世の中のドラマには、コメディタッチのものもあればドがつくほどのシリアスものもある。
頭空っぽにして笑い飛ばせるものもあれば、「なんでフィクションの世界でもこんなに辛い思いをしなければならないんだ」というくらいのドロドロなものもある。
その傾向は、特撮作品でも似たものが見られるといえるでしょう。
ドラマの中で時々出てくるのは別に問題ないのですが、ストーリーを通してギスギスしてたり内容が重いものは、言葉にしがたい独特のもどかしさを感じて、何とも言えない気持ちになるのです。
例えば、『鳥人戦隊ジェットマン』。
特撮ファンに限らずブラックコンドル:結城凱の人気が高いですが、私はどうも彼の素直じゃない感じが好きになれません(でも、実際カッコいいお人だとは感じますけどね)。
同じく、『ウルトラマンネクサス』。
『ジェットマン』と同じくシリーズ中トップクラスで好きなデザインですが、ストーリー展開はどうも馴染めない。内容的に仕方ないとはいえ、特に序盤はこれでもかというくらい孤門と姫矢には重い運命が待ち受けています。
でも、そういったものを描いてるからこそ、姫矢が残した「光は絆だ―」のセリフは美しくかつ頼れる言葉のように感じるし、松永管理官と娘の話(第33・34話)では「この人にもこんな一面があったんだな」と感じるし、最終回の孤門変身シーンはもう言葉には形容しがたい感動を得ることができるのです
シリアスものっていうのは、私にとっては一種の修行みたいなもんなのかなぁと思います。これを乗り越えたら、いいことが待っている―って感じの。
まあ制作側はそんなことは思って作ってないでしょうが、こんな風に感じちゃうなんて、やっぱり私は変な人間なのかなぁ…。
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、2005年放送の『魔法戦隊マジレンジャー』挿入歌「魔神合体!マジキング」です。
マジレンジャーの1号ロボ:マジキングのテーマソング。
マジキングの何に驚いたかって、合体するマジマジンの1つ1つの大きさにあまりにも差があったことですね。当時今までの戦隊の合体マシンって、1つ1つはそこまでかけ離れるくらいの大きさの差があるのってほとんどなかったから…。
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