お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『太陽の勇者ファイバード』ちょっとした感想 Sunrise.3(第7~9話)

今回は、太陽の勇者ファイバード』の感想記事第3回目です
 
うすうす感付いてはいたものの、シュラやゾルの背後にDr.ジャンゴとドライアスがいることに確証を持てていなかったケンタたち。今回はジャンゴなどの敵側がケンタたちの前に自ら姿を現し、ケンタたちの中でも“敵”の存在が明確になることになります。ジャンゴがケンタたちの前に姿を現すお話は、彼の研究功績の実態をほのめかせており、興味深い終わり方になっていると感じましたね。
 

第7話「勇太郎と宝石泥棒」

1991年3月16日放送
登場した敵他:スタンギアー(メカ獣)
「だけど、今度のことで僕は、地球人がますます好きになったよ。」
 
STORY:ペルシャの秘宝展に展示してある、真紅のダイヤモンドを見に行ったケンタたち。ところがその展示を見ている間に、勇太郎が行方不明になってしまう。勇太郎のためにとわざと彼を放っておいて帰る博士だったが、なんと勇太郎は宝石泥棒の一味と行動を共にしていた!そしてその翌日、秘宝展はシュラたちにより襲撃を受け、紅蓮の炎に包まれる。その場に居合わせたケンタたちがピンチだ!勇太郎とガードチームは、ケンタたちを救えるか!?
 
準レギュラーとして今後何度か登場する、一平と五郎のデビュー回。全体的にはギャグ回のノリで、人を疑うということをほとんど知らない勇太郎に笑わされます。しかし、中盤以降の一平たちがケンタたちに協力していく様は、具体的に明言されていませんが、強いメッセージ性を感じましたね

ペルシャの秘宝展に行ったケンタたち。その目的は、真紅のダイヤモンドの展示を見ること。ところが佐津田刑事に追い回されている間に勇太郎はケンタたちとはぐれてしまい、偶然出会った一平と五郎と行動を共にすることに。同じ頃Dr.ジャンゴは、レーザービーム砲完成のために、そのダイヤを狙っていました。30億円強奪事件の犯人だと疑っているため、何かと天野博士に対していちゃもんをつけてくる佐津田刑事。今回も博士のある人ことをきっかけに騒ぎ立て、彼らを追い回します。「こんな結晶(宝石)が欲しいなぁ」という発言だけで窃盗未遂で逮捕しようだなんて、佐津田刑事もさすがにちょっと無理があるんだよなぁ。佐津田刑事からケンタたちが逃げ回ったことで、置いてけぼりにされてはぐれてしまった勇太郎。自分が迷子だと自覚したとき、男子トイレで宝石強奪を企む一平と五郎に遭遇。彼らのあからさますぎる演技をうのみにした勇太郎は、彼らに同行することになります。一平と五郎は、どうやら金銭面の事情により宝石強奪を計画した様子。勇太郎に出くわしたことで取り乱し、ナイフで脅そうとしますが当然それは勇太郎には通用せず。代わりにわざとらしすぎる泣きの演技をして、勇太郎を仲間に引き入れます。勇太郎は人を疑うということをまだ知らないため、一平と五郎の演技を真に受けて彼らについていくことに。人が良すぎるのも問題だぞ…

館内放送を使って勇太郎を呼び出すも、見つからないためわざと彼を放置して帰る天野博士。その頃勇太郎は。一平と五郎に同行し彼らとともに生活をしていました。一平たちのためにあれこれ尽くす勇太郎。そして宝石強奪の決行日がやってきて、勇太郎は彼らとともにビルに侵入しますが…。全館に館内放送をかけ、勇太郎を探す天野博士。しかし見つからなかったため、「可愛い子には旅をさせよ」ということでわざと彼を置いて帰ることにします。ここで博士は、ケンタがリスターで通信しようとするのも止めますが、ここでちゃんと通信しとけば勇太郎が見つかったかもしれないのになぁ。一方、一平たちについていった勇太郎は、本気で彼らのことをかわいそうに思い、夕食を作ってあげたり朝食の材料を買ってきたりなど、献身的に行動。ただし、彼の作る料理は栄養バランスが完璧なぶん、味は最悪なものでした。「今どきこんな人がいるんだなぁ」と、半ばあきれ気味な感じで褒められる勇太郎。勇太郎もよくここまで付き合ってられるよなぁ。そしてその翌日、ついに宝石強奪を決行することにした一平たちは、勇太郎を連れてビルに侵入。清掃員に成りすましますが、勇太郎に計画がバレてしまったことで説教を食らってしまいます。世の中には平和のために戦っている人もいるんだとして、悪いことは絶対によくないと説く勇太郎。このシーン、一平が言うように、妙な説得力とカリスマ性がありましたね

