
今回は、『機動戦士ガンダム00』の感想記事15回目です。
今回ご紹介の3話で核となるのが、セルゲイの盟友であるパング・ハーキュリーの引き起こしたクーデター。その悲しい結末もさることながら、それを受けての各キャラたちの様々な苦悩がキチンと描かれていたのが、ドラマに深みを与えてくれていました。そして、今回のお話でセルゲイが戦死。その最期は、あまりにも悲しかったなぁ。
年末年始が思いのほか仕事が忙しく、また1月末に北海道旅行に行ってしまったため、なかなか本作を視聴する時間が取れていなかったのですが、お待たせいたしました!今週より、本格的に感想記事の投稿再開です。
なお、前回(2ndシーズン第13〜15話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
2-#16「悲劇への序章」
2009年1月25日放送
登場した敵他:ティエレンタオツー、マスラオ、GN-XⅢ

「連邦市民の利益と安全を守るのが軍人だ。ゆえに、誤った政治、間違った軍隊を正すこともまた、我々軍人の使命なのである!」
STORY:パングの手で、アフリカタワーの低軌道ステーションが占拠された。連邦政府とアロウズやカタロン、ソレスタルビーイングがそれぞれの行動に出る中、セルゲイは連邦政府からの極秘指令を受けて、密使としてパングの元へ向かう。再会したパングを説得できなかった彼が目の当たりにしたものは、オートマトンを使った、アロウズの強硬的な作戦だった。それでもパングは、市民の良識を信じ戦いを続けるが、この選択の吉凶やいかに。そして、ソレスタルビーイングと別行動をとる刹那が遭遇したのは―。
前回よりほのめかされていた、パングによるクーデターがいよいよ開始される一編。手段はともかく、彼の主張は非常にまともなものでしたが、連邦政府とアロウズの攻勢は、あっという間にそれを塗りつぶすことになりました。今回は刹那たちソレスタルビーイング側の出番がかなり抑えられており、パングとセルゲイにスポットが当てられているのも興味深いポイント。2人の過去と背景が割と時間を割いて描かれており、それが互いのやり取りに深みを与えてくれていました。
前回、アフリカタワーの低軌道ステーションを占拠したパング。現在の連邦政府やアロウズの存在を憂いての行動は、各メディアを通じて全世界に報道されますが、水面下での連邦政府の統制が強固なこの世界で、パング真の思いに気づく者は、ごくわずかでした。そのわずかな1人であるセルゲイが、このニュースを自宅で観ていると…。今回は、アバンタイトルの時点からパングのクーデターが描写。彼が長時間かけて多くの協力者を確保していたこと、また連邦政府自身もクーデターを起こされることをあまり想定していなかったからか、あっという間に制圧してしまいます。そんな彼の主張は、連邦政府とアロウズという、誤った政治と間違った軍隊を正すこと。しかし、連邦政府の息のかかった各メディアが、これをそのまま報じるはずがなく、その真意が大多数の一般市民に伝わることはありませんでした。パングの主義主張は立派ですが、やり方がクーデターしかなかったというのは悲しいところ。連邦政府とアロウズの締め付けがキツいとはいえ、彼が最も尊重していた市民たちを人質にとっているわけですからね。ちなみに、ここでセルゲイの回想が入り、若い頃の彼とパングの様子が描かれますが、パングは昔から人間とその中の良心を純粋に信じてきたのだなという印象を受けました。そりゃあ、パングの考え方が一番理想的だけど、実際の人間は―。
パングの行動を受けて、各陣営が動きを検討する中、アロウズは速やかにアフリカタワー全体を包囲。この段階で窮地に立たされたパングでしたが、この事態は想定済みでした。やがてアロウズは、オートマトンを投入してきますが、パングはあえて積極的な抵抗はせず、元から備え付けられている防衛システムで応戦。それもジリジリと崩されていく中、あのセルゲイが現れます。連邦政府の密使として、パングに降伏を求める彼でしたが、それにパングが首を縦に振るわけがなく…。いくらパングが多くの協力者を得ていたとしても、連邦政府とアロウズの軍事力に比べれば微々たるもので、あっという間に包囲されることに。しかし、このことを想定していない彼ではなく、オートマトンを投入されたあとも、あえて最低限の抵抗しかしませんでした。ここでパングが、あえて積極的な抵抗をしなかったのは、自分たちは本気で主義主張を達成しようと考えており、単なる軍事クーデターではないことをアピールするためでしょう。もっとも、そのさまがメディアを通じて、一般市民に伝えられることはなかったけど…。そんな中、パングのもとにやって来たのがセルゲイ。ティエレンタオツーでわざわざやって来たのが、連邦政府の策略とはわかっていても、良い演出でしたね。
