
史上最大の兄弟ゲンカ!

番組は変わって、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』です。
よかった。俺はお前を、許せたみたいだ―。『ゼッツ』と同様、年内最終放送回となる今回は、クリスマスと絡めた、クオンとの決着回に。彼と吠の一騎討ちは描かれることは、容易に想像できましたが、その決着や周囲の戦闘の顛末が、全く想像していなかった形での展開となり、観ていて大変衝撃を受けるものになっていました。
ブライダンとの決着(ファイヤキャンドルとは決着がついていないですが)、ある種の家族愛による和解というのは、なかなか面白い落としどころ。クオンの態度が一気に軟化し、急に吠に甘くなりすぎている感はありましたが、きちんと今回でお話を完結させていたのには、好感が持てました。クオンは死亡退場でもよかった気がするけど、ああいう形で吠の近くで生き続ける形にしたのは、今後描かれる厄災との最終決戦で、兄弟一丸となったバトルを描こう等の意図があるのかな。
なお、前回(第42話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーゼッツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
クリスマスが近づくテガソードの里で、1人浮かない顔をしている吠。その理由を誰にも語らない彼が、路上にいると、突然泣きじゃくった碧がやってきます。聞けば、佐織がクオンに誘拐されたとのこと。吠たちゴジュウジャーは、クオンの挑戦を受けることにして、指定されたポイントへ向かい、ブライダンとの総力戦に挑みます。今回は、序盤からクリスマスムードを押し出す形で物語がスタート。吠の表情が明るくない理由は、かつてのクオンとの思い出と今の彼とのギャップにあるようですが、そうであるかどうかは、明確に劇中では描かれていませんでした。これを明確に描かなかったのは、意図した演出というよりも、限られた時間の中でそこまで描写に尺が割けないがゆえの苦肉の措置という印象。ですが、この措置が、逆に視聴者に吠の心情を感じさせる描写になっており、味わい深いものになっていましたね。そんな、まだクオンに対しある程度の情がある吠に対し、それを踏みにじるかのように佐織を人質に取って、最終決戦に挑んできたクオン。ファイヤキャンドルやMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークも加勢し、さながらゴジュウジャーとブライダンの最終決戦の様相を呈するようになります。いつものロケ地で、激戦を繰り広げるゴジュウジャーとブライダン。実際の火薬を多用したその戦闘は、迫力がありましたね。
クオンの力がさらに強まり、テガジューンが巨大化して出現し、ファイヤキャンドルがキングキャンデラーで加勢。これに対し、リョウテガソードとグーデバーンが挑みます。何が何でも倒すしかないと考えるリョウテガソードに対し、グーデバーンは全く違うアプローチを試み、それは成功。テガジューンの心に確実に変化を与えます。同じ頃、ワイルドゴジュウウルフ/吠とガリュード/クオンは、一騎討ちの真っ最中。ボロボロになりながらも戦い続ける中で、吠はだんだんとクオンの真意を知り始めます。中盤からは、テガジューンが登場し、ファイヤキャンドルがキングキャンデラーで加勢したため、巨大ロボ戦も展開。倒すしかないと考えて応戦するリョウテガソードに対し、彼の反対を押し切って加勢するグーデバーンが取ったのは、家族愛による和解でした。テガジューンに対し、この形で和解が出来るのは、グーデバーンだからこそできる芸当。クリスマス商戦を見据えた玩具販促もしっかり兼ねており、かなり秀逸なドラマ展開だったなと感じました。よく考えてみると、本作においてテガソード・テガジューン・グーデバーンの家族愛と言うのは、あまり描かれておらず(ゼロではない)、前々回あたりから特に深化されてきた要素ですが、今回だけでそれを和解のカギにまで持ってきたのは、なかなかの力技でしたがしっかりと話として成立していてGoodでした。「ロボットがマフラーを巻く」という描写は、それだけ観るとかなりトンチキなものですが、これに説得力を持たせていたのも面白かったです。こうして、リョウテガソード&グーデバーンが奇跡的な和解を果たしたのに対し、吠とクオンは依然として戦闘中。ワイルドゴジュウウルフとガリュードの状態でぶつかるも、両者変身解除してしまい、再度変身してなおも戦うという泥仕合を見せましたが、最後に勝利したのは吠でした。吠とクオンの戦闘も、今回の見どころの1つ。引き続き火薬を使ったアクションがこだわられていたほか、決着をつけるのが初期状態のゴジュウウルフ=吠が自身の思いで勝利するという形になっていたのが、グッときましたね。ただ、冒頭指摘した通り、ややクオンが自分の本当の感情を一気にさらけ出しすぎな印象。ゴジュウユニコーンの件があって以降、ややお話の展開が巻き気味になっていますが、これが無ければもっと段階を踏んで描写され、今回でここまで一気に彼に語らせるということもなかったのでしょうか。
弱さを見せつつもなかなかそれを認めず、そして自分を曲げようとしないクオン。そんな彼に吠が負けるはずはなく、通常のゴジュウウルフでの決死の攻撃で、佐織の救出に成功。また佐織を奪われたことにより、クオンも弱体化します。こうして2人の戦いは終わったかに見えましたが、テガジューンのさまに錯乱したキングキャンデラ―の攻撃が吠に降り注ぎ、クオンが彼をかばう形で被弾して負傷。生死不明の状態に陥ります。やがて戦いは終わり、テガソードの里はクリスマスを迎え、碧たちが歓喜に沸く一方、吠の顔は暗いままで―。終盤では、今回の戦闘のその後が描写。クオンは錯乱したファイヤキャンドルの攻撃から吠をかばって倒れるも、テガソードのはからいでガリューデカリバー50に意思を宿らせる形で生存。テガジューンやMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークはテガソードのもとに身を寄せて、ブーケと同様更生して生きていく道を選び、無事帰ってきた佐織は、吠たちとともにクリスマスを楽しみます。若干テガソードの力やはからいに頼り気味で、テガソードの態度が軟化しすぎだろとも感じましたが、まあこうした落としどころは悪くないでしょう。このような形で、ある程度めでたしめでたしという感じで終わる今回ですが、ファイヤキャンドルのその後が非常に気になるところ。彼が今のまま吠たちと和解することはなさそうだし、厄災側に合流して取り込まれちゃうとかの展開になるのかな。
正月ムードにわく街で、吠が遭遇したのは、赤い戦士:オリガレッド。彼の正体は一体何なのか?また、陸王たちは最後のセンタイリング: カクレンジャーリングを持つ人物と接触していて…。
12月28日の放送休止を挟んで次回は、新年一発目の放送にして、まさかのオリジナル戦隊レッドが登場する一編に。「もうこれじゃあなんでもアリじゃん!」と思っちゃいましたが、最後のセンタイリングであるカクレンジャーリングを持つ人物と関係があるのか、気になりますね。
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