
もはやチート級!エクスドリームの夢の力
夢に罪はない。自由で可能性に満ちた、俺たちの心だ。今回の『仮面ライダーゼッツ』は、エクスドリームの登場回後編にして、ドォーンとの激突回。予想通りドォーンの退場回にもなり、エクスドリームのあまりにも強すぎるその力が、これでもかというほどアピールされていました。
ジークの過去の描写も、エクスドリームとドォーンの戦闘も、多くの小道具やCG合成そしてアクションを多用しており、鮮烈な絵面になっていてどれも視聴者の心に強く残るものになっていたのはGood。ただ、いずれもちょっとツッコミどころが多々あったかな。でも、エクスドリームの登場回のインパクトとしては、まあ十分でしょう。
なお、前回(第33話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、エクスドリームの力を入手して現実世界に舞い戻ってきたゼッツ/莫。復活を喜ぶ美浪たちをよそに、彼はすぐにねむを助けに向かい、またベビーナイトメアはノクスとザ・レディの手で倒されます。計画が狂ったジークは、アジトで莫と激突し、再び悪夢を展開しようとしますが、莫は彼の想像を超える手段で彼自身を知ろうとします。前回の続きからスタートした今回ですが、せっかく現実世界に復活できたのに、莫は美浪たちとの再会を喜ぶ間もなく、ねむの夢に潜入。彼女を救出に向かいます。過去のお話のときもそうでしたが、莫がゼッツの新たなる力を入手したときって、こうなることがちょくちょくありますよね。単に、自分に課したミッションの遂行のために周りが見えなくなっているだけなのか、それとも夢の中の自分と現実の自分が乖離し始めてる兆候なのか―、いずれにせよ、何か意味があったりするのかなぁ。そんな莫は、ねむの夢に潜入したのち、ジークの手で彼のアジトに行くことになりますが、ここで彼は、エクスドリームライズカプセムの力をさっそく使用。ジークの制止を振り切って、なんと勝手にジークの深層心理に潜入します。この潜入シーンで、心の扉が現れるのが、個人的には見逃せなかったポイント。暗にナイトメアとほぼ同じ力ということを表現しており、「仮面ライダーシリーズ」のある種の伝統である、「敵の力を自分も使って応戦する」をしっかり体現しているなと感心しました。
ジークの深層心理に潜入した莫が目の当たりにしたのは、ジークの過去。彼の過去に何があったのか、そしてなぜ彼が夢の中で生きる力を手に入れたのかを知った莫は、深層心理から帰還すると、ゼッツ エクスドリームに変身。ジークもドォーンに変身して、両者の一騎討ちが始まります。時同じくして、富士見やなすか、そして美浪は、それぞれ新たな現実や気づきに直面していました。中盤では、莫がジークの深層心理の中で見た、彼の過去の描写が中心。ギャングの息子として生まれた彼は、収監後、夢の中で実父等世界各国の悪人や要人の殺害を繰り返し、それによりどんどん懲役刑が加算。やがてその力がCODEの目につき、ドリームラーニングを受けさせられますが、彼は命と引き換えにパニッシュゴアナイトメアと融合し、夢の中で生きる力を得ていました。波乱に満ちた犯罪者人生だったジークですが、ここで気になるのが、彼が持つ夢に潜入する力と、犯罪によって得た金品の行方。このパートの冒頭で、刑務所に収監されながら「夢の中では俺は自由だ!」とジークが嘯いていること、また実父を殺害する夢の中で「息子が収監されたのに楽しそうな夢見てるじゃねぇか」という発言から、夢の中での実父等の殺害は、ジークの収監後に行われたことは明らか。では、ジークはそもそもどうやって夢に潜入する力を得たのでしょうか?そして、その後も犯罪を繰り返すことになりますが、得た金品にまみれながら牢獄の中で過ごしているのはなぜでしょうか?後者については、舞台がジークの深層心理であるため、「彼の経験や思いをかなり誇張して描いている」と解釈できなくもないですが、前者についてははなはだ疑問です。「夢に潜入できる力」は、ある種『ゼッツ』の根幹をなす要素の1つですから、これをうやむやにしてほしくないなぁ。もしかして、ジーク以外にも、ドリームラーニングを使用せずとも夢に潜入できる、そしてナイトメアの存在に気づいた人間がいるのか?この辺りを、最後の第4クールで深掘りしてくれると、疑問も解消されるし、ドラマも面白くなりそうですね。
ゼッツ エクスドリームとドォーンの激しい戦いがスタート。自身の悪夢がどんな夢をも超越すると考えていたドォーンは、最初こそいつもの姿勢を崩しませんでしたが、エクスドリームの想像をはるかに超える攻撃の数々に、じょじょに追いつめられていきます。そんな中、とうとうドォーンは追いつめられ、ゼッツから最後の降伏要求を受けますが、当然彼はこれを拒否。結果、ゼッツの必殺技の前に消滅することになり、ドォーンに塗り替えられたねむの悪夢は、これで終わりを告げるのでした。終盤では、ゼッツ エクスドリームとドォーンの戦闘が描写。初登場補正もかかっているゼッツの最強フォームであるエクスドリームが、ドォーンに負けるはずがなく、圧倒的力の差を見せて勝利します。エクスドリームの最大の能力は、ゼッツ自身の夢を具現化し続けること。それゆえに、ドォーンに一度明らかにやられたときや、何度も不利な状況に追い込まれても、時間を巻き戻したりカウンター攻撃が出来たりしていたんですね。一連の戦闘シーンは、アクションだけでなくCG合成もふんだんに使用していて見ごたえ十分だったのですが、最後、時間を少し巻き戻して、ドォーンが困惑して棒立ちのときに必殺技をキメるというのは、ちょっとズルすぎる気がしたなぁ。いや、戦略としてはありだけど、せっかく直前でキックの応酬を描いているのだから、そのまま押し切って勝利のほうがカッコよかったかな…。
莫が見た不吉な夢。それは、スリーが主導権を握ったCODEによる、人類の夢を制御せんとする悪魔の試みの始まりだった。夢の中でシックス/紅覇に命を狙われるねむ、そしてスリーに銃口を向けられる莫。莫がかつて見た予知夢は、ここで実現してしまうのか!?
次回より、『ゼッツ』の物語はVS CODEへの様相にシフト。このままいくと、スリーがラスボスの立ち位置になるのでしょうか。いや、そうなるとナイトメアの問題が解決しないから、ナイトメア側でも強力な敵が出てくるのかな。
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…というワケで、記事は「『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』第13話 ちょっとした感想」に続きます。
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