お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

2016年卒の就活回顧録


来週の3月1日より、2017年卒業予定の大学生たちの就職活動が解禁になります。


自分は2016年卒であり、就活本格解禁からちょうど1年くらい経つと思うと、「もう1年かぁ…」と感じます


解禁の数年前から「2016年卒は内定解禁が8月解禁になる」と報道されまくり、「ゆとり世代末期」と揶揄され続けてきた我々の世代。今回は2016年卒の就活を簡単に振り返えることにしましょう。





①~2015年3月
まず言っておきたいのは、報道等で知っている方も多いでしょうが「就活解禁時期も内定解禁時期も実質的に全部嘘っぱちだった」ということです
「企業の採用活動は3月解禁」というのはもはや建前。我々の就活は実質的に2014年の8月頃からスタートしていました。そう、インターンシップと言うヤツですね。


この時企業は「学生に就業体験をさせる」など言い訳していましたが、実際は早い段階からめぼしい学生をピックアップしておくための口実でした。


だって考えてもみてください。もし純粋に学生に就業体験をさせたいのであれば、インターンシップの参加者なんか先着順にすればいいのです。なぜ就職試験と同等のSPIを受けさせたり、面接を複数回する必要があるのでしょうか?


そんなこんなで私もとある企業のインターンシップに参加。私の参加したインターンシップは夏以外にも就活解禁直前まで複数回あり、そのたびに「厳正なる抽選」という名のブラックボックスによって参加者がどんどん絞られていきました(私は幸か不幸か最後のインターンシップまで残りましたが、結局私はその企業には行きませんでした)。


私の参加したインターンシップはまだ就業体験っぽい要素が残っていましたが、企業によっては新卒者研修ばりの内容をガッツリやっていたところも。


私の友人が行ったある企業のインターンシップは、数日間その企業が所有するセミナーハウスにカンヅメ状態になり、人事担当者と寝食をともにしながらインターンシップをしたようです


やがて年が明けると、大学内や就活ナビサイトによる企業説明会も開催。


就活がまだ解禁されていないので採用情報はボカして説明していたものの、おそらく内容的には2015年卒の時の企業説明会と変わらなかったことでしょう。


こうして、いよいよ就活解禁の2015年3月がやってきます。





②2015年3月~7月
3月1日になると、一斉に就活が解禁になります。


私が住んでいるのは関西地方なので、合同企業説明会は基本的に大阪市内で開催されていました。


当時はなぜか関東圏よりも関西圏の方が合同企業説明会の開催日が早く(大阪が3月1日、東京が3月4日だと鮮明に記憶しています)、インテックス大阪が芋の子を洗うようになっていました



合説が始まったと思った束の間、もう3月下旬~4月になると中小・準大手企業において水面下でES提出やSPI試験といった「採用活動」が始まります。


おそらく我々の世代のほとんどが「企業側が8月解禁を律儀に守ることはないだろう」とは考えていたでしょうが、ここまで2015年卒と変わらない採用パターンになるとは思いませんでした。


そして早いところでは4月中旬から「懇談会」や「面談」という名前にかこつけた面接が始まり、5月上旬には内々定が出ます。その後はのちにニュースで何度も話題になる「オワハラ」が始まることになります


「2015年卒とほとんど採用スケジュールが変わらないなら特に問題はないんじゃないか」と感じる人もいるでしょうが、我々の世代の場合それを各企業側が水面下でひた隠しに隠して選考を行っていたもんですから、タチが悪いとしか言いようがありません。


また、6月頃からは大手企業でもSPI試験等が秘密裏に(?)開始されました。





③2015年8月~
さて8月1日になると、企業側―特に大手企業側が面接を解禁します。


一部の大手企業は先述したような「懇談会」や「面談」と言ったことを行っていましたが、私が知る限り大半の大手企業は面接解禁時期を守りましたね。


しかし、その採用スケジュールが速い速い。多くの大手企業は複数面接を一気に行ってしまい、8月中旬のお盆直前直後にはいったん内定を出しきるという状態になったのです。


これにより中小・準大手企業の内定辞退が続出。その流れは一部大手企業にも波及し、8月からはそれらの企業の二次募集が始まります。


そして10月は内定式のシーズン…ですが、報道等でも知られる通り10月1日に目標人数を取りきって内定式を行えた企業は少なく、11月以降に先延ばしになる企業もあったようです。


驚くべきことですが、誰もが知ってるあんな大手企業やこんな企業でも、総合職で複数回募集をかけていたり内定式を10月1日に行えないといった事態が発生していたのです。


大手企業ですらその状態なのですから、中小零細企業はたまったもんじゃない。新卒応援ハローワークや特定の大学に隠し求人を出したり、年が明けた2016年になって就活エージェントに泣きついたとある有名企業もあるようです…





④得をしたのは誰か?
就活解禁時期がずれ込み、企業も学生もてんやわんやの状態になった2016年卒。


このようななかで得をしたのは誰かと考えると、私としては誰も得しなかったと言わざるを得ないと考えています。


学生も企業も以前より就職活動の期間が長期化。おまけに特に序盤ではお互い水面下で選考を行っていたもんですから、お互い疑心暗鬼のような状態になっていました。


そして大手企業が本格的に採用活動を始めると、内定辞退が続出。先述したように大手企業でも複数回選考を行っていたのですから、中小・零細企業ではさらに多くの回数選考活動を行い、そのたびに採用活動期間も長期化したことでしょう。


さらに先日報道があった通り、2017年卒の就活でも65%以上の企業が前倒しで採用活動を行うと発表。お互いを信用できない泥沼の就職活動は、おそらく2017年卒にも繰り返されることでしょう


「誰か特定の人が悪い!」とは言いませんが、就活の解禁時期を以前と同じに戻さないと、この状況は改善しないと思います。





⑤最後に
就職活動というのは、やはり「縁の問題」だと思います。


というのは、大学入試までの試験と違って就活は「結果が努力に比例する」とは言い難いですし、それゆえ特に何も努力しなかったり失敗をしてしまっても内定を取れることがあったり、その逆もあるからです


自分の適性や企業の自分に対する適性を見極め、自分のやりたいことや業界と折衝させながら就活をすることが大事ですよ。








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、2002年放送の仮面ライダー龍騎』挿入歌「Loneiy Soldier」です。


仮面ライダーナイト…、特に使用時期的には仮面r内だーナイトサバイブのテーマ。


ナイトのデザインは初めて見たときかなり違和感がありましたが、ナイトサバイブになった時はそのカッコよさにほれぼれしましたね。正直な話、龍騎サバイブより圧倒的にカッコよかったなぁ…。






 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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