迷惑極まりない行動ですが、このシーンにおける龍生は、本当に純粋にごっこ遊びを楽しんでおり、観ている者をほっこりさせてくれます。そうそう、誰しもこういうごっこ遊びしたよね。夢があったよなぁ…。こうして遊んでいるうちにつかれてしまったのか、龍生は片づけした後お昼寝。脱出を図る宝路たちに対し、充瑠はあえて龍生を叩き起こし、彼の本心を訊きだすのでした。龍生の様子を見て、彼がキラメキを持っている一方で、どこから暗い側面も抱えていることを見抜いていた充瑠。その暗い側面とは、母親を心配させたくないがゆえの我慢でした。寂しいという思いを抱えながらも、母を心配させたくないとずっと我慢していた龍生。このあたりはストレートな展開なのですが、やっぱりこういう話は、グッとくるよね…。

 

龍生と母が言い争いをしている中、邪面獣ピンチインアウトダガメスが再び出現。それを知った充瑠は、宝路にこの場を任せ、自身はCARAT本部へ向かいます。何とかキラフルゴーアローのみ元のサイズに戻すことに成功したため、それは戦闘に苦しむキラメイイエローたちのもとへ。これにより彼らは魔進オラディンたちを召喚してグレイトフルフェニックスでピンチインアウトダガメスを撃破。充瑠たちも元に戻り、彼らの活躍により龍生と母の絆もより深いものになっていたのでした。ピンチインアウトダガメスにより小さくさせられた充瑠たちでしたが、無鈴の技術でなんとかキラフルゴーアローだけは元のサイズに戻すことに成功。これによりキラメイイエローたちは一気に形勢逆転し、ピンチインアウトダガメスを倒します。キラメイジンもギガントドリラーも行方不明で戦えない!という時に現れるキラフルゴーアロー!ゴーキラメイイエローとゴーキラメイブルーがそれぞれ初搭乗して撃破!ここら辺の制約とその盛り上がりの描き方もGoodでしたね~。でも君たち、キングエクスプレスザビューンの存在すっかり忘れてたよね…。このような戦闘と同時並行で描かれていたのが、龍生と母のやり取り。彼は充瑠の言葉通り、自分の思いを素直に母に伝え、それにより相互理解が深まっていきます。最後は夕陽をバックに立つキラメイジンとギガントドリラーが見守る中、龍生と母が抱き合ってEND。今回は、本当にいろんなものがあふれていた一編でした。

 

 

 

小夜がデートに誘われた!?誘ってきた彼女の同級生:日下の真意が気になる中、ナゾカケ邪面が現れた。小夜を除くメンバーが出撃したものの、邪面師は想像の斜め上の厄介さを持つ邪面師で…。

 

次回は小夜がメインのお話か。ナゾカケ邪面の声にねずっちが起用されているってことは、かなりナゾカケの方にも力が入れられてるってことなのかな…?

 

 

 

 

 

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