ミニカーのブランドとしては、種類も知名度もトップクラスのトミカ。この「広島電鉄650形」は、通常のトミカでは久々の電車系のラインナップとなりました。ロングタイプの方では新幹線などが商品化されていますが、通常版の方でも電車系が復活するとはなぁ
スケールは1/162サイズと、鉄道模型のNゲージよりもさらに小ぶりなサイズで設計。でも、なんだか鉄道模型のそれよりも大きく感じます。やっぱり、プラスチックではなく亜鉛合金でできているが故の重量感のおかげかな?
子会社に鉄道模型メーカーのトミーテックを抱えるタカラトミーというだけあって、鉄道模型ほどではないけれども、それに負けないくらいディテールはバッチリ。塗装の乱れなども一切なく、車体番号である「651」もキッチリとタンポ印刷で表現されています。ここら辺は、さすがタカラトミーというべきでしょうか
ギミックらしいギミックは、下部についている車輪での転がし遊びと、屋根のZパンタグラフの可動。Zパンタの可動はできれば2段階にしてほしかったですが、それをやると架線との接触部分の耐久性が落ちてしまうでしょうから、まあ仕方ないですね。
ちなみに、この広電650形系列は、鉄道ファンなどの間では「被爆電車」として有名な車両。戦時中に製造された650形は、1945年8月の広島原爆投下の際に被災。もちろん被害は受けましたが、その後修理され、不死鳥のごとく復活。一部は今日に至るまで走り続けています。
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