ダブルチョコライダーが、グラニュートを撃つ！
人のことを思って、まっすぐに動ける幸果ちゃんのこと、私は好きよ。今回の『仮面ライダーガヴ』は、前回の後編にあたるお話。ガヴとヴァレンがともにグラニュート：ディーンに挑み、2つのチョコの力で相手を打ち破るさまが描かれていました。
今回は幸果のキャラとしての掘り下げを行うドラマにもなっており、ゲストキャラである雅子も活用して、わかりやすく描いていたなという印象。後半にガヴとヴァレンの共闘を描く都合上、ドラマに割いている時間は短かったですが、そうした中でもよく頑張っていたと思います。末継も結局はあまり救われていないようにも思えますが、ここからいきなりハッピーエンドにするのもちょっとムリがあるので、この落としどころが無難なところでしょう。
なお、前回（第7話）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、チョコダンフォームの力で珠希を救ったガヴ。彼女に恐怖を与えないよう、解放直後素早く身を隠し、ショウマの姿に戻って彼女の前に現れます。同じ頃、グロッタと交戦していたヴァレン／絆斗は、ほとんど彼女に歯が立たずに敗北してしまいます。今まで、ヒトプレスから解放したあともずっとその場に立っており、もとに戻った人々からバケモノ呼ばわりされていたことから、今回から解放直後にいったん身を隠し、その間に変身解除することにしたショウマ。まだ仮面ライダーという存在が受け入れられきれていない現状においては、効果的な方法であると同時に、なんだかとっても正体を隠すヒーローらしい仕草だなと感じました。珠希とエンカウントするシーンのわざとらしさも相まって、なんだか微笑ましく観れましたね。こうしたショウマの一方で、グロッタに追い詰められていたのがヴァレン。戦力差は明らかでしたが、想像以上にコテンパンにやられていて、壮絶でしたね。現時点では成長途上のヴァレンですが、今後パワーアップしてグロッタを打ち破るドラマ展開もあるのでしょうか？
絆斗が酸賀からグラニュートの見分け方について聞かされていた頃、ペンキまみれになった理由を頑なにショウマに語らなかった幸果。しかし、雅子が謝罪にはぴばれを訪れたことで、ショウマもそれを知ることになります。以降、雅子の家での仕事で、幸果は末継にできるだけ接触しないようにする中、ショウマは偶然家の前で絆斗を発見。その直後、今度はイタリアから来たという画商が、末継のもとを訪れて…。末継を傷つけたことを悔やむ幸果を、雅子やショウマが励ますシーンこそ、今回のドラマ的には一番の盛り上がりシーン。幸果自身、そして彼女を取り巻くショウマたち周囲の人々の優しさを、強く感じましたね。その後、再び雅子の家で仕事を始めるショウマたちですが、ここで出会ったのが絆斗。彼とショウマがお互いの秘密がバレないようにしながら、絆斗もまた雅子の家でのドラマに介入していきます。絆斗が雅子の家を訪れ、ショウマたちに合流していくドラマは、キチンと流れが作られていて、かつ合理的な理由付けもなされていてGood。前回では、ショウマと絆斗がお互いの正体を隠すのは第1クールだけかなと思っていましたが、このぶんだと、本作終盤までこの状態を継続しても、十分にドラマが作れそうですね。はてさて、ショウマと絆斗がお互いのことを知るのは、どのタイミングになるんだろう？
画商がグラニュートかどうかを判別すべく、ショウマがわざと紅茶を腹にぶっかけると、腹の口が露出。正体を見破られたグラニュート：ディーンは、廃工場に逃げ込み、ガヴやヴァレンと交戦。最初こそ、その能力でガヴたちに不死身かと思い込ませていましたが、幸果が本体にペンキをぶっかけたことと、ガヴの気づきでトリックを看破。ディーンはガヴ チョコダンフォームとヴァレンの連携攻撃の前に倒されます。終盤では、ガヴ&ヴァレンとディーンの戦闘が描写。何度攻撃を食らってもすぐに現れることから、不死身かと思われたディーンでしたが、そのトリックを見破るキッカケを生んだのが、幸果の行動でした。見た目に反して比較的（？）落ち着いた行動を見せる印象だった彼女でしたが、今回のこのシーン前後では、言動や行動のハデさが加速。「ボコられるのはディーンのほうだ！」という旨言ってみたり、果敢にもディーンに対して真正面からペンキをぶっかけたり等、大胆な行動を連発していました。ラストにはガヴやヴァレンと一緒に写真も撮ってるし、肝が据わっているというかなんというか…。でも、こういう感じもまた、特撮作品のメインヒロインって感じでいいですよね。そんな幸果のアシストで、ディーンのトリックを見破ったガヴは、チョコダンフォームでチョコドンガンをさらに生成し、ヴァレンに貸与。最後は2人で一斉発射を行い、ディーンを打ち破るのでした。チョコ系フォームどうしでのフィニッシュとなった今回の戦闘。ガヴとヴァレンも、なんかいいコンビって感じになってきたし、この調子で仲間割れなくいってほしいなぁ。
ハロウィンにわく人々の中で、初めてぐるぐるキャンディの存在を知ったショウマ。時同じくして、絆斗は、グラニュートのウワサをするダンススクールの少女たちを調査していた。彼女らを尾行する不審な男は、敵か味方か！？
次回は、ガヴの新たなフォームであるグルキャンフォームの初登場回。ハデな塗装で硬質な見た目が特徴的であり、これがどう戦闘に生かされるのか興味がありますね。そして、『ルパパト』のときも香村脚本のサブを務めた金子さんのホンが、どのような化学反応を見せるのかも楽しみです。
…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ34 ちょっとした感想」に続きます。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします！