自暴自棄になった一平が強奪を強行しようとしたとき、シュラたちが秘宝展の会場を強襲。会場を火の海で包むと同時に、勇太郎を探しに来ていたケンタとハルカを人質に取ります。駆け付けた勇太郎もケンタたちを盾にされて攻撃ができませんでしたが、一平と五郎のアシストにより危機を脱出。ケンタたちを逃がして自身はファイバードとなってメカ獣に立ち向かいます。ジャンゴの命令でレーザービーム砲のために真紅のダイヤモンドを狙っていたシュラは、秘宝展を襲撃。会場を火の海にして、さらにはケンタたちを人質に取るという行動に出ます。人質を取られたことにより、思ったように攻撃ができない勇太郎。テシターたちにされるがままにやられてしまいます。今までの勇太郎は、飛び込んで来るや否や猛烈なスピードで敵を蹴散らしていたため、このような描写は新鮮に感じましたね。このような勇太郎の危機を救ったのが、あの一平と五郎。彼らは勇気を振り絞ってシュラに突撃し、ケンタたちを解放することに成功。これにより形勢逆転した勇太郎は、シュラを蹴り飛ばします。そして現れたメカ獣に対して、ファイバードとなるのでした。
 
清掃用のゴンドラに避難したケンタたちでしたが、それはメカ獣の攻撃を受けて転落寸前に。その窮地を救ったのは、駆け付けたガードレスキューでした。その後ガードスターとガードレスキューが到着したことにより、ガードチームが集結。その支援を受けながらファイバードは武装合体ファイバードへと合体し、メカ獣にトドメを刺すのでした。高層ビル用の清掃ゴンドラからケンタたちを救ったのは、ガードファイヤー。その救出方法は、自身が持つはしごを利用するのではなく、なんとロボット形態に変形してゴンドラを抱え、ビルとビルの間に足を引っかけて停止するという方法でした。このムチャクチャすぎる救助方法、嫌いじゃないですね~。ガードチームは、3体それぞれメカ獣に攻撃を浴びせるも、ガーディオンには合体せず。メカ獣との決着は、武装合体ファイバードがつけることになりました。ここでガーディオンが登場してもよかったんじゃないかと思いましたが、さすがに時間がなかったのかなぁ。そしてラストシーン。真紅のダイヤモンドの代わりに別の宝石を盗んだことで、佐津田刑事に追われる一平と五郎。そんな彼らを見ながら、勇太郎は「今度のことで僕は、地球人がますます好きになった」と発言します。一見悪いヤツと思われた人間も、やはりどこかに優しい心を持っている。勇太郎は、今回の一件における一平と五郎を見て、そういったことを感じたのでしょう
 
 
 

第8話「悪魔の追跡」

1991年3月23日放送
登場した敵他:スタンギアー(ホログラフィー)、ダビアス(メカ獣)
「休みでこんないい天気だってのに、ウチで黙って勉強なんかしてるヤツはバカだよ。」
 
STORY:天野博士が新しい発明をしている最中に、事件発生。現場にファイヤージェットで急行した勇太郎たちだったが、メカ獣は消えてしまった。この事件は、Dr.ジャンゴがある目的のために起こした事件だったが、発信機が偶然ハルカの手に渡ってしまったことで、シュラはメカ獣とともにケンタたちのいる牧場に出現。ファイバードの基地だと勘違いして暴れ出してしまった!勇太郎とケンタの正体は、シュラたちやマスコミにバレてしまうのだろうか!?
 
周囲の人々には正体を知られないように活動している勇太郎たち。今回は、そんな勇太郎たちの正体がマスコミやシュラたちにバレそうになるお話です。「悪魔の追跡」というサブタイトルは、後述する発信機によるDr.ジャンゴたちのファイバード追跡と、モモコによる勇太郎の正体の究明という2つの意味を掛け合わせている…のかな?
 
