
今回は、『機動戦士ガンダム00』の感想記事14回目です。
物語も後半戦に突入。今回ご紹介の3話では、前回より猛威を振るってきたメメントモリがついに倒されるほか、アロウズとの戦いのさらなる激化、また連邦軍内におけるクーデターの発生と、どんどん様々な争いが発生しては、ドラマの中で絡み合っていくさまが描かれました。アロウズは内部も外部もゴタゴタしてきたけど、これが組織崩壊のキッカケになるのかな。
なお、前回(2ndシーズン第10〜12話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
2-#13「メメントモリ攻略戦」
2008年12月28日放送
登場した敵他:メメントモリ、ガラッゾ(ヒリング機)、アヘッドGN-XⅢ

「作戦を完遂させる。どんな手を使っても、私の戦術で、皆を―!」
STORY:メメントモリ破壊のために、宇宙部隊の全戦力を投じるカタロンだったが、戦力差は決定的であり、すぐに窮地に陥ってしまった。刹那たちソレスタルビーイングも介入し、メメントモリの破壊を狙うが、メメントモリそのものの攻撃や、ガードするガラッゾ等のモビルスーツに阻まれてしまう。こうした中で、ソレスタルビーイングが取ったのは、スメラギの立案した、大胆ながらも繊細な撃破作戦だった!全クルーが力を合わせて、メメントモリ破壊のために急速に進攻するプトレマイオス2。ソレスタルビーイングは、この悪魔の兵器を破壊することが出来るのか。
衛星軌道上から敵をピンポイントで狙い撃つという、悪魔の兵器:メメントモリを、ソレスタルビーイングがいよいよ撃破する一編。トランザムシステムをフル活用したり、キチンとした作戦に則りながら刹那たちは動いているも、その行動は非常に大胆であることから、戦闘面でもドラマ面でも非常に楽しめる一編になっていました。描写のハデさが重視されているのは、本放送時クリスマス時期の放送回だったからということも関係してたのかな。
前回、メメントモリを破壊すべく、持てる宇宙艦隊をすべて投入して進軍したカタロン。しかし、メメントモリは想定以上に柔軟に発射角を変えられるほか、護衛兼遠距離攻撃担当として、イノベイター:ブリング・ケアの駆るガラッゾもいたことから、一気に大多数の戦力を削られ、戦闘が始まる前にピンチに陥ってしまいます。万事休すかと思われた際に応援に駆け付けたのは、プトレマイオス2から先行してこちらに向かっていたダブルオーライザー/刹那でした。今回は、前回の続きからスタート。カタロンは持てる宇宙戦力をすべて投入し、メメントモリの破壊に臨みますが、最初のメメントモリの攻撃で半数が壊滅。残る半数も、メメントモリやガラッゾ等モビルスーツの攻撃を受けており、ダブルオーライザーが駆け付けなければ、メメントモリに近づく前に全滅しているところでした。メメントモリは、今まで地上に向けて発射されていましたが、砲身は360度自由に動かすことが可能。そのため、宇宙戦にも容易に転用できるんですよね。今回でソレスタルビーイングが破壊に失敗していたら、きっと終盤まで厄介な存在になっていたことでしょう。
沙慈がマリーに、アロウズでのルイスのことを訊いていた頃、スメラギらはメメントモリの破壊作戦を検討中。そんな中、暗号通信によって送られてきた、メメントモリの詳細な図面をもとに、スメラギは大胆ながらも繊細な作戦を敢行することを決意します。今回の作戦の肝となる、この図面の送信者の正体は…。刹那を先行させる形で、メメントモリに向かっていたプトレマイオス2。戦力的にはカタロンの宇宙部隊を上回っていましたが、現状メメントモリの構造の詳細を知らないという弱点がありました。そんなときに、スメラギたちに送信されてきたのが、メメントモリの詳細な構造図。送り主はあの留美でした。かなりリボンズらイノベイターに肩入れしているにもかかわらず、今回は彼らに味方する(というよりも半ば傀儡と言うべきか)アロウズが不利になる行動をとった留美。彼女の様子から察するに、イノベイター側・ソレスタルビーイング側どちらのことも知っていることから、フィクサー気取りの愉快犯という感じのノリでやっているのでしょう。ただ、彼女の立ち位置は現状そうですが、これは彼女自身の実力で築いたものではなく、力を持つ者の間で上手く動いた結果によるもの。メッキが剥がれて真実がバレた際のしっぺ返しが痛いだろうし、留美に待っている末路は、決していいものじゃないだろうな…。