セルゲイの説得にパングが揺るがない中、オートマトンがとうとう市民を軟禁しているエリアまで接近。市民の安全を確保するため、パングは躊躇なく彼らをトレインへと誘導し、なんと低軌道ステーションから脱出させてしまいます。パングは市民をアロウズの蛮行の目撃者にして、情報統制を回避し真実を世界に伝えようとしていましたが、連邦政府の情報統制は、彼の想定以上に強烈でした。Bパートの大部分では、セルゲイとパングのやり取りと、迫りくるオートマトンの脅威への対応が描写。オートマトンはとうとう市民のいる区画へと侵入し、パング側の兵士だけでなく、一般市民も巻き添えにして侵攻してきます。2ndシーズン冒頭と同じく、見境なく乱射し、目の前にいる人間を殺傷していくオートマトン。自律してシステムをハッキング出来るくらいのこの兵器に、敵味方の区別をつける機能の付加など造作もないことでしょうが、それをやっていないということは、連邦政府とアロウズ側は、人質の生命などどうでも良いと考えていることの証左でしょう。それすらも折り込み済みだったパングは、ここから脱出した市民たちが真実を語ることに期待していましたが、連邦政府の偽情報の拡散は凄まじく、各メディアでは、パングの軍隊が一般市民を殺傷していると、映像つきで報道されていました。合成映像をニュースに流すとは、「そこまでやるか!?」という印象。こうしたことが容易に出来、真実を塗りつぶしてしまう連邦政府のやり口とフットワークの軽さには、戦慄しますね。それでもパングは、脱出した市民たちが真実を語ることに期待していましたが、多分、勇気を持ってそれを語る市民って、ほとんどいないんじゃないかなぁ?パングと今回の彼の作戦の弱点は、人の良心を信じすぎているところなんですよね(もちろん、実際皆がそうあるのが、理想的な世の中なのですが)。
パングのクーデターを知った刹那は、すぐさまアフリカタワーのもとへと向かいますが、そこでブシドーの駆るマスラオに遭遇。トランザムシステムまでをもコピーしているその技術に驚きますが、刹那の満身創痍の身体というハンデがあっても、ダブルオーライザーのオリジナルのほうが上でした。やがて、ついにプトレマイオス2とも合流し、久々に仲間たちとの再会を果たす刹那でしたが、事態はその喜びをかき消すほど切迫していました。主人公である刹那は、終盤のみ登場。アフリカタワーに駆けつけた彼を待ち受けていたのは、ブシドーのマスラオでした。もはや刹那のストーカーと化したブシドーは、アロウズの作戦そっちのけで刹那/ダブルオーライザーと交戦。今回は、結果的にダブルオーライザーを食い止めることになったので、ギリギリ許されそうですが、そろそろアロウズ内部から糾弾されそうな気がするぞ。事実、一般兵からは、依然から文句を言われてますしね。そんなブシドーの駆るマスラオは、ビリーの開発したトランザムシステムが搭載。今回は、刹那がムリをしてトランザムシステムを発動したので競り勝ちましたが、通常のダブルオーライザーの力では太刀打ちは困難でした。ビリーのトランザムシステム開発の原動力は、間違いなくスメラギに裏切られたことでしょう。その愛憎だけでここまで成し遂げてしまうとは、いやはや、人間の感情と執念は恐ろしいなぁ…。
2-#17「散りゆく光の中で」
2009年2月1日放送
登場した敵他:メメントモリ、エンプラス、ティエレンタオツー、アヘッド、GN-XⅢ、ティエレン地上型、AEUヘリオン、AEUイナクト

「オーライザーに乗れ!6万もの人命がかかっている。これは、守るための戦いだ。」
STORY:アロウズの切り札、それはもう1つあったメメントモリ。刹那と沙慈の奮闘で、なんとかそれの破壊には成功するが、ビーム発射までは阻止できず、軌道エレベーターに直撃。アフリカタワーが崩壊していく。トレインが次々に事故を起こし、破片の雨あられが降り注ぐ阿鼻叫喚の中、ソレスタルビーイングひいては人類は、この危機を乗り越えることが出来るのか?そして、怒りにかられたアンドレイが、自身の気づかぬうちに悲劇を起こす―。
