お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第59話 ちょっとした感想


トリニティー組のナイスアシスト






夢とは、あればあるほど、持てば持つほど、ツラく厳しいものだと思うのです。今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、スザクとのバトル回。しかしお話の中心となったのは、前回のハヤトたちの遭遇した現実に対して、ギンたちトリニティー組が策を考え、メンバーの絆を固くするというものでした


スザクとのバトルは最後まで描かれず、セイリュウが彼女のもとに飛び込んだもののどうなったかは不明という展開に。詳しくは後述しますが、あれは意図的な演出だったのかなぁ。それとも、単に尺が足りなかったからか…?





前回、巨大怪物体との戦闘後に、ハヤトたちの前に姿を現したイザ。彼は自ら交渉の道を閉ざし、その場から撤収します。自分たちのかつての仲間が敵であることが確定したことで、暗い顔になるホクトたち。そんな彼らのもとを訪れたのはギンたちトリニティー組でした。一方、ソウギョクから声をかけられたスザクは…。自ら交渉の道を絶ち、ハヤトたちにもう交戦の道しかないのかと思わせるような発言をするイザ。しかしその直後のスザクの表情から察するに、この発言が彼の本心なのか疑わしい面もあります。イザの本心はどうなんだろうなぁ。ただ、当然キトラルザス側の事情がハヤトたちにわかるはずもなく、彼らは帰還するもイザの発言を受けて暗い顔に。そんな時に現れたのが、久しぶりに京都支部にやって来たギン・ジョウ・タカトラのトリニティー組でした。3人そろってとしては久しぶりの登場となったギンたち。いつも門司支部に出入りしていたのですっかり忘れてましたが、そうかギンとジョウは京都支部所属でしたね。彼らの口癖は「ぶち○○〇」ですが、今回は特にその使用頻度が高かったような気が…


リュウジの口等から、今回の事情を聞いたギンたち。彼らはハヤトたちに何かできないかと考え始め、京都鉄道博物館内を歩き回ります。同じ頃、ソウギョクからセイリュウの処遇の予定について聞かされていたスザクは、何かを決意するような表情を見せるのでした。リュウジから、イザの正体はホクトと出水指令長のかつての仲間:イサブロウであることを知らされるギンたち。ここから彼らは夢に関するお話をし始めますが、タカトラの発言をきっかけに、彼らは“夢”に対して興味深い解釈をしだします。子供向け作品に限らず、たいていのお話では「夢を持つこと=とにかくいいこと」と捉えられがち。しかし今回のお話の場合、「夢を持つことは単にいいことばかりではなく、むしろそれを持つほどツラく厳しいものになる」としています。ギン・ジョウそしてタカトラも、親の背中を見て同じ職業を志した人間。それゆえに彼らは、その夢を実現するまでの修行や努力と言った苦労を身に染みて理解しており、「夢を持つことは単純にいいことばかりではない」とも考えるようになっていました。夢を持つこと自体は否定せず、その代わりそれには代償が伴うこともあると説く今回の描写。こういうのを盛り込んでくるのが、『シンカリオン』の侮れないところなんですよね~。一方スザクは、ソウギョクからセイリュウの処遇の予定を聞かされて厳しい表情になり、何かを決意します。人間界になじんでいくセイリュウを、陰ながら見守り続けていた彼女。そう、彼女のとる選択は―!


ハヤトたちの気分を変えようと、ギンたちが考え出したのは鍋料理作戦。彼らが3人で協力し合って鍋を作り、それをハヤトたちとか囲って食べ始めます。自然と会話が弾み、身も心も温かになっていくハヤトたち。そんな時、巨大怪物体出現の報せが入ります。サブタイトルにも挿入されている“鍋”は、このシーンで登場。ギンたちがハヤトたちのために鍋料理を作り、それにより彼らの絆が深まり、さらにセイリュウが家族の概念(出水指令長がかつてゲンブに話したことを含む)を理解するというものでした。タカトラや出水指令長が言うように、世界各地にも鍋を使った料理がありますが、1つの鍋をダベりながら皆でつつくというのは、考えてみると珍しい文化ですよね。そしていつも通り、一口食べただけでどんな食材を使ってそれがどのような味を生み出しているかを詳細に語る出水指令長。ホント、この人いったいどこを目指してるんだろう


現地に急行するハヤトたち。そんな彼らを待ち受けていた巨大怪物体の正体は、なんとあのスザクでした。広範囲を攻撃を仕掛けてくる彼女に対し、タツミはE5×ドクターイエローによるウルトラグランクロスの発射を進言しますが、リュウジはそれを制止。さらにセイリュウがスザクの本心に気づいたことから、彼をなんとかスザクの本体に突入させるための作戦が始まります。ハヤトたちの協力を得て、ブラックシンカリオン紅になって突入したセイリュウ。彼を待っていたのは―。今回現れた巨大怪物体の正体はスザク。彼女は幹部らしい炎による広範囲攻撃でハヤトたちを苦しめますが、それ以上攻撃してこようとはしませんでした。そう、彼女は本当はハヤトたちを倒そうとはしておらず、セイリュウを守るために自分が身代わりになろうとしていました。それを察したセイリュウ、そしてセイリュウの気づきを受けたハヤトたちは、セイリュウをスザクのもとに突入させるべく作戦を変更。捕縛フィールド内の通路を切断してスロープにし、それを利用してセイリュウを突入させるのでした。スザクも登場当初は「人の心を利用してやる!」なんて感じのキャラだったのに、すっかりセイリュウのお姉さん的存在に代わりましたね。そして、そんな彼女を必死に救おうとするセイリュウがまた泣けるんだよなぁ。その後セイリュウは、スザクに突入した際家族について説き、彼女を救うために尽力しますが―。キトラルザスにとっては理解しにくい概念である家族。それをセイリュウは、今回経験した鍋料理のことを交えて語ります。このシーンがまたよかった!でも、そのあとスザクがどうなったのか描かれてないんだよなぁ。やっぱり石化してしまったのでしょうか。しかし、そうなるとラストシーンのハヤトの明るい反応とはつながりにくいし、何かしらの“救い”があったことは間違いないでしょう





交渉の道が閉ざされてもなお、イザ=イサブロウとの話し合いをあきらめたくないホクト。ハヤトとともに桜島に突入するが、そのカギとなるのは…アカギ!?


次回、アカギ二度目の主役回か?E5はやぶさと500こだまが同時出撃するのなら、久しぶりにE5×500も見せてほしいよなぁ!









 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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