プトレマイオス2も現地に到着したことで、作戦が開始。周囲からの攻撃を振り切って、GNフィールドを展開しながら、プトレマイオス2はオービタルリングに沿ってメメントモリの中枢へと接近していきます。相手の作戦を読み切ったと思い込んだアーバは、メメントモリを再チャージし、粒子ビームを発射。プトレマイオス2はこれの直撃を受け、宇宙の藻屑と消えたかに見えましたが―!Bパートより、いよいよソレスタルビーイングによるメメントモリ撃破作戦が敢行。スメラギの立てた綿密な作戦をもとに皆行動していましたが、プトレマイオス2は、オービタルリングに沿ってほぼ一直線にメメントモリに突き進み、向かってくる敵は次々蹴散らしていくという、傍から見るとかなり無謀に思える攻撃を仕掛けていました。スメラギがこのような作戦を敢行したのは、これがメメントモリの弱点を急襲する最短ルートであると同時に、そこに至るまでにプトレマイオス2の装甲が持つと踏んでいたから。敵の反撃を受けながらも、迷うことなく突き進んでいくプトレマイオス2の姿は、カッコよかったなぁ~。そんなプトレマイオス2にも、とうとうメメントモリの銃口が。勝利を確信したアーバは、そのまま発射してプトレマイオス2に直撃しますが、なんとプトレマイオス2はこれに耐え抜き、依然として前進を続けます。カタロンの宇宙部隊の半数を一瞬で壊滅させるほどの威力を持つはずの、メメントモリの粒子ビーム。プトレマイオス2がこれに耐え抜いた理由は、アリオスガンダム/アレルヤとセラヴィーガンダム/ティエリアのトランザムシステム発動にありました。ガンダム2機がトランザムシステムを発動し、その力を防御に全振りすると、ここまで防御力を上げることが出来るんですね。トランザムシステム、恐るべし…!
メメントモリの粒子ビームを回避したプトレマイオス2は、ケルディムガンダムのトランザムシステムを応用して防御壁代わりとして接近を再開。やがてケルディムガンダムも限界に達しますが、それでもスメラギは限界点まで焦らず冷静に接近することを優先し、ついに目標地点でセラヴィーガンダム/ティエリアにトランザムシステムの発動と攻撃を命じます。これにプトレマイオス2のミサイル一斉発射が上乗せされ、メメントモリの装甲は完全に破壊されますが、中心部までの破壊には至らずじまい。アーバはソレスタルビーイングの火力の限界を嗤いますが、スメラギは最後の一手を残していました。Bパート後半になっても、ソレスタルビーイングの勢いは継続。アリオスガンダムとセラヴィーガンダムのトランザムシステムが限界を迎えるも、今度はケルディムガンダム/ロックオンがトランザムシステムを発動し、航行続行。そしてギリギリまで近づいて、セラヴィーガンダムが全弾発射してメメントモリの外装を破壊しますが、弱点である中枢部の破壊までには至りませんでした。ここでアーバも私も、ソレスタルビーイングの作戦が失敗したと感じましたが、これすらもスメラギの作戦のうちであり、GNスナイパーライフルⅡを構えていたケルディムガンダムが、持ち前の狙撃能力により、ピンポイントでメメントモリの中枢部を撃ち抜き、メメントモリはついに崩壊します。最後の最後で、さらなる見せ場を作ってくれたケルディムガンダム。プトレマイオス2のカタパルトデッキから、GNスナイパーライフルⅡを構えるその姿がヌッと現れたときはシビれましたね~!こうしてメメントモリ撃破作戦は成功し、ソレスタルビーイングもカタロンも歓喜にわくことに。別行動をとっていた刹那も、ダブルオーライザーによりガラッゾを大破させ、アロウズを撤退に追い込むことに成功。しっかりと見せ場を作ってくれていました。まだアロウズ優勢の世界の状況を覆せてはいませんが、今回は久々にソレスタルビーイングの快勝という形で終わった一編だったといえるでしょう。
2-#14「歌が聴こえる」
2009年1月11日放送
登場した敵他:アルケーガンダム、ガデッサ(リヴァイヴ機)、ガラッゾ(ブリング機)、エンプラス、マスラオ

「撃つというのか、同類を?」「違う!僕は人間だ!!」