パングのクーデターの後編にあたるお話。Aパートの早い段階で、彼のクーデターは実質的に失敗に終わり、軌道エレベーター大破後の処理にかなりの時間が割かれていました。スメラギの呼びかけとロックオンたちの行動をキッカケに、各陣営が協力し合うというのは、わずかながら希望を感じさせた一方、ラストに描かれるセルゲイの死がピリッと引き締めてくれました。誤解に次ぐ誤解の末、息子のアンドレイに殺されるなんて、悲しすぎるよ…。
前回、スメラギたちが気付いた、アロウズの真の作戦。それは、実はもう1つあったメメントモリを用いて、脱出中の市民や軍人もろとも亡き者にするというものでした。ロックオン/ケルディムガンダムをはじめとするソレスタルビーイングの大半の戦力が、地上側でパング側の軍と正規軍の交戦に介入している中、満身創痍の刹那が、メメントモリへの対応を進言。オーライザーに沙慈を乗せて、ダブルオーライザーで飛び立ちます。前回のラストでチラ見せされていた第二のメメントモリが、序盤より登場。いち早くその存在を予測したスメラギでしたが、それへの対抗に割ける人員がおらず頭を抱えていると、刹那が名乗りを挙げます。このシーンは、無理を押して出撃しようとする刹那のヒーロー性もさることながら、オーライザーへの搭乗者に沙慈を指名し、「これは守るための戦いだ」と述べて奮起させているところにも、グッときましたね。今までは、時折戦いに参加しつつもやや逃げ腰だった彼ですが、今回は明確に自分の強い意思を持って出撃していますからね。アツさを感じると同時に、沙慈の成長もひしひしと感じられました。
パングが想定外の事態に驚き、自身の読みの甘さを悔やんでステーションと共に果てようとしていた頃、刹那と沙慈のダブルオーライザーは、プトレマイオス2の支援を受けて高空へ。しかしここで、デヴァインのエンプラスの攻撃を受けてしまいます。しかし、それに沙慈は耐え抜き、刹那の指示通りトランザムライザーを起動。これにより放ったGNビームサーベルで、エンプラスを撃破し、メメントモリを破壊しますが―!?刹那と沙慈の手で飛び立ったダブルオーライザーは、高空で静止してメメントモリを迎撃しようとしますが、その際水を差してきたのが、デヴァインのエンプラス。しかし、トランザムライザーを発動したダブルオーライザーは、その攻撃を跳ね除けてGNビームサーベルを放つと、そのまま大気圏内からメメントモリを一刀両断します。ここにおけるダブルオーライザーのGNサーベルは、あまりにも出力が強すぎて、ちょっと笑っちゃいました。メメントモリ側が、それがかすめた際、「なんだビームか」とやれやれといった様子だったのに、そのままだんだんと接近してきて「これはビームサーベルなのか!?」と驚いた直後真っ二つになるのは、凄まじかったですよ。そして、こうした大規模な攻撃の中で、あっという間に撃破されるエンプラスが、ちょっとかわいそう…。このように、刹那と沙慈の奮闘で破壊されたメメントモリでしたが、破壊タイミングが少し遅く、ビームを発射したあとだったため、それが軌道エレベーターに直撃。アフリカタワーは崩壊を始めます。「メメントモリを撃破してめでたしめでたし」とならないのが、今回のドラマの興味深いところ。刹那たちの攻撃タイミングを遅らせたという意味では、デヴァインの戦死もアロウズ側にとってはムダではなかったと言えるでしょう。
メメントモリを破壊したものの、ビーム発射を食い止めることが出来ず、それは軌道エレベーターに直撃。脱出中の市民や軍人を乗せたトレインも巻き込まれて次々と大破し、さらにはその軌道エレベーターの破片が地上へと降り注ぎます。スメラギはすぐに戦いを中止し、各陣営に対して破片の破壊協力を要請。最初こそ、ロックオンたちのみが奮闘していましたが、じょじょにカタロン、パング側の軍、そして正規軍やカティ指揮下のアロウズまでもが協力し、破片の破壊に当たります。時同じくして、ギリギリのところでステーションから脱出したセルゲイとパングは、地上に到達すると、同じく破片の迎撃に当たります。Bパートの大部分では、メメントモリに破壊されたアフリカタワーの後処理が、かなり時間を割いて描写。スメラギの呼びかけに端を発し、最初はソレスタルビーイングのみが破片の迎撃に当たっていましたが、じょじょにカタロン、パング側の軍、連邦軍、そしてカティ配下のアロウズと、敵味方分け隔てなく迎撃に当たります。手放しで喜べるものではありませんが、こうして人類が純粋に結束したのは、本作ではこれが初めてなので、このシーンが展開されたときは激アツでしたね。また、このシーンで見逃せないのがアフリカタワーの崩壊描写。CGも駆使して破片1枚1枚が飛散して落下し、そのたびにソレスタルビーイング等が迎撃するさまが丁寧に描かれており、とんでもないくらいの描画の密度でした。いやぁ、このシーンは本当に制作側の気合い感じましたね。
