さあ、ここからがハイライトだ!
じゃあ、まだチャンスはあるってことか。あきらめない限り、世界は変えられるからな。いよいよ始まりました、令和第4号ライダー:『仮面ライダーギーツ』。第1話となる今回は、ライダーバトルの存在をほのめかしつつも、ライダーたちの戦いが世界を賭けたゲームであること、そしてそれに容赦なく巻き込まれていく桜井景和たちの様子が描かれ、中盤以降はCG合成を多用した迫力ある特撮演出&アクションが展開されました。
特撮パートはかなり頑張っており、令和に入ってからの作品では一番予算かけてるんじゃないかというくらいの勢いと豪華さで、見応え十分。しかし、そのインパクトにお話がついてきていないという印象を受けました。ライダーバトルは遊びじゃない(命がけである)ことや、世界の命運がかかっていることは、何度も描写されていてよくわかるんだけど…。なーんか、登場人物たちのキャラや、話のノリがマッチしてなくてスベってるんだよね。
なお、前作『仮面ライダーリバイス』最終回の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
就職活動に苦戦中の景和は、今日も採用面接で落とされ、姉の沙羅に慰められることに。好物のたぬきそばをいつもの店で一緒に食べようとしますが、そのとき唐突に和装ジャマトが出現し、蕎麦屋の店主を斬殺。景和も負傷しながら逃げ出すハメになります。しかし、街でも和装ジャマトが闊歩しており、次々と市民を襲撃。景和は沙羅もファンである動画インフルエンサーの鞍馬祢音と出会ったものの、いつの間にか和装ジャマトに囲まれ大ピンチに陥ります。そんな彼らを救ったのは、動物の仮面を被った謎の戦士たち=仮面ライダーでした。今回は基本的に、景和からの視点で物語が進行。序盤に英寿の回想を挿入したあとは、景和の就活のシーンから物語はスタートします。彼は就活に苦戦中という設定ですが、今回の面接のシーンを観るだけでそれは明らか。「人を助けたい」という気持ちがあるのはよくわかるんだけど、「それを通じて自分はどうしたいのか」という主体性が無いんですよね。それに気づけない限りは、このまま就活に苦戦し続けるんだろうなぁ。もっとも、仮面ライダーとしてのゲームに今後巻き込まれることになるので、そんなこと考える余裕もなくなっちゃうかもしれないけど…。このような景和のシーンのあとに続くのが、和装ジャマトの襲撃を受けるシーン。このあたりは急転直下という感じで、視聴者にガツンとインパクトを与えることに成功していますが、なんかそれだけって感じでしたね。この描写に意味がないわけじゃないんだけど、なんというか…、「次の展開につながる」っていう感じがしなかったんですよね。
仮面ライダーシロー/豪徳寺武に助けられた景和と祢音は、彼に感謝するも、一体何が起きているのかわからず錯乱。そんなとき、今度は巨大な城ジャマトが現れ、シローはあっという間に倒されてしまいます。仮面ライダーバッファ/吾妻道長も早々に撤収したため、景和と祢音はモロに城ジャマトの攻撃を食らうことになり、またもや大ピンチ!祢音はビルから落下してしまいますが、それを救ったのが3人目のライダーであり主人公:仮面ライダーギーツでした。景和たちを救ったのは、仮面ライダーという存在。当然何のことかわからない景和たちはあれこれ問いますが、少し答えようとしたシローは城ジャマトによってゲームオーバーとなり、バッファはもともとおしゃべりなタイプではないため無視して撤収。結局、景和たちはまたもや、何もわからずにただ逃げるしかなくなります。仮面ライダーシロー、早くも退場。『ギーツ』は大量の仮面ライダーが登場予定のため、1話で退場するライダーが出てきてもおかしくないなと思うので、秒速退場自体は(残念に感じるものの)違和感なくスッと受け入れられたのですが、ここでシローがやられるのがちょっとなぁという感じ。これが変身したてのライダーならわかりますが、彼は一応半年戦い抜いてきて、しかもトップ3に食い込むくらいの実力者だったはずです。せめて、もう少し粘ってくれてもよかったんじゃないかな?
ギーツは変身解除して浮世英寿の姿を見せるも、大量の和装ジャマトと城ジャマトが襲撃してきたため、これに応戦。バックルを巧みに使い分け、全て1人で倒してしまいます。こうして戦いは終わりますが、何もわからない景和と祢音は、英寿にこの世界のことを聞こうとした直後に昏倒。気づくと自宅にいましたが、彼らは今までのことをかすかに覚えていました。そして、彼らは新たな仮面ライダーに選ばれることに…!ここで、英寿と景和たちが初めて対面。英寿は完全な俺様キャラですが、不快さと愛嬌の境界線をギリギリ攻めているような感じだったので、自分でも驚くくらい、受け入れることができました。キャラとしてはハナにつくけど、臭みは感じないんですよね。英寿、上手いこと活かせば化けるキャラかもしれませんよ。そんな英寿/ギーツは、単独プレーで戦うスタイルのようであり、大量の和装ジャマトや城ジャマトを、自分1人で応戦。マグナムとブーストのバックルを上手いこと使い分け、本当に全部倒してしまいます。終盤の戦闘シーンは、ギーツの独壇場。銃系武器のマグナムシューター40Xを自在に操るさまは、メチャクチャカッコよかったですね〜。マグナムシューター40Xはライフルモードにもなるみたいだけど、あれ刺さるちびっ子にはビンビン来ちゃうギミックですよね。
デザイアグランプリでトップ=デザ神になった英寿が叶えた世界。そこで景和や祢音は、仮面ライダーに選ばれた。勇気を持ってデザイアドライバーを装着した景和は、デザイア神殿に転送され、そこで大量の自分と同じ仮面ライダー候補者の姿を見る―!
次回は、景和や祢音もライダーに変身。本格的に彼らもデザイアグランプリに関わりながら、物語が展開していくことになりそうです。そもそもデザイアグランプリとは何なのか?そして、この戦いの先に待つものとは?1年間かけて、それを見届けることにしましょう。
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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン27話 ちょっとした感想」に続きます。
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