STORY:メメントモリを撃破したプトレマイオス2だったが、直後アロウズの別動隊の襲撃を受け、地球に落下してしまった。急ぎ修理を行うスメラギたちだったが、またもイノベイターの襲撃を受けてします。一方、プトレマイオス2の危機を知った刹那は、詳細な手がかりなく地球に戻るが、そこでアリーを発見し、かつてのクルジス共和国で対峙。現れたリボンズから、衝撃の事実を知らされることになる。そのとき、刹那の意思と行動は?そして、連邦軍内では、反アロウズの一派が、クーデターを画策していた―。
前回のメメントモリ撃破の喜びから一転、プトレマイオス2は損傷し地球に不時着、刹那も自身とリボンズとのつながりを知らされ衝撃を受ける等、再びソレスタルビーイングに試練が課される形となるお話。それだけでなく、連邦軍内も一枚岩ではなく、このクーデターに向けた動きが、アロウズ崩壊の狼煙になるのではないかとも感じられました。ただ、クーデター程度で連邦政府が転覆するなら、多分もう何度も政府崩壊の危機を迎えているはずなんですよね。だから、残念だけど、おそらくクーデター自体は失敗に終わるんじゃないかな…。
前回、メメントモリを撃破し、アロウズに大ダメージを与えたソレスタルビーイング。しかし、その直後プトレマイオス2はエンプラス等の襲撃を受けて行方不明となり、アロウズもソレスタルビーイングの勢いに危機感を覚えて、連邦軍を自身の直轄とするなど、強硬姿勢を強めていきます。合流地点に遅れて駆け付けた刹那/ダブルオーライザーは、なかなか来ないプトレマイオス2と宇宙に散らばる残骸に、不安を覚えますが―。今回は、刹那側の視点からスタート。前回のメメントモリ撃破作戦の際、別働隊として動いていた彼は、あらかじめ決めていた合流地点に向かいますが、そこにはプトレマイオス2の姿は無く、戦闘の爪痕と残骸のみ。最悪の事態を予想した刹那でしたが、そのとき意外な人物がプトレマイオス2の情報を提供してきます。ここで刹那に接触してきたのは、ネーナ。彼女は攻撃を受けてプトレマイオス2が地球に不時着したと連絡してきて、刹那はそれを聞いた瞬間、一路地球に向けて飛んでいきます。ネーナは留美とつながっており、しかも一枚岩ではないため、全面的に信用するには危うい人物ですが、それを加味しても、話を全て聞く前に地球に飛んで行ってしまう刹那は、あまりにも早急すぎ。気持ちはわかるし、ネーナが信用しきれない(留美とのつながりを彼は知りませんが、1stシーズンでのやり取りを踏まえると、それだけでも信用に足らないと考えるのが自然でしょう)のも理解できるけど、ここはグッとこらえて、もう少し話を聞いたほうが良かったんじゃないかな。
傷ついたイアンがカプセルから目を覚ますと、そこには重力があり、周りに広がるのは高原。なんとプトレマイオス2は、地球に落下していました。ラッセたちからメメントモリ撃破以降の顛末を聞いたイアンは、状況に頭を抱えますが、とりあえず皆が無事だったことに安堵します。同じ頃、セルゲイはある人物の来訪を受けていました。Aパート後半では、地球に不時着したプトレマイオス2の様子が描写。プトレマイオス2はかなり損傷していましたが、乗員は全員無事であり、船自体も修理すれば航行可能という状態でした。プトレマイオス2が地球に不時着したことがわかる描写は、イアンの視点から描かれており、コメディタッチになっているのが笑えましたね。今回は全体的に暗い話だったから、清涼剤のような感じになっていてよかったなぁ。このように、奇跡的に地球に不時着したプトレマイオス2ですが、これが出来たのもスメラギの作戦のおかげ。宇宙で煙幕を焚くというローテク戦法が効果を発揮するとは、驚きました。一方同じ頃、引き続き連邦軍として働くセルゲイは、旧知の仲であるパング・ハーキュリーの訪問を受けることに。その理由は、連邦軍内でクーデターを計画している者がいるという話を極秘に共有するためでしたが、そのクーデターを計画している首謀者こそ、パング自身でした。セルゲイとパングは、今回はここだけの登場。ですが、双方ともに驚くほどの存在感を放っていたのがグッときました。パングは、セルゲイが信頼できる人間だからこそ、自分がクーデターの首謀者であることを明かしたのでしょうが、それをわざとぼかした形で伝えているのが、粋な演出でしたね。