破片の迎撃が終わり、自らの行動がキッカケに起きた事態にショックを受けるパング。セルゲイが彼に言葉をかけようとしたそのとき、機体ごとパングは撃ち抜かれて爆死します。攻撃を仕掛けたのは、アンドレイ。パングがクーデターの首謀者だったことに怒った彼は、セルゲイが隣にいたことで、彼もクーデターの一味だと誤解。彼の話をよく聞かないうちに、ビームサーベルで刺し貫いてしまい―!各陣営の共闘に胸を打たれた直後描写されるのは、アンドレイの怒りの攻撃。軌道エレベーターから出て来たモビルスーツ(パングとセルゲイ)の情報を耳にしており、連邦軍にはもう無いティエレンタオツーを目撃した彼は、それと隣のGN-XⅢがクーデターの首謀者の機体だと確信し先制攻撃。先に撃破したのがGN-XⅢであり、パングの声を聞いたアンドレイは、さらに怒りの感情に包まれ、次いで対峙したセルゲイとも、彼の話を聞かずにクーデターの共謀者だと判断し、問答無用で撃破するのでした。最期まで腹を割って話し合えず、すれ違ったまま終わりを迎えた親子関係。まさかこんな形で、あのセルゲイが散るとは思ってもみませんでした。それと同時に、アンドレイが今後真実を知った際、どんな反応をするのかも気になります。「ガンダムシリーズ」だと、精神を病んで廃人になるなんて展開も珍しくないからなぁ。いっそ、真実を知らないほうがいいのかも―。
2-#18「交錯する想い」
2009年2月8日放送
登場した敵他:メメントモリ、ガデッサ、ガラッゾ、アヘッド、GN-XⅢ

「戦いは、破壊することだけじゃない。作り出すことだってできる。俺は信じている。俺たちのガンダムに、それが出来ると。」
STORY:パングのクーデターから4か月後。連邦政府とアロウズは、この事件を利用して世界への情報統制を強め、アロウズは連邦軍の権限を委譲され、その権力をさらに拡大していた。そんな中でも、メメントモリの破壊等抵抗を続けるソレスタルビーイングだったが、やはりパングのクーデター事件と、その際目の当たりにしたセルゲイの死が、沙慈やマリーに、大きな影を落としていた。戦いに意味はあるのか。その先に何が待ち受けているのか。答えだしきれていないうち、アロウズの新たな攻撃が迫る―。
戦闘シーンは序盤の身に絞られ、前回までのパングのクーデター事件のことをキッカケに、各キャラが、戦うことや肉親もしくは親しい人と戦場で相まみえる恐怖に向き合う一編。端を発するのは1つの事象(セルゲイの死)のみですが、そこからどんどん関連している人や事柄につなげて、複数のキャラの葛藤を描き出しているドラマ構成が面白かったですね。また、刹那やアニューの身体に起きている異変も描写。刹那はイノベイターになりつつあって、アニューは知らず知らずのうちにリボンズたちに利用されている…ってことかな?
パングのクーデターから4か月あまり。ブレイク・ピラー事件と名付けられたそれは、連邦政府の情報統制により、メメントモリによって最悪の事態は避けられたことにされ、これを機に、連邦軍のすべての権限がアロウズに委譲されることに。着実に世界は連邦政府そしてアロウズに取り込まれそうになりますが、同じ頃、久々に活動を再開した刹那たちソレスタルビーイングは、あのメメントモリ2号機をついに沈黙させることに成功していました。今回は、前回からいきなり4か月経過しているところから描写。連邦大統領がアロウズに連邦軍の権限を委譲する等、明らかにフィクサーたちの操り人形になっているムーブを見せる中、ソレスタルビーイングが久々に行動を開始し、メメントモリ2号機を撃破していました。このシーンで何が驚いたかって、メメントモリ2号機がまだ動いていたこと。前回GNビームサーベルを食らって、ビームは発射したものの真っ二つにされたように見えたけど、あれで大破してなかったんかい!まあそれは百歩譲って受け入れるとしても、今回今度こそメメントモリ2号機は沈黙しますが、それは前回と同じく、ダブルオーライザーのGNビームサーベルによるもの。いやいや、全く同じじゃん!前回は、大気圏内から放ったせいで出力が弱かったから、破壊し損ねた…ってことなのか?