連日テレビで特集されるファイバードたちの活躍。ニュースの中でケンタは「謎のヘルメット少年」と紹介されて大喜び。その翌日、彼は天野博士のもとを訪れますが、博士の発明品について話を聞いている間に事件が発生。勇太郎とともに現場に急行しますが、出現したはずのメカ獣は跡形もなく消えてしまうのでした。テレビでは人々を助けメカ獣と戦うファイバードたちの話題で持ち切り。ファイバードたちが自ら名乗るということをしていないので「正体不明のロボット」という扱いですが、マスコミはかなりの写真や映像を入手して正体究明に当たっているようです。勇太郎とケンタの姿ががっつり映ってる写真(おそらく第2話当たりで撮影されたもの)が全国放送で流れちゃってるけど、これでもなぜか正体がバレないのは…まあこういった番組のお約束ですよね。その翌日、ケンタが天野博士のもとを訪れますが、博士の家のテレビは全く使い物にならず。それもそのはず、博士が開発中のミラクルウォーターの開発により妨害電波が発生しており、テレビ電波を受信できないからでした。水から栄養満点のドリンクを合成するのに、なぜ妨害電波が発生するのかは一切不明。しかし、この妨害電波が後々の展開で役に立つことになりました。博士の研究の最中にマイナスエネルギーを感知した勇太郎たちは、ファイヤージェットで現場に急行。メカ獣に遭遇しますが、攻撃する前に跡形もなく消えてしまいます。実は、ファイヤージェットをおびき出すことこそシュラたちの目的でした。このシーンでは、ファイヤージェットの活躍が少し長めに描写。ファイヤージェットは毎回登場しているメカニックですが、今回のように全体のディテールがはっきりとわかるようなシーンは珍しい気がしますね。そんなファイヤージェットをシュラがわざとおびき出した理由は、発信機を取り付けてファイバードたちの基地を特定するため。なるほど、Dr.ジャンゴも考えたな…

Dr.ジャンゴは発信機による基地特定作戦に自信を持っていましたが、基地の特定には失敗。同じ頃、研究所に帰還した勇太郎たちは、研究等のため手が離せない博士を置いて、翌日ピクニックに行くことに決めます。チャンプがどこからか拾ってきたアクセサリーをつけて、ご機嫌なハルカでしたが…。完璧だと思われていた発信機による作戦は、海上で突然発信が途絶えたことにより失敗。その理由は、研究所自体がミラクルウォーター開発のため妨害電波に包まれていたからでした。博士がミラクルウォーターの研究をしていなければ、危うく宇宙警備隊の本拠地が敵にバレかねなかった今回のお話。博士の研究って、毎回なんだかんだで役に立っていますよね。その発信機は、ファイヤージェットのメンテナンス中にお掃除ロボットが落としてしまい、それを拾ったチャンプがハルカの元へ。この展開が後半で騒動を巻き起こすことになります

翌日、ピクニック先として選んだ牧場にやってきたケンタたち。牛の乳しぼり体験などを楽しむ彼らでしたが、発信機をたどってここを宇宙警備隊の基地だと勘違いしたシュラが牧場を襲撃。牧場はパニックに陥ります。おまけに、勇太郎たちの正体を突き止めようとモモコたちも彼らのことを密かに尾行していたのでした。膨大な映像データの中から勇太郎に似た人物を割り出し、天野平和科学研究所にいるさえない助手が勇太郎ではないかという推測をするモモコ。ここまでの彼女の読みは良かったのですが、勇太郎の奇行を目の当たりにしてその考えを取り下げてしまいます。そりゃあ、あこがれのヒーローだと思っていた人が、目の前で乳牛から直接お乳吸ってるところ見たら、そんな考え方もぶっ飛んじゃうよなぁ…。勇太郎たちは牧場でのピクニックを楽しみますが、勇太郎はまだまだ地球の文化をわかっていないため、先述したような奇行に走ることに。乳牛のお乳を直接吸って「これこそミラクルウォーターだ!」と感動する勇太郎。表現としては間違ってないけど、笑っちゃいますよね。そんな彼らのもとをメカ獣で襲撃したのがシュラ。彼は本気でここが宇宙警備隊の本拠地であると思い込み、総攻撃をかけてきます。勇太郎とシュラのバトルでは、特に人質を取られているわけでもないのに、珍しく勇太郎がシュラに苦戦する場面が観られました。
 