大気圏に突入しプトレマイオス2を探す刹那は、偶然にもアリー/アルケーガンダムを発見。怒りに駆られて追跡し、かつてのクルジス共和国で対峙しますが、アリーには別の目的があり、刹那はリボンズと接触することになります。そこで知らされる、ある真実。それに衝撃を受け、アリーとの戦闘にもつれ込む刹那でしたが、ダブルオーライザーによる驚異的な戦闘センスを見せ、アリーを追いつめます。そして、あと一突きすればアリーを倒せるというところまで持ち込みますが―!Aパート後半からBパートにかけては、刹那側のドラマにアリーが登場。しかし、今回はリボンズからの指示を受けて、彼のもとに刹那を連れてくることが仕事であり、いつものように遭遇するや否やすぐに先制攻撃を仕掛けてくるということはありませんでした。ここで明かされるのが、1stシーズンの冒頭から触れられていた、幼き日の刹那が見たOガンダムの正体。刹那にとっては、ある種神のように見えたOガンダムですが、それに搭乗していたのはリボンズであり、目的はクルジス共和国の紛争への武力介入のため。本来であれば、その姿を目撃したものは全員抹殺する予定でしたが、刹那の様子に惚れたリボンズは、わざと刹那を見逃し、それだけでなく、ヴェーダへガンダムマイスターの候補者として推薦していました。10年以上前から、異常なほど刹那に入れ込んでいたらしいリボンズ。彼がそこまで惹かれた理由は何なのでしょうか。確かに戦闘センスはずば抜けてるけど、きっとそれだけじゃないんだろうなぁ。そんなリボンズの会話は、実質こうしたことの告白で終了し、その後はアリーにバトンタッチ。リボンズに発砲しようとした刹那に発砲後、モビルスーツ戦で決着をつけようとしますが、意外にも逆に追い込まれる結果になります。アリーに肩を撃たれて本調子ではない刹那ですが、ダブルオーライザーの力と彼の戦闘センスは、それを補いアリーを返り討ちにするほど高く、アルケーガンダムを大破させ、とどめを刺すあと一歩のところまで持ち込みます。もともと強かったとはいえ、ダブルオーライザーに搭乗して以降、神がかり的な強さを発揮している刹那。「ガンダムシリーズ」の主人公ではありがちな急成長っぷりですが、このままいくと、本当にリボンズ相手に真っ向勝負で競り勝てるかもしれないな…。そんな刹那が、最後の最後でアリーにとどめを刺し損ねたのは、マリナの歌が聞こえたから。その歌は、マリナがカタロンで匿う子供たちの言語をもとに作ったものとのことですが、何か不思議な力があるのでしょうか。この歌を聞いた際、刹那の動きが止まったほか、他の人々もその歌声に気づき行動を止めていたことから、単に「刹那がマリナの歌声を聞いたので動きが止まった」というだけではなさそうです。
光学迷彩で身を隠していたはずのプトレマイオス2でしたが、リヴァイブやヒリングの襲撃を受けることに。メメントモリのときから連戦となるアレルヤ/アリオスガンダムとティエリア/セラヴィーガンダムでしたが、相手に対して全くひるむことはありませんでした。海上や空中で激戦を繰り広げた結果、ガデッサには大ダメージを与え、ガラッゾの撃破に成功します。戦闘に巻き込まれていたのは、プトレマイオス2側も同じ。Bパート後半では、刹那側の描写と同時並行で、スメラギたちVSリヴァイブ&ブリングの戦闘が描かれます。プトレマイオス2は確かにボロボロの状態でしたが、内部に格納されていたアリオスガンダムとセラヴィーガンダムは無事だったため、アレルヤとティエリアがそれぞれ搭乗して応戦。相手の言葉に屈さず、強い意思で戦い、アリオスガンダムはリヴァイブのガデッサに大ダメージを与え、セラヴィーガンダムは内部に隠されたセラフィムガンダムの力を使ってブリングのガラッゾを倒すという、大戦果をあげます。ここでは、特にティエリアが見せ場を作ってくれており、同じイノベイターだろうと煽って来るブリングに対し、「自分は人間である」と突っぱね、さらに自らの意思で隠し玉であるセラフィムガンダムの力を使い、打ち破ってみせます。セラフィムガンダムのデビューとなるこのシーンですが、1stシーズンのガンダムナドレと異なり、その力を使うことも、そしてその姿をさらすことも、ティエリアが自らの意思で行っているのがグッときます。ティエリア、やっぱりかなり人間味のあるキャラクターに成長したよなぁ!