セルゲイの死を目の当たりにして以降、自身はソーマ・ピーリスだと言い張り、進んで戦場に出るようになったマリー。彼女の変貌と、セルゲイとの約束を守れていないことを嘆くアレルヤでしたが、ロックオンは彼女の意思を尊重するようアドバイスします。一方、アロウズ側では、アンドレイが昇進して中尉に。その功績をたたえるルイスでしたが、リヴァイブたちが、彼がセルゲイを討ったという事実をバラしたことで、一気にその表情が曇ります。Aパート中盤より、今回のドラマの本題が描かれることに。セルゲイの死を受け、戦いに積極的に参加するようになったマリー、それを悲しむアレルヤ。その戦場でルイスのアヘッドを目撃し、もし次対峙したらどうすればいいか苦悩する沙慈。パングやセルゲイを討ったことで昇進したものの、何とか肉親殺しの事実に折り合いをつけようとするアンドレイと、その事実にショックを受け、自分も同じように沙慈を討てるのか不安がるルイス―。セルゲイの死とその戦いという1つの事象から、これだけ複数のキャラの葛藤を生み出しているのは、ドラマとして大変面白いです。特に目立っていたのがマリーだったけど、彼女がソーマを名乗るようになったのは、ソーマの人格に戻ったからではなく、ソーマの名前を通じてセルゲイの死、そして彼の命を奪ったアロウズへの憎しみを忘れないためなのでしょうね。だって、本当にソーマの人格に戻ったのなら、プトレマイオス2に引き続きいるはずがありませんからね。彼女なりの覚悟なのでしょう。
刹那とティエリアが大胆な作戦を提案し、ロックオンとアニューが愛を深める中、またもアロウズに捕捉されてしまったプトレマイオス2。小競り合いの連続でジリ貧状態の彼らでしたが、それでも戦いに挑みます。一体アロウズは、何をキッカケにして、ここまで詳細にソレスタルビーイングの動きをつかんでいるのか―?Bパートでは、刹那とティエリアが、ヴェーダ奪還のために、その位置を知るイノベイターを拘束してしまおうという作戦を提案。確かに理にかなった作戦ではありますが、これ本当に成功するのかな?そして、このとき再び攻勢を仕掛けてきたのがアロウズ。ラッセは、敵部隊の中にガデッサがいるのを発見し、刹那たちの作戦にはちょうどいいと言っていましたが、やはりアロウズにここまで位置を特定されるのは、プトレマイオス2にとっては致命的な問題でした。今回の描写で、アニューがリヴァイブたちに利用されていることが確定的に。アニューはスパイとして、プトレマイオス2に送り込まれていたのですね。問題は、アニュー自身にその自覚があるのかないのかだけど、本人は全く気付いてなさそうなんですよね。ということは、単に利用されているだけなのか?
各々の機体のコクピットにつくロックオンたち。刹那はダブルオーガンダムに向かう直前、沙慈と出会います。迷いは捨てきれていないものの、何かあと1つキッカケがあれば踏ん切りがつきそうな彼に対し、戦いの意味を解く刹那。それを受けた沙慈は、“ルイスに会いに行く”ために、自ら進んでオーライザーに乗ることを決意し、ダブルオーライザーとなって、刹那とともに戦場に身を投じます。終盤では、刹那たちの出撃の様子が描写。各ガンダムマイスター+沙慈の、各々思う人や物に対する思いをモノローグで語っていましたが、特に刹那と沙慈に関しては、その前段階の描写が挿入され、ついに沙慈が自らの意思で、戦場に身を投じることになる過程が描かれていました。沙慈が戦場に出ることにした理由は、ルイスに会うため。もちろん文字通りの意味だけでなく、ここには、沙慈があらゆる意味で彼女と向き合うというニュアンスが込められていました。このシーンでは、沙慈の弱さを受け入れつつ、優しくも的確な言葉を投げかける刹那が印象的。本当、刹那はマジで主人公らしい主人公してるよね。
今回はここまで。次回は、第19話~第21話をご紹介予定です。『機動戦士ガンダム00』。戻るべきは故郷か、愛すべき男のもとか―。
『機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!
☆ガンプラ Pick Up!
『機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)』に登場したモビルスーツのガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!