勇太郎に思いっきり投げ飛ばされたシュラは、メカ獣に乗って反撃。攻撃を受ける勇太郎でしたが、そこへバロンチームが駆け付け窮地を脱出。勇太郎はファイバードになり、メカ獣にとどめを刺しました。そして、博士の開発したミラクルウォーターの結果は…。シュラが今回操っていたメカ獣は、UFO型をしたメカ獣。その特性を生かした素早い攻撃が印象に残りましたね。そんなシュラは、ファイバードに「ここは基地ではない」ということを指摘されて、初めて自分が勘違いしていたことに気づきます。視聴者がビックリするくらいのオーバーな感じで驚くシュラ。本当にこんなのどかなところに基地があると思ってたのかよ!まあ、『ウルトラマンA』では牧場の真下から巨大メカが発進したりするので、ありえないというワケではないですけどね。武装合体ファイバードによって決着がついた後、研究所に戻ったケンタたちが目の当たりにしたのは、ミラクルウォーターを温泉代わりにして入浴する博士の姿。ミラクルウォーターの成分が硫黄泉に酷似していることに気づいた博士は、飲むことをあきらめた代わりに入浴することで成分を摂取できると考えたのでした。ケンタたちにも入浴を勧めてくる博士。「ハルカも一緒に入ろう」だなんて、そりゃさすがにデリカシーなさすぎるぞ!
 
 
 

第9話「わしがDr.(ドクター)ジャンゴだ!」

1991年3月30日放送
登場した敵他:バーバス(メカ獣)
「ワシの声とDr.ジャンゴの顔を、全地球人に覚えさせろ!」
 
STORY:ノーベル物理学賞の受賞者発表式。そこに突然乱入してきたのは、あのDr.ジャンゴだった。Dr.ジャンゴは、自身が開発したというGP液で選考委員会を脅迫。すべてのノーベル賞をほしいままにしようとし、さらにはテレビ中継を使って自身とドライアスとの関係、そして自分勝手な要求を突き付けてきた!この横暴を黙って見ているわけにはいかない勇太郎たち。彼らはジャンゴの野望を打ち砕き、ノーベル賞の名誉を守ることができるのか!?
 
Dr.ジャンゴ、とうとう人類に宣戦布告か?今回はサブタイトルからも明らかなとおり、ジャンゴをメインに据えたお話に。ノーベル賞受賞者発表式という舞台を用いて、ジャンゴが自身のことについて語り、そしてドライアスらの存在に言及するなど、物語としては少し重要なお話でもありました。まあ、ジャンゴの目的自体は子供っぽかったけど…。
 
新聞を読み、本日ノーベル賞の受賞者発表式があることを知る勇太郎。ケンタたちとともにそのテレビ中継を観ますが、なんとそこへあのDr.ジャンゴが乱入。大量のテシターを連れて会場を制圧し、自身にすべてのノーベル賞を受賞させろと迫ります。日本語を勉強するためか、声に出しながら新聞を読む勇太郎。彼は漢字の読み方自体は覚え始めているようですが、音読みと訓読み等の区別がつけきれていないため、読み方がめちゃくちゃ。ケンタたちに指摘されながら、徐々にそれを覚えていきます。文字自体に複数の読み方がある漢字は、日本人や中国人以外の外国人等には理解がしにくいらしい。ましてや、宇宙人であるファイバードなら、すぐ覚えられないのもなおさらですよね。その後、テレビでノーベル賞の受賞者発表式を観ていた勇太郎たちの目に飛び込んできたのは、乱入してきたジャンゴと、彼の身勝手極まりない演説。天野博士からの指摘によって、勇太郎たちは初めて彼こそがドライアスと手を組んだあのジャンゴであることを知ります。今までは話すパートが少なかったような気がするジャンゴでしたが、今回は彼の活躍は長め。彼の行動や言動を観ていると、なんとなく天野博士とノリが似ているところがありますね。なんか思ったより子供っぽい人だなぁ。名誉欲に走るジャンゴに対し、天野博士は(実際はちょっとほしいけど)ノーベル賞に興味なさげ。研究に没頭します。今回開発したのは寝ながらでも食事ができる装置。ビックリするくらい大真面目に驚き感動する勇太郎が、少し笑えます

ジャンゴの要求に対し、当然首を縦に振らないノーベル賞選考委員会。そんな彼らに対し、ジャンゴは自身の発明を見せて会場を驚かせ、もし自分を受賞させなければその発明を悪用すると脅迫します。この行為を観た勇太郎とケンタは、すぐさまファイヤージェットに乗ってノルウェーへ向かうのでした。ジャンゴが自身の研究成果として出したのは、建物など何でも溶かすという特殊溶液:GP液。ジャンゴはビルの解体用等にこの液体を開発したと豪語していましたが、実際は天野博士が作った研究の盗用でした。これを受けた天野博士は、かつての自分の研究論文を引っ張り出し、中和剤の製造に取り掛かります。このGP液を実際に発明した天野博士と、それを盗用したジャンゴ。お話は前後しますが、それぞれの行動や結末がこのお話内で描かれることになります。その対比が面白く感じましたね。そんなGP液を世界中にばらまくと言い、ノーベル賞選考委員会を脅迫するジャンゴ。この選考委員会の委員長の声をドライアス役である郷里大輔さんがされているので(声色を変えているがすぐわかる)、ドライアスがジャンゴにビビっているようにも聞こえてなんだか面白かったです
 