2-#15「反抗の凱歌」
2009年1月18日放送
登場した敵他:エンプラス、ガデッサ(ヒリング機)、アヘッド脳量子波対応型(スマルトロン)、アヘッド、マスラオ、GN-XⅢ

「分かり合うためには、互いを知ることから始めないと。その時間くらい、あってもいいでしょ?」
STORY:アリーとの戦いで傷ついた刹那が頼ったのは、マリナのいるカタロンの中東支部だった。そこで手当てを受け、最悪の状況を脱した彼は、マリナの新たなる一面と、プトレマイオス2の行方を知る。同じ頃、そのプトレマイオス2は、カタロンの別部隊の補給を受けるも、アロウズの一大攻勢にさらされていた。満足な修理も出来ていない中、それでも奮戦するスメラギたちだったが、エンプラスの攻撃の前に一気にピンチに陥ってしまう。だがそのとき、アロウズの攻撃が止んだ。パングのクーデターが始まったのだ。
サブタイトルの通り、パングのクーデターがいよいよ始まることになる一編。しかし、お話の中心は刹那とマリナのやり取り、そしてスメラギたちとアロウズの戦闘にあり、「反抗の凱歌」というフレーズは、逆境から立ち上がろうとする彼らの姿も表しているのではないかの感じました。クーデターのおかげで、アロウズ内部が一時的にガタガタになったけど、ソレスタルビーイングはこの間にどれくらい巻き返せるのかな。
前回、アリーとの戦いで傷ついた刹那。プトレマイオス2の居場所がわからない彼が向かったのは、中東にある、マリナが身を寄せるカタロンのアジトでした。同じ頃、パングは引き続きセルゲイと話しており、クーデター計画の詳細を話し、自分たちのことを妨害しないよう依頼します。旧友の願いに、セルゲイは―。序盤では、カタロンの中東支部にやってくる刹那と、引き続き話し込むセルゲイとパングのさまがそれぞれ描写。刹那とマリナが再び接触するのは、このあとのドラマのためですが、彼がマリナの元に向かう合理的な理由付けがしっかりとされていてGoodでしたね。プトレマイオス2の行方が現状分からない状態で、彼が最も地球上で頼れるのは、マリナ。ゆえに彼は、カタロンの中東支部に戻ったんですよね。他方、パングの話を聞いたセルゲイは、彼が去った後も一人黙って考え込んだまま。生粋の軍人気質で、かつ規律に従う彼が、パングのクーデターになびくことはありませんでしたが、それでも一種の迷いが生じていました。セルゲイはけっこう人情味があるから、パングのクーデターのことを口外しないような気がするんだよね。この配慮が、のちのち連邦軍内で彼の立場を危うくしないといいけど…。
カタロンの協力を取り付けたプトレマイオス2は、そのまま合流地点に向かい、ある程度補給を受けることに成功。しかし、まだ機体そのものの修理は途上であり、ピンチに変わりはありませんでした。その、協力してくれたカタロンでは、連邦軍のクーデター計画のことを知り、クラウスたちが密かに接触。相手は機密保持を盾にろくに詳細を話しませんでしたが、それでもクラウスは協力すると返事するだけでなく、自身はソレスタルビーイングとの連絡手段をも持っていると話すのでした。Aパート後半から、プトレマイオス2にかかる描写も増加。直接的にはかかわりのなかったカタロンの別の支部に連絡を取りつけ、補給を受けているあたり、すっかりカタロンとの関係も密接になりましたね。そんなカタロンが、ソレスタルビーイングよりも先んじて入手していたのが、パングのクーデター計画。その使者と接触したクラウスは、計画の全貌をほとんど教えてもらえないという不利な状況ながらも、打診があれば協力すると返事をし、その場で別れます。パングは、クーデターを起こすために誰の手も借りないと語っていましたが、実際カタロンがこれに協力することはあるのでしょうか?今回に限っては、蚊帳の外になりそうな気がしますね。
ソレスタルビーイングを何としても叩くとはやるアロウズは、なんと戦力のほとんどを集結させて、ソレスタルビーイングの殲滅作戦を敢行。自身の位置がすぐに特定されることを疑問に思いながらも、スメラギたちは持てる戦力をやりくりして、応戦します。しかし、エンプラスの攻撃の前にセラヴィーガンダム/ティエリアとアリオスガンダム/アレルヤが拘束されてしまい、ケルディムガンダム/ロックオンもトランザムシステムのためのGN粒子のチャージ中で、身動きが出来ずピンチに。もはやこれまでかと思われたそのとき、アロウズ側が一気に撤退していきます。それは、パングのクーデターがいよいよ始まったことの証でした。Bパートでは、カティやビリーが続々とヒリングたちに合流し、一大部隊を結成。アロウズの大多数の戦力を投じた、ソレスタルビーイング殲滅作戦が開始されます。この戦いで投入されたモビルスーツやモビルアーマーの数は、なんと36機。一番の下位機体でも、議事太陽炉搭載のGN-XⅢですから、いかに大規模な戦力であり、現状のソレスタルビーイングで応戦することがムチャかよくわかります。こうした不利な状況の中でも、ケルディムガンダムのトランザムシステムをフル活用した狙撃や、セラヴィーガンダムとアリオスガンダムの連携等が効果的に活かされており、よく頑張っていたなと感じました。しかし、多勢に無勢で、トランザムシステムの時間切れとエンプラスの攻撃により、ガンダム3機は全て攻撃を封じられてしまうことに。プトレマイオス2は現状火器が使えないため、もはやこれまでかと思われたそのとき、パングのクーデターが始まってアロウズはソレスタルビーイングにかまっている場合ではなくなり、一気に撤退していくことになります。パングのクーデターに、間接的に救われた形になったソレスタルビーイング。いやはや、今回はマジで危なかったよな…。
マリナに介抱された刹那は、夢にうなされてようやく起床。一度はマリナの言葉を受けてそのまま安静にするも、プトレマイオス2が別のカタロンの部隊と合流して補給を受けた事実を知り、ムリを押してダブルオーライザーで飛び立ちます。そして道中、パングのクーデターのことを知り、舞台となっている南アフリカの軌道エレベーターの元へ急行。ここにプトレマイオス2も来ているのではないかと踏んだ刹那でしたが、その代わりに彼を待っていたのは…!スメラギたちの戦いと前後して描写されるのが、刹那とマリナのやり取り。幼き日の自分やニール(1stシーズンのロックオン)が出てくる夢にうなされて起きた刹那は、最初こそマリナの言葉を振り切って出撃しようとしますが、じょじょに彼女の言葉に耳を傾け、しばらく安静にします。ここでマリナが語ったのは、相手と分かり合うことへの彼女なりの思いと、彼女が王女になるまでの過去。マリナもマリナなりに考えや背景を持っていること知った刹那は、じょじょに落ち着いていきます。以前から、「自分は戦うことしかできない」旨のことを語る刹那ですが、今回マリナに理解を示したり、自身が見た夢からさするに、本当は彼自身も、戦いを回避したいという思いがどこかにあるんだろうなぁ。そんな刹那は、プトレマイオス2の動きを知ったことで、改めてここを離れることを決意。やがてパングのクーデターのことを知り、舞台となる南アフリカの軌道エレベーターにスメラギたちもいると踏んだ彼は、急行しますが、そこで出会ったのは仲間たちではなく、あのミスター・ブシドーと彼の駆る新型機:マスラオでした。自身の所属する軍内でクーデターが起きているという非常事態の中、これすらも利用して刹那と戦おうとするブシドー。いやはや、もうアンタ常軌を逸してるよ!
今回はここまで。次回は、第16話~第18話をご紹介予定です。『機動戦士ガンダム00』。戦いの中で、誰かが叫ぶ―。
『機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!
☆ガンプラ Pick Up!
『機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)』に登場したモビルスーツのガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!
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