GP液を各地にばらまき、次々と被害を出すジャンゴ。この横暴の前に選考委員会はついに彼の要求に屈することになりますが、その発表式の最中に勇太郎とケンタが乱入。勇太郎に追い詰められたジャンゴはメカ獣に乗り込んで暴れ始め、勇太郎はファイバードとなってそれを追跡します。敵と対峙するとべらんめぇ口調になる勇太郎ですが、今回の彼はそれに一層磨きがかかり(?)とてもカッコいいシーンになっています。各家庭に自分の顔写真を飾り拝むよう要求するジャンゴに対し、「てめぇの顔なんざ1秒たりとも見たかねぇ!」と堂々と突っぱねる勇太郎。この強気に出てる感じが最高ですね。このシーンの後ファイバードとメカ獣の戦闘シーンに入りますが、今回は戦闘シーンにも工夫が見られ、「敵の上にまたがりながらファイバードが空中戦を繰り広げる」という、今まで見られなかった戦い方をしています。飛行型のメカなんだから、ファイバードが飛行しながら追撃するという戦い方でもよかったんじゃないかなぁ…と思いましたが、あれっ、ファイバードってそんなに長時間飛んでられないんだっけ?そんな戦闘シーンの合間合間では、佐津田刑事がテシターたちの攻撃を避けたりする描写が。ええっ、なんで佐津田刑事がノルウェーにいるの!?

敵の吐き出すGP液に苦しめられるファイバード。とうとうジャンゴはやけを起こして受賞者発表式の会場までをも襲い始めますが、そこへ中和剤を搭載したサンダージェットが到着。中和剤を大量投下してGP液の被害を食い止めます。そして、メカ獣は武装合体ファイバードの必殺技によって爆発。命からがら逃げらしたジャンゴでしたが、彼はあるものを失っていたのでした。ピンチのファイバードのもとに駆け付けたのが、サンダージェット。彼はカプセルに込められた中和剤をこれでもかというほど投下し、GP液による被害を食い止めます。また、GP液で被害を受けた受賞者発表式会場の避難誘導で好アシストを見せたのがガードスター。佐津田刑事を徹底的にサポートし、途中彼と敬礼をかわしあいます。ガードスターの働きっぷりを見て、ぜひ部下にしたいと感動する佐津田刑事。ガードスターの正体が自分のパトカーだと彼が気づくのは…まだ先のことですね。そして最後、何とか逃げ出してきたジャンゴが気づいたのは、メカ獣自体が木っ端微塵に粉砕されたことにより、GP液のデータがなくなってしまったこと。シュラに発明したのにまた作れないのかということを言われますが、ジャンゴはうつむいているだけでした。このジャンゴの行動こそ、実際のGP液の開発者が天野博士であったことの視聴者に対する証明と言えるでしょう。所詮は研究を盗用しただけだったから、その元データがなければ作り直せないと―
 
 
 
 
 
 
今回はここまで。次回は第10話から第12話をご紹介予定です。来週も、世界平和だ!
 
 
 
 
 

◎今日の勇者ソング◎

 
今日ご紹介するのは、1991年放送の太陽の勇者ファイバード』使用曲「ガードチーム出動せよ」です。
 
ガードチーム各メンバーの登場や出撃シーン、あるいはガーディオンへの合体シーン等で使用されたBGM。バロンチームのBGMよりも劇中では聞くことが多く、印象に残っているBGMの1つですね。
 
音楽が軽快な印象を受けるこのBGM。堅い感じのバロンチームと比べて、様々な性格のロボが集まったガードチームをよく表現しているといえるでしょう。そしてのちのち、このチームに追加戦士が―!
 
 
 


Brave of the Sun Fighbird OST 1 Tracks 14-17

 

 

 

それではまた次回、お会いしましょう!

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

Twitterやってます。よろしければ閲覧&フォローの方お願いします

twitter.com